ブラジルヒメヤシってどんな植物?育て方や品種まで徹底解説!
ブラジルヒメヤシは、葉が魅力的で、贈り物にもよく選ばれている観葉植物のひとつ。しかし、どのような植物なのか詳しく知らなければ贈り物でも利用しにくいですよね。
また、自宅に何か観葉植物を飾りたいという方も、どの植物を選ぶのか決めるために詳しい情報を集めているのではないでしょうか。
ヤシ科の中でも特に人気が高い植物ですが、初心者でも育てることができるのか気になる方もいるでしょう。
この記事では、ブラジルヒメヤシについて詳しくご紹介します。育て方や品種などについて、さっそく見ていきましょう。
ブラジルヒメヤシってどんな植物?
ブラジルヒメヤシは、初心者でも育てやすい観葉植物です。蛍光灯のあかりだけでも光合成ができるので、室内で育てやすく冬も越しやすいといわれています。
やや希少な品種であるため、一般的なお店で購入できることは少ないです。通販を利用して購入するのがいいでしょう。では、基本情報や詳しい特徴について見ていきましょう。
基本情報
ブラジルヒメヤシは、ヤシ科シアグルス属の植物です。ブラジル南部が原産国となっており、熱帯地域に生育しています。
ヤシの木は300種類以上あるとされていますが、その中のひとつがブラジルヒメヤシになります。ヤシの木は、通常大きなものが多いですが、ブラジルヒメヤシはとても小ぶりで大きくなっても180cmから200cmくらいなので、室内でも飾りやすいですよ。ヒメと名付けられているのは、そこまで大きく成長しないことから付けられているのでしょう。
特徴
ヤシの葉は2種類のタイプがあるとされていて、ひとつは手のひらのように葉が広がる形、もうひとつは羽のように葉が広がる形があります。
ブラジルヒメヤシは、羽根のように葉が広がるのが特徴です。さらに葉が細いので繊細さも感じられます。
葉の裏側をみると、一部がシルバーのような色合いに見える点も特徴的です。ブラジルヒメヤシは、とても優しい雰囲気を感じられる観葉植物で、これは繊細な葉の広がりがそのように見せているといわれています。ブラジルヒメヤシの花は淡いクリーム色で、この花の色もとても優しい雰囲気です。また花が咲いた後は実もなるので、変化を楽しむこともできます。
風水情報
風水では、観葉植物全般が運気をあげるものとされています。
ブラジルヒメヤシは細い葉からエネルギーが出ているとされていて、この葉でやる気が高まる、精神を整えることができるという風水効果があるとされています。
また、癒し効果も高い植物なので、お部屋のどこに飾っても運気を高めてくれるでしょう。勉強や仕事でのやる気を高めたいなら、書斎や勉強部屋に飾ってもいいですね。
花言葉
ブラジルヒメヤシには、「成功」や「あなたを見守る」という花言葉があります。優しい雰囲気の植物なので、本当に見守られているような気持ちになりますね。
そして花には「勝利」という花言葉もあるので、贈り物にも最適です。
ブラジルヒメヤシの育て方
ブラジルヒメヤシはとても育てやすい観葉植物ですが、育て方を間違えてしまうとやはり枯れてしまいます。
育てる際はいくつかポイントがあるので見ていきましょう。
置き場所
ブラジルヒメヤシは、明るい場所に置きましょう。明るい場所といっても、直射日光が当たる場所には置いてはいけません。半日陰で明るい場所に置いてください。
真夏は置き場所によって葉焼けしてしまう可能性があるので、特に注意しましょう。窓際でレースのカーテン越しにすれば、ちょうどいい明るさになりますよ。
窓際に置く場合に注意したいのは、空調機の風が当たらないようにすることです。直接風が当たると葉が乾燥してしまうので気をつけましょう。
水やり
ブラジルヒメヤシは、水切れに注意しなければいけない観葉植物です。熱帯地域が原産地ということもあり、水を好むのでたっぷりと与えましょう。ただし水をやる頻度が多すぎると根腐れしてしまう恐れもあります。受け皿に水がたまっている場合は、必ず捨ててください。
水は底穴から水が出てくるくらい与えましょう。葉も水をしっかり吸収する植物なので、葉水も欠かさず行ってください。葉水をすることで、害虫予防にも繋がります。
冬の場合は、土の表面が乾いてから水を与えるようにしましょう。エアコンの風で葉が乾燥しやすくなるので、冬の葉水はしっかり行ってください。
用土・肥料
ブラジルヒメヤシの用土は、排水性と保水性があるものがいいです。
観葉植物専用の土が販売されているので、これを使えば自分で混ぜなくていいので簡単ですよ。
ブラジルヒメヤシの成長は、5月から8月にかけてなので、この時期には2週間に1回肥料を与えて下さい。肥料は、液体のものがおいでしょう。冬の時期は、成長期ではないため肥料は必要ありません。
剪定
観葉植物は、室内で育てている場合は成長しすぎると置き場所に困ることもあるでしょう。そのような場合は、剪定するのがおすすめです。
背を高くしないためには、頂上の成長点を剪定します。これで上に伸びるのを防げますよ。横に大きくしたくない場合は葉の付け根を幹の付け根から剪定しますが、この場合やり方を間違えてしまうと葉が元気に育たなくなるという可能性もあるので注意しましょう。
葉だけ取り除くことで、上に伸びるのを防げますよ。
剪定の時期は、春から夏が推奨されています。この時期は、観葉植物の成長する時期です。成長期はより大きくなっていくので、剪定することで育ちを良くすることにもつながります。
枝を剪定した切り口が湿っていると病気となってしまうリスクもあるので、剪定時期はジメッとした梅雨の時期は避けましょう。
また、剪定してすぐは、日光が当たる場所に置いてあげることで、成長をより促すことができます。この際にも、直射日光には当てないよう気をつけてください。
植え替え
ブラジルヒメヤシの植え替え時期は3年から4年に1回が推奨されています。
ブラジルヒメヤシは、植木鉢に入っているので、成長するとだんだん窮屈になってきてしまいます。窮屈そうに見えたら、大きめの植木鉢に植え替えしてください。
購入した時点で窮屈そうな場合は、一回り大きな鉢に替えてあげるのがおすすめです。
植え替えのタイミングは5月から8月の成長期。大きく育てたくない場合は、植え替えする時に細かく株分けしておくのがいいでしょう。
植え替えした後は、1週間から2週間、明るい日陰に置いてください。そして少しずつ明るい場所に慣らしてあげて、最適な場所に移動させます。
増やし方
ブラジルヒメヤシは挿し木で増やせない観葉植物なので、増やしたい場合は、株分けする方法になります。
ブラジルヒメヤシの成長スピードはとてもゆっくりなので、株分けして育てたとしてもすぐには大きくなりません。増やす方法は意外と難しいので、できるだけ早く大きなブラジルヒメヤシにしたい、成長したものを鑑賞したいという場合や、初心者の場合は、購入して育てるほうが失敗しないでしょう。
冬越し
ブラジルヒメヤシを冬越しさせる際は、室内で管理します。もともと室内で育てられるものなので、外に出すことは少ないと思いますが、特に冬は室内管理が原則です。
ブラジルヒメヤシの耐寒温度は、5度程度。適温は15度から27度なので、冬は室内が適していることが分かりますね。
室内でも寒い地域だと室温が低いため、暖房などを使って部屋をあたためなければいけません。空調機の風が直接当たると葉が乾燥しますので、置き場所に注意して冬越しさせましょう。必要に応じて、寒さ対策としてダンボールで覆うなどもおすすめです。
注意すべき病気・害虫
ブラジルヒメヤシは初心者でも育てやすい観葉植物で、害虫や病気にもかかりにくいといわれています。しかし、害虫や病気のリスクが全くないわけではありません。
つきやすいとされているのは、ハダニやカイガラムシ。特にカイガラムシは、発生しやすいです。カイガラムシを見つけたら、幼虫の場合は殺虫剤で駆除します。成長している場合は、歯ブラシやつまようじなどで取り除いてください。成虫と幼虫の駆除ができる薬剤もあるので、1本用意しておくと便利でしょう。
ハダニが出た場合は、葉の色が悪くなります。もし症状が見られたら、駆除スプレーで駆除してください。害虫対策として、日常的に葉水を与えて葉が乾燥しないようにするのがおすすめです。
ヤシは品種がたくさん!おすすめの品種
ヤシ科の植物はとてもたくさんの種類があります。
ブラジルヒメヤシはヤシ科の中でも小ぶりで育てやすいといわれていますが、他のヤシ科の植物も気になりますよね。ここでは、ヤシ科の植物についてさまざまな品種をご紹介します。ご自宅で育てやすい品種もいくつか紹介しますので、より気に入ったものを購入してみてください。
アレカヤシ
アレカヤシは、横に大きく育つヤシで、ホテルやオフィスなど広い空間で飾られることが多いです。自宅で飾りたい場合は、小さめの鉢を見つけるのがいいでしょう。
南国ムードが漂い、お部屋の中を明るくしてくれますよ。葉は羽根のような形をしていて、下向きに生えるのが特徴です。
テーブルヤシ
テーブルヤシは、ヤシの中でもかなり小ぶりで室内で育てやすいです。テーブルヤシという名前の通りテーブルに置いても育てられる大きさで、成長しても高さ30cmから40cmほどです。水をあげなくても育ちやすいとされていて、テラリウムでも利用されることが多いです。花は黄色、笹のような細い葉が特徴です。
カンノンチク
カンノンチクは、中国や東南アジアが原産地のヤシ科の植物です。ヤシと似た雰囲気がありますが、原産地が中国や東南アジアということもあり、日本的な雰囲気も感じられるのが特徴です。シュロチクと似ていますが、シュロチクよりも葉が横に広がっていて、成長スピードも早いです。
シュロチク
シュロチクは、1mから5mまで草丈が成長します。見た目が竹のようなのでシュロチクと呼ばれています。シュロチクは、和の雰囲気も持ち合わせているので、和室に飾りたい場合におすすめですよ。実際に料亭などでも飾られていることが多いです。
中国南部が原産地という点も他のヤシと異なります。葉がとても美しく、緑の宝石と呼ばれるほどです。葉の美しさを鑑賞してみましょう。
ナツメヤシ
ダイエットにいいとされるデーツという実をつけるのがナツメヤシです。生命の樹のモデルとされている木で、とても大きく成長します。葉も大きいと5mほどまで広がります。
ソテツ
ソテツは日本でもよく見られる植物で、九州南部から沖縄に多く分布しています。1年に1cmほどしか成長しないという成長スピードがとても穏やかな植物です。
ソテツは独特の見た目をしていて、珍しい植物。国際的に保護されている植物なので、貴重です。葉は羽根のように大きく広がり、圧倒的な存在感を放っています。実に強い毒を含むため注意しなければいけません。
ケンチャヤシ
ケンチャヤシは、テーブルヤシを大きくしたような見た目が特徴です。テーブルヤシと異なり、原産地では10mを超えるものもあるんですよ。
大型の観葉植物を飾りたいならケンチャヤシがおすすめです。ケンチャヤシは、お店やホテルなどでも良く飾られていて、見栄えがいいので贈り物にもおすすめですよ。
シンノウヤシ
シンノウヤシは、羽のように葉が広がるヤシ科の植物で、中国が原産地です。花はクリーム色をしています。葉は柔らかく、長さは1mから1.5mまで広がります。光沢のある緑色の葉はとても美しいです。
シンノウヤシは、特に南国の雰囲気を出せるといわれていて、その中でもフェニックス・ロベリニーと呼ばれるものは、よく流通しています。
ウチワヤシ
うちわのような葉が特徴のヤシ。丸くて大きな葉が可愛らしいですよ。国内で見かけることは少ないですが、海外ではとても人気が高い品種となっています。
観葉植物を購入するならプレミアガーデン
プレミアガーデンはこちら
観葉植物を購入するなら、店舗で購入するよりも通販がおすすめです。店舗では限られた観葉植物しか取り扱っていないことが多く、欲しいものが見つからない可能性もあるでしょう。珍しいものやより素敵な観葉植物、たくさんの種類から選びたいという場合は、プレミアガーデンがおすすめです。
最後に、プレミアガーデンからおすすめのヤシの木をご紹介します。
アレカヤシ10号 (豪華ラッピング)
繊細な雰囲気が素敵なアレカヤシの10号サイズです。こちらは豪華ラッピングとなっていて、贈り物にぴったりです。繊細な葉とリゾート感のある見た目は癒し効果もあります。マイナスイオンも発生させる植物なので、見ているだけでリラックスできるでしょう。リビングや寝室にもおすすめです。
トックリヤシモドキ7号 (鉢カバー付)
南国ムード満載のトックリヤシモドキの7号サイズです。細長い葉が噴水のように広がっています。爽やかな印象の観葉植物です。日本では南の地域で街路樹でも見かけることが多いといわれています。流通量は少ない観葉植物なので、特別感のあるギフトにもなるでしょう。
チャメドレア セフリジー10号
薄く筋が入っていて左右に広がる葉が特徴的です。まるで竹のような雰囲気もある観葉植物です。虫がつきにくいので、虫が苦手という人も育てやすいでしょう。チャメドレアはヤシ科の中でも特に育てやすく、耐陰性・耐乾性にも優れているので、初心者に特におすすめしたい観葉植物です。
個性的な雰囲気の観葉植物なので、人と被らないギフトを届けたい方にもおすすめですよ。
まとめ
今回は、ギフトにもおすすめの観葉植物、ブラジルヒメヤシについてご紹介しました。また、プレミアガーデンならご自宅用以外に、贈り物としても素敵な観葉植物を届けることができます。
ブラジルヒメヤシ以外にも、ヤシ科の観葉植物はとてもたくさんの種類があるので、ご自宅に合うものを見つけてみてくださいね。