新築祝いに人気のおすすめ観葉植物10選!選び方やマナーは?

大切な家族や友人が戸建てやマンションを購入したら、新築祝いを贈って祝福しましょう。新居に彩を添え、家族の暮しを長く見守ってくれる観葉植物がおすすめです。

新築祝い贈る観葉植物の選び方は、育てやすさや樹形の美しさ、縁起の良さやサイズ感などがポイントですよ。

そこでこの記事では、新築祝いにぴったりの人気観葉植物10選をご紹介します。選び方やマナーなども参考にしてみてくださいね。

 

新築祝いに観葉植物がおすすめの理由

おしゃれなインテリアには観葉植物がつきもの。新居での新しい生活に彩りを添えるために、新築祝いには観葉植物がおすすめです。

他にも、家族に良い効果をもたらしたり、長く楽しめるものという点でもメリットがたくさんありますよ。

まずは、新築祝いに観葉植物がおすすめの理由を解説します。

インテリアのアクセントになる

おしゃれな家具屋さんのディスプレイや雑誌、ドラマなどの室内風景には、必ずと言っていいほど観葉植物が置かれていますよね。家具だけで構成されたインテリアの中に、自然の風景を持つ観葉植物を取り入れることでアクセントになり、全体的なおしゃれ感がアップするのです。

新居に引っ越した方がインテリアを整え始めているときに、ワンポイントになるような観葉植物があれば気分も上がることでしょう。それまで観葉植物を置いていなかったという方にも、観葉植物の良さを知ってもらえるチャンスかもしれません。

 

空気清浄効果や癒し効果がある

観葉植物は屋外で育っている植物と同様に、二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。家の中が酸素で満たされていくと、思わず深呼吸したくなるような良い気持ちになりますよね。

また、観葉植物の中には、シックハウス症候群を引き起こす原因と言われている有毒ガスを浄化する力を持っている品種もあり、NASAの研究により「エコ・プラント」と呼ばれています。室内の空気をきれいにしてくれることによって、家族の健康を守ってくれるのです。

さらに、観葉植物の緑色には、見る人の心を落ち着かせ、リラックスさせる効果もあると言われています。あわただしい生活の中でも、観葉植物を見てほっと一息できる時間を持ってもらえると嬉しいですね。

 

観葉植物の生長を家族で楽しんでもらえる

観葉植物は寿命が長いものが多く、引っ越し直後から何年にもわたって家族を見守ってくれます。記念樹として家族の一員となり、末永く愛してもらえるかもしれません。

そのご家庭に小さなお子様やペットがいるのであれば、一緒に大きくなっていく様子を楽しんでもらえるでしょう。

新築祝いに贈った観葉植物が、その家族にとって大切な存在になってくれると嬉しいですよね。

 

新築祝いに贈る観葉植物の選び方

新築祝いに観葉植物を贈るときには、どんなものでも良いというわけではありません。自分の好みや都合で選んでしまうと、相手の方にとって逆に迷惑になってしまうことも。

新築祝いに観葉植物を選ぶのなら、相手の立場になって考え、以下のような項目を参考にしてみましょう。

 

育てやすいもの

観葉植物はその品種によって、寒さや暑さ、乾燥や過湿など環境への耐性が異なります。日本の気候に極端に合わないものや頻繁な水やりが必要なものなどは、適切なお手入れができていないとすぐに枯れてしまうことも。

特に、観葉植物の管理にそれほど慣れていない方への新築祝いなら、育て方が簡単で初心者向けの品種がおすすめです。例えば、耐寒性があるものや水切れを起こしにくいもの、日陰でも育つ観葉植物ならそれほど難しくありません。

せっかくの新築祝いですから、相手の方の負担にならないようにしたいですよね。

 

縁起の良いもの

新築祝いに観葉植物を選ぶなら、花言葉や風水効果などで縁起が良いものがおすすめ。例えばガジュマルは「幸せの木」と呼ばれていて、ドラセナには「幸福」という花言葉があります。相手の方のこれからの生活に幸せが訪れることを願いながらプレゼントできますね。

また、自然のパワーを大切にしている風水の考えにおいて、観葉植物はラッキーアイテムとされています。観葉植物を室内に飾るだけでさまざまな運気がアップし、飾る場所や方角によっても期待できる効果が変わってくるのです。

風水に興味を持っている方への新築祝いなら、観葉植物は喜んでもらえるはずですよ。

大きさやサイズ感

観葉植物は、テーブルや棚の上に置ける小型サイズから、部屋のシンボルになるような大型サイズまでその大きさはさまざま。新築祝いに観葉植物を贈るなら、相手の新居の部屋の大きさや飾るスペースなどを考慮し、程よいサイズ感のものを選びましょう。

小さすぎると寂しい印象になり、大きすぎると邪魔になってしまうため、一般的には3〜7号サイズ(直径9〜21cm)の観葉植物がおすすめです。

また、その観葉植物がどれくらいまで生長するのかなども事前にチェックしておきましょう。

 

どんなインテリアにもなじみやすいもの

新築祝いに観葉植物を贈るなら、どんなインテリアにもなじみやすいものがおすすめです。相手のインテリアの好みがよく分かっているなら別ですが、そうではない場合、独特すぎる観葉植物を贈ると、新居の中で浮いてしまう可能性があります。

個性的な観葉植物は魅力がありますが、あくまで相手のインテリアになじんでいなければ良いプレゼントにはなりません。

新築祝いには、ちょっとした個性を持っていながらも、幅広いテイストのインテリアに合うような観葉植物を選びましょう。

 

新築祝いに贈るおすすめ観葉植物10選

新築祝いに観葉植物が人気の理由や、選び方を解説してきました。ここからは、育てやすさや見た目の美しさ、縁起の良さなどを考慮し、新築祝いにおすすめの観葉植物を10種類に厳選してご紹介します。

比較的メジャーで手に入りやすい品種が多いため、観葉植物選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

ガジュマル

ガジュマルは土の表面からぽっこりと出た根が独特な樹形をつくる人気の観葉植物。それぞれ姿が異なり、同じ見た目のものが無いことから、個性的なインテリアを好む方におすすめです。

沖縄地方に伝わる伝説が由来で、別名「幸せの木」と呼ばれており、新築祝いにぴったり。花言葉も「健康」や「長寿」なので、相手の家族の末永い健康をお祈りできます。

育て方もそれほど難しくなく、生命力が強いので初心者の方でも安心です。

 

ドラセナ

真っすぐ伸びた太めの幹と、細長い葉のコントラストが美しいドラセナ。生命力が高く育てやすいので人気の観葉植物です。個性的な見た目ながらも、どんなインテリアにもしっくりなじむので新築祝いにもおすすめ。

数あるドラセナの品種の中でも、「ドラセナ・マッサンゲアナ」は別名「幸福の木」と呼ばれているので、縁起の良さも申し分ありません。さらに、花言葉も「幸福」や「永遠の愛」など素敵な意味合いになっています。

 

モンステラ

深い切り込みが入った葉が特徴的で、どこか南国ムードただようモンステラ。棚やテーブルに置ける小さいサイズも流通していますが、大きくなると人の背丈を超えることも。存在感があっておしゃれな樹形なので、カフェやショップにも飾られていることの多い観葉植物です。

日陰でもよく育ち、管理が難しくないので新築祝いにもおすすめ。花言葉は「うれしい関係」なので、大切な人への贈り物に最適です。

 

ユッカ

太くたくましい幹と、すらっと生えた葉が美しい観葉植物です。力強く上に向かって伸びていく様から別名「青年の木」とも呼ばれています。

ユッカは乾燥に強く、水やりは週に1回程度で良いため、初心者の方や忙しい方でも育てやすいというメリットがあります。0度以上であれば冬場を乗り切れるので、それほど手間もかかりません。

また、ユッカには「勇壮」や「偉大」といった花言葉があるので、年上の方や目上の方への新築祝いにもおすすめです。

 

パキラ

まるで手のひらのように大きく広がった葉が印象的なパキラ。乾燥に強く、耐陰性も高いため、植物のお世話に慣れていない方でも安心です。

パキラは別名「Money Tree(発財樹)」と呼ばれており、金運を高める観葉植物と言われています。他にも健康運などにも効果的なので、新築祝いとしておすすめです。

また、「快活」という花言葉があるので、これからの新生活を応援するような気持ちが込められます。

 

サンスベリア

地面から真っ直ぐ上に伸びた葉に入った縞模様が印象的なサンスベリア。どちらかというとスタイリッシュなお部屋に似合う観葉植物です。

サンスベリアの葉には、空気中の汚れを吸着し、浄化してくれる働きがあるとされており、新居を住みやすい環境に整えてくれる意味合いで新築祝いにぴったりです。

また、「永久」や「不滅」という花言葉も、その家の末永い幸せを祈るものとしてふさわしいでしょう。

 

コーヒーの木

コーヒーの原料となる実をつける観葉植物で、艶やかで濃い緑色の葉が印象的です。熱帯地方原産のため、温かい環境を好みますが、室内であれば日本の冬でも乗り切れます。水切れを起こしやすいので、しっかり水やりをしなければなりませんが、その他は特別難しい手入れはありません。

「一緒に休みましょう」という花言葉があるので、リビングに置いて家族団らんの時間を過ごしてもらいたいですね。

 

エバーフレッシュ

葉に小さな切れ込みがたくさん入っており、涼し気な印象を与えるエバーフレッシュ。環境適応能力が高く、日陰に置いてもしばらくすればなじんで普通に生長してくれます。冬の寒さにはそれほど強くないので、気温が下がる時期には部屋の温かい場所に移動させてあげましょう。

「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉があり、新居に越してきた相手の方のワクワク感を表してくれます。

 

ウンベラータ

可愛らしいハート型の葉をつけるウンベラータ。サイズ感がちょうどよく、どんなインテリアにもしっくりなじむ樹形をもっているので新築祝いにもおすすめ。温かい場所を好むので、日当たりの良い窓際に置くとよく育ちます。

そんなウンベラータは、「すこやか」や「永久の幸せ」、「夫婦愛」といった花言葉をもっており、相手の家族の末永い幸せを祈れます。

 

サボテン

乾燥に強く、生命力の高いサボテンも新築祝いの観葉植物としておすすめです。窓際に置けるような小さなサボテンをいくつか贈ってもよいでしょう。

風水において、トゲを持つものは悪い気を寄せ付けないと言われているので、その家を邪気から守る効果が期待できます。

ただし、ペットや小さなお子様がいる家庭へは、怪我防止のため避けるのが無難です。

 

新築祝いに観葉植物を贈るときのポイント

せっかく新築祝いに観葉植物を贈るのでしたら、ちょっとした思いやりを添えてさらに喜んでもらいたいですよね。お祝いの気持ちをしっかり伝えたいならメッセージカードがおすすめです。

また、観葉植物の土台である鉢にもこだわると、より素敵なプレゼントになりますよ。

 

立札やメッセージカードを添える

新築祝いを贈る相手がビジネス上でお付き合いのある方なら、立札を付けましょう。プライベートな間柄であれば、フランクなメッセージカードがおすすめです。

立札は、木札にするとよりフォーマルで丁寧な印象になりますが、それほどかしこまらなくてよい場合は紙札でも問題ありません。

フランクなメッセージカードなら、手書きにすると心がこもります。新築祝いの気持ちや、観葉植物の花言葉、簡単なお世話の仕方などを記しても良いかもしれませんね。

 

鉢の素材やデザインにもこだわる

観葉植物の鉢は、全体の印象を左右する大切なものです。購入したままの鉢は、シンプルで味気ないことがあるので、テコラッタや陶器などおしゃれな素材やデザインの鉢を購入して植え替えてから贈るのもおすすめ。

鉢の印象を簡単に変えたいなら、鉢カバーをセットにして新築祝いに贈るのも良いでしょう。カバーであればデザインのバリエーションがさらに広がり、おしゃれなインテリアグリーンを演出してくれます。

 

新築祝いに観葉植物を贈るときのマナー

新築祝いに観葉植物をもらったけど、少し困っている……という声を聞くことがたまにありますが、それは以下のような注意点に配慮できていなかったからかもしれません。

新築祝いに観葉植物を贈るなら、相手の都合や家族構成などをよく考える必要があります。それができていないと、逆に迷惑をかけることになるので注意しましょう。

 

贈るタイミングに気を付ける

引っ越し直後は、荷ほどきや家具の運搬などで相手の方が忙しくしている可能性があります。そんなときに訪問し、観葉植物を贈っても片付けの邪魔になってしまうかもしれません。

新築祝いに観葉植物を贈るなら、事前に訪問して良い日程を相手の方に確認しておくのがベストです。目安としては引っ越し後、半月〜2ヶ月以内に贈ると良いでしょう。

サプライズで観葉植物を贈りたい気持ちもあるかもしれませんが、事前にどのようなサイズの観葉植物を贈りたいかを伝えておくと、相手の方もスペースなどの準備ができるかもしれません。

 

小さな子どもやペットのいる家庭には要注意

観葉植物の中には、毒性をもっている品種が存在します。小さな子どもやペットのいるご家庭に知らずに贈ってしまうと、葉などを口に入れることで下痢や嘔吐を引き起こすものもあるのです。今回紹介したものだと、モンステラに要注意。かじると危険なので贈るのは避けましょう。

また、樹液に触れることでかぶれる恐れがある観葉植物もあります。子どもやペットだけでなく、剪定や植え替えなどの際にも注意するように伝えておくと安心です。

このように、相手の家族構成によって危険だと判断できる観葉植物は避けましょう。

 

新築祝いに贈られる観葉植物の相場

観葉植物の値段は、サイズや品種によってさまざまです。せっかくの新築祝いですから豪華なものを贈りたいと考える人も多いかもしれませんが、あまりに高価すぎると相手の方に気を遣わせてしまうかもしれません。

新築祝いの観葉植物は、適切な相場の範囲内で贈りましょう。特に親しい家族や親族、また仕事関係の方へは5,000〜20,000円、友人や知人なら5,000〜10,000円ほどが目安です。

 

新築祝いに観葉植物をもらったらお返しはどうする?

新築祝いで観葉植物をもらったとき、お返しの方法に悩む方も多いかもしれません。一般的には、新居に招待し、「お披露目会」としておもてなしすることでお礼になります。

しかし、遠方の方やスケジュール的に参加が難しい方には、お祝いをいただいてから3週間以内にお返しをお贈りするようにしましょう。

観葉植物は現金のようにはっきりした金額が分からないので、厳密に「半返し」する必要はありません。心ばかりのお品を、お礼の手紙を添えて送るようにしましょう。

 

まとめ

新居とこれからの新しい生活を彩る贈り物として、観葉植物はとてもおすすめです。

種類や品種が多く、どれにすれば良いか迷うかもしれませんが、今回解説した選び方や、おすすめの植物を参考に、ぴったりのものを選んでみてください。相手の方の迷惑にならないようにマナーを抑えるのも大切です。

心のこもった新築祝いで、相手の方の門出を応援しましょう。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?