新築祝いに人気のおすすめ観葉植物10選|選び方やマナーなども併せて紹介

大切な家族や友人が戸建てやマンションを購入したら、新築祝いを贈って祝福する方が多くいます。その際、新居に彩りを添えて家族の暮らしを長く見守ってくれる観葉植物を贈るのがおすすめです。

そこで今回は、新築祝いに観葉植物がおすすめの理由をはじめ、新築祝いにぴったりの観葉植物や選び方の基準、贈る際のポイントなどを詳しく解説します。

新築祝いに観葉植物がおすすめの理由

新築祝いに観葉植物がおすすめの理由として、以下の3つが挙げられます。

  • インテリアのアクセントになる
  • 空気清浄効果や癒し効果がある
  • 観葉植物の成長を楽しんでもらえる

ここでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

インテリアのアクセントになる

おしゃれな家具店のディスプレイや雑誌、ドラマの室内シーンなどには、必ずといって良いほど観葉植物が登場します。家具だけで構成された空間に、自然のエッセンスをもたらす観葉植物を加えることで全体の印象にアクセントが生まれ、インテリアの洗練度がぐっと高まります。

新居に引っ越してインテリアを整え始めるタイミングで、ワンポイントとなる観葉植物を取り入れれば、空間に彩りが生まれて気分も明るくなります。

また、これまで観葉植物に馴染みのなかった方にとっても、その魅力に気づくきっかけになるでしょう。

空気清浄効果や癒し効果がある

観葉植物は、屋外の植物と同じように二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれます。そのため、室内に置くだけで空気が浄化され、自然と深呼吸したくなるような心地良い空間が生まれます。

さらに、観葉植物の中には、シックハウス症候群の原因とされる有害物質を吸収・分解する種類も存在し、NASAの研究では「エコ・プラント」として紹介されるほどです。加えて、観葉植物の持つやわらかな緑色は目にやさしく、気持ちを落ち着かせてくれる作用があるとされています。

忙しない日常の中でも、そっと癒しを与えてくれる観葉植物は新築祝いにぴったりの贈り物といえるでしょう。

観葉植物の成長を楽しんでもらえる

観葉植物は比較的寿命が長く、引っ越し直後から長い年月をかけてその家庭とともに成長していく存在です。新しい住まいに根を下ろし、家族の思い出とともに時間を重ねていけるため、記念樹のように愛着を持って育ててもらえる可能性があります。

特に小さな子どもやペットがいる家庭であれば、植物が大きくなる姿とともに家族の成長を感じる一つのシンボルとして楽しんでもらえるでしょう。贈った観葉植物がいつかその家の大切な存在として親しまれていくとしたら、これほど素敵な新築祝いはないのではないでしょうか。

新築祝いに贈る観葉植物の選び方

新築祝いで観葉植物を贈る際、おすすめの選び方として以下の4つが挙げられます。

  • 育てやすい種類を選ぶ
  • 縁起の良い植物を選ぶ
  • 大きさやサイズ感で選ぶ
  • インテリアに馴染みやすい品種で選ぶ

新築祝いに観葉植物を贈るときは、どんなものでも良いというわけではありません。自分の好みや都合で選んでしまうと、相手の方にとって逆に迷惑になってしまうこともあるので注意が必要です。

ここでは、それぞれの選び方について詳しく紹介します。

育てやすい種類を選ぶ

観葉植物は、品種によって寒さや暑さ、乾燥や過湿など、環境への耐性が異なります。日本の気候に極端に合わないものや頻繁な水やりが必要なものなどは、適切な手入れができていないとすぐに枯れてしまう可能性があります。

特に、観葉植物の管理にそれほど慣れていない方への新築祝いなら、育て方が簡単で初心者向けの品種がおすすめです。新築祝いで観葉植物を贈るなら、相手の負担にならないような種類を選ぶと良いでしょう。

縁起の良い植物を選ぶ

新築祝いに観葉植物を選ぶなら、花言葉や風水効果などで縁起が良い植物で選ぶのもおすすめです。たとえば、ガジュマルは「幸せの木」と呼ばれており、ドラセナは「幸福」という花言葉があります。

また、自然のパワーを大切にしている風水の考えにおいて、観葉植物はラッキーアイテムとされています。観葉植物を室内に飾るだけでさまざまな運気がアップし、飾る場所や方角によっても期待できる効果が異なり、さまざまな楽しみ方ができます。風水に興味を持っている方への新築祝いとして観葉植物を贈れば、より喜んでもらえるでしょう。

大きさやサイズ感で選ぶ

観葉植物は、テーブルや棚の上に置ける小型サイズから部屋のシンボルになるような大型サイズまで、さまざまなサイズが存在します。新築祝いに観葉植物を贈るなら、相手の新居の部屋の大きさや飾るスペースなどを考慮し、ほど良いサイズ感の種類を選ぶと良いでしょう。

小さすぎると寂しい印象になり、大きすぎると邪魔になってしまうため、一般的には3~7号サイズ(直径9~21cm)の観葉植物がおすすめです。それだけでなく、その観葉植物が成長するとどの程度まで大きくなるのかなども事前にチェックしておくことをおすすめします。

インテリアに馴染みやすい品種で選ぶ

新築祝いに観葉植物を贈るなら、どんなインテリアにも馴染みやすい品種で選ぶのも良いでしょう。珍しいなどの理由で独特な観葉植物を贈ると、新居の中で浮いてしまう可能性があり、場合によっては迷惑になりかねません。

個性的な観葉植物は魅力的ですが、あくまで相手のインテリアに馴染んでいなければ良いプレゼントとはいえないので注意してください。新築祝いには、ちょっとした個性を持っていながらも幅広いテイストのインテリアに合うような観葉植物を選ぶことが肝心です。

新築祝いに贈るおすすめ観葉植物10選

ここでは、育てやすさや見た目の美しさ、縁起の良さなどを考慮し、新築祝いにおすすめの観葉植物を10種類に厳選して紹介します。比較的メジャーで手に入りやすい品種が多いため、観葉植物選びに迷っている場合はぜひ参考にしてみてください。

ガジュマル

ガジュマルは土の表面からぽこっと出た根が独特な樹形をつくる人気の観葉植物です。それぞれ姿が異なり、同じ見た目のものがないことから個性的なインテリアを好む方に向いています。

沖縄地方に伝わる伝説が由来で別名「幸せの木」と呼ばれているため、新築祝いにもぴったりです。花言葉も「健康」や「長寿」なので、相手の家族の末永い健康を祈って贈ることができます。育て方もそれほど難しくなく、生命力が強いので初心者の方でも安心して育てることが可能です。

ドラセナ

まっすぐ伸びた太めの幹と、細長い葉のコントラストが美しいドラセナ。生命力が高いので育てやすく、個性的な見た目ながらもどんなインテリアにもしっくり馴染みやすいので新築祝いにもおすすめです。

数あるドラセナの品種の中でも、「ドラセナ・マッサンゲアナ」は別名「幸福の木」と呼ばれており、花言葉も「幸福」や「永遠の愛」といった素敵な意味合いを持ち、縁起の良い観葉植物として注目を集めています。

モンステラ

深い切り込みが入った葉が特徴的であり、南国ムードがただようモンステラ。棚やテーブルに置ける小さいサイズが流通していますが、大きくなると人の背丈を超えることも少なくありません。存在感があっておしゃれな樹形をしているので、カフェやショップで飾られていることが多い観葉植物です。

日陰でも比較的育ちやすく、管理はそこまで難しくないので新築祝いにもおすすめです。花言葉は「うれしい関係」なので、大切な人への贈り物にもぴったりでしょう。

ユッカ

ユッカは、太くたくましい幹とすらっと生えた葉が美しい観葉植物です。力強く上に向かって伸びていく様子から、別名「青年の木」とも呼ばれています。

ユッカは乾燥に強く、水やりは週に一回程度で良いため、初心者の方や忙しい方でも育てやすいというメリットがあります。0℃以上あれば冬を乗り切ることもでき、それほど手間もかかりません。

また、ユッカには「勇壮」や「偉大」といった花言葉があり、年上の方や目上の方への新築祝いにもおすすめです。

パキラ

まるで手のひらのように大きく広がった葉が印象的なパキラ。比較的乾燥に強く、耐陰性も高いため、植物のお世話に慣れていない方でも安心です。

パキラは別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれており、金運を高める観葉植物といわれています。他にも健康運などにも効果的なので、新築祝いとしておすすめです。

また、「快活」という花言葉があるので、これからの新生活を応援するような気持ちを込めて贈りたいときにも最適です。

サンスベリア

地面からまっすぐ上に伸びた葉に入った縞模様が印象的なサンスベリア。スタイリッシュな部屋に似合いやすい見た目をしており、スマートな樹形をしているのでそこまでスペースを取りません。

サンスベリアの葉は空気中の汚れを吸着し、浄化してくれる働きがあるとされており、新居を住みやすい環境に整えてくれる意味合いで新築祝いにぴったりです。「永久」「不滅」という花言葉も持ってるため、その家の末永い幸せを祈る観葉植物としても活用できます。

コーヒーの木

コーヒーの原料となる実をつける観葉植物で、艶やかで濃い緑色の葉が印象的です。熱帯地方原産なのであたたかい環境を好みますが、室内であれば日本の冬でも乗り切れます。水切れを起こしやすいので、定期的に水やりをしなければなりませんが、その他は特別難しい手入れはないので管理がしやすいです。

コーヒーの木には「一緒に休みましょう」という花言葉があるので、家族団らんの時間をすごすリビングなどに置くと良いでしょう。

エバーフレッシュ

葉に小さな切れ込みがたくさん入っており、涼し気な印象を与えるエバーフレッシュ。環境適応能力が高く、日陰に置いてもしばらくすれば馴染んで成長してくれます。

ただし、冬の寒さにはそれほど強くないので、気温が下がる時期は部屋のあたたかい場所に移動させることをおすすめします。

エバーフレッシュには「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉があり、新居に越した相手のワクワク感を表してくれます。

ウンベラータ

かわいらしいハート型の葉をつけるウンベラータ。サイズ感がちょうど良く、どんなインテリアにもしっくり馴染む樹形をしているので新築祝いにもおすすめです。あたたかい場所を好むので、日当たりの良い窓際に置くとよく育ちます。

そんなウンベラータは、「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」といった花言葉を持っており、相手の家族の末永い幸せを願う気持ちを込めて贈ることができます。

サボテン

乾燥に強く生命力の高いサボテンも、新築祝いの観葉植物としておすすめです。小さなサボテンを贈れば窓辺やテーブルの上など、さまざまな場所に飾ることができます。

風水においても、トゲを持つものは悪い気を寄せつけないといわれているため、その家を邪気から守る効果が期待できます。ただし、ペットや小さな子どもがいる家庭へは、怪我防止のために避けたほうが良いかもしれません。

新築祝いに観葉植物を贈る際のポイント

新築祝いで観葉植物を贈る際のポイントとして、以下の2点が挙げられます。

  • 立札やメッセージカードを添える
  • 鉢の素材やデザインにこだわる

ここでは、押さえておくべきポイントについて具体的に解説します。

立札やメッセージカードを添える

新築祝いを贈る相手がビジネス上で付き合いのある場合は、立札をつけることをおすすめします。立札はさまざまな種類がありますが、よりフォーマルで丁寧な印象を与えたい場合は木札が最適です。

一方、プライベートな間柄であれば、メッセージカードを選ぶと良いでしょう。フランクなメッセージカードなら、手書きにすることでより心がこもったメッセージになります。

鉢の素材やデザインにこだわる

観葉植物の鉢は、全体の印象を左右する重要な要素です。購入したままの鉢はシンプルで味気ないことがあるので、テコラッタや陶器などのおしゃれな素材やデザインの鉢を購入して植え替えてから贈るのがおすすめです。

また、鉢の印象を簡単に変えたいなら、鉢カバーをセットにして新築祝いに贈るのも良いでしょう。カバーであればデザインのバリエーションがさらに広がり、おしゃれなインテリアグリーンを演出してくれます。

新築祝いに観葉植物を贈るときのマナー

新築祝いに観葉植物を贈るときのマナーとして、以下の2つを押さえておくことが大切です。

  • 贈るタイミングに気をつける
  • 小さな子どもやペットのいる家庭には要注意

新築祝いで観葉植物を贈れば喜んでもらえることが多いですが、場合によっては迷惑になってしまうこともあります。最後に、知っておきたいマナーについて紹介するので新築祝いの観葉植物を贈る際に役立ててください。

贈るタイミングに気をつける

引っ越し直後は、荷ほどきや家具の運搬などで相手側が忙しくしている可能性があります。そんなときに訪問し、観葉植物を贈っても片付けの邪魔になってしまうかもしれません。

新築祝いとして観葉植物を贈るなら、事前に訪問して良い日程を相手側に確認しておくのがベストです。目安としては引っ越し後、半月~2ヶ月以内に贈ると良いでしょう。

小さな子どもやペットのいる家庭には要注意

観葉植物の中には、毒性を持っている品種が存在します。毒を持っていることを知らずに小さな子どもやペットのいる家庭に贈ってしまうと、誤って葉などを口に入れてしまう可能性があります。万が一、毒が体の中に入ってしまうと下痢や嘔吐などを引き起こし、場合によっては命に関わってしまうかもしれません。

また、樹液に触れることでかぶれる恐れがある観葉植物もあります。子どもやペットだけでなく、剪定や植え替えなどの際でも注意が必要なので、贈る際は一言伝えておくと親切です。

観葉植物はインテリアグリーンとして楽しめるアイテムですが、種類によっては適切な扱い方が必要なものもあるので、子どもやペットがいる家庭に贈る際は注意してください。

まとめ

観葉植物は空間に自然のエッセンスを取り入れ、室内の雰囲気をぐっとおしゃれに整えてくれる存在です。そんな観葉植物を新築祝いで贈ることは、実用性と心のこもった気遣いの両面から多くのメリットがあります。

また、観葉植物には空気をきれいにする働きがあり、中には有害物質を除去する力を持つ種類もあるとされています。こうした効果は、家族の健康を守る観点からも安心感を与えられる要素となります。さらに、植物の緑色にはリラックス効果があるとされており、慣れない生活や忙しさの中でも、視線を向けるだけでほっとできる時間を生み出してくれるのも魅力です。

ぜひ本記事を参考に、新築祝いで素敵な観葉植物を贈ってみてはいかがでしょうか。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?