ベンジャミンが枯れる原因と対策を徹底解説!復活させる方法は?

ベンジャミンはゴムの木の仲間で、丈夫で育成しやすい観葉植物です。

しかし、育てている間に葉が傷んできたり、枯らしてしまった人も多いのではないでしょうか。

また、ベンジャミンは寒さに弱いため、冬は特に注意が必要な植物です。

この記事を読むことで、ベンジャミンが枯れる要因や対策法を知ることができるほか、復活させるメリットなども紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください。

 

ベンジャミンが枯れる原因と対策を解説

ベンジャミンは、可愛らしく光沢のある葉っぱが人気の観葉植物です。

葉の形やカラーにも色々な種類があり、一つ飾るだけで場の空気を明るくしてくれるでしょう。

そんなベンジャミンは、育成している間に葉が落ちてしまうことで悩んでいる方が多いようです。

ではなぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか。

ここでは枯れる原因や対策を分かりやすく紹介していきます。

 

ベンジャミンとは

ベンジャミンはインド・マレーシア原産で、クワ科フィカス属に分類されている植物です。

ゴムの木の仲間で大変育てやすいですが、寒さには弱い傾向があります。

和名ではシダレガジュマルと呼ばれており、別名では「ベンジャミンゴム」などと呼ばれることもあるようです。

ベンジャミンは「信頼」「永遠の愛」などの素敵な花言葉を秘めているので、特別な日のギフトに選ぶと良いでしょう。

また、1月7日と6月7日生まれの誕生花にもなっているので、誕生日のギフトとしてもおすすめです。

 

ベンジャミンが枯れる4つの原因と対策

熱帯地方原産のベンジャミンは、寒さが苦手です。

したがって冬を上手に乗り越えることができれば、比較的健康に育ってくれます。

ただし水分を多量に必要とする夏の水切れにも注意する必要があるでしょう。

ここでは、ベンジャミンが枯れる原因を4つの項目に分けて詳しく解説します。

 

原因①夏場の水切れ

ほとんどの植物にとって春〜秋は育成期であり、栄養を多く必要とするため、水が切れるのが早いです。

特に暑い日は鉢土も乾燥するスピードが速くなるので、水切れには十分に注意しましょう。

また、ベンジャミンは暑さに強いですが、一日中部屋を閉め切った状態では熱気がこもってしまいます。

何度か窓を開けて風通しを良くしたり、サーキュレーターを使い部屋の空気を循環させるのも、ベンジャミンが枯れないようにする対策としておすすめです。

 

対策:春から夏は多めに水やり

水切れの対策は、水やりの頻度です。

春~夏にかけては特に多めに水を与えるようにしましょう。

ただし、水切れを心配するあまり、過剰に水やりをするのはマイナスです。

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしてください。

また、長期でお出掛けする際には、ペットボトルの給水器などを使う方法もありますが、給水器を使用する際は、事前にどれくらいの量が出るのか確認しておくと良いでしょう。

 

原因②冬場の寒さと乾燥

ベンジャミンが好む気温は20℃~30℃です。

そのため、冬の寒さと乾燥には特に注意する必要があります。

また、寒さはベンジャミンにとってプレッシャーになり、10℃以下になると弱ってしまうことがあるため、注意してください。

寒い場所に置いておくと葉っぱが落ちたり、根が枯れたりする場合もあります。

さらには、冬は空気が乾燥するため、植物もダメージを受けやすく、室内でエアコンをつけっぱなしにしていると乾燥しやすくなるため、細心の注意を払うようにしましょう。

 

対策:冬は室内で育てよう

上記にも書いた通り、ベンジャミンが元気に育つ気温は25℃前後であり、冬場は室内で育てるのがおすすめです。

10℃以下になると株が弱ってしまうので、冬が来る前に室内で管理するのが望ましいでしょう。

ただし、エアコンの効いた部屋に置くと葉っぱが乾燥状態になってしまうため、霧吹きを使って葉水してあげるようにしてください。

できれば温度計を置き、室内の温度を管理するとより適した環境づくりを目指すことができます。

 

原因③日光不足 

ベンジャミンを育てていると、葉がひるがえって落ちることがあります。

そういう場合は日光が足りているかをチェックしてみてください。

ベンジャミンは耐陰性に優れてはいるものの、元々が太陽の光を好む植物です。

そのため、購入してからずっと部屋のなかで育成しているというような場合は、日光不足になっている可能性があります。

 

少しずつ日当たりを調整

ベンジャミンは、自生地では日当たりが良い環境で育った植物であるため、しばらく日光を浴びていないと元気を失くしてしまいます。

そのため、少しでも日光に当たることが大切です。

ただし、いきなり直射日光に当ててしまうと葉焼けの原因になってしまうかもしれません。

ベンジャミンに限らず植物はデリケートなので、少しずつ環境に慣れさせていきましょう。

徐々に時間を増やしていき、慣れてきたら天気の良い日を選んで外へ出してあげてください。

 

原因④環境の変化

これはベンジャミンだけに限ったことではありませんが、植物は環境の変化に慣れるまで時間がかかります。

そのため、急激な環境の変化の影響で弱ってきてしまうことも珍しくありません。

たとえば、今までは半日陰の場所に置いておいたのに急に明るい場所に移動させるというのも、植物にとっては負担になります。

逆の場合も同様で、場合によっては枯れてしまうこともあるので気をつけましょう。

 

日当たりと風通しの良い場所で管理しよう

ベンジャミンは環境の変化に弱い植物です。

そのため、購入したばかりのときは今までと大きく状況が変わるため、特に気をつける必要があります。

しかし、これは一時的である可能性もあるため、しばらく見守ってあげてください。

まずは自宅の置き場所に慣れさせ、なるべく日当たりが良く通気性のある場所で様子を見ましょう。

 

ベンジャミンの葉が落ちる=枯れたではない!

育てている植物の葉がパラパラと落ちたら、このまま枯れてしまうのではないかと心配になる方は多いのではないでしょうか。

植物は環境の変化によって負担がかかったとき、外囲に合わせようとして落葉することがあります。

ベンジャミンも環境に合わせて、古い葉を落として新しい葉に生まれ変わろうとしている可能性があります。

そのため、生理現象で葉が落ちることもあり、必ずしも枯れたわけではないため、諦めずに様子を見るようにしましょう。

 

ベンジャミンが枯れたかどうか判断する方法

ベンジャミンは環境によって変化することが分かりました。

特に、「購入したばかりで置き場所の環境が著しく変化した」「室内での置き場所が今までと変わった」「季節が移り変わるとき」というときは注意が必要です。

それらを踏まえたうえで、ベンジャミンが枯れてしまったかどうかを判断する基準はあるのでしょうか。

ここでは、見極めるポイントを2つご紹介します。

 

葉や幹のハリを確認する

なんとなく元気がないと感じたときは、ベンジャミンをよく観察してみましょう。

葉や枝、幹が細くなり、ハリがない場合は、もしかしたら衰弱している可能性があります。

これは、「育て方が間違っているか」「環境に適応できないか」のどちらかが原因として考えられます。

また、ハリがなく、幹が痩せていると枯れている可能性が考えられるため、よく確認してください。

もし、根がスカスカになっていたら、切り取って新しい土に植え替えてみましょう。

 

樹皮や枝を少し切ってみる

葉がすっかり落ちてしまい、幹が痩せてハリがないときは、樹皮や枝を少し切ってみてください。

一番細い枝を切ってなかが緑色ならまだ復活できる見込みがありますが、なかまで茶色になっていたら危険な状態です。

また、内側の色が褪せて白い粘着性の液体が出ない場合は枯れてしまった可能性があります。

 

ベンジャミンは枯れても復活できる?

ベンジャミンは、コツさえ掴めばとても育成しやすくて初心者の方におすすめの植物です。

しかし、環境の変化に弱いため、「購入してすぐに葉がパラパラと落ちてしまった」や「元気がなくなってきた」などの声も少なくありません。

万が一、ベンジャミンが枯れてしまったとき、復活する方法はあるのでしょうか。

ここでは、復活させるコツをご紹介するので参考にしてみてください。

 

幹が枯れていなければ復活可能!

ベンジャミンは生命力がある植物なので、葉っぱが全部落ちてしまったとしても復活する可能性があります。

根元から続く幹がしっかりしていれば、ベンジャミンはどこからでも芽吹くことが可能です。

また、幹の内側が緑色であれば復活する見込みがあるため、諦めずに対処していきましょう。

ただし、枯れてしまった部分は復活することはありませんので、枯れた部分は思い切って切り取ってください。

 

スカスカのベンジャミンを復活させる「切り戻し」

上記にも書いたように、根や幹が生きていれば回復する見込みがあります。

 

切り戻しの方法としては、以下の手順で行ってください。

  1. 切り戻しをするのは暖かくなってきた時期がおすすめです。最低気温が15℃以上になったら実践しましょう。
  2. スカスカになってしまった部分を、ハサミなどを使ってカットします。この際、なるべく切れ味の良いハサミを選んでください。また、ハサミはあらかじめ消毒しておくことをおすすめします。
  3. 枯れた上部の幹を切り取ります。このとき、切り口が大きい場合は「癒合剤」を使うのがおすすめです。

 

切り戻したあとの管理は、植物にとって活力を得られる環境にするのがベストです。

なるべく日差しが入り、風通しが良い室内に置いて再生を待ちましょう。

 

ベンジャミンを枯らさない育て方

ベンジャミンは生き生きと艶のある葉っぱが魅力的な観葉植物です。

剪定によって好きなフォルムを楽しめるのもセールスポイントといえます。

ここでは、ベンジャミンを枯らさずに丈夫に育てるために気をつけたい点を解説します。

 

水やりの方法

水やりの方法は、ほかの植物とそう変わりません。

成長する春から秋のはじめくらいまでは、土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えてください。

暑い夏は特に乾きが早いので、毎日の水やりを欠かさないようにしましょう。

また、葉水は害虫予防にもなるのでおすすめです。

晩秋~冬は成長が緩やかになるので、水やりも控えめに行います。

 

置き場所

自生地が熱帯地方のベンジャミンは、日差しと風を好みます。

半日陰でも育ちますが、あまり光が当たらないところに長く置くと葉が変色することがあるので注意しましょう。

光量が足りないときは、時々日光浴させるのがおすすめです。

また、鉢を回転させて満遍なく光が当たるように意識してください。

 

剪定の方法

ベンジャミンの剪定は4月~5月の春先がおすすめです。

剪定をする場合は、葉っぱがなくなるほどバッサリ切っても問題ありません。

伸びすぎた葉や枝を切り、通気性を良くしましょう。

また、樹形を整えるために剪定する場合は、樹形を乱す新芽も摘み取る必要があります。

その際、樹液が手に付着しないように対策をしてから実践するようにしてください。

 

肥料の与え方

鉢植えで育成している場合は、育成期になる春~秋にかけて液体肥料を与えるようにしましょう。

ただし、過剰に与えすぎてしまうと葉が茂ってしまうので、決められた容量を守ってください。

また、液体肥料は観葉植物専用のものがおすすめです。

屋外で育てているときは、2~3ヶ月に1度くらい緩効性肥料を与えてください。

ハイポネックスのマグァンプKは、リンサン効果で丈夫な根を作るのに役立ちます。

 

ベンジャミンを育てる上での注意点

ベンジャミンは、インテリア効果も抜群で置くだけでオシャレな雰囲気を楽しめる観葉植物です。

そんなベンジャミンを育てるうえでの注意点が存在します。

下記では、ぜひ押さえておきたいポイントを2つご紹介します。

 

病害虫の注意点

ベンジャミンは、葉が茂って通気性が悪くなると「カイガラムシ」という害虫が出現することがあります。

枝に黒っぽいシミがついていたら、この虫が発生しているサインかもしれません。

初期の場合なら、ティッシュペーパーで拭き取るだけでも効果があります。

枝や葉の隙間に発生した場合は、古い歯ブラシを使うと良いでしょう。

 

植え替えの注意点

ベンジャミンは、根詰まりを防ぐためにも1~2年置きに植え替えします。

植え替えを行う適期は5月~8月の暖かい時期であり、根にダメージを与えやすいため、成長が活発なこの時期がおすすめです。

その際、今よりワンサイズ大きい鉢を用意してください。

また、植え替えをするときは、水やりを控え、土を乾燥させておくのがポイントです。

 

ベンジャミンを購入するならプレミアガーデン

ベンジャミンを購入するのは、フラワーショップでも購入できますが、大きな観葉植物でも自宅まで運んでくれるサービスがある「プレミアガーデン」がおすすめです。

また、実店舗よりもお求めやすくなっているため、比較的リーズナブルに購入することができます。

ここでは、プレミアガーデンが取り扱っているベンジャミンについて3つご紹介します。

 

ベンジャミンバロック7号(ラスターポット付)

ベンジャミン バロック7号 (ラスターポット付)

最初にご紹介するのは、下向きの可愛らしい葉っぱが特徴的な「ベンジャミンバロック」です。

葉がクルっとカールしており、ツヤがあるのが魅力です。

明るい場所を好む植物であるため、カーテン越しの光が当たる場所に置いて育ててください。

ベンジャミン8号(鉢カバー付)

ベンジャミン8号 (鉢カバー付) stem B5237

次にご紹介するのは、ベンジャミンの8号サイズになります。

高さが110cmもあるため、インテリアグリーンとしても最適です。

また、「結婚」「永遠の愛」「信頼」などの素敵な花言葉を秘めたベンジャミンは、結婚のお祝いや引っ越しのお祝いとしても相応しいギフトになるでしょう。

ベンジャミン10号(鉢カバー付)

ベンジャミン10号 (鉢カバー付) ミュールミル TL001-1LBk

最後にご紹介するのは、ベンジャミンの10号サイズになります。

高さが180cmもあるため、存在感が秀抜です。

小ぶりな葉っぱを丸く茂らせる独特なフォルムは、どんなタイプのお部屋にもマッチしやすいでしょう。

また、ブラックのシックな鉢カバー入りなので、スタイリッシュな雰囲気も味わえます。

 

まとめ

今回はベンジャミンが枯れる原因と対策などについてご紹介しました。

ベンジャミンは環境の変化に弱い植物なので、置き場所には注意が必要です。

特に買ってきたばかりの頃は、ストレスによって葉が落ちてしまうこともあるので、なるべく風通しが良く明るい場所で管理するのがおすすめです。

ベンジャミンは生命力溢れる植物で、コツさえ掴めば元気に育ってくれる可能性があるため、興味がある方はぜひ1度、プレミアガーデンをチェックしてみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?