観葉植物を吊り下げて育てよう!メリットやおすすめの植物を紹介

部屋に観葉植物を置いて、緑あふれる空間を作りたい!でも、床置きスペースは限られているという悩みを抱えていませんか?実は、観葉植物は吊り下げて育てることもできるんです。吊り下げ栽培は、限られたスペースを有効活用できるだけでなく、空間を立体的に彩る効果も期待できます。この記事では、吊り下げ栽培のメリットと、おすすめの観葉植物を紹介していきます。

観葉植物を吊り下げて育てるメリット

観葉植物を吊り下げて育てると空間を有効活用でき、おしゃれな空間を作れるメリットがあります。観葉植物を吊り下げて育てることは、空間の有効活用やおしゃれな空間作りに大いに貢献します。以下で詳しく解説しましょう。

空間を有効活用できる

観葉植物を吊り下げると、空間利用効率が格段に高まります。部屋の中心や角など通常は何も置けない場所に植物を配置できれば、有効的に空間を活用できますね。また、吊り下げることで視線を上方に向けることができ、天井までの高さを感じさせる効果もあります。特に、部屋が狭い場合や天井が低い場合に有効でしょう。さらに、窓際など日光が当たる場所が限られている場合でも、吊り下げれば直射日光を避けつつ明るい場所に配置可能です。明るい場所で育てることで植物の成長を促進し、健康的に育つのを助けることができます。観葉植物を吊り下げることは、空間を活用するだけでなく、インテリアの一部としても楽しむことができるのです。さまざまな観葉植物を吊り下げて、あなたの空間をより一層魅力的なものにしていきましょう。

おしゃれな空間を作れる

観葉植物を吊り下げることで、インテリアとしての魅力を引き立て、おしゃれな空間を演出することができます。一般的な置き型の観葉植物とは異なり、吊り下げ型の観葉植物は視線を上に引き上げる効果があります。そのため、空間全体が広く感じられ、高さを利用した立体的なデザインが可能です。また、吊り下げた観葉植物が部屋の中でゆらゆらと揺れ動く様は、癒やしの空間を提供してくれるでしょう。天井近くに設置することで自然光を多く受けられる植物もあり、緑が空間に彩りと生命感を与えます。吊り下げた観葉植物は、壁面に絵画や写真を飾るような感覚で取り入れることができるため、自分の好みや部屋のテーマに合わせることが可能です。さまざまな種類や形状の植物を選ぶことで、より個性的で独特な空間を作り上げることができるでしょう。

観葉植物をおしゃれに吊り下げる方法

観葉植物をおしゃれに吊り下げる方法は、以下のような方法があります。

  • 天井から吊り下げる
  • カーテンレールを使用する
  • 壁に吊り下げる
  • ダクトレールに吊り下げる

以下では、詳しい吊り下げ方法をご紹介します。ぜひ、おしゃれな空間を演出してみてください。

天井から吊り下げる

天井から観葉植物を吊り下げる方法は、空間を有効活用する上でも非常に効果的です。普段あまり活用しきれていない天井スペースを利用することで、部屋全体のバランスを整えられ、一段とおしゃれな空間を演出できるでしょう。具体的な方法は吊り下げ用のフックを天井に取り付け、プランターを吊り下げてください。ただし、フックの取り付けには適切な工具が必要で、天井材質によっては専門家に任せた方が安全です。吊り下げる際は、観葉植物が重くなりすぎないようにすることです。天井から吊り下げるため、あまりに重いとフックが外れてしまう危険性があります。そのため、軽い観葉植物を選ぶか定期的な剪定で重さをコントロールすることが必要です。

カーテンレールを使用する

カーテンレールを使用する方法は、目につきやすい位置に置くことができます。使用するカーテンレールに吊り下げるためのフックを取り付けてください。市販のものを利用するのが一般的ですが、手作りするのも良いでしょう。ただし、観葉植物の重さを考慮した上で選んでください。次に、フックにポットを吊り下げます。ポットが軽い素材であれば、カーテンレールへの負担も少なくなるためおすすめです。最後に、水やりや日光量を考慮しながら、カーテンレールからの距離を決めてください。カーテンレールを使って観葉植物を吊り下げると、部屋がより一層おしゃれに見えることでしょう。

壁に吊り下げる

壁に観葉植物を吊り下げる方法は、インテリアを一段と豊かにする効果があります。壁に植物を吊り下げるには、専用のフックを壁に取り付けることが基本です。フックは金具店やホームセンターで手に入れることが可能です。壁に吊り下げる際は、水やり後の水滴が壁につかないようにしてください。また、観葉植物の鉢には必ず受け皿をつけ、水滴が壁に直接当たらないようにします。直射日光の当たらない場所や風通しの良い場所を選ぶことも重要なポイントでしょう。ポイントを押さえることで空間効率を上げつつ、生活空間に緑のエッセンスを取り入れることが可能です。壁一面に植物がある空間は、まるで自然の中にいるかのような癒しの空間を実現することができるでしょう。

ダクトレールに吊り下げる

ダクトレールに観葉植物を吊り下げる方法は新鮮でスタイリッシュな印象を与えます。ダクトレールは、照明器具や吊り下げるオブジェクトを自由に動かせるレールのことです。主にカフェやレストランなどで見かけます。

まず、ダクトレールに適したフックを購入します。植物の大きさや重さによりフックの大きさや材質を選びましょう。次に、観葉植物の鉢に紐やワイヤーを取り付け、フックに引っ掛けてください。植物が窓側に向くように位置調整を行い、光をしっかりと受けられるようにしましょう。ダクトレールの移動性を活かして植物の位置を自在に変えられるため、季節や成長に合わせて環境を微調整することも可能です。また、植物ごとに高さを変えることで立体感のあるインテリア空間を作ることもできるでしょう。

吊り下げて育てられるおすすめの観葉植物

吊り下げることでさらに魅力を引き立てる観葉植物は数多く存在します。中でも特に人気のある種類は以下となります。

  • ポトス
  • アイビー
  • ヒメモンステラ
  • オリズルラン
  • アジアンタム
  • リプサリス・カスッサ

吊り下げて育てることでその魅力を最大限に引き出せる観葉植物です。インテリアとしても楽しむことができますので、ぜひ試してみてください。以下で詳しく解説します。

ポトス

ポトスはハート型の葉の形が可愛らしく、育てやすさが人気です。ポトスは成長すると垂れ下がる性質を持っており、吊り下げるのに適した観葉植物です。また、ポトスは手間をかけずに育てられるため、観葉植物初心者や忙しい方にも非常におすすめです。さらに、ポトスの種類によっては、斑入りのものや緑色の深いものなど、見た目のバリエーションも豊富で、インテリアに合わせて選ぶことができます。

アイビー

アイビーはつたのように成長するため、吊り下げることでその美しさを最大限に引き立てることができます。また、植物を初めて育てる人にも育てやすく、増やすことも可能なため、人気があります。アイビーはつるを伸ばす特徴があるので、枝垂れさせるとおしゃれな食いいかんを演出できるでしょう。

ヒメモンステラ

ヒメモンステラはモンステラよりも小型種で、グリーンの葉が特徴的です。モンステラの小さい品種として認知されていますが、別属になるため異なる植物になります。大きくならない品種のため育てやすく、省スペースでも育てることが可能です。耐陰性があるため、初めての方にも育てやすい品種です。成長するに従い、モンステラのように葉の切れ込みが深くなります。吊り下げることで、その美しい葉をより引き立てることができるでしょう。

オリズルラン

オリズルランは、細く長い草が放射状に伸びる独特な形状が特徴です。南アフリカ原産ですが耐寒性もあり、日本の室内環境でも比較的育てやすいとされています。長い茎が自由に伸び下がる性質から吊り鉢に植えて育てると、美しい姿を最大限に活かすことができるでしょう。また、オリズルランは日陰でも育てやすいため、窓から離れた場所に吊り下げて育てることも可能です。

アジアンタム

アジアンタムは繊細な葉の形が可愛い観葉植物です。涼しげな雰囲気で、吊り下げて育てると部屋の中に自然の風情を醸し出すことができるでしょう。吊り下げることで、部屋の中心部でもグリーンが楽しめるため、空間利用にも一役買います。ただし、アジアンタムは乾燥に弱く、湿度を一定に保つ必要があります。水やりは乾燥を感じたら行い、霧吹きで湿度を保つと良いでしょう。

リプサリス・カスッサ

リプサリス・カスッサは、円形状の茎が枝分かれし垂れ下がる姿が美しく、目を引く存在感があります。リプサリス・カスッサは直射日光を避け、風通しの良い環境を好みます。吊り下げて育てる際には、日光が直接当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所を避け、適度な湿度を保つことが求められます。また、この植物は乾燥に強いですが、適度な水分は必要です。水やりは土の表面が乾いた2〜3日後に鉢底から水が流れる程たっぷりと与えます。冬は表面が乾いた7日〜10日後に与えてください。日常的に葉にも霧吹きをかけ、虫や病気の予防を行いましょう。

吊り下げる観葉植物を選ぶときのポイント

吊り下げる観葉植物を選ぶときは、以下のポイントを意識しましょう。

  • インテリアを重視する
  • 小型のサイズを選ぶ
  • 耐陰性のある種類がおすすめ
  • 重くなりすぎないように注意する

ポイントを押さえつつ、自分の生活スタイルに合った観葉植物を選んでください。以下でそれぞれのポイントを詳しく解説します。

インテリアを重視する

観葉植物を吊り下げて育てる際には植物を育てるだけではなく、空間のインテリアを彩るアイテムとして考えることも大切です。全体のインテリアの色調やテーマに合った観葉植物を選ぶことが重要になるでしょう。例えば、ナチュラルな雰囲気の部屋には緑色の葉が鮮やかなポトスやアイビーが良いでしょう。一方、モノトーンやシンプルなインテリアには、枯れ色の葉を持つリプサリス・カスッサがよく合います。また、吊り下げる観葉植物の器もインテリアの一部と考えて選んでみてください。シンプルな白いポットやナチュラルな素焼きの鉢・金属製のモダンなポットなど、さまざまな種類があるので、部屋の雰囲気に合わせて選んでみると良いでしょう。吊り下げる観葉植物は部屋の空気を浄化するだけでなく、生活空間をより魅力的に演出する存在です。選ぶ植物や器にこだわり、自分だけの素敵な空間を作りましょう。

小型のサイズを選ぶ

観葉植物を吊り下げて育てるときのサイズは重要な選択要素です。特に、天井から吊り下げる場合や壁に吊り下げる場合は、大型の観葉植物だと重さがあるため、天井や壁に負担をかける可能性があります。また、大きな観葉植物は、視覚的に圧迫感を感じることも考えられます。そこでおすすめなのが小型の観葉植物です。小型の観葉植物は、広い空間だけでなく、コンパクトなスペースでも取り入れやすく、場所を選ばずにインテリアとして活用できます。その上、軽いので吊り下げる設備に負担をかけず、管理もしやすいのが特徴です。

耐陰性のある種類がおすすめ

観葉植物を吊り下げて育てる際には、自宅の日当たり条件を考慮に入れることが大切です。窓から遠い場所や直射日光が届かない場所に植物を置く場合、光を好む植物は元気を失ってしまう可能性があります。そのため、耐陰性のある観葉植物を選ぶことをおすすめします。耐陰性とは、日陰でも生育可能な特性のことを指します。

重くなりすぎないように注意する

観葉植物を吊り下げる際、重要なポイントの1つが重くなりすぎないように注意することです。重さは、安全性と植物の健康を保つために重要です。吊り下げる植物が重すぎると、取り付けたフックやレールが壊れる可能性があります。また、植物が落下した場合、人や家具に被害を及ぼすこともあるため、適切な重さを保つことが重要です。さらに、植物の健康面から考えても、重さは重要な要素です。鉢に水分をたくさん与えすぎると、重くなる上に根腐れの原因となりますし、大きな鉢を使うと植物全体の重さが増え、吊り下げることが難しくなることもあります。そのため、吊り下げる観葉植物を選ぶ際は、植物本体と鉢のサイズ・水やりの量などを考慮に入れ、適切な重さを保つことが大切です。

観葉植物を吊り下げて育てるときの注意点

観葉植物を吊り下げて育てるときには、以下のような注意点があります。

  • 置き場所
  • 水やりの頻度
  • 水が垂れないように工夫をする

注意点に気をつけ、観葉植物を健康に育てていきましょう。以下でそれぞれの項目を詳しく解説します。

置き場所

観葉植物を吊り下げて育てる際の置き場所は、植物の成長や健康状態に大きく影響します。まず、植物が十分に日光を受けられる場所を選びましょう。窓辺は自然光が多く、風通しが良いため、吊り下げ観葉植物には最適です。換気が良いと、カビや害虫の予防にもなるでしょう。しかし、植物によっては直射日光を好まない種類もありますので、吊り下げる植物の種類によって最適な場所を選ぶことが大切です。観葉植物の種類や自宅の環境に合わせて、最適な置き場所を選んでください。

水やりの頻度

観葉植物を吊り下げて育てる際の水やりの頻度は非常に重要です。水やりの頻度は、植物の種類や育てている環境によって異なります。例えば、乾燥を好むサボテンや多肉植物はあまり水を必要とせず、週に1度程度の水やりで十分です。一方、湿度が高い環境を好む植物は、日々の水やりが必要となることもあります。

水が垂れないように工夫をする

観葉植物を吊り下げて育てる際、水やり後の水滴が部屋中に飛び散るのは避けたい問題です。鉢の底には余分な水を排出するための穴が開いているため、水滴が垂れ落ちることがあります。底に受け皿をつける・水滴を吸収するマットを敷くなどの対策で水滴が飛び散るのを避けましょう。また、水やりの方法も重要です。一度に大量に水を与えると、水滴が垂れやすくなるため、少量ずつ頻繁に水を与えることで、水滴の発生を抑えることができます。

観葉植物を吊り下げて育てるときのよくある質問

観葉植物の吊り下げ育成には、特有の疑問が生じやすいです。そこで、よくある質問とその解答をいくつか紹介します。観葉植物の吊り下げ育成を始める一助となれば幸いです。

剪定は必要?

観葉植物を吊り下げて育てる際の剪定は、種類により異なります。しかし、一般的には定期的な剪定が推奨されます。剪定は植物の成長を調節し、整った形状を維持するための重要な作業です。特に吊り下げる観葉植物の場合、枝が無秩序に伸びると見た目が乱れます。また、窓辺など限られたスペースで育てる際には、剪定により適切な大きさを保つことが可能です。また、剪定をすることで、光の当たり方を改善し新芽の発生を促す効果や枯れた部分を剪定することで病害虫の発生を防ぐことも可能となります。しかし、どの部分をいつ剪定すべきかは植物の種類によります。

100均の観葉植物でも大丈夫?

100均の観葉植物でも吊り下げでの育成は可能です。しかし、100均の観葉植物は容器が小さいため、種類によっては水やりの頻度が通常の観葉植物よりも高くなる可能性があります。100均の観葉植物は通常、小型であるため重さは問題にならないことが多いですが、育て続けると大きくなり重くなる可能性もあるでしょう。また、100均の観葉植物は種類によりますが、耐陰性があまりないものもあります。日光が必要な観葉植物を選んだ場合、窓際など日光が当たる場所に吊り下げることが重要です。100均の観葉植物は手軽に手に入れることができ、コストパフォーマンスも良いので、ポイントを押さえつつ育ててみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、吊り下げて育てるメリットや最適な観葉植物を解説しました。観葉植物を吊り下げて育てることは、空間の有効活用からインテリアのアクセントになるといった多くのメリットがあります。特に、ポトスやアイビーなどの吊り下げに適した品種を選ぶことで、手間も少なく美しい緑の演出が可能です。しかし、場所の選定や水やりの頻度調整・水滴対策などは注意が必要でしょう。吊り下げ観葉植物へのチャレンジは、植物との新たな関わり方を教えてくれるでしょう。少しの工夫で、あなたのお部屋がより心地よい空間に変わることを期待しています。

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