オリーブはどんな観葉植物?おすすめの種類や育て方など徹底解説

季節を問わず鮮やかな緑で楽しませてくれる常緑樹「オリーブ」は、観葉植物としてさまざまな場所に飾られている人気の品種です。

シンボルツリーが欲しい、プレゼントに観葉植物を贈りたいという方のために、オリーブの魅力や人気品種を紹介します。

育てる際の注意点や増やし方、飾る場所の決め方、飾り方などにもふれていますので、観葉植物のオリーブについて詳しく知りたい方は、どうぞ最後までご一読ください。

 

観葉植物としてのオリーブの特徴

オリーブオイルや食品に加工される実のなる木「オリーブ」。広大な土地で育てられている大きな木をイメージする方も多いと思いますが、その大きさには小型や中型もあり、一般家庭の庭に植えたり、鉢植えの観葉植物として育てたりすることが可能です。

オリーブの魅力は、1年を通して緑の葉を楽しむことができる常緑樹であること。季節を問わず、オリーブならではの樹形や葉の色が空間をおしゃれな雰囲気に演出してくれます。

ご自宅用の観葉植物におすすめなのはもちろん、新築祝いや新しくオープンするお店へシンボルツリーとしてプレゼントする観葉植物におすすめです。

オリーブの概要を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

植物名 オリーブ
英名・和名 Olive・オリーブ(阿列布)、ヨウカンラン(洋橄欖)
原産地 イタリア・スペイン。ギリシャなどの地中海沿い
学名 Olea europaea
科名・属名 モクセイ科・オリーブ属
園芸分類 果樹
草丈・樹高 1m~
耐寒性・耐暑性 やや強い・強い

 

観葉植物オリーブに込められた意味とは?

オリーブの木の花言葉は「平和」と「知恵」です。

平和という花言葉は、ノアの方舟という物語の中で「洪水後の地上からハトがオリーブの若葉をくわえて帰ってきたことで地上の平和を知ったこと」が由来の一つとされています。

知恵という花言葉は、ギリシャ神話の女神アテナとポセイドンの争いの中で、アテナが贈ったオリーブがさまざまな用途に使える贈り物であったことが由来となっているようです。

「平和」と「知恵」という縁起の良い花言葉を持つオリーブは「幸せを呼ぶ木」とも言われており、観葉植物の中でも大変人気があります。

 

オリーブの風水効果

平和や知恵の象徴として知られるオリーブは、風水的にもよい効果があるとされています。

そのよい効果とは、邪気を払う効果です。なぜなら、オリーブの葉の形が細く尖っており上向きに茂っている特徴が、風水において悪い気を払ってくれるとされているためです。また、オリーブは、木の幹を切ってもぐんぐん成長する強い生命力を持っている木としても広く知られています。

この強い生命力と邪気を払うとされる葉姿が組み合わさることによる風水効果は期待大です。取り入れた場所で絶大な効果を発揮してくれるでしょう。

 

観葉植物オリーブの人気の種類

オリーブといってもその品種は非常に多く、世界には1,600種以上もあるとされています。

では私たちがよく目にする観葉植物のオリーブはどの品種にあたるのでしょうか。

メジャーな3品種について紹介しておきましょう。

 

ネバディロ・ブランコ

ネバディロ・ブランコは、数ある品種の中でも観賞用の木として最も苗木生産量が多い品種です。

耐寒性が強いことが一つの特徴で、寒い地域でも育てやすく、枝葉のよく茂ったオリーブに育てることが可能です。

樹形は開帳型で、個性的でエキゾチックな雰囲気を楽しませてくれます。また、枝や葉がよく茂る特徴から、目隠し用の木としても一躍買っています。

 

マンザニロ

マンザニロもネバディロ・ブランコと同様に開帳型の樹形ですが、樹高は低い特徴を持ちます。

マンザニロとはスペイン語で「小さなリンゴ」という意味があり、その名の通り丸いオリーブの実を付けるのが一つの特徴です。

実つきがよい品種なので、授粉用の別の品種を一緒に育てることで収穫から食用加工まで楽しませてくれます。

 

レッチーノ

レッチーノも開帳型の品種です。鮮やかな緑色の葉をつける点が魅力で、他のオリーブとは一味違う美しさを楽しませてくれます。

品種の魅力としては、病気や害虫に強い点が注目したいポイントです。さらには寒さにも強く、初心者でも元気に育てやすい品種として人気があります。

また、毎年果実を多くつける品種としても注目されており、特に園芸愛好家や料理愛好家が好んで育てている品種の一つです。

 

観葉植物オリーブを枯らさない育て方の基本

オリーブは初心者でも比較的育てやすい観葉植物です。しかし、オリーブを枯らさずに育てるためには基本的な育て方を知っておく必要があります。

そこで、ここからは「オリーブを枯らさない育て方の基本」を紹介していきます。

これからご自宅にオリーブを迎えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

置き場所

オリーブは日の光と風通しのよい場所を好む観葉植物です。

そのため、基本的には庭に植えたり、鉢植えで玄関先やベランダに置いてあげるのがおすすめです。

屋内で育てる場合は窓際に置き、日差しが届かない場所に置く場合は外に出すなどの移動させながら育てる必要があります。

寒さに関しては、オリーブは比較的耐寒性に優れているためそこまで心配する必要はないでしょう。もしマイナス10℃を下回るような環境下で育てる場合、冬場は屋内への移動が必要です。

水やり方法

オリーブの水やりは、土の表面が乾いたときが最適なタイミングです。鉢の下にトレーを敷いている場合は外し、鉢の底から水が流れ出てくるのが確認できるほど、たっぷりと水を与えてください。

土が乾ききっていないのに水やりをする、あるいはトレーに水がたまった状態にしていると根腐れを起こしやすくなるため注意しましょう。

もし、庭や玄関先に地植えしている場合は、根付くまでは鉢植えと同様にたっぷり水を与えます。根付いている場合は定期的な水やりは必要ありません。

 

剪定と植え替え

剪定は、オリーブの枝葉が生い茂ってきたと感じたタイミングで行います。

 

混雑している部分の枝を剪定することで、見た目をすっきりさせられます。また、風通しがよくなり、病害虫の発生を予防することも可能です。

混雑している部分だけでなく、下向きや横向き、根元から生えている枝も剪定し、樹形をきれいに整えてあげましょう。

植え替えについては、以下のポイントを参考にしてください。

  • 鉢の中で根詰まりを起こしている
  • 植え替えてから2~3年経過している
  • 下葉が枯れてきている
  • 水を与えても土に染み込んでいかない
  • 鉢とオリーブの大きさのバランスが悪い

このような特徴に当てはまる場合は、植え替えが必要です。オリーブの成長期となる3月~5月の間にひと回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

害虫や病気に注意

オリーブは比較的害虫がつきにくい観葉植物ですが、「オリーブアナアキゾウムシ」という害虫の被害にあうことがあります。

できる対策としては成虫を見つけやすいように株元をすっきりさせておくこと。枝を観察しやすいように剪定しておくのも大切です。

見つけた場合はすぐ捕獲して殺します。木肌がボコボコしている場合は中に潜んでいますので、かき出して幼虫を捕殺する必要があります。

予防と駆除に専用の薬剤を散布する方法を検討してみるのもおすすめです。

病気については「炭疽病」にかかることがあります。

カビが原因の病気なので、定期的に剪定を行い風通しを良くしてあげましょう。

 

観葉植物オリーブの育て方のポイント

ここからは、オリーブを育てる際に注意してほしい3つのポイントを紹介していきます。

「屋内と屋外でのお世話の違い」「冬のお世話」「肥料のあげ方」について解説していますので、ぜひ参考にして実践してみてください。

屋外・屋内によって注意する点が異なる

屋外にオリーブを置いている場合は、寒さに注意してください。冬に寒さが厳しくなる地域なら、地植えせずに鉢植えを選択し、移動できるようにしておくのがおすすめです。

屋内にオリーブを置いている場合は、冷暖房時の風に注意してください。冷風や温風が直接当たっていると、オリーブが弱り枯れる原因となってしまいます。

 

冬のお世話は特に注意

オリーブの耐寒性について、マイナス10℃までなら耐えられると紹介していますが、寒い日が続き状態が悪いと枯れてしまうこともあります。

そのため、数字に関係なく、冬は寒くない環境下に置いてあげるのがおすすめです。

できる対策としては以下の方法が考えられるでしょう。

  • 鉢植えで育て、寒くない場所に移動できるようにしておく
  • 根元にワラを敷いて温かくしてあげる

オリーブがもっとも元気に育つ温度は15℃~22℃とされています。冬の間でもこの温度に近い環境を作ってあげることが、元気に育てるための1つのポイントとも言えるでしょう。

肥料のあげかたにも注意

オリーブは基本的には肥料を与えながら育てる観葉植物なのですが、タイミングを間違えると木に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

まず肥料を与える回数ですが、1年のうちに3回あります。芽吹く前の2月、オリーブの実がつき始める6月、実を収穫した後の10月のタイミングに与えなくてはいけません。

さらに注意したいのは、与える肥料の種類です。

2月はまだ木が休眠中なので有機質肥料を与え、6月は成長期であるため即効性のある化成肥料を与えます。10月は疲労回復目的なので、緩効性の化成肥料を与えるのがおすすめです。

 

観葉植物オリーブの増やし方

オリーブは、生き生きと伸びている枝を切り、用土にさして発根させる「挿し木」という方法で増やすことができます。

挿し木を行うのに適している時期は、剪定を行う時期と同じ5月~6月です。気軽に行えますので、以下で紹介する手順でぜひ挑戦してみてください。

1.水の入った容器を準備する(剪定した枝をすぐに水につけるため)

2.若くて太い元気な枝を選び、10cm~15cmに切る

3.一番上の葉2枚~3枚を残してすべての葉を取り除き、水につける部分をななめに切る

4.水につけて2時間吸水させる

5.挿し木用の用土を入れた鉢に水をたっぷりかけ、吸水させた枝をさす

6.ぐらつかないように根元をおさえ、水をはった受け皿の上に鉢を置く

7.半日陰に置いて土が乾かないよう注意し、受け皿の水も毎日取り換える

挿し木をした年の秋頃になったら鉢の底を確認し、白い根が見えていたら5号くらいの鉢に植えつける「鉢上げ」をおこないましょう。

観葉植物オリーブを飾る場所

オリーブは日の光と風通しのよい場所を好む観葉植物です。そのため、基本は、日がよく当たり、湿気の少ない風通しのよい場所を選んであげましょう。

ここではオリーブを置く場所、飾る場所について、少し具体的な情報にふれていきます。

屋外

屋外に置く場合、オリーブにおすすめなのは南の方角です。周辺の環境にもよりますが、南の方角は日当たりがよく、長時間日光浴をさせることができます。

また、朝から昼まで日が入る方角である東に置くのもおすすめです。

一般的に日がよく差し込む方角に大きな窓をとり、リビングを設けているケースが多いため、その窓から見える位置にオリーブを置いてみてはいかがでしょうか。

玄関が東や南を向いている場合は玄関に置いて飾ってみてください。邪気を払う風水的な効果も期待できるでしょう。

 

屋内

屋内に置く場合は、窓辺がおすすめです。窓があれば日が差し込み、風通しを調節しやすいためです。

とはいえ、屋内に置く場合は日のあたり方が限定的になってしまいやすく、風水効果やインテリア重視で飾る場合は日光浴不足となりやすいでしょう。

そのため、屋内にオリーブを置く場合は、可動式の台の上に置いて日の当たる場所に移動させやすくしておくのがおすすめです。

また、成長光などを使って補光するという方法もあります。

 

観葉植物オリーブによくある質問

オリーブと聞いてオイルや食用の実をイメージするように、観葉植物として育てるオリーブからも実を収穫できるの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、オリーブによくある疑問を取り上げてその回答していきます。

実の収穫だけでなく、寿命や価格などの疑問に関する情報も取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

 

実は収穫できますか?

観葉植物のオリーブの実を収穫するのは簡単ではありませんが、上手に育てれば実を収穫することができます。

基本的にオリーブはその品種のみでは実をつけません。

そのため、違う品種のオリーブも一緒に育て、受粉させる必要があります。

 

寿命は長いですか?

オリーブの寿命はとても長いです。ギリシャの島にあるオリーブの木は樹齢3,000年~4,000年とも言われており、生命力の強い木として知られています。

ただし、原産地と環境が大きく違う日本で観葉植物として育てる場合は、そう長く生きられない可能性もあります。

育て方や気温、虫、病気などで寿命は大きく変わりますが、うまく育ててあげれば長い間成長を見守ることができるでしょう。

 

値段相場はいくらですか?

観葉植物のオリーブについては、さまざまなサイズで出回っており、価格が違います。

特に人気の高いシンボルツリーとなる大きなサイズのオリーブは、10,000円~20,000円程の価格が相場です。

玄関やリビングなどにある棚に置けるようなサイズのオリーブであれば、2,000円~程度の価格で購入できます。

 

観葉植物オリーブの商品紹介

ご自宅用に、あるいは大切な方へのプレゼントにオリーブを検討している方のために、ネットから購入できるプレミアガーデンのオリーブを紹介します。

8号と10号のオリーブは樹高が高く存在感抜群です。おしゃれな樹形や付属するラスターポットも特徴的なので、ぜひ参考にしてくださいね。

オリーブ8号(ラスターポット付)

商品ページはこちらオリーブ8号(ラスターポット付)

 

1つ目に紹介するのは、高さ約120cm~140cm前後のオリーブです。

シンボルツリーとなるサイズでありながら圧迫感のない大きさ。上に伸びていく直立型なので、限られたスペースで育てやすく、樹形も整えやすいという魅力があります。

ご自宅の玄関やリビングの一角に飾るオリーブとしてはもちろん、店内やオフィスに置く観葉植物としても重宝されるサイズ感となっています。

オリーブ10号(ラスターポット付)

 

商品ページはこちらオリーブ10号(ラスターポット付)

 

次に、オリーブ10号(ラスターポット付)を紹介します。樹高約170cm~200cm前後のオリーブで、開帳型という樹形の特徴もあり、その存在感は抜群です。

屋内に置けば、その空間全体を明るい雰囲気に演出してくれます。

窓から望めるテラスやお庭に置けば、自然光を浴びて元気に育つオリーブを眺められます。玄関先に置けば家の外観のおしゃれ度アップになるでしょう。

開店祝いなどのプレゼントに検討してみるのもおすすめです。

 

観葉植物オリーブをお探しならプレミアガーデンへ

オリーブは、季節を問わず葉を茂り、空間をおしゃれな雰囲気に演出してくれる観葉植物です。

「平和」と「知恵」という縁起のよい花言葉を持ち、風水においては邪気を払う効果を期待できると言われています。

さらには初心者でも育てやすい特徴も。ご自宅用に、あるいはプレゼントにオリーブを検討してみませんか?

オリーブを探すなら、品ぞろえ豊富なプレミアガーデンの通販サイトをのぞいてみてください。上記で紹介したオリーブ以外にもさまさまな樹形のオリーブを検討することができ、当日や即日配送サービスにも対応しています。

おしゃれに飾れるラスターポットや鉢カバーも同時購入可能。ぜひご検討ください。

 

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?