フランスゴムの木を飾ろう!基本情報と枯らせないための育て方を紹介
観葉植物の中でも非常にメジャーであるゴムの木。その仲間に属するフランスゴムの木は、自宅のインテリアとしてはもちろん、サロンやカフェなどの贈り物にも好まれる植物です。
この植物は管理方法や育て方さえしっかりと覚えておけば、株を増やしたり何年も楽しむことができるのをご存知でしょうか?
今回は、フランスゴムの木の基本情報はもちろん、枯らさないための育て方やおしゃれな飾り方などを紹介します。
フランスゴムの木の特徴
植物名 | フランスゴムの木(フィカス・ルビギノーサ) |
英名・和名 | Ficus rubiginosa・コバノゴムビワ(小葉のゴム琵琶) |
原産地 | オーストラリア東部など |
学名 | Ficus rubiginosa |
科名・属名 | クワ科・フィカス(イチジク)属 |
園芸分類 | 観葉植物 |
草丈・樹高 | 30cm~ |
耐寒性・耐暑性 | 強い・強い |
おしゃれな飲食店やヘアサロンなどでもよく見かける、フランスゴムの木。
小判型の葉としなやかな幹が印象的な観葉植物です。
そんなフランスゴムの木は、一般的なゴムの木と比べ葉が小さくさまざまなインテリアに溶け込んでくれます。
ゴムの木と同様に大変丈夫で育てやすいことから、観葉植物初心者の方へのグリーンギフトにもおすすめです。
フランスゴムの木の風水効果
丈夫で育てやすい、フランスゴムの木。
そんなフランスゴムの木には、どのような花言葉や風水効果があるのでしょうか?
はじめにフランスゴムの木が持つ「花言葉」からご紹介します。
フランスゴムの木の花言葉は、「永遠の幸せ」。
新築祝いや開店祝いなどにもぴったりの花言葉ですね。
また、フランスゴムの木には風水効果が期待できるのをご存知でしょうか?
フランスゴムの木の丸みをおびた葉には「心を落ち着かせるリラックス効果」や「金運上昇効果」があると言われています。
また、フランスゴムの木をリビングに飾ることで、家全体を明るい気で満たし心配事や災いを取り払ってくれる効果も期待できます。
ゴムの木の種類
縁起の良い花言葉を持ち、風水的にも大変良い効果があるフランスゴムの木。
そんなフランスゴムの木は、フィカス(ゴムの木)の仲間です。
ここからは、フランスゴムの木以外に人気のあるゴムの木の品種を2つご紹介します。
インドゴムノキ(フィカス・エラスティカ)
はじめにご紹介するのが、「インドゴムノキ」です。
「フィカス・エラスティカ」とも呼ばれており、インテリアグリーンとして大変人気のある品種です。
特に斑(ふ)入りの葉のものは、贈り物にも喜ばれます。
フィカス・アルテシマ
次にご紹介するのは、「フィカス・アルテシマ」です。
黄色と緑の葉の色合いが大変美しく、こちらもインテリアグリーンとして人気が高い品種になります。
フランスゴムの木を枯らさない育て方の基本
フランスゴムの木は大変丈夫で、初心者でも育てやすい観葉植物です。
しかし、フランスゴムの木を枯らさずに育てるためには基本的な育て方を知っておく必要があります。
そこで、ここからは「フランスゴムの木を枯らさない育て方の基本」をご紹介します。
これからフランスゴムの木を育てたいという方は、ぜひご一読ください。
置き場所
フランスゴムの木は、フィカス属の中では耐陰性(日陰に耐える力)があり、あまり日の当たらない室内でも育てることができます。
ただ、フランスゴムの木はもともと日光が大好きな観葉植物なので、全く日のあたらない場所での保管は好ましくありません。
フランスゴムの木の置き場所としてもっともおすすめなのは、レースのカーテン越しに柔らかい日の光が差し込むような場所です。
また、フランスゴムの木の耐寒性(寒さに耐える力)は強く8℃程度までは耐えられますが、あまり強くはありません。
冬場は野外と気温が極端に下がる窓辺を避けて、なるべく暖かい場所におきましょう。
水やり方法
フランスゴムの木の水やりに最適なタイミングは、「土の表面が乾いてから」です。
木の土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。
目安としては、植木鉢の底から水があふれ出てくる程度まで、しっかりと水を与えると良いです。
ただし、気温が15℃を下回るような冬の時期には、「土の表面が乾いたあと2~3日経ってから」水を与えるようにしてください。
観葉植物初心者の方はつい毎日のように水やりをしてしまいがちですが、フランスゴムの木に毎日水を与えていると水分が過剰になり根腐れを起こす原因となります。
また、フランスゴムの木は葉にホコリがたまりやすいため定期的に葉水をすると、キレイに保つことができるでしょう。
剪定・植え替えの方法
次に、フランスゴムの木の「剪定・植え替えの方法」について確認していきましょう。
剪定のポイント
フランスゴムの木の剪定は、成長期である春から秋にかけておこなうのが基本です。
葉が生い茂ってきたら、剪定用のハサミやナイフなどで余分な葉をカットします。
剪定の際に出た樹液が肌に触れるとまれにアレルギーやかぶれなどを起こすことがあるので、軍手などを装着してから剪定をおこなうようにしましょう。
万が一樹液がついてしまった場合は、速やかに水で洗い流してください。
植え替えのポイント
フランスゴムの木を植え替えるタイミングは、以下の通りです。
- フランスゴムの木を購入してから2年程経過している
- フランスゴムの木を植えている鉢に対して、明らかに木が大きくなりすぎている
- フランスゴムの木の下葉が枯れてきている
- 水を与えても土に染み込んでいかなくなってきた
- 鉢の底から根が出てきている
- 植木鉢が割れている など
フランスゴムの木の植え替えは、5月~9月の間が最適です。
◆用意するもの
- 元の植木鉢よりひと回り大きな植木鉢
- 鉢底ネット
- 移植ごて
- 軍手
- ゴロ土
- 観葉植物の土
◆フランスゴムの木の植え替え方法
- ひとまわりかふた回り大きな植木鉢に鉢底ネットを敷く
- ゴロ土を鉢底が見えなくなる程度まで入れる
- 観葉植物の土を鉢に対して3分の1程度入れる
- フランスゴムの木を元の植木鉢からゆっくりと丁寧に引き抜く
- 根が張っている場合は、根鉢を少し崩す
- 新しい鉢に植え付け、土を入れていく
- 水をたっぷり与える
- 一週間程度は強い風の当たらない明るい日陰で管理する
害虫や病気に注意!
フランスゴムの木は、ハダニやカイガラムシの被害に合うことがあります。
ハダニやカイガラムシは乾燥した環境が大好きな害虫なので、発生を防ぐためにはフランスゴムの木を乾燥させすぎないことが重要です。必要最低限の水やりを怠らないようにしましょう。
また、害虫を防止するためには葉水も有効です。
葉水は害虫予防ができるだけではなく、フランスゴムの木もキレイに保つことができます。
フランスゴムの木自体の風通しを良くしておくのも、害虫予防の一つです。剪定回数や置き場所に注意すると、害虫予防ができます。
それでも予防できないくらい害虫が発生してしまった場合は、薬剤を使用しましょう。
フランスゴムの木がかかりやすい病気は特にありませんが、水の与えすぎによって根腐れを起こすことがあります。
害虫が気になるからといって、水やりのしすぎには注意するのがよさそうです。
フランスゴムの木のお手入れのワンポイントアドバイス
ここまでは、「フランスゴムの木を枯らさない育て方の基本」をご紹介しました。
フランスゴムの木の基本の育て方を確認したら、次にチェックしたいのがフランスゴムの木をお手入れする際のポイントです。
ここからは、「フランスゴムの木のお手入れのワンポイントアドバイス」をご紹介します。
屋外・屋内によって注意する点が異なる!
はじめにご紹介するのは、フランスゴムの木は「屋外・屋内によって注意する点が異なる」ということについてです。
フランスゴムの木はとても丈夫な観葉植物なので、屋外で育てることも可能です。
ただし、耐寒性は基本的には8℃程度です。
できれば冬場は屋内で管理しましょう。
また、フランスゴムの木を屋内で育てる場合には、エアコンの風が直接当たらないように気をつけます。
エアコンの風が直接当たってしまうと、フランスゴムの木が弱ってしまうためです。
冬のお世話は特に注意!
次にご紹介するのは、フランスゴムの木の「冬のお世話」についてです。
丈夫で育てやすいことでも知られているフランスゴムの木ですが、耐寒性は8℃程度となっています。
フランスゴムの木を屋外で育てる場合は、外の気温が10℃を下回ってきたら室内に移してあげましょう。
肥料のあげかたにも注意!
フランスゴムの木に肥料を与える場合は、生育期である5月~10月頃を選びましょう。
置き肥を2ヶ月に1回程度のペースで与えるか、液体肥料を10日に1回程度のペースで与えるのがおすすめです。
また、フランスゴムの木の生育がゆっくりになる冬場には肥料を与えないようにしてください。
これは、冬場に肥料を与えるとフランスゴムの木が肥料焼けを起こすことがあるためです。
フランスゴムの木を増やすには?
基本の育て方とちょっとしたお手入れのポイントを押さえておけば、育てるのは非常に簡単なフランスゴムの木ですが、家庭でも簡単に木を増やすことができるのをご存知でしょうか。
フランスゴムの木を増やしたいなら、「挿木(さしき)」がおすすめです。
挿木とは、観葉植物の一部分をカットし土に植える(挿す)ことで発根させ、植物を増やす方法で、初心者でも比較的簡単に増やすことができるので、人気の高い方法になります。
フランスゴムの木を挿木で増やす場合は、葉の先端から10cm程度斜めにカットし、1時間程水につけておきます。
その後、赤玉土をベースにした腐葉土などに植え付けて、発根が確認出来たら成功です。
フランスゴムの木の挿木は、5月~9月頃におこなうのが良いでしょう。
フランスゴムの木をインテリアとしておしゃれに飾ろう
インテリアグリーンとしても人気のフランスゴムの木。
せっかくならよりおしゃれに飾りたいものですよね。
そこで、ここからは「フランスゴムの木をインテリアとしておしゃれに飾るアイデア」をご紹介します。
土をココナッツファイバーで隠す
フランスゴムの木をおしゃれに飾るための1つ目のアイテムは「ココナッツファイバー」です。
ココナッツファイバーとは、ココナッツの果皮から取ることのできる植物繊維で、土の部分にかぶせるだけで、おしゃれな空間にうまれかります。
土が見えないだけで、観葉植物がグッとおしゃれになりますし、手間がかからないのでおすすめの方法です。
大型園芸店やインターネット通販はもちろん、大型100円ショップでも販売されているので、安く手に入れつことができるでしょう。
植木鉢カバーにこだわる
フランスゴムの木をおしゃれに飾るための2つ目のアイテムは「植木鉢カバー」です。
植木鉢カバーとは、その名の通り植木鉢をカバーするための容器や布などのことで、最近ではラタンや陶器、レザーや布などおしゃれな植木鉢カバーがたくさん販売されています。
フランスゴムの木を置くお部屋のインテリアと合わせて植木鉢カバーを選んでみましょう。
また、季節に合わせて植木鉢カバーを替えるのもおすすめです。
植木鉢カバーを使えば、どんな空間も違和感なくフランスゴムの木を飾れますね。
ヴィンテージ家具などの上に飾る
フランスゴムの木をおしゃれに飾るための3つ目のアイテムは「ヴィンテージ家具」です。
フランスゴムの木はおしゃれなヴィンテージ家具との相性がとても良い観葉植物なので、ヴィンテージ家具の上や横などに飾るのもおしゃれに見せる方法のひとつ。
特にスツールの上に乗せて飾れば高低差が生まれ、メリハリのあるインテリアに仕上がるでしょう。
フランスゴムの木に関するよくある疑問
ここからご紹介するのは、「フランスゴムの木に関するよくある疑問とその回答」です。
フランスゴムの木に関する疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
寿命は長いですか?
フランスゴムの木の寿命は生育環境や管理方法によって異なりますが、上手に育てれば10年以上元気に育てることができます。
水やりや環境を整えることで、10年以上たのしむことができるでしょう。
育て方が悪ければ数か月で枯れてしまうことがあるので、注意が必要です。
大きくなりすぎた場合はどうすればいいですか?
フランスゴムの木が大きくなりすぎたときは、下記の手順で「取り木(とりき)」をおこなうのがおすすめです。
取り木は5月~6月初旬におこないます。
◆フランスゴムの木の取り木の方法
①フランスゴムの木の皮を2~3cm程度の幅で削り取る
②削り取った部分に水ゴケを巻き、ビニールで包む
③3ヶ月程度で根が出てくるので、その部分から切り新しい鉢に植え付ける
取り木をおこなわない場合は、剪定でフランスゴムの木を小さくするのも良いでしょう。
値段相場はいくらですか?
サイズにもよりますが、フランスゴムの木は10,000円~20,000円前後で販売されていることが多くなっています。
卓上サイズの小さなものだと4,000円台~で販売されていることもありますが、小さなものはやや見劣りしてしまうので、プレゼントには10,000円以上のものが人気です。
大きなものだと40,000円以上する場合もあるので、大きさや金額に注意して購入しましょう。
また、最近では観葉植物のレンタルという形でフランスゴムの木を楽しまれるお客様も増えてきています。
フランスゴムの木の商品紹介
フランスゴムの木は、プレミアガーデンでも大変人気のある観葉植物のひとつです。
「フランスゴムの木 7号(ラスターポット付)」は、特別価格7,500円(税抜)でご用意しております。
高さは約90cm前後のお品物となっており、お誕生日や結婚記念日、引っ越し祝いなどのプレゼントにはもちろんのこと、開業祝いや開店祝いなどビジネスシーンのギフトとしてもおすすめです。
商品ページはこちらフランスゴムの木 7号(ラスターポット付)
まとめ
フランスゴムの木についてご紹介しました。
丈夫で育てやすく、プレゼントとしても人気のフランスゴムの木。
プライベートシーンにはもちろん、ビジネスシーンのグリーンギフトとしてもぜひご利用ください。