ドラセナ・コンシンネとは?特徴と育て方を紹介

スラッと伸びる茎に細長い葉が特徴のドラセナ・コンシンネ。比較的育てやすい事から、観葉植物の中でも高い人気を誇ります。

さらに、品種によって異なる葉の色はどれも美しく、サイズ感も様々という点も魅力的ですよね。

この記事では正しい育て方、掛かりやすい病気・対処法、アレンジ方法など詳しくご紹介します。

ドラセナ・コンシンネの特徴

植物名 ドラセナ・コンシンネ
英名・和名 Dracena marginata(旧D.concinna)・紅覆輪千年木(ベニフクリンセンネンボク)
原産地 マダカスカル島
学名 ドラセナマジナータ(Dracena marginata)
科名・属名 キジカクシ科(※リュウケツジュ科
園芸分類 常縁低木
草丈・樹高 室内30cm〜200cm
耐寒性・耐暑性 弱い(5℃)・強い”

ドラセナ・コンシンネの風水効果

ドラセナ・コンシンネは「真実さ」という花言葉を持ち、別名「真実の木」とも呼ばれています。

そしてどの品種も幸運に関する花言葉を持っている事から、幸福の木としてプレゼントに贈られる方も多いです。

また、葉が上向きに生える植物は“陽”の気を、細く尖った葉は“鋭い”気を発生させ、“鋭い陽の気“を放つドラセナ・コンシンネは、気の流れの改善し、良い気を行き渡らせる効果があります。従って電化製品の側に置く事はマイナスの気とされる電磁波を吸収し、気を招き入れる玄関や店先に置く事は邪気を寄せ付けないという風水効果を期待できるでしょう。特に東・東南・南・南西の方角に置くと、開運や金運アップの効果があると言われています。

ドラセナの種類

緑色の葉に赤紫色の縁取りが定番のドラセラ・コンシンネを始め、実は様々な品種があります。

通常緑色をしている部分に黄白色の班が入ったトリコロール(緑・黄・赤)のストライプが入ったドラセラ・コンシンネ“トリカラー”や、トリカラーより全体的に鮮やかな赤みが増した“トリカラー・レインボー“は特に色のコントラストが華やかで存在感を放つことから人気です。“ホワイトボリー”は別名ホワイトホリーとも呼ばれ、葉の緑に乳白色の班が入った品種で優しい印象があります。そして“マゼンダ”は定番種に比べ深い色合いが特徴的で、日本では流通量が少ないレア品種。

他にもパメラ、モーリシャスと言った大きさが異なる品種もあるので、選ぶ楽しさも満点ですよね。

ドラセナ・コンシンネを枯れさせない育て方の基本

ドラセラ・コンシンネについて品種や風水効果についてご紹介しました。なんとドラセラ・コンシンネは上手く育てると数十年は枯れないといわれています。

次は実際にドラセラ・コンシンネの育て方の基本、日常的な管理方法について見ていきたいと思います。並びに注意点やワンポイントアドバイスもあるので、これからドラセラ・コンシンネをお迎えする方は必見です。

 

置き場所

ドラセラ・コンシンネは熱帯アフリカ原産なので日差しに強いイメージがありますが、直射日光に当たると葉が枯れ落ちてしまいます。ですので室内に飾る場合はレースカーテン越しの明るい窓際に置き、ベランダに置く場合は日差し避けの下に置くとよいです。また、ドラセラ・コンシンネは太陽の方向に茎が伸長してしまうので遮光程度30〜50%を保ち、鉢などの容器を回してバランスを取るのがおすすめ。

冬の寒い時期は室内に取り込み、窓辺から少し離して置いた上で温風が直接かからない場所に置いてあげましょう。尚、10度より気温が低い場所に置き続けると寒さで弱り、枯れてしまう恐れが出てくるのでお部屋の内側に寄せてあげる事が大切です。

 

水やり方法

ドラセラ・コンシンネはやや乾燥している位がベストなので頻繁に水やりをする必要はありません。春〜秋にかけてよく生長した後、冬の間は休眠するという生長サイクルに合わせて、よく生長する時期は鉢の土が完全に乾きってから、下の鉢底穴から流れ出るまでたっぷりと水をあげましょう。しかし鉢皿に水を溜めてしまうと多湿による根腐れをしてしまうので、あくまでも“乾き気味”に管理するのがコツです。もしも「土は乾いていないのに葉が乾いて張りがない」という時は根腐れしている可能性があります。この場合は直ちに水やりを中止して、暖かく明るい場所に移動させて回復を待ちましょう。あるいは鉢から抜き、腐った根を取り除き、清潔な土に植え替えるとよいです。

 

植え替えのタイミング

鉢の底穴や土の表面から根が出てたり、水が土に染み込まないなどの症状が見られたら植え替えのタイミングです。期間は3年を目安にし、ドラセラ・コンシンネにとって負担が少ない5〜6月に、一回り大きい鉢に植え替え、育つスペースを確保してあげましょう。

方法としては作業スペースにビニールシートを敷き、新しい鉢の底穴に鉢底ネットを被せ、上から軽石を敷き詰めます。土を鉢の3/1ほど入れたら古い鉢からドラセラ・コンシンネを優しく抜き出し、根に付いている土を半分より少ない位を手やピンセットでほぐして落としてください。この時に黒ずんだ根は切り落とし、新しい鉢の中心に根を広げながら、根の隙間に土が入り込むように置きます。そして土を鉢の縁から下2〜3cmまで入れ、たっぷりと水やりをして植え替え完了です。

 

害虫や病気に注意!

ドラセナ・コンシンネの注意すべき害虫は、温度が上昇している季節に発生するハダニ、日の当たり具合が良くない場合に発生するカイガラムシが挙げられます。ハダニ、カイガラムシは幹や葉に付いて植物の養分を吸収してしまう厄介な害虫です。

さらにその害虫からの排泄物からは、すす病などを誘発する恐れもあります。すす病は植物がかかりやすい病気の一つで、光合成が出来なり植物が枯れる原因になります。一方で乾燥する時期には硬い殻に覆われているロウカイガラムシ、白い粉を纏ったようなコナカイガラムシに注意。

大切な植物を守る為に、こまめに害虫チェックをし、発見したら手で潰したりヘラなどで取り除きましょう。早く駆除したい場合は殺虫剤を使用したり、勢いの良い水流で洗い流すのが効果的です。

 

ドラセナ・コンシンネのお手入れのワンポイントアドバイス

ドラセラ・コンシンネの日常的なお世話についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。飾っているだけで毎日のひと時がちょっと良いものになりそうですよね。おさらいとして元気に育つ置き場所、水やり頻度とタイミング、温度条件の3つです。

続いてはドラセラ・コンネンシのアレンジ方法、肥料のあげ方、挿木のコツについてご紹介します。

 

切り戻しで枝分かれにチャレンジ

そもそも切り戻しとは大きく育ち過ぎた植物をカットし、新しく目が出るように形を整える作業です。葉や枝が混み合っている部分をなくしてあげる事で全体に水分や養分、日差しが行き渡り、より生き生きした樹姿を取り戻します。また、ドラセナ・コンシンネは上に向かってよく伸びる植物です。管理さえ良ければ天井に届くほど背が高くなる事も。このような場合にも幹や枝を切り戻し、適度なサイズに仕立て直しましょう。

切り戻しの時期は生長期前半の4〜5月頃がおすすめです。さらにドラセナ・コンシンネはどこで切っても切り口のすぐ下から新芽(脇芽)を出してくれるので、想像以上にバシバシ切っても問題ありません。

 

幹を曲げておしゃれにアレンジ!

ドラセラ・コンシンネは幹が柔らかいので、自分好みの形に仕立てる事が出来るの楽しみ方もあります。曲げたい幹に太い針金を螺旋状に巻き、下や横の方向に少しづつ曲げていきます。また、針金で固定したまま育ててしまうと曲げた部分が固まるので、固まった後は針金を外しましょう。

注意点としては新しく柔らかい幹で行わないと上手く曲げられず、幹が折れてしまう事もあるので固くなった幹は無理に曲げないようにしてください。時間は掛かりますが真っ直ぐなドラセラ・コンネンシに飽きてしまっても、上手く活用してユニークなアレンジをしてみるとまた違う味があって愛着が湧くと思います。

 

肥料のあげかたに注意!

ドラセナ・コンシンネに肥料を与えると生長を促進し元気に育つ効果がある一方で、タイミングを間違えると効果が出ないだけでなく根を弱らせてしまう可能性もあります。大事なドラセナ・コンシンネを枯らさない為にも、肥料お与える時期と頻度はしっかりと確認しましょう。より元気に生長させる為に肥料を与える最適なタイミングは、気温が上がる5〜7月とされています。

また、肥料には即効性のある液体肥料と、土の上に置いてゆっくりと栄養を与える緩効性肥料があります。液体肥料は2ヶ月に1回程度、緩効性肥料は2週間に1回程度で取り入れやすい方で構いません。ただし肥料の与え過ぎは肥料焼けを起こして根が弱ってしまう為、用量はきちんと守りましょう。

 

ドラセナ・コンシンネを増やすなら挿木がおすすめ

ドラセラ・コンシンネはとても強い観葉植物なので、剪定だけでなく挿木も挑戦しやすい特徴があり、挿木は剪定した後に出た枝を活用する事ができます。

また、挿木に適した時期は5〜8月ですが冬までに根を張らせておく為にも6月までを目安にするとよいでしょう。

方法としては挿木とする枝を先から10cm〜15cmの長さに切り取り、枝の先に付いている葉を2、3枚のみ残し全て取り除きます。次に市販の挿木専用の培養土を育苗ポットなどのビニール生の容器に入れ、土を水で湿らせてください。鉢の中心を割り箸で穴を開け、枝を挿す空間を確保したら切り口を窪ませた部分を挿して、明るい日陰で管理してください。この時に土が乾くことのないように水やりを欠かさず行うことがコツになります。2ヶ月〜3ヶ月程で根や芽が生てくるので、一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。

 

ドラセナ・コンシンネをインテリアとしておしゃれに飾ろう

観葉植物の中でも断トツのスタイリッシュさを誇り、インテリアにインパクトを放つドラセナ・コンシンネ。さらに風水では観葉植物をどこに置くかが非常に大切な意味を持っています。

ですので次は実際に自宅にドラセナ・コンシンネを置く際には、どのように置くのが望ましいか、またより風水効果を高める配置をご紹介します。

 

気の招き場所である玄関

ドラセナ・コンシンネの風水効果を高める場所と言えば、気を招く場所とされている玄関がおすすめです。玄関に置く事により家に入ってくる気がより良いものとなり、家の中にプラスの運気を引き込んでくれる事でしょう。また先程もお伝えしたようにドラセナ・コンシンネのような鋭く尖った葉を持つ植物は、邪気を追い払う効果もあります。玄関は良い気が入ってくる訳ではなく、時には悪い気までも家に入り込もうとします。そこで邪気を祓い、鋭い陽の気を行き渡らせるドラセナ・コンシンネを置く事で、日常の良くない事を払い除けてくれるのです。

とは言え過程によっては玄関の日当たりが悪い場合もあるので、定期的に日光を浴びさせるなどのきちんとした管理は大切。生き生きと美しい姿で金運や海運、厄払いをしてもらいましょう。

 

家族が集まるリビング

リビングや居間は長い時間を過ごす空間としてはもちろん、家族が一緒に集う空間ですよね。風水でも家族運に影響をもたらす場所とされおり、人が集まる空間に幸運の木であるドラセナ・コンシンネを置くことで、幸福な運気を引き寄せてくれるでしょう。また、電化製品が多く置かれるリビングや居間はマイナスの木とされている電磁波が、悪い気を充満させやすくしている場合もあります。そこでリビングや居間にドラセナ・コンシンネを置く場合は、特に運気が停滞しやすい部分である部屋の四隅に置いてみてはいかがでしょうか。停滞した運気を取り払いながら、色鮮やかな葉と背の高い樹姿そのものがお洒落なインテリアアイテムとして存在感を放ってくれること間違いなしです。

 

気が相対しているキッチン

キッチンはコンロの“火の気“とシンクの“水の気“があるとされています。そんなキッチンは相対する火と水の気がミックスされているので、風水的には複雑な場所なのです。そこでドラセナ・コンシンネを置く事によりドラセナ・コンシンネが持つ“木の気“が、対立する火と水を取り持ちバランスを整えてくれる効果があります。キッチンの空間を明るくしたい方、キッチンの空気が淀んでいる気がする方に是非おすすめ。きっとドラセナ・コンシンネならではの陽の気が、生活空間を明るく照らしてくれます。

しかし現実的に背の高いドラセナ・コンシンネを置く事は厳しいので、コンパクトなパメラなどが相応しいでしょう。

 

ドラセナ・コンシンネに関するよくある疑問

ドラセナ・コンシンネは熱帯雨林生まれの植物である事を踏まえて、本来の環境を意識した環境がとても大切だという事は皆様熟知されていらっしゃると思います。

という事で、次にいざ育て始めてみた方からよく寄せられる質問を2つご紹介します。改めて気を付けるべき事も挙げているので、観葉植物の元気がなくてお悩みの方へ参考になりましたら幸いです。

 

葉が垂れてしまう原因はなんですか?

葉が垂れてしまうということは、葉に十分な水分が行き渡っていない証拠です。定期的に適切な水やりを忘れずにしましょう。ただし、水のやり過ぎは多湿に弱いドラセナ・コンシンネの性質上、根腐れの原因となってしまいます。鉢皿に水が溜まっているのは良くありません。場合によって水やりの頻度を見直しながら、ドラセナ・コンシンネ特有の葉を維持する事がポイントです。

また、ハダニやカイガラムシなどいずれの害虫は幹や葉から養分を吸収し、すす病などを引き起こす原因となる排泄物を残すので見つけたら早めに退治しましょう。

 

葉が黄色くなった場合の対処方法はありますか?

観葉植物の葉が黄色くなった原因を元に様々な対処方法があります。例えば水のあげ過ぎ・あげな過ぎの場合は葉や土を触って判断しましょう。また、熱帯生まれのドラセナ・コンシンネはとても寒さに弱く、弱ってしまって葉が黄色になる事も。外に置いている場合は室内に入れ、暖房の風が直接当たらない明るい場所に置いてみてください。他には3年以上詰め替えをしておらず根詰まりを起こしてしまい、水を吸い上げる事が出来なくっている場合もあります。そして、特に植え替えと同時に季節の変わり目や置き場所を変えたなどで、環境の変化による適応のために葉を黄色くしたり、葉を落とすこともあるので覚えておきましょう。

 

ドラセナ・コンシンネの値段相場はいくらですか?

開店祝いや各種お祝い事のシーンで贈られるドルセナ・コンシンネですが、相場価格は比較的リーズナブルで贈りやすい価格なんです。鉢カバーや種類によって多少の変動はあっても7号サイズで9,000円前後、8号サイズで10,000円台、10号サイズで20,000円台が相場になります。

実店舗ではなく通販で購入することで運ぶ手間を掛けずに新鮮ものを購入することが可能です。他にもラッピングやメッセージカード・立て札の無料サービスが豊富であったり、発送前に写真を送ってくれるショップが多いので安心して利用できるのも有難いですよね。

また、イベント会場や自宅に気軽にインテリアグリーンをレンタル出来る会社があることをご存知でしょうか。レンタルは一日単位で可能、葉の表面には光接媒コーティングが成されているため、虫の心配や毎日のお世話の心配もありません。気になった方はチェックしてみてくださいね。

 

ドラセナ・コンシンネの商品紹介

ドラセナ コンシンネの7号です。ドラセナ コンシンネは、成長に応じてスラっと伸びた幹を自由に曲げて育てて行くことができることから、個性的な曲がりに育てることができ、スタイリッシュでオシャレなインテリアグリーンとして人気がある植物です。

コンシンネの細身の幹と、噴水状に上へ生える葉の様子は全体にシャープな美しさがあるので、アジアンスタイルのレストランフロアや、フロアガラスの大きい明るく天井の高いホテルのロビーなど、高さのある場所に飾ると、どこかオリエンタルで涼し気なイメージを与えてくれるでしょう。

また、ドラセナ種は花言葉として「幸福」の意味を持ち、その中でもコンシンネはまっすぐな葉の様子から「真実の木」とも呼ばれています。

風水的にもフロア内を明るい気で満たし、悪い気を良い気へ変える効果があると言われていますので、スタイリッシュな見た目と共に、新しいお店や移転したてのフロアなどに飾ってあげても、とても良いインテリアとなってくれるでしょう。

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まとめ

ドラセナ・コンシンネの特徴と品種、正しい育て方、飾り方などについて詳しくご紹介しました。ポイントさえ踏まえたら手軽に育てられ、様々な魅力を放つドルセナ・コンシンネはインテリアや贈り物として不動の人気を誇っています。

気になった方はこの機会に観葉植物のある生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

是非プレミアガーデンまでお問い合わせください。

 

 

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