実は数十年も咲く!胡蝶蘭の寿命について 長く楽しむコツと毎年咲かせるポイントもご紹介

 

生花や贈り物、さらに園芸品種としても高い人気を誇る胡蝶蘭。その花の高貴な姿や、開花してから非常に長持ちするという特性から、大変重宝され愛されてきた花の一つです。

胡蝶蘭を購入するときや贈り物としてもらったとき、気になることとして挙がるのは、花はどれくらいの間咲き続けてくれるのか、そして株はどれくらい保つのか、ということでしょう。

この記事では、胡蝶蘭とはどんな植物なのかという基本的な情報に始まり、胡蝶蘭の寿命を花と株のふたつの観点から紹介し、さらに花や株を長持ちさせるコツもお伝えしていきます。

胡蝶蘭について

まずは胡蝶蘭について基本的な情報をお伝えしていきます。生花や贈り物では定番の種類として広く親しまれている胡蝶蘭ですが、実際はどんな植物なのでしょうか。

まずは、胡蝶蘭という植物について、名前や生息する地域などを切り口にして少々詳しく触れていきましょう。

胡蝶蘭はどんな植物?

胡蝶蘭はファレノプシス属(Phalaenopsis)に属する蘭を指す名前です。

ファレノプシス属の中でも、ファレノプシス・アフロディテ(Phalaenopsis ahprodite)やファレノプシス・アマビリス(Phalaenopsis amabilis)は代表的な種類で、これらの種の蝶々のような形状の大きな花にちなんで、胡蝶蘭という和名がつけられたようです。

現在出回っている胡蝶蘭の多くは、これらの種をもとにした大きく優雅な花を咲かせる品種であり、栽培を楽しむのみでなく、切り花や贈り物としても親しまれる花となっています。

なお、ファレノプシス属はインドネシアやフィリピンを中心に多様な種類が生息していますが、それらを交配した品種も、愛好家向けに出回っています。

胡蝶蘭はどこから来た植物?

上述の通り、インドネシアやフィリピンで多様化しているファレノプシス属ですが、中国南部・ニューギニア・オーストラリアのクイーンズランド州など、極めて広域に分布しています。

ファレノプシス属は多くの種類が着生蘭といわれており、土壌に根を張るのではなく、樹木や岩肌などの表面に根を伸ばし張りつくようにして生育しています。

こうした生態は、ファレノプシス属が比較的乾燥に強く、運搬が容易であることを示しており、エキゾチックな熱帯園芸植物として世界中に広まるのを後押ししました。

現在私たちの身の回りに胡蝶蘭がたくさん出回っているのも、花の美しさという理由のみでなく、胡蝶蘭の生態が栽培や運搬に適していたからであるともいえるのです。

胡蝶蘭の寿命はどれくらい?

そんな胡蝶蘭は、今や日本で最も人気の高い花の一つになっていますが、店頭などで見かける胡蝶蘭の花はどれくらい保つのか気になった方も少なくないでしょう。

ここからは、胡蝶蘭の寿命について、花はどれくらい保つのか、また株はどれくらい保つのか、という2点に焦点を合わせて見ていきます。

胡蝶蘭の花の寿命

胡蝶蘭は生花やフラワーギフトとしても人気が高いことから、購入する際にも、贈り物としてもらった際にも、花の寿命は気になるところです。

一般に胡蝶蘭の花の寿命は比較的長いとされていますが、具体的にどれくらいの間咲き続けるのでしょうか。

まずは、胡蝶蘭の花の寿命について、詳しくお伝えしてきます。

胡蝶蘭の花はどれくらい保つ?

胡蝶蘭の花は、長い場合であれば、咲き始めから数えて3ヶ月ほど保つことがあります。

一般に販売されている胡蝶蘭の花はすでに開花していますから、少々短くはなりますが、それでも1ヶ月程度は十分に楽しめると考えて良いでしょう。

切り花にした胡蝶蘭も、他の花と比較して長命で、2週間以上美しい姿を見続けることが可能です。

こうした胡蝶蘭の花の寿命の長さも、花そのものの美しさと相まって、切り花やフラワーギフトなど、さまざまな用途で重宝されていることの理由といえるでしょう。

胡蝶蘭の花を長く楽しむコツは?

このように、胡蝶蘭の花は非常に寿命が長く、それほど繊細な管理をしていなくとも、2,3週間ほどは美しい姿を楽しむことができます。

ただし、ちょっとしたコツを知っておくことで、胡蝶蘭の花はさらに長い期間、美しい姿を見せてくれます。

1つ目のコツは、暖かい環境を用意することです。

すでに紹介した通り、胡蝶蘭は熱帯地域を原産とする植物です。

そのため、胡蝶蘭にとって快適な暖かい環境を用意してあげると、花持ちも良くなります。

ただし、真夏のような暑さのなかでは、かえって花が痛むのを早めてしまう恐れがありますので、注意しましょう。

2つ目のコツは、空気の乾燥に気をつけ、高めの湿度を保つことです。胡蝶蘭は、本来は着生蘭として、熱帯雨林の樹木の表面や岩肌に張りつくようにして生育する植物です。

こうした環境の特徴は、湿度をたっぷりと含んだ空気がよく循環する場所であるということと、根回りに余分な水分が少ないということです。

つまり、根回りには過剰に水を与えることを避け、代わりに湿度を高く保つのが、胡蝶蘭にとって理想的であるということです。

注意すべきは、暖かい温度を保つために暖房をかけるなどしている場合、湿度が低くなりやすいという点です。

霧吹きなどを用意してこまめに葉水(葉の表面に水を吹きかけること。空気の乾燥に弱い植物を育てる際に有効)を行うと、調子の良い花を長持ちさせることに、つながります。

胡蝶蘭の花はなぜ長い間咲き続けられる?

胡蝶蘭の花が、一般的な花と比較して非常に長寿であることをお伝えしてきましたが、なぜ、これほど長い間咲き続けることができるのでしょうか。

開花時期の長い花というとさまざまな種類を挙げることができますが、そうした花々は、次々に新しい花茎を伸ばすことで長期間咲き続けているものが多く、胡蝶蘭のように単一の花茎から咲く花が数カ月間保つものは珍しいです。

つまり、胡蝶蘭は次々に新しい花を咲かせる植物ではないものの、一つひとつの花の寿命が極めて長い植物である、ということがいえるのです。

こうした胡蝶蘭の特性の秘密は、その生態にあります。

すでにお伝えした通り、胡蝶蘭は着生蘭として、土壌ではなく樹皮や岩肌に張りつくように生育します。

このような環境で育つ胡蝶蘭は、土壌に根を張る植物に比べ、水や栄養が少ない環境に生きています。

こうした水分が少ない環境に適応するために、胡蝶蘭は葉や根を肉厚にし、水や栄養を蓄えられる機能を発達させました。

もちろん、胡蝶蘭の花もこうした環境で咲くわけですから非常に肉厚な花弁を備えており、それゆえに簡単には萎れない寿命の長い花になっているのです。

特殊な環境に適応した結果、世界中で愛される花が誕生したというのは、不思議で面白いめぐり合わせですね。

胡蝶蘭の株の寿命

ここまでは、胡蝶蘭に花の寿命についてお伝えしてきましたが、花が終わった後でも、まだまだ胡蝶蘭を楽しむことはできます。

胡蝶蘭の株は上手に栽培することで、驚くほど長い期間、元気な姿を見せ続けてくれます。

ここでは、胡蝶蘭の株がどれくらい保つか、長く保たせるためのコツはどのようなものか、そして毎年咲かせるためのポイントについて触れていきましょう。

胡蝶蘭の株の寿命はどれくらい?

胡蝶蘭の株の寿命は非常に長く、花が終わった後も適切に栽培することで数年間に育てることが可能です。

さらに、大切に育てることで数十年単位で長生きする株もあり、最長寿の胡蝶蘭として約100年生きていた株が報告されたこともあります。

胡蝶蘭の株は花が終わってしまうと少し、寂しい見た目になったように感じられるかもしれませんが、翌年にもう一度咲かせることを目標にして世話をしてみるのもおすすめです。

胡蝶蘭の株を長く栽培するコツは?

それでは、花が終わった胡蝶蘭の株を長持ちさせ、翌年の開花につながるようにするには、どのような世話をすれば良いのでしょうか。

まず、開花中の管理として、萎れ始めた花は早めに摘み取るようにします。

そして、花も終わりかけに差し掛かってきたら、株の体力の消耗を避けるために、花茎を根本から切り落としましょう切った花茎はもちろん、切り花として楽しむことが可能です。

胡蝶蘭の株は、直射日光が当たらないようにレースのカーテン越しに置き、室内ははなるべく10℃以下にならないように管理しましょう。

水やりは水分過多による根腐れに注意し、植え込み材が乾いてから与えるようにして、冬場は水やりの頻度を少なめにします。

また、湿度も重要ですので、風通しを良くして、、空気がこもらないようにし、葉水などで湿度を上げる工夫をすると良いでしょう。

このような、基本的な点を押さえておくことで、胡蝶蘭と長い期間付き合うことが可能になります。

胡蝶蘭を毎年咲かせるコツは?

毎年きれいな花を楽しむためには、先に述べたような、基本的な管理方法に加えて、適度な肥料を与えることも大切です。

胡蝶蘭は熱帯植物ですので、日本では温暖な時期、5月から9月にかけてが旺盛に生育する期間になります。

その期間に肥料を与えるのが、美しい花を咲かせるポイントになります。

胡蝶蘭は本来それほど多くの栄養素を必要とする植物ではないため、肥料を与える際は、規定量よりも少なめの量で与えて様子を見ましょう。

なお、真夏や開花時期の施肥は株にストレスを与えてしまう恐れがあるため、控えておくのが無難です。

胡蝶蘭の株はなぜ長寿?

胡蝶蘭の株は長いと数十年に渡って生き続けますが、これほどまで長寿なのには理由があります。その理由は、胡蝶蘭の独特の生態にあります。

胡蝶蘭は開花後、複数の子株をつけることがあります。

親株の成長が止まったとしても、親株に蓄えられていたこれらの子株に栄養が分けられ、成長していきます。

こうして成長した子株は、ある程度の大きさまで育ったところで株分けすることも可能です。このようにして、胡蝶蘭は、およそ数十年にもおよぶ長寿を実現しています。

寿命が長いことで親しまれる胡蝶蘭

胡蝶蘭は花も株も長持ちする長寿な植物で、長寿祝いのフラワーギフトとして親しまれています。

また、胡蝶蘭は、花の寿命が長く、ある程度の期間飾り続けられますので、開業祝いなどのお祝いシーンに重宝されています。

胡蝶蘭といえばお祝い花の定番ですが、定番として選ばれ続けていることにはこのような理由があるからなのです。

胡蝶蘭のおすすめの購入先は?

胡蝶蘭は、栽培するためにも贈り物にするにも、状態の良い株を入手できるかどうかが大切です。

良質な株を手に入れることができれば、初心者の方でも容易に栽培を始められますし、贈り物にする場合には、やはり高品質な胡蝶蘭の花を贈りたいですよね。

そのためには、こだわりを持って良質な株を仕入れて販売している業者や販売店を見つけることが、胡蝶蘭の購入時に最も気をつけるべきことの一つといえるでしょう。

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そのため、扱われている胡蝶蘭の品質は折り紙つきで、一般的な大量生産のものとは一線を画します。特に注目すべきは、見る人の目を引く花の大きさで、その大きさは他社の約1.2〜1.5倍にもなります。

このようなこだわりのために幅広い層からも人気で、個人的な贈り物から舞台や企業、大使館等のお祝い花など幅広い層からも人気があり、お客様からも厚い信頼があります。また、リピート率も90%を超えているお店です。

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