花屋でバイト・パート勤務をしてみたい！仕事内容やメリットは？

美しい花々に囲まれながら働けるフラワーショップでのアルバイトは、花が好きな方には憧れの職業でしょう。

華やかなイメージのある花屋さんは、カフェでのアルバイトのようにおしゃれに感じられるものですが、実際の仕事内容にはどんなものがあるのでしょうか。

今回は、花屋さんでバイトやパートとして働くときの仕事内容や、花屋で働くことの魅力などをご紹介していきます。

 

花屋でバイト・パート勤務をしてみたい！

「花がとにかく大好き」「好きなものに溢れた環境で仕事したい」「花の扱い方を学びたい」「将来的に自分でも開業してみたい」

そんな方はまず、アルバイト・パート勤務から始めてみてはいかがでしょうか。

 

お花に関するバイトには、一般的な生花店でのバイト勤務以外にも、配送だけを請け負う仕事や、アレンジメント作成のみの仕事など、募集形態によってもさまざまですので、募集要項をチェックしましょう。

今回は、一般的な「お花屋さん」と呼ばれる、店舗に店員がいて、切花や鉢植えなどを販売するフラワーショップでの仕事について解説していきます。

 

無資格・未経験でも働ける

花屋さんでのバイトには、必須経験や資格はなく、求人募集のほとんどが「未経験OK」としています。未経験者が多いため、先輩スタッフも指導に慣れているでしょうし、先輩も未経験の状態から始めた方かもしれません。そのため、初心者でも働きやすい環境だと言えるでしょう。

バイトから始めて経験を積んでいけば、ゆくゆくは正社員へステップアップもできます。将来的に自分の店舗を開くという道も開けますよ。

 

短期バイトとしてもおすすめ

花屋さんには繁忙期があります。クリスマスやお正月の季節行事がある年末年始、母の日や父の日などのフラワーギフトのニーズが増える時期、卒業式や送別会シーズンなどです。

繁忙期の花屋さんはとても忙しく、平常時のスタッフ数では人手が足りません。繁忙期に限って短期のバイト募集求人も出てきますので、短期を希望している人や、花屋さんの仕事を短い期間でも体験してみたい人にはおすすめです。

そこで自分に花屋での仕事が合っていると思えば、長期でのバイトを探してみましょう。

 

花屋の仕事にはどんな人が向いている？

まずは、花屋さんの仕事に就く人にはどんな人が向いているのかを見ていきましょう。

 

お花が好き

第一に、草花が好きであることが大前提です。

花屋さんでは常にお花と向き合い、毎日の手入れや水やりは欠かせません。日々花と接するうえでは、お花が好きでないと続きません。

業務内容については後ほど詳しくご紹介していきますが、花屋さんの仕事は決して楽ではなく、力仕事や水作業も含まれます。お花をお湯で手入れするわけにはいきませんし、店内で暖房を多く使用することもできません。特に冬場の水作業は辛いこともあるでしょう。

そういった大変な仕事があっても、お花を愛していれば頑張れますし続けられるのではないでしょうか。

 

コミュニケーション力が高い

花屋の仕事はコミニュケーションが肝心です。花屋の仕事は、花のお世話だけではなく接客も含まれます。お客様との会話の中で、オーダーを正確に聞き取ることが大切です。

また、店内でお花選びに迷っている方へ声掛けをすることも必要になりますし、お店にかかってきた電話への対応や案内も行います。

従業員間の連携作業もありますので、コミュニケーションを取りチームワークを円滑にすることも大切です。

チームワークを乱さず、協調性がある人物かどうかは大変重要になってくるでしょう。

 

色彩やデザイン感覚に優れている

仕事に慣れてくると、次第に花束やアレンジメントの制作を任されるようになります。

素敵なお花のアレンジを作るには、色彩感覚やデザインセンスなどが必要です。お客様からのオーダーは、「ピンク系で」「かわいい感じで」「ボリュームがあって華やか」など、抽象的なイメージでの注文がほとんどです。

お花を使う用途や予算、希望のイメージなどをヒアリングして、希望に沿うよう自分で花材などを選んで、アレンジメントを作成していきます。コミュニケーションによるヒアリングと、そのイメージを形にしていくセンスが求められるのです。

 

勉強する姿勢がある

未経験から花屋の仕事を始めるとなると、覚えなければならないことがたくさんあります。

レジ操作や開店・閉店時の作業といった、一般的な店でも業務以外にも、お花の名前や種類を覚えたり、お花ごとで異なるお手入れの方法を覚えたり、フラワーギフトなどでは贈る用途でのマナーに沿ったアレンジやラッピングが必要な場合もあります。

とにかく覚えることがたくさんありますから、途中で嫌になってしまう人もいるかもしれません。

これも、先述したようにお花が好きであれば、興味を持って自発的に取り組んでいくこともできるでしょう。

 

花屋さんのバイトの年齢層は？

花屋さんで働いている人の年齢層は幅広いですが、20代から40代の方が多いです。もちろん学生の方もいらっしゃいます。

学生の方は、平日の放課後や土日祝日をバイト勤務に充てると思いますが、お花屋さんが忙しいのは平日よりも土日祝日ですので、忙しい曜日にシフトに入れる人材はありがたいですね。

 

性別問わず大歓迎！

花屋さんで働いている方は女性が多いですが、男性の方ももちろんいらっしゃいます。

業務には力仕事や配送業務も含まれますので、体力のある男手は重宝されるでしょう。お店によっては、店頭での接客よりも配達をメインにお願いされることもあります。ただ、やはり女性が多い職場環境にはなりますので、自分以外に男性従業員がいないことが気にならず、女性とのコミュニケーションが苦ではない方の勤務がおすすめです。

年齢制限などはないのですが、体力勝負の立ち仕事ですので、そこそこ体力に自信がある年齢層の方が多くなります。

 

花屋さんのバイトの主な仕事内容

花屋さんのバイトでは、店頭での接客以外にも、お花の管理、店内の清掃、レジ打ちや電話対応などさまざまです。

具体的にどんな仕事内容があるのか、簡単におさらいしておきましょう。

 

勤務時間

勤務時間や休日は、働いている店舗で異なります。

花屋では平日よりも土日祝の来店数が多いので、基本的には平日休みの店舗が多いです。

バイトであればある程度のシフト調整はできますが、忙しい土日祝日に毎回休むわけにもいかないでしょう。

繁忙期になれば人手が足りず、休み希望がすべて通ることは難しいので、土日祝日の出勤は覚悟しておく必要があります。

 

水揚げ・手入れ

生花店では週に数回、早朝から市場で花材を仕入れます。仕入れた切り花は、水を吸い上げやすくなるように「水揚げ」という処理を行います。これは、鮮度を保つために必ず行う作業です。

店頭に並ぶ花材も、汚れている葉や枯れている葉をこまめにチェックします。

花が入ったバケツを洗ったり、水を入れ替えたりする水替えの仕事もあり、結構な力仕事です。

お花は生きているので、誤ったお世話方法では枯れてしまいます。先輩スタッフからきちんと手入れ方法を教えてもらい、お花の種類によって適切な管理をしましょう。

 

花束のラッピング

お花屋さんではお客様からのオーダーに沿って、花束やアレンジメントフラワーを作成します。バイトに慣れるまでは水揚げや水替えがメインの仕事ですが、慣れていくうちに花束のラッピングもお願いされるようになるでしょう。

長く勤務していけば、アレンジメントの作成に携わっていくこともできます。

 

接客・レジ打ち・電話対応

お花を選んでいるお客様への声掛けや、レジ操作や伝票処理などのレジ業務も覚えます。

個人経営の小さな花屋さんでは、店番を一人で任されることもあるかもしれません。

その間に来店されたお客様からの注文内容は、正確に聞いておかなければなりません。電話注文される方もいるので、電話対応も必須になります。

予算希望や贈る用途、どんな人へ贈るのか、受け取り日時、配達の有無、連絡先などをヒアリングして、アレンジメントの作成するスタッフへ間違いなく伝えましょう。

 

開店・閉店作業

シフトに入る時間帯によっては、開店・閉店作業も行います。レジ開けとレジ閉め、店内清掃などが主な仕事内容ですが、店舗によって流れや内容が異なるでしょう。

基本的に、花屋のバイトでは店舗での業務全般に関わります。

バイト勤務であっても、やる気があって信頼できる人には、より多くの業務を任せてもらえますよ。

 

配達業務

運転免許があれば、配達業務を任されることもあります。配達先は、個人宅や会社、イベント会場や葬儀場などが主になります。

イベント会場などでは、商品のセッティングまでを行いますので、コミュニケーションや一般的なマナーも必要になるでしょう。

配達して完了ではなく、スタンド花などの商品は、後ほどスタンドを回収する業務も発生します。

 

花屋さんで働く楽しさやメリット

コンビニやスーパー、ファストフード店など、バイト経験者の多い一般的な職種と比べて、花屋での仕事はちょっと特殊ですが、ここからは花屋で働く楽しさやメリットをご紹介しましょう。

 

未経験者が採用されやすい

花屋の仕事は「未経験可」での募集条件がほとんどなので、未経験者が採用されやすいメリットがあります。

必須資格もなく、学歴よりも人柄やコミュニケーション力が重視されます。特別な資格がないということは、誰でも挑戦できるチャンスがあるということです。

 

好きな環境で働ける

本が好きな人は書店や図書館、ケーキが好きな人はケーキ屋で働けるのは、とても幸せですよね。

特に初めてのアルバイトは、自分が憧れるおしゃれな場所や、好きなものを扱うお店を選びたいものです。お花が大好きな人は、花屋で働くことができたらとても楽しいでしょう。

仕事に対する日々のモチベーションにも影響します。好きなものを扱えば積極的に仕事に励めるし、興味があることは意欲的に学べるのではないでしょうか。

 

身だしなみが自由

花屋さんのスタッフは、指定されたエプロンを着用していることがほとんどです。エプロンの下に来る服装は自由なので、わざわざ制服に着替える必要がないのが嬉しいですよね。

実際に花屋で働いている人はパンツスタイルの方が多く、動きやすさや汚れが目立ちにくい色を選んでいます。

髪色やネイル、ピアスもOKな自由度の高い店舗が多いです。自由におしゃれを楽しみたい方や学生の方には嬉しいポイントですよね。ただし、冠婚葬祭イベントの業務が多い店舗などは、服装や髪色に指定があることもあります。

残念ながらネイルについては、水仕事の中でせっかくのネイルが長持ちしないので、ネイルをしない人が多い印象です。

服装が自由とは言え、接客業ですので身だしなみや清潔感が大切になります。奇抜な服装や髪色、不衛生な服装などは避け、身だしなみを整えましょう。

 

やり甲斐がある

花屋さんでは、花の知識を基にフラワーギフトの提案や、お客様からのニーズに応じたものを選びます。実際に商品を手にされたお客様が喜んでくださり、満足してもらえるのはやり甲斐を感じられる仕事です。

記念日の贈り物やプロポーズの花束など、お客様の特別な日に関わるフラワーギフトには、やり甲斐もひとしおでしょう。お客様の満足げな笑顔に、気持ちが明るく穏やかにもなれます。

 

お花の割引購入やもらえることもある

店舗によって異なるため一概には言えませんが、満開になって咲ききっているお花を持ち帰らせてくれることもあります。

満開のお花はとてもきれいなのですが、数日で枯れていってしまいます。持ちが良くないお花は販売せず、従業員が持ち帰っても良いとしているお店や、割引きして販売しているお店もありますよ。

 

花屋さんで働く大変さやデメリット

どんな仕事にも、楽しいことばかりではなく、大変なことや辛いこともあります。華やかでおしゃれに見える花屋さんでも、それは同じです。

続いては、お花屋さんで働く中で感じる大変さについて、デメリット部分をお伝えしていきます。

 

仕事は体力勝負

小さい頃に思い浮かべていた花屋の仕事は華やかで、力仕事とは無縁なようにも見えますが、業務内容を詳しく知ると誤解であることが分かるでしょう。

花屋の仕事では、水の入ったバケツや鉢植えの観葉植物などを運ぶシーンも多く、意外と力仕事です。体力に自信がないと、身体的にきつさを感じるかもしれません。

華やかなだけの仕事ではありませんのである程度の覚悟はしておきましょう。

 

水仕事で手が荒れやすい

お花の手入れには、お湯を使えませんとにかく水仕事が多いです。そのため、とにかく手先や肌が荒れやすいです。ハンドクリームによる保湿や、肌が特に弱い方はゴム手袋などの対策も必須になります。

ハンドクリームは香りや成分の関係で、業務中の使用を禁止しているお店もあるので、乾燥する冬場には手荒れが大変です。

 

夏は暑く、冬は寒い

花屋さんではお花に適した温度管理がされます。

冬の店内は暖房が使えないので、足元のヒーターなどでしか寒さを凌げません。特に路面店などはかなり冷え込みますので、寒がりの人や冷え性の方には辛い環境かもしれません。冬の勤務では防寒対策をしっかりしましょう。

一方で夏場は、お店の入口を開けておくことがあるので、店内が暑いこともあります。反対に、花を管理するキーパーの冷気で体を冷やすこともあるでしょう。

 

虫の駆除もしなければならない

草花を取り扱う花屋での仕事には、虫の発生が付き物です。虫が苦手な方にはなかなか堪える環境ですよね。仕事ですから、「誰かお願い！」と駆除を任せるわけにもいきません。

中でも多いのが、ナメクジや毛虫などの虫です。毛虫の駆除は、正しく処理しなければかぶれなどの皮膚症状を起こすこともありますので、先輩スタッフに処理方法をきちんと教わりましょう。

幸いにも素手で処理するということにはなりませんので、慣れるまでは一苦労かもしれませんが、だんだんと日常茶飯事になっていくでしょう。

 

正社員を考えている人はパートから慣れてみる

将来的に花屋の仕事を考えている人は、バイト・パート雇用から慣れていくのもおすすめです。パートから徐々に業務を覚えていき、だんだんと大きな仕事やアレンジメントにも挑戦していきましょう。

勤務している店舗が社員登用を行っていれば、面接時に昇進システムについても詳しく確認しておけると良いですね。

 

花屋でバイトをしたいならプレミアガーデン

今回は、花屋でのバイト・パート勤務を考えている方向けに、仕事内容や募集条件、花屋で働くメリットやデメリットについてご紹介してきました。

最後に、プレミアガーデンの求人情報をご紹介します。正社員の他アルバイトも募集中ですので、ぜひ応募してみてください。

 

プレミアガーデンの募集要項は、下記の通りです。

年齢：23歳から45歳くらいまでの男女（長期勤続によるキャリア形成を図る為） 雇用形態：正社員、契約社員、アルバイト 勤務地：東京本店、大阪支店、名古屋支店、福岡支店 勤務時間：月曜日～金曜日　9時～18時半　土曜日、日曜日、祝日　9時～17時半 休日：シフト制 給与：月給20万円～（正社員）時給1,100～1,500円（アルバイト） ※経験者は優遇

【重要】ご応募の際は、ご応募書類に必ず電話番号のご連絡先を記載して頂くようお願い致します。

引用：プレミアガーデン求人情報

 

お客様と接しながら、フラワーギフトを作り上げていくお花屋さんは、とてもやり甲斐のある仕事です。

「花が好き」という気持ちがあれば、大変な業務や力仕事も乗り越えやすいでしょう。

花屋で働いてみたい！という気持ちがある方は、まずはバイトから始めてみてはいかがでしょうか。