株主総会ではどんな花が喜ばれる？株主総会で贈る花の選び方と注意点とは

 

株主総会と聞くと、少し堅いイメージを抱く人も多いことでしょう。株主総会とは、株式を上場している企業の重要事項を決定する機関であり、会社としての意思決定を行う最高機関でもあります。そのため、堅いイメージを抱くことは、無理もないことなのかもしれません。株主総会では花が飾られていることが多いのですが、株主総会では、経営者と株主との間で、さまざまな質疑応答や意見交換が行われます。難しい質問や厳しい意見が飛び交うことも多く、会場の雰囲気が暗くなることもあるものです。

そんなとき、会場の雰囲気を明るくしてくれるのが、花の存在なのです。今回はなぜ、株主総会で花を飾るのか？株主総会に適した花ｙ株主総会で花を贈るときの注意点を紹介していきます。

なぜ株主総会で花を飾る？

壇上や会場の片隅に花が飾られているというだけで、会場の雰囲気は明るくなり、華やいだものとなります。

一般的に見ても、株主総会の会場ではよく花を見かけますが、ではなぜ会場に花が飾られているのでしょうか。ここではその理由を3つ紹介していきます。

 おもてなしとして

株主総会の会場で飾られる花には、同じ花でも主催者が飾る花と、贈り物として飾られる花の2種類があります。

主催者側が飾る花は、会場の雰囲気を少しでも明るく、そして華やかにすることが目的です。

会場のエントランスや受付、もしくは壇上に花が飾られているだけでエレガントな雰囲気を作り出し、格式高い会場へと変えてくれます。

また、花を飾ることには、わざわざ会場へ足を運んでくれる株主の方を、もてなすという意味もあります。

スタンドなどに飾られたお花を、総会が終わって帰る際に、株主にお土産としてプレゼントする企業も多くなってきました。

最近人気の高いアレンジメントフラワーは、帰る際に持ち帰りやすいとして人気を集めています。

 就任や昇進のお祝いとして

贈り物として飾られる花が、このタイプの花です。

株主総会では、重要事項を決定する機関として、役職への就任や昇格が発表されることがあります。

これをお祝いする意味で、取引のある会社や交流のある企業が、株主総会で花を贈る文化が定着しているのです。

また、贈る相手側の企業の業績が、好調であることをお祝いする意味を込めて、花が贈られることもあります。

 今後の発展を願うものとして

お祝いの意味だけではなく、相手企業の今後の発展や繁栄を願って、花を贈る場合もあります。より高級な花を贈ることで、これから先も企業としてのお付き合いをお願いしたいというメッセージを込めて、株主総会で花を贈るものです。

単純にお付き合い程度として花を贈る場合もありますが、いずれにしても、これからの関係性を良好なものとして築いていきたいという願いが込められています。

  株主総会に適した花

いざ自分が株主総会で花を贈ることになったとき、どんな花を選べば良いでしょうか。

株主総会で花を贈った経験がなく、花を贈る意味や、適した花の種類などを知らなければ、どんな花を贈っていいのかわかりませんよね。

趣旨にそぐわない花や、場違いな花を贈ってしまえば、せっかくの花が台無しとなってしまいます。何より、何も考えずに適当に花を贈ることは、贈る相手にも失礼です。

ここでは株主総会に適した花を紹介していきます。

胡蝶蘭

 株主総会のお祝いで贈る花は、その多くが胡蝶蘭です。

胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があることから、多くのお祝いの場で贈られています。

その姿が華やかで、高貴なイメージさえある胡蝶蘭は、上品で気品がある花という印象を受ける花です。

花のなかでも最高級の花として捉えられることから、株主総会でよく贈る花として、多くの人から活用されています。

また、水やりなどの手間がかからないことや、花が咲いている期間が長い点、香りが強くない点も、選ばれる理由の1つです。

胡蝶蘭は、1カ月から3カ月という長期間にわたり、花を咲かせます。

花が咲いている期間が長いということは、贈った相手の会社の繁栄が長く続くことを連想させるものでもあり、こちら側のそんなメッセージを、胡蝶蘭が代わりに届けてくれるのです。贈る花がわからず迷うときには、胡蝶蘭を選んで贈れば、まず失敗することはありません。

 

スタンドやフラワーアレンジメント

複数種類の花を合わせて作られるのが、スタンドやフラワーアレンジメントです。

スタンドやフラワーアレンジメントを飾るメリットは、同時に複数の花を愛でることができる点にあります。

複数の花から成り立つため、見た目にも鮮やかで明るく、可憐な印象を与えてくれることが特徴です。

適度な長さにカットされた花を、スポンジに刺して作られているため、簡単に引き抜くことができます。

株主総会が終わった後に、会場へ来てくださった株主へのお土産として、この花を持って帰ってもらうことができる点も、スタンドやフラワーアレンジメントを選ぶメリットです。

 胡蝶蘭の種類

前にも述べましたが株主総会では多くの人がお祝いの花として胡蝶蘭を贈ります。胡蝶蘭には多くの種類があり、その種類によって持つ意味にも違いが出てきます。ここでは胡蝶蘭の種類を紹介します。

 花の色

胡蝶蘭にはいくつかの種類がありますが、なかでも白い胡蝶蘭はとても人気です。

真っ白な胡蝶蘭は、まだ何色にも染まってないまっさらなものをイメージさせます。

これから会社の発展に合わせ、いろいろな色に染まっていくことを期待させることからも、白い胡蝶蘭が選ばれるのです。ちなみに胡蝶蘭には、白のほかにもいろいろな色があります。ピンク色のものや、淡いブルー色のもの、さらにはパープルやイエローなどもあり、そのバリエーションは実に豊富です。2色使いになっている胡蝶蘭もあり、どれも華やかで、その場を明るく彩ってくれます。

どんな色の胡蝶蘭を贈ればいいか悩んだときは、色の好みや印象に左右されない白を選ぶことをおすすめします。

 花のサイズ

胡蝶蘭の価値を決めるものの1つが、花の大きさです。胡蝶蘭の花には大きく分けると「大輪」と呼ばれるものと「ミディ」と呼ばれるものがあります。

大輪は、文字通り花が大きく、その見た目も豪華で華やかです。

花が大きいことから、全体の高さも自然と高くなり、遠目で見ても存在感のある胡蝶蘭として知られています。

反対にミディは、大輪と比較しても花の大きさは小さく小ぶりです。花が小さいからこそ可愛らしく、愛らしい胡蝶蘭として好まれていますが、胡蝶蘭としての価値が高いとされているのは、やはり花が大きい大輪とされています。

花の大きさを詳しく分類すると、大きい順に大輪、中大輪、ミディ、ミニの4種類に分けることができ、価値や金額も大きさに合わせて比例違います。

 立ち数

胡蝶蘭を知っている人ならすぐ想像できるかもしれませんが、胡蝶蘭はそのほとんどが複数の茎から成り立っています。

お祝い事として贈られる胡蝶蘭は、その多くが2本立以上のものから選ぶものです。

2本3本5本と立ち数が増えれば増えるほど、胡蝶蘭としての価値が高くなり、金額もそれに合わせて高くなっていきます。

立ち数が少なければ、物理的にもコンパクトになるため、贈り先のスペースが限られている場合には重宝されるものです。

特に茎や花のバランスがいいとされているのが3本立の胡蝶蘭で、お祝い事によく贈られる胡蝶蘭として知られています。

また4本立の胡蝶蘭は、「死」をイメージさせることからも、ほとんど使われません。

 輪数

輪数とは、胡蝶蘭の花の数です。1本の茎に対して何輪の花が咲いているのか、1つの鉢の中に何輪の花が咲いているのか、咲いている花の数によっても、その胡蝶蘭の価値には差が出てきます。

当然、輪数が多ければ多いほどその価値は高くなり、金額も上がっていくものです。

いうまでもなく輪数が多い胡蝶蘭ほど、見た目的にも豪華絢爛で華やかとされています。

 胡蝶蘭の相場

最高級の花として有名な胡蝶蘭ですが、その価値もさまざまです。花の大きさや立数によって変わりますので、大輪で立ち数が多ければ多いほど、その価値は高くなっていきます。

より豪華に見栄え良くしたい場合や、お祝いの気持ちを最高級に表現したいときほど、大輪で立数が多い胡蝶蘭を選ぶことが多く、胡蝶蘭は傍目から見ればその価値がすぐにわかるということでもあります。

ですから、自分が株主総会で胡蝶蘭を贈るなら、その価値と相場を知っておく必要があり、慎重に選ぶことが不可欠です。

どんな企業に贈る胡蝶蘭なのか、その企業との関係性も真剣に考える必要があります。

では、株主総会で贈られる胡蝶蘭の相場は、実際どうなっているのでしょうか。ここでは株主総会で贈る胡蝶蘭の相場を表で紹介していきます。

	相場	胡蝶蘭の本数
一般的な相場	￥20,000〜￥30,000	胡蝶蘭の種類は大輪胡蝶蘭3本立など
業績が好調な企業	￥30,000〜￥50,000	胡蝶蘭の種類は大輪胡蝶蘭10本立など
関係性が重要な企業	￥80,000〜￥100,000	胡蝶蘭の種類は大輪胡蝶蘭5本立など

胡蝶蘭は、そのものが高級な花であるため、贈り物として使われる花も当然ながらそれ相応の金額がするものばかりです。茎や花の数によって価値は変わりますが、やはり重要なのは、花を贈る企業がどんな関係性にあるかということです。その関係性に合わせて予算を決めてから、贈る胡蝶蘭を選ぶようにしましょう。

 

株主総会で花を贈る際の注意事項

株主総会で花を贈る際にも、注意すべき点がいくつかあります。注意点を把握せずに贈ってしまうと、マナー違反になってしまう可能性も大です。

せっかくお祝いの花を贈るのですから、失礼のないように必要最低限のマナーを守らなくてはいけません。ここでは、株主総会で花を贈る際の注意事項を紹介していきます。

花を贈るタイミング

多くの場合、お祝いの花を贈るときは、まず花屋さんに注文し、注文を受けた花屋さんが現場に運ぶのが一般的です。

大事なのは、その花をセッティングするタイミングであり、タイミングを間違うとかえって迷惑をかけてしまう可能性もあります。

株主総会の会場に花を飾る場合、前日までにそのセッティングが完了することがベストです。

当日は会場そのものの準備やセッティングなど、バタバタしていることが多いため、前日までに届けられるよう手配するのが、必要最低限のマナーとされています。

また注文そのものは、早期のうちにできることがほとんどです。

特に株主総会は多くが6月に開催されるため、注文時期が重なり、胡蝶蘭そのものが不足することもあります。

注文時期が重なり、品不足になることを避けるためにも、10日以上前から早期注文することをおすすめします。

 立て札の取り扱い

お祝いの花に、立て札が立っているのをよく見かけます。

この立て札は、誰から贈られた花なのかをはっきり示すために立てられるものです。

謙遜して自分の名前を書かず、贈り先の名前だけ書く人もいますが、受け取る側としてみれば、誰から贈られた花なのかわからず、困惑してしまいます。

受け取る側も、後日お礼をする必要があるからです。

贈り先の名前は書いても書かなくても問題ありませんが、自分の名前は絶対に書くことが大事です。

 花の色

株主総会で贈る花も、お祝いの花であることには間違いないため、できるだけ明るく華やかな色の胡蝶蘭や花を贈る人が多く、特に胡蝶蘭には、花の色も実に豊富なバリエーションがあるため、どんな色の胡蝶蘭を贈ればいいのか迷うかもしれません。なかには、株主総会の場に贈るのにあまりふさわしくないとされている花の色があります。

それは「赤」です。

赤は、花の色としてはとても華やかで明るいものなのですが、「赤字」を連想させることからも、株主総会の場では避けた方がいい色とされています。

いろいろな種類の花を混ぜて作るフラワーアレンジメントや、スタンドとして株主総会で花を贈る際、赤色の花が数本混ざっている程度ならもちろん問題ありません。

株主総会で花を贈る際には、赤色に近い胡蝶蘭や赤一色で作られたアレンジメントやスタンドは、避けた方が無難でしょう。

 まとめ

株主総会は、会社にとって重要事項を決定する最高機関であり、企業にとっても株主にとっても、とても大事な場です。

株主総会で花を贈る際には、贈る相手との関係性も忘れずに、品種や形、大きさや色、立ち数を考えて選ぶと、より喜ばれる花を贈ることができるはずです。

 そして、株主総会に贈る花でおすすめなのが､胡蝶蘭です｡胡蝶蘭はお祝いシーンに定番のお花になっています｡

また胡蝶蘭は贈られた人にも喜ばれる人気の花です｡胡蝶蘭を株主総会に贈るときは､豪華な大輪の胡蝶蘭を選ぶのが良いでしょう｡「プレミアガーデン」は､東京都品川区に本社を置く大型フラワーショップです｡胡蝶蘭の種類もミニ､ミディ､中輪､大輪輪など､さまざま胡蝶蘭を取り扱っています｡「プレミアガーデン」は、リピーター率が90％以上とたくさんのお客さまからの満足度が高いのが特徴です｡常にオリジナリティーあるお花のアレンジメントを提供し続けています｡また､プレミアガーデンはプロのデザイナーにおまかせすることができます。株主総会に贈る花を贈る際はぜひ､プレミアガーデンのショッピングページをご覧ください｡

公式サイトはこちら