バレンタインデーに贈りたいお花5選! 色や種類の選び方や、渡すタイミングも解説

2月14日といえばバレンタインデー。バレンタインデーには多くの女性が気になる異性や友人へチョコレートを贈ることが多いです。しかし、世界的には男性が女性にお花を贈る「フラワーバレンタイン」が一般的なのをご存知ですか? せっかく女性からチョコレートがもらえるバレンタインデー、お礼の気持ちを何か少しでも形にしたいですよね。フラワーバレンタインは、そんな男性たちの間で最近知名度が急上昇しています。
今回は、そんなバレンタインデーに贈りたいお花の選び方や、選ぶときに気をつけておきたいポイントなどを徹底的にご紹介します。普段お花を選ぶ機会が少なく、どのような色や形のものを贈ればいいのか分からないという方も、この記事を読めばきっと相手に喜んでもらえるお花が見つかりますよ。

フラワーバレンタインとは?

日本では、バレンタインに女性が男性へチョコレートを贈るというイメージが強いですが、これは世界的に見てもかなり少数派です。キリスト教圏の多くの国では、バレンタインは「男女で愛を伝え合う日」とされており、女性のみならず男性も贈り物をします。またチョコレートだけでなく、ケーキ、お花、カードが贈られることもあるなど、プレゼントは幅広いです。

最近ではこの文化が日本にも浸透してきており、バレンタインデーにお花を贈る男性が徐々に増えてきています。このバレンタインデーにお花を贈る風習こそが「フラワーバレンタイン」です。男性のお返しといえば3月14日のホワイトデーというイメージがあるかもしれませんが、実はこのホワイトデーが存在するのは日本や韓国などごく一部の国だけです。

また、バレンタインデーにお花を贈るのは何も男性に限った話ではありません。バレンタインデーには「本命チョコ」以外にも「義理チョコ」「友チョコ」など様々な形でチョコレートが贈られることが増えてきており、恋人にただチョコレートを渡すだけでは少し素っ気なく感じられてしまうこともあるかもしれません。1年に一度の想いを伝えられるせっかくのチャンスに何か特別感を演出したいという女性は、チョコレートにお花を添えてみるのもおすすめです。

バレンタインに贈るお花の選び方

お花にはいくつもの種類があり、バレンタインでお花を贈ると言っても、どれを贈れば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。バレンタインで贈るお花を選ぶときには、チェックしておきたいポイントが大きく2つあります。1つ目は花言葉、2つ目は色合いです。この2つの点に注目してお花を見ていけば、相手にぴったりなプレゼントを選ぶことができます。
お花には、種類に応じたそれぞれの花言葉があります。お花を贈るときは、シチュエーションに合わせてこの花言葉からお花を決めていくのがおすすめです。花言葉の中には「永遠の別れ」「あなたが嫌い」と言ったネガティブなものもあります。せっかく時間をかけて選んだお花に、このような花言葉があったら悲しいですよね。お花を贈る前には花言葉を調べて、「あなたが好き」という気持ちを伝えるようにしましょう!
色合いも大切なポイントです。色には赤やオレンジといった暖かさを感じさせる「暖色」と、青や水色などといった冷たさを感じられる「寒色」があります。愛情を伝えるバレンタインなので、ぜひ華やかな、明るく暖かい色をしたお花を贈りたいですよね。花言葉以外にも、お花の色合いが贈るお花を選ぶ上で大切なポイントになります。ショップによってはきれいな花束があらかじめ作られていることもあるので、ぜひ事前にプレゼントするお花のイメージを膨らませておきましょう。相手の好きな色などをあらかじめさりげなく聞いておくのも喜ばれますよ。

バレンタインにおすすめの花5選

ここからは、バレンタインにプレゼントしたいおすすめのお花の種類を5つ紹介します。もちろん花言葉も紹介しますので、プレゼントするにぴったりな、あなただけのお花の種類を見つけてください。

バラ

やはり、バレンタインデーにおすすめのお花の種類はなんといっても定番のバラです。ロマンチックなシーンなどでも頻繁にプレゼントされるバラですが、実は色ごとに違った花言葉を持っています。

赤いバラ「あなたを愛しています」「愛情」「情熱」「熱烈な恋」「美」
白いバラ「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」
ピンクのばら「しとやか」「上品」「感銘」
青いバラ「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」
バラ全般「愛」「美」

バラの花言葉は数多く、様々な意味を持つものがありますが、共通するのは「あなたを愛している」という愛情や、美しさ、ロマンチックさです。愛情を伝え合うというバレンタインデーにプレゼントするにはまさにうってつけの花と言えます。実際、海外でバレンタインデーにお花をプレゼントする際にはバラが最も人気となっているようです。
バラは本数によっても花言葉が変わってきます。例えば1本だけのバラは「一目惚れ」や「あなたしかいない」といった意味となりますし、3本では「愛している」「告白」といった意味になります。特に2本のバラには「この世界には私たち2人しかいない」というロマンチックな意味が込められており、喜んでもらえること間違いなしです。他にも、13本で「永遠の友達」、100本で「結婚してください」という意味になることもよく知られています。とても仲の良い友達に渡すチョコレートに13本のバラを添えるのも素敵ですね。
バラは色合いも美しいものが多いです。花束にする時も、赤いバラ一色やピンクのバラ一色、赤とピンクが半々など、様々な選び方をすることができます。ぜひ様々な組み合わせを考えてみて、華やかな色合いのプレゼントにしてみてください。

コスモス

バレンタインデーにプレゼントするお花としてバラの次に人気なのは、コスモスと言われています。コスモスというと可愛らしい、ふわふわしている、といったイメージがある方も多いかもしれません。見た目の可憐さから、女性にプレゼントすれば喜んでもらえること間違いなしですよ。それでは花言葉を見ていきましょう。

赤いコスモス「乙女の愛情・調和」
ピンクのコスモス「乙女の純潔さ」
白いコスモス「優美」「美麗」「純潔」
黄色いコスモス「自然美」「幼い恋心」
黒いコスモス「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」

コスモスも色によって意味が大きく変わる花言葉を持っています。赤いコスモスやピンクのコスモスはどちらも「乙女」がテーマになっており、純粋な恋心を伝えるのにちょうど良いかもしれません。白いコスモスは優美さや美しさがテーマとなっており、少し大人の雰囲気を醸し出すことができますね。黄色いコスモスは自然をテーマにした美しさを表しています。
一方で、少し注意が必要なのは黒いコスモスです。黒いコスモスは、その見た目から別名「チョコレートコスモス」とも言われており、「恋の終わり」といった少しネガティブな花言葉も持っています。しかし、同時に「移り変わらぬ気持ち」という素敵な花言葉を持っている色でもあるので、恋人にも安心してプレゼントすることができます。また、このチョコレートコスモスは香りもチョコレートに非常にそっくりなことで有名です。バレンタインデーにプレゼントする花にこのチョコレートコスモスを選ぶ人も多い、人気なお花となっています。

ガーベラ

ガーベラは、バラと同様に華やかな見た目をしており、贈り物にぴったりなお花として知られています。花の外側と内側で違う色をしており、見ているとどこか神秘的な気持ちになれる、少し不思議なお花です。また、昔から恋の象徴としても使われてきました。花言葉も、そんな神秘さと恋を合わせ持ったものになっています。

ピンクのガーベラ「崇高な愛」「思いやり」「感謝」
赤いガーベラ「神秘」「燃えるような神秘の愛」「前向き」「挑戦」
オレンジのガーベラ「神秘」「冒険」「我慢」
黄色のガーベラ「究極の愛」「親しみやすい」「やさしさ」
白のガーベラ「希望」「律儀」

ほとんどの色のガーベラは愛に関係する花言葉を持っており、バレンタインデーのプレゼントにぴったりと言えます。また、「挑戦」や「冒険」といった前向きな意味を持つものから「希望」や「律儀」といった意味を持つものまで、幅広い言葉があるのもガーベラの特徴です。プレゼントを送る相手にぴったりな色を選んであげると喜ばれますよ。
また、ガーベラは非常に花の色の種類が多いことも特徴の一つです。色合いを見ながら、自分で好みのアレンジメントを完成させることもできます。注意点としては、日当たりが悪いとすぐに枯れてしまうことです。日数に余裕を持ってお花を買っておくときは、保存方法にも気をつけましょう。

ラナンキュラス

もしかするとあまり耳馴染みのない人もいるかもしれませんが、ラナンキュラスもバレンタインデーにおすすめな、人気のあるお花の一つです。何重にも重なって花束が開くとても上品で、ふんわりとした優しい雰囲気となっています。色合いも美しく、中には非常に幻想的な彩り豊かなものもあります。そんなラナンキュラスの花言葉は、次のようになっています。

赤色のラナンキュラス「あなたは魅力に満ちている」
紫色のラナンキュラス「幸福」
白色のランキュラス「純潔」
ピンク色のラナンキュラス 「飾らない美しさ」
オレンジ色のラナンキュラス「秘密主義」
黄色のラナンキュラス「優しい心遣い」

赤色のラナンキュラスや黄色のラナンキュラスは、相手を褒めるような花言葉を持っており、喜んでもらえること間違いありません。紫色やピンク色の「幸福」「美しさ」といった言葉も素敵ですね。ラナンキュラスも、色によって幅広い花言葉を持つので、それぞれにあった色をチョイスしてみましょう。
また、ラナンキュラスの主な流通時期は冬の明けた直後〜春となっており、まさにバレンタインの時期とぴったり重なります。多くの色やお花から選ぶことができるのも、バレンタインに人気なお花の種類となっている理由の一つです。花束にしても、アレンジメントにしても、あるいは鉢植えにして贈ってもよい、プレゼントにうってつけのお花です。

スイートピー

スイートピーは、その見た目の可愛らしさからバレンタインに限らず様々な場面でプレゼントに添えられていることの多いお花です。少し切ないイメージを持っている人も多いかもしれませんが、大切な人や友人にプレゼントするのも素敵ですよ。スイートピーの花言葉は、次のようになっています。

黄色「分離」「判断力」
白色「ほのかな喜び」
紫色「永遠の喜び」
赤色「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」

白色や紫色、赤色は「喜び」がテーマとなっていて、プレゼントにぴったりですね。特に紫色の「永遠の喜び」はバレンタインにプレゼントすると、想いを伝えられるかもしれません。黄色には「判断力」という意味もありますが、「分離」という少し後ろ向きな意味があるので注意が必要です。白色のスイートピーは、色合いも美しく、他の花との相性がよいという特徴があるので、花束の中に添えられていることも多くなっています。

一生の宝物に! プリザーブドフラワーもおすすめ

バレンタインデーでお花をプレゼントするのはとても素敵なことですが、どうしてもお花のプレゼントに特有の悩みがあります。それは、お花はしばらくすると枯れてしまうということです。また、もらった後も定期的に水やりをしたり、日当たりの良い場所に置いてあげたりしなければ、すぐに枯れてしまいます。
そんな時におすすめなのが、プリザーブドフラワーです。プリザーブドフラワーとは、生花や葉っぱを特殊な液体の中につけておくことで、水分を抜く加工を施したものです。値段は生花よりも若干高くなってしまいますが、長い間保存することができます。また、水やりをする必要もなく、日当たりを意識する必要もありません。管理が楽なことも、プリザーブドフラワーのメリットの一つです。
せっかくのバレンタインデーのプレゼントですから、何か長い間形に残るものをプレゼントしたいという方も多いはず。ドライフラワーや造花などと組み合わせることで、多種多様な、華やかなプリザーブドフラワーのプレゼントを作ることも可能です。お花をプレゼントしたいけれど、すぐに枯れてしまう、とお悩みの方は、近くのお店で是非一度プリザーブドフラワーを探してみてくださいね。

お花を贈るときに気をつけておきたいポイント

お花はとてもデリケートなプレゼントなので、渡す時に注意しておきたいポイントがいくつかあります。1つ目は、渡すタイミングです。バレンタイン当日にお花を渡すときは、できれば会った直後に渡すというのがおすすめになります。お花は非常に繊細なので、一日持ち歩いていると夜にはしなびてしまったり、痛んでしまったりすることがあります。せっかくのプレゼントですから、綺麗な状態で渡して、大切な人に喜んでもらいたいですよね。お花をプレゼントするときは、渡すタイミングをあらかじめ考えておきましょう。
2つ目は、相手が持ち帰りやすいように気を付ける、ということです。例えば切り花をプレゼントするとき、切り花一本だけでプレゼントされても困ってしまうことが多いでしょう。袋を用意してあげることは必須と言えます。また、紙袋に入れて渡す場合、お花についている水分で袋が破けてしまうこともあります。ショップでもらえるような、水分に強い加工のされた袋に入れて渡すのがベストです。

まとめ

今回は、バレンタインデーにお花を渡すときのお花の種類の選び方や、渡す時に気をつけるポイントなどを詳しく解説しました。バレンタインデーは1年に一度しかない、想いを伝える貴重なチャンスです。チョコレートに1本お花を添えるだけで、とても想いのこもったロマンチックなプレゼントをすることができます。ぜひ次のバレンタインデーに、大切な人にぴったりな、世界で一つだけのお花をプレゼントしてあげてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?