喜びの気持ちを花に託して 合格祝いに贈られる花選びあれこれ
入学試験や資格試験などに合格された方へ、お祝いとして花を選ぶ方が増えています。
合格祝いというと、学校へ合格された方へのお祝いを想像されがちです。
ここ最近は様々な資格試験が行われるようになり、受験者は年齢や性別を超えて実に幅広い世代に広がっています。
おめでたい合格祝いの場には、どのような花が選ばれるものなのでしょうか。
どんな試験でも、受験までには人それぞれ様々な苦労や努力があります。
大変な中、難関を突破し無事に合格できた方へ、今までの労力を報い今後の更なる活躍を祈りたいものです。
そんな気持ちを花に託すべく、合格祝いに選ばれる花の種類や、選ぶ際のちょっとしたワンポイントアドバイスなどをまとめました。
合格祝いに花を贈る方が増えています。
祝いごとに贈られる花ではありますが、開業祝いや竣工祝いと違い、合格祝いはビジネスの場の祝いごとではなく個人から個人へと贈られることが多いです。
合格祝いの予算は、贈る側と贈られる側の関係にもよりますが、平均して3,000~10,000円前後が相場とされています。
合格祝いに花を贈るなら、フラワーアレンジメントがおすすめ
合格祝いに花を贈る場合、最近ではフラワーアレンジメントを選ばれる方が多くなっています。
フラワーアレンジメントとは、スポンジ様の土台に生花の茎を挿してきれいに形作ったものです。
予算内で用意できる花材を使って、色のバランスや花輪の大きさなどを総合的に見ながら花屋が作ります。
フラワーアレンジメントはお届けの時点ですでに花瓶様のケースに入った状態となっており、透明なフィルムで包まれていることが多いです。
花瓶がいらないので、贈られた側はフィルムを外してそのまま飾ることができます。
スポンジ部分の水が乾かない程度に、2~3日に1回の水やりが必要です。
フラワーアレンジメントに用いられている花は生花がほとんどのため、日時の経過とともに萎れてきて、やがて枯れてしまうのは致し方ないところではあります。
そういった場合、萎れた花はスポンジ部分から抜き、茎先端を数センチカットし水に浸すと、もうしばらくは咲き続けます。
その季節やフラワーアレンジメントを置く場所の室温などにもよりますが、フラワーアレンジメントは平均して10日前後はキレイな花を楽しむことができます。
花屋に行くと、店頭にすでに作られたフラワーアレンジメントが用意されていることも多いです。
贈る方のイメージと予算にあったフラワーアレンジメントがすでに店頭にあればそれを選んでもいいでしょうし、店頭でイメージと予算を伝えて店員に作ってもらってもいいでしょう。
大人の方への合格祝いは、花束もステキ
合格祝いと言えば、高校や大学などの学校合格をイメージされる方が多いでしょうが、それだけではありません。
最近では学びの場がどんどん広がり、年齢世代は関係なく、様々な資格試験に挑戦し合格される方が増えています。
資格試験の中には合格率が非常に低い難関なものもありますし、何よりも根気強い努力と時間を要するものも多数あります。
大切な方が試験に合格されたと聞いたとき、嬉しい気持ちを花束に託して贈るのはいかがでしょうか。
大人の方への合格祝いは、フラワーアレンジメント同様に花束もよく選ばれます。
花束はその名の通り切花を束ねたもので、花を包むラッピングやリボンでより華やかさを増す贈り物です。
フラワーアレンジメント、花束、どちらも生花を用いて作られているのは同じです。
ただ、スポンジ様の土台や花瓶様のケース類が必要となるフラワーアレンジメントと違って、花束はそれらの材料にかかる費用を考えなくてよいので、そのぶん花そのものに費用をかけることができます。
同じ予算でも、フラワーアレンジメントよりははるかにボリュームがあるものを作ることができますし、選べる花の種類も増えます。
フラワーアレンジメント同様に、花束もその季節や置く場所の室温などにもよりますが、平均して10日前後はキレイな花を楽しめることができます。
プリザーブドフラワーは、年単位で長持ちする特殊な花
ここ数年花の贈り物として注目される機会が増えたのが、プリザーブドフラワーです。
プリザーブドフラワーは造花ではありません。
生花を特殊加工したもので、長もちして水やりが不要なのが特徴です。
加工の段階でその花の色素を抜き、新たに別の色素を用いて色をつけていき、プリザーブドフラワーが完成します。
プリザーブドフラワーは、花束やフラワーアレンジメントとは一味違った色合いを生み出すことができる特殊な花です。
ここ数年の生花加工技術の向上で、様々な色のプリザーブドフラワーが見かけられるようになりました。
例えば、ピンク色や白色の花は数多く見かけますが、青色の花は種類が限られます。
プリザーブドフラワーには青色の色素を用いて着色した花も多く、普段なかなか見かけない色合いの花が多く見られます。
ひとつの花をプリザーブドフラワーにするには、予想以上に時間と技術と費用を要します。
そのため、同じ花でも花束やフラワーアレンジメントと違い値段は高めです。
同じ予算で考えたとしても、プリザーブドフラワーは花束やフラワーアレンジメントと比較すると小さめでこじんまりとした印象です。
しかし、贈ったときの花が年単位で長持ちすることからいつまでも思い出をそばに置いておくことができますし、さほど場所を取らずに保管できるというメリットがあります。
プリザーブドフラワーは、直射日光を避けて高温多湿の環境を避ければ平均して2~3年は花を楽しめると言われています。
ケースなどに入れる手入れをしながら過ごすと、さらにそれ以上の年数を楽しめます。
年数を重ねるうちに色合いが薄れていくこともありますが、年単位で楽しめるのがプリザーブドフラワーの特徴です。
最近注目を集めている、ハーバリウム
ハーバリウムとは、プリザーブドフラワーやドライフラワーを専用のオイルが入ったガラス瓶の中に入れたものです。
部屋に馴染むインテリアフラワーとしても知名度が上がってきており、ハーバリウム作りを趣味とされている方も多くおられます。
使われる瓶には様々な種類があり、縦長や横長、丸型などおしゃれな瓶を用いて作ります。
電球型のガラス瓶で、おしゃれに作っている花屋もあります。
瓶の中は花だけとは限らず、ガラス細工や貝殻などが入っていると主役の花がさらに映えて見えます。
長期保管が可能なのはプリザーブドフラワーと同じですが、ハーバリウムのほうがコンパクトで置く場所に不自由しないという特徴があります。
持ち運びも便利で、狭い場所でも存在感を発揮します。
ハーバリウムはオイルという水分に花が浮かんだ状態なので、見る角度や置く場所、差し込む日差しによっては様々な顔を見せてくれます。
プリザーブドフラワー同様、贈られた当時の思い出をいつまでも思い出すことができます。
花粉アレルギーがある方への合格祝いは、プリザーブドフラワーやハーバリウムがおすすめ
贈られる方、贈られる方のご家族に花粉アレルギーがあると分かっていると事前に分かっている場合、フラワーアレンジメントや花束は避けたほうがよいでしょう。
花びらが八重になっている花や果実を作らない花は花粉が少なめ、もしくはないものが多いです。
雌花と雄花があると、花粉は雌花にしかないと思われる方が多いのですが、雄花にも花粉は存在します。
スギの花粉は、雄花の中で増えていきます。
お祝いによく用いられるユリの花は、花粉の量がとにかく多いことで知られています。
花屋でも、ユリの花粉があまりにも多い場合、花粉嚢という部分を取って販売しています。
透明なフィルム材に包んだ状態で届けられることが多いフラワーアレンジメントですが、基本的に用いているものは造花ではなく生花です。
手元に届いた時点で、フィルム材をはがして保管する必要があります。
花束は、ラッピング素材で包装されてはいますが、手元に届いた時点でラッピングを外して花瓶に入れなくてはいけません。
どちらも花びらがあらわになってしまうので、花芯から花粉が舞う可能性が高くなります。
その反面、プリザーブドフラワーとハーバリウムは事前に特殊処理がされており、花粉はありません。
ハーバリウムに至っては、花びらも花芯も密閉された容器の中に入っています。
花粉アレルギーの方は、アレルギーとなる花粉がそばにあるだけで非常に辛い思いをされます。
贈る側としてはフラワーアレンジメントや花束の華やかさを伝えたいところではありますが、贈られる側の立場を考えた花の選び方をしましょう。
合格祝いにタブーな花は、原則なし
例えばお見舞いの花にシクラメンを選ばないように、合格祝いに選ぶのを避けたい花はあるのかとよく聞かれます。
基本、合格祝いにタブーな花はありません。
贈られる側のイメージを膨らませて、それに見合った花を選ぶとよいでしょう。
華やかなイメージの方に花を贈る場合、ピンク系の花をメインに贈ってはいかがでしょう。
その場にいるだけで心が癒されていくような方に花を贈る場合、太陽のイメージで黄色系の花を選ぶのもありです。
季節的に、合格祝いの時期は3月の春先が多いかと思われます。
この時期はチューリップやガーベラ、フリージア、ラナンキュラスなどといった色とりどりの花が店先に並びます。
かすみ草やアルストロメリアも流通する時期なので、選ぶ花材によってはボリュームを出すことができ、華やかさが増します。
合格祝いにタブーな花はないのですが、贈られる側の年齢層を考えた花選びは必要です。
前述しましたが、試験には様々なものがあり、合格される方の年齢層はその時々で違います。
何かの試験に合格された方がご年配の方でしたら、お祝いに胡蝶蘭が好まれるときもあります。
しかし、中学校や高校の合格祝いに胡蝶蘭を贈るとなると、かなり渋めのチョイスになってしまいます。
贈られる側が小さいお子さんの場合、ちょっとした一工夫で喜びも倍増!
合格祝いでも、小学校合格など贈られる側が小さいお子さんの場合があります。
他にも、難しい検定試験に小学生で合格するなど、贈られる側がまだ大人ではない場合もあるでしょう。
合格祝いの花を贈られる側の年齢に応じて、ちょっとしたアレンジを効かせるのも喜ばれます。
花束の場合でしたら、センターに置く花を他の花より長めにし、茎の部分に可愛らしいウサギや犬、ネコなどのマスコットをつけます。
フラワーアレンジメントでしたら、かごの取っ手の部分にマスコットをつけます。
花自体は数日で枯れてはしまいますが、マスコットはずっと手元に残ります。
菊と言えば、供花に用いられることが多いというイメージの方が多いでしょう。
ここ最近、ポンポンマム(ポンポン菊とも呼ばれます)を用いたお祝いの花作りをよく見かけます。
ポンポンマムは球状の形が特徴の菊で、イメージ的には木琴のバチのような形をしています。
ポンポンマムにちょっとしたオーナメントの目や鼻、口などをつけると、ニコちゃんやうさぎさんなどに大変身するのです。
ポンポンマム自体は白に限らず、黄色やピンク、黄緑など様々な色があります。
一輪の大輪カーネーションに目や鼻、口などのオーナメントをつけて、ワンちゃんに変身させることもできます。
最近では、レインボーフラワーといって、花びらが七色の虹のような色彩を放っている特殊な花があります。
レインボーフラワーのほとんどがバラではありますが、中にはカーネーションやジニアなどにカラフルな色を含ませたものも販売されています。
天然のダイヤモンド入りで、ラメが施された最高級のバラも販売されてきています。
珍しい色彩なので、贈られた側は驚かれると同時に非常に喜ばれることでしょう。
しかし、流通量が極めて少ないので、一般の街中の花屋では手に入るのは稀なことが多く、一般的な花と違って値段は高めです。
インターネット上の通販サイトでは、このような特殊な花を専門に扱っている花屋があります。
全ての花屋が対応可能ではありませんが、中にはフラワーケーキに対応している花屋もあります。
フラワーケーキとは、カーネーションなどの花びらが多い花を生クリームに見立てて、中央部分にガーベラのような大きく開く花を置き、ケーキ箱に入れてお届けするものです。
パッと見はケーキで、中を開けるとケーキに見立てたきれいなお花が入っています。
驚かれると同時に華やかさに癒されるでしょう。
合格祝いの花ならプレミアガーデンへ
花束やフラワーアレンジメントをもらい慣れている世代の方へのお祝いではなく、今まで年齢的に花を贈られる機会が少なかったであろうお子さん世代に、ちょっとした工夫で喜びが何倍にもなる贈り方でもあります。
インターネットの花屋のサイトでも、おめでたい場への贈り物の項目にちょっとしたかわいいアクセントがついた花が多数紹介されています。
「プレミアガーデン」では、合格祝いのシーンにピッタリな、花束、アレンジメント、胡蝶蘭などのフラワーギフトを取り揃えています。「プレミアガーデン」は東京都品川区に本社を置く大型フラワーショップです。高品質のお花を多数取り揃えており、低価格から高価格帯まで選ぶことができます。豊富なラインナップでお待ちしております。「プレミアガーデン」は、会員登録数も、約10万人を誇っている大型フラワーショップです。高品質なお花をできる限りお手頃なお値段でご提供しておりますので、合格祝いのフラワーギフトをお探しの人は、ぜひ「プレミアガーデン」のショッピングページもご覧ください。