お見舞いにこの花言葉はNG!贈るべき花とマナー違反なお花を紹介
お見舞い品として真っ先に思い浮かぶのは花。でもタブーやマナーなどがあり、花選びに困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが花言葉です。気持ちを込めたお見舞い品にピッタリのヒントになります。
そこで今回は、花言葉から選ぶおすすめの花、マナー違反の花についてご紹介します。
お見舞いに贈るべき良い花言葉を持っているお花10選
花にはその見た目や香りからいやし効果があるとされ、心理的な変化の手助けになると言われています。しかし、お見舞いに持って行く花は単にきれいなだけではなく、真心こめて意味のあるものを送りたいものです。
花言葉の持つ意味は、心の支えになる力強さがあります。これをヒントに、見た目も魅力的でさらに花言葉の思いをのせて相手に送ることができたら、いやし効果にプラスアルファの作用をもたらすかもしれません。
そこで、お見舞い品にマッチした良い花言葉を持っている花について、ご紹介します。
ガーベラ
ガーベラは多年草で、1年に2度春と秋にその元気な姿を見せ、とても人気の高い花です。原産地が南アフリカで、まっすぐに伸びた花茎から細長い花びらを幾重にも咲かせ、空に向かって両手を広げているかのような爽やかな姿が特徴です。
色もピンク・黄色・オレンジ・赤・青などたくさなんお種類があるので、選びやすいお花でもあります。
花言葉「希望、前進」
見ているだけで、元気で活発な気分に浸れるガーベラは、花言葉でもポジティブにさせてくれます。希望や前進など明るい未来につながる前向きな花言葉には、活力とともに未来に光が差しているような意味合いが込められています。ガーベラを飾るだけでそのエネルギッシュな雰囲気が伝わり、どんな困難にも打ち勝つ意欲を後押ししてくれそうです。ガーベラは、どのカラーでも良い意味を持つ花言葉のため、フラワーギフトとしてもカラー選びには困りません。
スズラン
春の訪れを知らせてくれるスズランは、可愛らしい小さな花を咲かせます。花の色は白とピンクで、1つの花茎に7~10個ほどの花が連なるのが特徴です。スズランの名前の由来は花の形にあり、鈴のような形をしていることから「鈴蘭」と呼ばれるようになりました。躍動感のある葉に包まれるかように咲くスズランは、寒さにとても強いことから北海道では高原などで自生する姿を楽しめます。
花言葉「幸福の再来」
スズランを送られた人には幸せが運ばれてくると言われ、ヨーロッパでは贈り物としてポピュラーな存在になっています。この溢れんばかりの嬉しい意味合いから、お見舞い用に最適な花です。「幸せはもう一度訪れるから頑張ろう」「諦めずにリハビリをやり遂げよう」などと元気付けてあげたい気持ちをストレートに伝え流ことができるでしょう。春には必ず花を咲かせ、小さく可憐(かれん)でありながらも、雨風にも負けずひたむきに生きるスズランの姿が、この花言葉につながっているようです。
オレンジ色のバラ
花の女王と称されるバラの品種の多様さは広く知られていますが、その中でもオレンジ色のバラは比較的新しい品種が多く、その数も100を超えるほどです。太陽のような鮮やかなオレンジから、透き通るような淡いオレンジまで、色合いもさまざまです。あんず色をした「アプリコットキャンディ」やあざやかなオレンジ色の「バレンシア」など、色合いがそのまま命名されているものもあります。
花言葉「絆、健やか」
オレンジ色のバラに込められた花言葉は、強いメッセージ性を持っています。人と人とのつながりは、それが運命であるかのような出会いのタイミングと関係性を育んでいく過程で成すものです。そして深い結びつきを成長させ絆へとな流でしょう。それは友情であっても愛情であっても大切なこと。この強いメッセージを伝えるには、オレンジ色のバラが最適です。それに加えられるのが「健やか」という言葉。強い絆を持つ相手へのお見舞いとして、唯一の花と言っても過言ではありません。
ミモザ
オーストラリア原産のポンポンとした小さくまん丸のミモザは、鮮やかな黄色い花を咲かせます。銀色がかったキラキラした葉はシルバーリーフと呼ばれ、ミモザの可愛らしさにシックな彩りをプラスさせています。房状の花がいくつも集まって元気に咲く様子は、陽気で力強さが感じられます。
その形状やカラーからフラワーギフトとして好まれる人気の花です。
花言葉「友情、思いやり、感謝」
柑橘系のフレッシュなビタミンカラーは、元気のでるポジティブなイメージにつながるものです。この明るいビタミンカラーを持つミモザは、花言葉の意味からも、日頃の感謝や思いやりを込めて友人や知人へ送る際にマッチした花と言えるでしょう。
ダイヤモンドリリー
花びら1枚1枚はか細いながらも、その縁が滑らかなフリルのようにヒラヒラと開き、優雅に風になびく美しい花です。花びらの色は品種によって赤、ピンク、白、紫色とさまざまです。いずれも花びらの表面にある細胞の形状が不規則なことから、太陽に当たるとあたかも宝石のように輝きを放ちます。その様子がダイヤモンドリリーの名前の由来となっています。
花言葉「また逢う日を楽しみに、忍耐」
ダイヤモンドリリーの花言葉は、回復した後の再開を楽しみに待つという気持ちを込めて送るのに最適です。「忍耐」という言葉とともに、焦らずにゆっくりという意味も含まれ、相手への気遣いも加わります。
その花言葉に沿うダイヤモンドリリーのピンク色は、心理的に幸福感や安堵感のイメージを抱かせる優しい色合いです。なかでもピンクフェアリーという品種は、桜色に近い柔らかいパステルピンクの花びらをつけ、心配事や苦痛を軽減させるのに一役買う色合いでもあります。
アイリス
アイリスは、日本ではなじみの深いアヤメやカキツバタなどで知られているアヤメ科の優雅な花です。春から初夏になると白、ピンク、オレンジ、紫などの花を咲かせます。花びらの柄は、斑点模様や網目模様、グラデーションなどがありバリエーション豊かです。特にジャーマンアイリスは、透き通るようなピンクや淡いオレンジなど多様のカラーを持ち、フリル状やフリンジ状の花びらが美しく、品種も豊富です。
花言葉「希望、良い便り」
アイリスは、お見舞いの花としてまさにピッタリの花言葉を持ちます。良い知らせが届けられる、未来に希望が持てると言った将来の明るいイメージを描くことができる意味が含まれています。未来志向の強い花言葉は、例え気持ちが沈んでいたとしても心を整えさせ、くすんだ気分を一掃させるほどの活力を持っています。
手術を控えている方や精密検査の結果を待つ方などへ送るタイミングに向いている贈り物と言えます。
胡蝶蘭
大輪の花びらが縦に連なる豪華な出で立ちが印象的な胡蝶蘭は、フラワーアレンジメントやボックスフラワーのメインに1つ配置するだけで、優雅な装いのギフトに仕上がります。胡蝶蘭には、大輪のみならず「ミディ」と呼ばれる小さめのサイズもあります。ミディは品種が多くさまざまな花びらのサイズや形状があることから、アレンジの幅が広がります。
花言葉「幸せが飛んでくる」
「幸せが飛んでくる」というこの花言葉だけで贈り物の花に選びたい、と思う方が多いのが胡蝶蘭。お祝い事に送る花として定番の花ですが、元気に退院した後の幸せな生活をイメージさせるようなすてきな贈り物でもあるため、お見舞い品としても人気があります。胡蝶蘭は「相手に幸福になってほしい」という強い気持ちが込められているメッセージ性の強い花です。
いやしと幸福感を届ける豪華なフラワーアレンジメントとしておすすめの花です。
黄色のマリーゴールド
マリーゴールドの主な品種は、大きくフレンチ種とアフリカ種に分けられ、見た目や雰囲気が全く異なります。フレンチマリーゴールドは、比較的花のサイズは小輪ですが、たくさん群生させるので華やかに咲き誇ります。アフリカンマリーゴールドは、小さな花びらが無数に集まって大輪を咲かせ、黄色とオレンジの鮮やかなビタミンカラーと合わさってインパクトを与えます。
花言葉「健康」
マリーゴールドが生み出す色は、明るく照らす太陽のような鮮やかな黄色です。この黄色のマリーゴールドには、その色からイメージする「健康」という花言葉があります。沈んだ気持ちにハリを与え、心に晴れ間が広がっていくような、元気の象徴的な花言葉です。
ボリュームのあるマリーゴールドは、ヒマワリに匹敵するほど存在感があり、元気一杯で溢れんばかりのエネルギーを届けたい時におすすめのお見舞い品です。
ストロベリーキャンドル
ちょっと細長いイチゴのような花を咲かせる様子から、名付けられたストロベリーキャンドル。真っ赤な色でありながらも、小ぶりで素朴さのある佇まいのため、フラワーアレンジメントのアクセントに添えられる可愛らしい花です。
ストロベリーキャンドルは春に花を咲かせます。四つ葉のクローバーで有名なシロツメクサの仲間で、ベニバナツメクサやクリムソンクローバーとも呼ばれています。
花言葉「幸運を呼ぶ、胸に灯をともす」
まっすぐに伸びた茎の先端に付いた赤い花は、シロツメクサと同じように上に向かって咲いています。小さな灯りをともす花言葉は、あたかもキャンドルのような花の咲き方から由来しています。ストロベリーキャンドルのイメージそのものから来た花言葉には、穏やかで心が和む気持ちが表れており、今にもフワっと温かみのある灯りがともされそうです。
「幸運を呼ぶ」という意味も含まれることから、病室で過ごす方への勇気づけに最適な贈り物と言えます。
アルストロメリア
赤、ピンク、オレンジ、白、黄色などカラフルなアルストロメリアは、単色と深い色合いの斑点模様が組み合わさったデザイン性に富んだ花びらを持っています。彩りとデザイン性を求める方には、良い選択肢の1つになります。
南アメリカが原産地とされ、小ぶりのユリのような見た目から、かつて南米にあったインカ帝国に因んで「インカの百合」とも呼ばれています。
花言葉「幸福な日々、持続、未来への憧れ、気配り」
幸福な日々が続く未来が待ち構えているかのような意味と、温かく見守る言葉が添えられた花言葉です。お見舞いの花を送る側が幸せを届けるという意味合いも込められ、メッセージ性の高い贈り物と言えます。
またオレンジのアルストロメリアには「友情」という花言葉もありますので、大切な友人が入院している時などにも強い絆を示すことができます。
アルストロメリアも良い意味の花言葉ばかりですので、どのカラーを選んでもお見舞いにふさわしい花です。
お見舞いでは失礼にあたる花とは?
お見舞いで花を送る際には、気持ちが込められていればそれでOKというものではなく、入院や療養をされている方のことを一番に考えてあげることが大事です。それには送る側がしっかりとマナーを理解しておかなければなりません。
例え、お見舞いにふさわしい花言葉であっても、実はお見舞いの花としてタブーとされるものもありますので、1つ1つ確認してみましょう。
死や苦を連想させる花
贈り物をする時、「死」や「苦」を連想させる花を送るべきではないです。これは花の名前から来ているもので、最も避けるべき花としてシクラメンが挙げられます。シクラメンの名前の中には「シク=死苦」という語呂が入っており、それが死ぬ、苦しむというイメージにつながってしまうということで、タブーとされています。
鉢植えの花
この鉢植えの花も、日本ではタブー視されている贈り物の1つです。鉢に植えられた花の根は、土の中にしっかりと根付いています。病院に入院中の方や療養中の方は、一日でも早く回復し退院したいと願っているものです。その方へのお見舞いとして鉢植えの花を送るということは、鉢植えの「根付く」という状態が病院のベッドに「寝付く」という言葉に置き換えられ、回復までの期間が長引いてしまうことを連想させてしまうため、植木鉢のお花はふさわしくありません。。
供花のような色合いの花
お見舞い品として選ぶ花は、その花が持つ悪い花言葉や名前からの悪いイメージだけではなく、色合いも考慮しなければなりません。
一般的に供花に使われる花として菊は有名ですが、それ以外にもトルコキキョウやリンドウのほか、スターチスやデルフィニウムなどは、花びらの色が白色や青色、紫色をしており、葬儀や告別式のときの供花として使用されています。そのためこれらの色合いの花は、お見舞い品として避けた方が良いとされています。
ただし、明るい色合いの花の中にワンポイントとして使用するのは問題ありません。
香りが強い・花粉が出る花
香りが強く花粉の出る花は、相手の体調に影響する可能性があるため、お見舞いの花としておすすめできません。
真っ白な大輪の花を咲かせるカサブランカで有名なユリは、華やかさが魅力的ですが、香りが強く花粉も多く出るため、避けた方が良い花の1つとされています。
そのほかにも、フリージアやジャスミン、スイセンなども香水の香料に使われるなど、香り豊かな花ですが、病室に飾っておくには避けた方が無難です。
お見舞いに贈りたいフラワーギフト
どのようなスタイルの花であっても、病室で飾る花が相手を元気づけたり、心を和ませることには変わりありません。しかし花束の場合、花瓶を用意しなければならなかったり定期的に水替えをしなければならないなど、せっかく送っても相手に負担をかけさせてしまう心配があります。フラワーアレンジメントやボックスフラワーであれば、そのような心配が解消されます。
そこで、フラワーアレンジメントやボックスフラワーの特徴とおすすめのフラワーギフトをご紹介します。
フラワーアレンジメント
奇麗に作り込まれたフラワーアレンジメントは、そのままの状態で飾ることができます。花瓶を用意しなければならない花束とは異なり、手間がかからないフラワーアレンジメントは、お見舞いの花としてピッタリの贈り物です。ナチュラルテイストに仕上がったフラワーアレンジメントは、目に優しいだけではなく心を落ち着かせてくれる穏やかさを与えます。優雅なバラと可愛らしいミモザの組み合わせは、相性抜群です。黄色系のビタミンカラーを優しい色調に統一していることで、病室をさり気なく華やかで明るい雰囲気にしてくれます。
ボックスフラワー
ボックスフラワーは箱の中に納まっていますので、ボックスの外側から見るとシックでさり気なさを感じさせます。また病院に持って行く時にも目立つことなく、持ち運びにも便利です。相手へ渡すときにも、開けるまで何か分からないというサプライズ感が込められているすてきな贈り物でもあります。
ラウンド型のボックスフラワーは、私やすくもらいやすいフラワーギフトです。そして直径が約22センチもある大きめのボックスを開けると、そこには溢れんばかりの花の数々。一瞬でパッと華やかな雰囲気と明るい気分に浸ることができます。
明るいピンクと赤を中心に、緑やイエローなどの花をアクセントとして優しさと元気を与えるでしょう。
まとめ
お見舞い品として送るおすすめの花やフラワーギフト、マナー違反の花などについてご紹介しました。花言葉には、元気づけるものや心温まるものなどがあり、そこから心配や不安の軽減につながる手助けとなります。大切な人の回復を期待する気持ちの込もったフラワーギフトだからこそ、送られた方にとって心強い支えになるのではないでしょうか。
プレミアガーデンでは、お見舞い用のお花も多く取りそろえております。注文を受けてからプロのフラワーアーティストが心を込めて作ります。相手に合わせてお花の変更もできるので、注文時にお問い合わせをしてください。大切な人のお見舞いだからこそ、心を込めて送りましょう。