ギフトにおすすめ!かわいいチューリップの花を大切なあの人へ贈ろう

フラワーショップでは、12月の終わりごろから姿を見せ始めるチューリップ。早春に咲く花として知られています。

ふんわりとした花びらが印象的な一重咲きから、バラのように豪華な外見の八重咲きまで、さまざまな種類があることも魅力です。

また、カラー展開も豊かなので選びやすいのも魅力のひとつでしょう。

今回は、贈り物として人気があるチューリップの選び方や、色ごとの花言葉などを詳しく解説します。

 

チューリップの基本情報

子供からも大人からも愛されているチューリップの花。春の風の中で揺れている姿は可愛らしいですよね。

色とりどりのチューリップが咲くと春の訪れを感じるという方も多いのではないでしょうか。

チューリップはユリ科の球根植物で、開花時期は3月〜5月の多年草です。花が咲き終って葉っぱだけになると、地面の中の葉が変形して球根になります。

まずは、チューリップの基本情報を見ていきましょう。

 

チューリップの原産地は?

チューリップの原産地はトルコになります。十六世紀にトルコからオランダに流通して人気者となったのです。

また、チューリップはトルコの国花としても愛されています。毎年4月になると開催される「イスタンブールラーレフェスティバル」が有名で、Lale(ラーレ)とは、トルコ語でチューリップという意味です。

この時期のイスタンブールでは道路脇や公園の花壇など、あらゆるところでチューリップの花が咲き誇っています。

 

名前の由来

チューリップの名前はどのようにつけられたのでしょうか。

名前の由来もトルコにあり、言い伝えによると、トルコの女性が身に着ける「tülbend(トゥルバン)」が訛って「チューリップ」になったといわれています。

これは宗教的な目的でかぶるスカーフのような布のことを指しており、80年代以降、ターバン(トルコ語でトゥルバン)といわれるようになりました。

 

チューリップの歴史(日本)

日本にチューリップが伝わったのは、江戸時代だといわれています。

フランスから持ち帰った球根が最初だとされていますが、当時は数も少なく一部の上流階級の人々の観賞用でした。

また、原産地との気候の差があり上手く育たなかったため、明治以降に本格的に栽培が始まりまります。

日本でのチューリップの栽培は、主に新潟や富山が中心となっています。

毎年4月に開催される富山県の「となみチューリップフェア」では、300万本ものチューリップが色鮮やかに咲き誇り、圧巻ですよ。

 

チューリップが贈り物に最適な理由

春に咲く花の中で1番人気のチューリップは、大切な方へのギフトにも最適です。

切り花として飾っておいても可愛いですし、鉢植えとして贈っても喜んで頂けるのではないでしょうか。

見た目も美しくカラーや品種が豊富なチューリップは、どなたに贈っても喜ばれる早春のギフトです。

ここでは、チューリップが贈り物としてふさわしい理由について解説します。

 

春の訪れを感じさせる

チューリップの最大の魅力は季節感を感じられる点ではないでしょうか。

幅広い年代の人々の中で、チューリップの花が持つイメージは「春の訪れ」です。

したがってチューリップを贈ることで、確実に相手の方に春を感じてもらうことができるでしょう。さらに旬の花束を贈ることで、より心に残るギフトになるはずです。

 

自分で栽培することもできる

自分で栽培することができるのもチューリップの魅力です。

チューリップの球根は、秋の終わりくらいから園芸ショップなどで展開されており、11月頃までに植えると春には可愛らしいチューリップを見ることができるでしょう。

もし植物が好きな方なら、自分で育てたチューリップをギフトにする方法もあります。大切な方の記念日や誕生日などに向けて自分で花を育てるなんて、想像するだけでワクワクしますね。

 

花言葉がすてき

チューリップの全体の花言葉は「思いやり」です。また3月22日の誕生花にもなっています。色別にも込められている花言葉が違うので、選ぶときの参考にしてみてください。

花言葉について、次項で詳しくご紹介します。

 

チューリップの花言葉(カラー別)

可愛らしいチューリップには、愛や恋にまつわる花言葉が多くつけられています。

カラー別に花言葉は異なるので、贈りものの目的別に花言葉を選んでみましょう。

 

赤「愛の告白」

赤いチューリップには、愛の告白という花言葉が秘められています。プロポーズにはバラの花束が一般的ですが、春先のプロポーズにはチューリップの花束を贈ってみませんか?可愛らしく季節感もあり、とても素敵な贈りものになるでしょう。

 

ピンク「愛の芽生え」「誠実な愛」

ピンク色のチューリップには、「愛の芽生え」「誠実な愛」など、好きな人に贈るのにピッタリな花言葉がついています。

西洋でも「happiness(幸福)」などポジティブな花言葉があるので、海外の人に贈る際にも安心です。

 

黄色「正直」「望みのない恋」

黄色のチューリップには「望みのない恋」など、少しネガティブなイメージの花言葉が秘められています。したがって贈る際にはメッセージなどを添えて、相手の人に誤解を与えないように注意してください。

 

白色「失われた愛」

白いチューリップには、日本では「失われた愛」、西洋でも「ask for forgiveness(許しを請う)」の花言葉がついています。ただしたくさんの色のチューリップをミックスして花束にする際には、それほど神経質になることはないでしょう。

 

紫色「不滅の愛」

紫色のチューリップには、永遠の愛情を約束するときにぴったりの「不滅の愛」という情熱的な花言葉が秘められています。結婚を誓ったパートナーや愛する人に贈ると喜ばれそうですね。

 

種類や色が豊富で選びやすい

チューリップには、たくさんの花色があります。ピンクをメインにすれば可愛い印象になりますし、赤をメインにした場合は情熱的なイメージになるでしょう。

さらに紫をメインにすれば、大人の女性にピッタリのギフトにもなりますよ。

同じ色でも濃淡で印象が違うので、贈る相手によって落ち着いたイメージやポップなイメージにも組み合わすことが可能なところもチューリップの魅力です。

チューリップは品種やカラー展開が豊かなため、選びやすいのも魅力のひとつでしょう。

 

上記で紹介したカラー以外にも、チューリップにはたくさんのカラーがあります。また、花言葉は本数によっても意味が変わります。

ちなみに、1本では「あなたが運命の人」、3本では「愛しています」、11本で「最愛」、12本で「恋人になってください」、50本で「永遠」となっています。

 

チューリップを選ぶときのポイント

花屋さんに行くとたくさんの花が並んでいます。チューリップの中には1年中販売されているものもありますが、12月以降になるとたくさんの種類が揃うため、最盛期に購入するのがおすすめです。

ではチューリップを選ぶときは、どんなところをチェックすれば良いのでしょうか。ここからは、チューリップを選ぶときのポイントについて、見ていきましょう。

 

花がみずみずしい

切り花として販売されているチューリップは、茎の切り口から水分を吸収しています。

しかしその吸い上げが上手くいっていないと、元気がなくなり花の首が下がってきてしまうのです。

このようなチューリップはすぐに枯れてしまう可能性があるので気をつけましょう。

また、葉っぱや茎に傷がある場合、そこから細菌が繁殖してしまい傷みやすくなるので注意してください。

花を選ぶときは店員さんに相談すると失敗が少ないので、気軽に話しかけてみましょう。

 

花びらが咲き切っていない

チューリップを選ぶ際には、まだ蕾の状態だと長持ちします。

できれば色づいていないチューリップが良いですが、それでは花瓶に入れたときに寂しいですよね。

したがって、蕾と色づいているチューリップを半分ずつにするのがおすすめです。

チューリップは温かい場所に置くとすぐに花開くので、蕾で購入するのがちょうどいいですよ。

 

チューリップの球根の選び方

球根で購入するときは、ずっしりと重いものを選ぶようにしましょう。

また斑点があるものは病気にかかっている可能性があるため避けるようにしてください。

表面に傷がなく、重みもあり分球していない球根がベストです。

 

チューリップのフラワーギフトはどう選ぶ?

大切な人にチューリップを贈る際、何を基準に選べば良いのでしょうか。

予算が決まっている場合は、店員さんにお任せで作ってもらう方法もあります。しかし、店員さんにオーダーする際にも、メインの花色や贈る相手の特徴などを伝えると、より魅力的なギフトになりますよ。

 

予算で選ぶ

花ギフトを贈るときは、まず予算と用途を伝えると良いでしょう。

しかし、3,000円の花束と5,000円の花束では、どれくらいボリュームの差が出るのかな?と気になりますよね。

そんな時は通販で購入するのがおすすめです。その理由は、通販サイトだと金額に応じた花束のボリュームを目で見て確認することができるからです。

必要に応じてアレンジメントを作ってくれるサイトもあるので、気になる方は一度調べてみましょう。

 

シチュエーションで選ぶ

花姿がキュートなチューリップは、誰に贈っても喜ばれるでしょう。

ここではチューリップギフトを贈るのにふさわしいシチュエーションを紹介します。

 

 

  • 誕生日

 

チューリップには素敵な花言葉が秘められているので、大切な人への誕生日の贈り物として最適です。

職場の上司やお世話になっている方へのギフトにもピッタリですよ。

男性に贈る際は、少しグリーンがかっているクールなチューリップと爽やかな白のチューリップの組み合わせはいかがでしょうか。

また、癒し効果をプラスしたいなら、香りがあるストックやスイートピーと組み合わせてみましょう。

 

 

  • 記念日

 

可愛らしいチューリップは、大事な人との記念日のギフトとしても喜ばれるでしょう。

ピンク色のチューリップを、色々な品種を混ぜてブーケスタイルにして贈っても良いですね。

また、花びらにフリルのような切れ込みが入ったチューリップなら、デートの日の贈り物としてもピッタリです。

 

 

  • 母の日

 

「思いやり」の花言葉があるチューリップは、母の日のギフトにもおすすめです。

温かみのあるオレンジや黄色のチューリップを組み合わせれば、見るだけで元気になれるような明るい印象の花束になるでしょう。「いつもありがとう」のメッセージも添えると良いですね。

 

スタイルで選ぶ

花ギフトを贈るときは、いつもとは少し違ったスタイルで贈るのも効果的です。

ここでは喜ばれる3つのスタイルを簡単に解説します。

 

 

  • フラワーボックス

 

フラワーボックスは、お花を箱に詰めたタイプの贈り物です。

新しい形の花ギフトとして定着しつつあり、箱を開けるまで何が入っているのかわからない点が魅力でしょう。レストランなどで手渡しする際にも、かさばらなくておすすめですよ。

 

 

  • 鉢植え

 

ガーデニングが好きな方に贈るときは、鉢植えもおすすめです。

何といっても育てる楽しみがあるのがセールスポイントになります。毎年春になると可愛いチューリップが見られるのもうれしいですね。

ただし、お見舞いの際は鉢植えの贈り物は縁起が良くないと敬遠されてしまうので注意してください。

 

 

  • ブーケ

 

ブーケスタイルは、さまざまな花の組み合わせが楽しめるのが魅力でしょう。

フワフワとしたイメージのチューリップは、カスミソウなどの楚々とした花と組み合わせても素敵です。

また、パステルカラーのチューリープを混ぜてボリューム感を出すと、春らしいイメージになりますよ。

 

もらったチューリップをオシャレに飾る方法

もらったチューリップを花瓶に入れる際は、水に浸る部分の葉は切り取るようにしましょう。これは葉が水に浸かると傷みやすくなるためです。

また、チューリップは球根植物なので、浅水で育てるのがベストになります。

小まめに水替えすると花が長持ちしますが、難しいときは切り花用の延命剤を使用してみてください。

最後に、チューリップをオシャレに飾る方法を紹介します。

 

ガラスの花器に活ける

チューリップの華やかさを引き立たせるには、シンプルな花瓶を選ぶようにしましょう。

丈のあるガラスの花器ならば、茎が曲がる心配もありません。

テクニックが必要ないので、初心者の方におすすめの飾り方です。

 

他の花といっしょにオアシスに挿す

 

チューリップを他の花と組み合わせて飾るときは、長持ちするようにオアシスを使用するのがおすすめです。

まず、花器にオアシスが1cmくらい出るようにセットします。

切り花のチューリップをオアシスに挿す場合は、茎をまっすぐに切るのがポイントです。

チューリップは首が重たいので茎が曲がってきますが、それには逆らわずに自然に活けるとオシャレに見えますよ。

 

おすすめのチューリップの花束

バラエティーに富んだチューリップは、どんなお祝いのシーンにもふさわしいギフトになります。

花束で贈るのが一般的ですが、茎の長さを調節するだけでもビジョンが変わりますよ。

長めにすると花が豪華に見えるので、送別会などのシーンではこちらがおすすめです。

また、短めの花束は小ぶりで可愛いらしく、荷物にならないので外出先で手渡す際にもおすすめです。

 

いろいろな品種を組み合わせる

チューリップには、たくさんの品種があります。

例えば、馴染みがある丸いフォルムの一重咲き、バラのような見た目の八重咲き、花びらの先の部分がフリルのようになっているフリンジ咲き、尖った花びらが印象的なユリ咲き、小さくて可愛い原種咲きなど、色の違いだけでなく咲き方の違いもさまざまです。

同じ花でも、見た目が全然違うタイプを組み合わせるだけで、オシャレな花束になるでしょう。

カラー展開も豊富なので、同じ色でトーンを変えるだけでも雰囲気が変わりますよ。

 

大人の女性にはダークな花色をチョイス

基本的にチューリップの花は可愛いイメージがありますよね。しかし、濃い紫色やチョコレート色のチューリップをチョイスすれば、大人の女性にもピッタリの花束が完成します。

組み合わせるとしたら、同系色のラナンキュラスやアイビーなどの葉もおすすめです。

さらにハーブ系のグリーンを合わせれば、癒し効果も抜群になりますよ。

 

プロポーズなら

チューリップは、プロポーズする際に渡す花としてもおすすめです。

特に赤やピンクには、プロポーズに最適な花言葉が込められていますよ。子供っぽくしたくない場合は、ピンクと渋めの赤紫などを組み合わせると良いでしょう。

また、トルコキキョウやラナンキュラスをミックスすると存在感が出せます。

 

まとめ

今回はチューリップについて、花言葉や贈る際のポイントについてご紹介しました。

チューリップは幅広い年代の方に人気の早春の花です。花屋では12月下旬から出回り、5月頃までがピークになります。

花の色も豊富ですが咲き方にも個性があるので、贈る相手によって可愛らしくも、スタイリッシュにもアレンジできる点が魅力です。

あなたも記念日や誕生日などにチューリップのギフトを贈ってみませんか?早春を告げるチューリップは、大切な人を笑顔にしてくれる素敵なギフトになるはずです。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?