取引先の事務所移転祝いに贈る花|法人担当者の手配手順と確認リスト
取引先の事務所移転祝いに花を贈るときは、祝い花の受取可否を確認し、社内の予算・名義・手配担当をそろえてから注文します。この記事では、総務・秘書・営業などの法人担当者に向けて、部署間の重複手配や届け先の取り違えを防ぐ手順、社内連絡の文例、注文前後の確認リストを紹介します。
目次
事務所移転祝いの花を手配する5つの手順
取引先から事務所移転の案内が届いたら、花を注文する前に、先方が祝い花を受け取れるかと自社で誰が手配するかを確認します。営業・総務・秘書など複数の担当者が関わる場合は、注文窓口を決めて情報を一か所にまとめましょう。
花の種類だけでなく、贈る名義・届け先・受取日時・支払担当までそろえると、部署間の重複注文や入力の取り違えを防ぎやすくなります。
| 手順 | 行うこと | 確認する相手の例 |
|---|---|---|
| 1.移転案内を確認する | 祝い花の受取可否と、社内で既に手配が進んでいないかを確かめる | 取引先の窓口・自社の営業担当 |
| 2.社内で方針を決める | 予算、贈る名義、費用を負担する部署、承認者をそろえる | 上司・総務・秘書・経理 |
| 3.納品情報をそろえる | 新住所、受取窓口、日時、設置・搬入の条件を確認する | 取引先の受取担当者 |
| 4.商品と注文内容を確定する | 置ける大きさの花を選び、立札と注文画面を照合する | 注文担当者・内容を確認する人 |
| 5.注文後の情報を共有する | 注文番号、確定した内容、連絡窓口を記録し、完了を共有する | 営業・手配関係者・支払担当 |
担当部署の組み合わせは会社によって異なります。少人数で兼務している場合も、「注文する人」と「不在時に内容を確認できる人」を決めておくと引き継ぎがしやすくなります。
贈ってよいかと、他部署の手配状況を先に確認する
移転案内の「祝い品辞退」「生花辞退」を確認する
案内状やメールに辞退の記載がある場合は、その意向を優先します。「生花辞退」なら観葉植物は必ず受け取れる、と自己判断せず、希望が読み取れない場合は取引窓口へ確認してください。
移転理由が分からない場合は、まず日頃取引している担当者から状況を確かめます。業務上の事情で場所を変えるケースもあるため、案内が届いたことだけを理由に大きなお祝いを手配しないようにしましょう。
営業・総務・秘書の間で、既に注文していないかを照合する
一つの移転案内が複数部署へ届くと、それぞれが別々に花を注文してしまうことがあります。取引先名だけでなく、移転する拠点名、届ける予定日、贈る名義を照合し、会社として一つにまとめるか、部署別に贈るかを決めます。
会社名義と支店名義で別々に贈る方針なら、それぞれの目的と担当を記録しましょう。「ほかの部署が手配すると思っていた」という行き違いも避けられます。
祝い花を控える場合も、社内へ判断を共有する
辞退や受取場所の都合で花を贈らない場合は、その理由を関係者に共有します。別の担当者が再び注文しないよう、手配一覧にも「先方の意向により花の手配なし」などと記録すると分かりやすくなります。
予算・贈る名義・費用負担を社内でそろえる
予算は、取引関係だけでなく、自社の贈答規程と先方の受入方針に合わせて決めます。金額の目安を調べる段階では、移転祝いの花の相場を参考にし、実際に使える予算は社内で確認しましょう。
承認を依頼するときは、花を贈る理由と総額をセットにする
「取引先へ花を送りたい」という依頼だけでは、承認者が判断しにくくなります。取引先・移転する拠点・祝い花の受取可否・商品候補・支払総額・贈る名義をまとめて伝えます。
商品代金だけで承認を得ると、注文画面の総額との差が後から分かることがあります。税込の支払総額を確認し、社内の承認範囲に収まっているかを照合してください。
会社・支店・部署のどの名義で贈るかを決める
会社を代表して贈るのか、支店や部署として贈るのかを先に決めます。代表者名や役職を載せる場合は、その名義を使用することも含めて社内で確認しましょう。
同じ取引先への過去の手配は参考になりますが、社名・役職・担当部署が変わっていることがあります。以前の注文内容をそのまま使わず、今回の情報と照合します。
費用を負担する部署と支払担当を決める
営業が依頼し、総務が注文し、経理が支払うような場合は、それぞれの役割を明確にします。誰が注文を確定し、誰が必要な書類を受け取り、誰が支払の確認をするかを決めておくと、注文後の問い合わせを引き継ぎやすくなります。
新住所・受取窓口・搬入条件を確認する
移転祝いでは、取引先の旧住所や、別の支店の住所を選んでしまうことがあります。過去の注文履歴や保存済みの宛先だけに頼らず、今回の移転案内と先方への確認内容を照合してください。
- 移転する会社・支店・部署の正式名称
- 新住所の郵便番号、建物名、階数、部屋番号
- 花を受け取る窓口・担当者と、当日連絡できる電話番号
- 業務開始日と、実際に花を受け取れる日時
- 受付台・床などの設置場所と、置ける大きさ
- 搬入口・入館・荷物の受け渡しに関する指定
共同受付・シェアオフィスでは、花を受け取れる窓口まで確かめる
建物の受付がある場合でも、入居企業宛ての花を預かれるとは限りません。共同受付で渡せるのか、入居企業の担当者へ直接渡す必要があるのかを確認します。社名だけでは届き先が分かりにくい場合は、区画や部屋番号もそろえましょう。
式典会場と新事務所が違う場合は、納品先を一本化する
移転披露の会場と普段の事務所が別の場合は、どちらへ届けるかを決め、受取担当者にも共有します。案内状に載った新住所へ送るのか、会場へ搬入するのかを注文前に確定してください。
日時の判断は、受取担当者の回答を記録して決める
引っ越し作業日と業務開始日は同じとは限りません。先方と合意した日時を記録し、商品を届けられるかを確認してから注文します。前日・当日・土日祝日・遅れて知った場合の詳しい判断は、移転祝いの花をいつ送るかのガイドをご覧ください。
届け先・立札・請求先の情報を混同しない
受取担当者、花に載せる贈り主、注文連絡を受ける人、支払担当者は同じとは限りません。それぞれの情報が何に使われるかを整理し、注文画面の項目に合わせて入力しましょう。
| 情報 | 記載する内容 | 取り違えやすい点 |
|---|---|---|
| お届け先 | 花を届ける会社・拠点・新住所・受取窓口 | 旧住所や自社住所を選ばない |
| 立札の贈り主 | 社内で承認された会社名・役職・氏名など | 注文を入力する担当者名とは分けて確認する |
| 注文の連絡先 | 注文内容や変更の連絡を確認できる窓口 | 担当者の不在時にも確認できるようにする |
| 請求・支払に関する情報 | 費用を負担する会社・部署と支払担当 | 花のお届け先を、そのまま請求先にしない |
| 立札に宛名を載せる場合 | 移転先の正式な会社名・拠点名・役職など | 受取窓口の担当者名を、そのまま宛名にしない |
立札は、承認された名義と正式表記を照合する
「祝 御移転」などの表書きと贈り主名を用意し、社名の前後株、役職、氏名の漢字まで確認します。会社・支店・部署・連名の文例は、移転祝いの立札の書き方で確認できます。
見積・請求・領収に必要な情報は、支払担当と合わせる
社内手続きで必要な書類と、その宛名・提出先を支払担当に確認します。見積書が必要な場合は注文前に、書類の受け取り方や必要な手続きを販売店へ確認しましょう。立札の名義を決めただけで、請求先などの設定も完了したと考えないことが大切です。
設置場所が確認できたら、花の商品を選ぶ
花は、社内で承認された予算と先方が置ける大きさの両方に合うものを選びます。種類の比較は移転祝いの花の選び方にまとめています。ここでは、受付や応接スペースに検討できる胡蝶蘭とアレンジメントを紹介します。
アレンジメントも商品によって大きさが異なります。種類だけで小さな受付に置けると判断せず、花全体の幅・高さ・奥行きを確かめてください。
胡蝶蘭に絞って本数・輪数・色を比較する場合は、移転祝いの胡蝶蘭の選び方をご覧ください。候補を決めたら、商品ページのURLを社内の確認担当者にも共有すると、別の商品との取り違えを防ぎやすくなります。
社内の依頼・引き継ぎに使える文例
複数の担当者が関わる場合は、口頭だけで依頼せず、決まった内容と確認中の項目を分けて残します。次の文例は、自社の運用に合わせて書き換えて使えます。
営業担当から総務などへ手配を依頼する文例
注文後に関係者へ共有する文例
社内向けの手配連絡と、花に添えるお祝いのメッセージは別々に準備してください。先方へ渡す札やカードに、社内の予算や確認メモが混ざっていないかも見直しましょう。
注文前と注文後の確認リスト
注文を確定する前に確認すること
- 祝い花の受取可否と、先方の意向を確認した
- 他部署・他拠点の手配状況を確認した
- 税込総額、贈る名義、費用負担部署の承認が取れている
- 選んだ商品が、先方の設置場所に合っている
- 新住所・建物名・階数・受取窓口を照合した
- 受取可能日時と、注文する商品の納品予定が合っている
- 立札の社名・役職・氏名が確認済み原稿と一致している
- 注文の連絡先と、請求・支払に関する情報を確認した
- スタンド花を選ぶ場合は、設置・撤去の方法も決まっている
注文後は、確認メールと控えを残す
注文完了後は、注文番号、商品、納品予定、届け先、立札内容、支払に関する情報を確認します。控えを社内の所定の場所へ保存し、依頼した担当者へ注文済みであることを共有しましょう。
確認メールが届かない、注文内容に食い違いがあるといった場合は、すぐに同じ注文を入れ直さず、まず注文の受付状況を確認してください。二重注文の防止につながります。
変更が出たら、連絡窓口を通して確認する
納品先や受取日時が変わった場合は、注文番号と変更したい内容をまとめて販売店へ連絡します。変更できるかどうかの回答を確認し、関係者へ共有してください。連絡しただけで変更が確定したと判断しないようにしましょう。
納品後は、確認できた状況を記録する
販売店からの完了連絡など、確認できた情報をもとに手配状況を更新します。支払担当へ必要な控えを渡し、営業担当にも完了を共有してください。先方への問い合わせが必要な場合も、複数の担当者から同じ確認を重ねないよう、窓口をそろえます。
事務所移転祝いの手配でよくある質問
取引先の事務所移転を知ったら、最初に何をしますか?
移転案内に祝い品や生花の辞退がないかを確認し、日頃の取引窓口を通して受取可否を確かめます。同時に、社内の他部署で手配が進んでいないかを確認し、注文担当を決めましょう。
複数の部署が同じ取引先と関わっている場合はどうしますか?
移転する拠点、贈る名義、予定日、手配担当を共有し、会社として一つにまとめるか部署別に贈るかを決めます。別々に贈る場合も、方針と担当を記録して重複や手配漏れを防ぎましょう。
生花辞退と書かれていれば、観葉植物を贈ってもよいですか?
必ず受け取れるとは限りません。植物全般や贈答品の受領を控えている場合もあるため、案内だけで判断できないときは先方の意向を確認します。辞退の意向を優先してください。
共同受付のあるオフィスへ花を届けられますか?
共同受付で花を預かれるか、入居企業の担当者への直接受け渡しが必要かを確認します。建物名だけでなく区画・部屋番号・受取窓口をそろえ、確認した条件で納品できるかを確かめましょう。
注文担当者と立札の贈り主が違っていてもよいですか?
異なる場合があります。立札には社内で承認された贈り主名義を使い、注文の連絡先には内容を確認できる担当窓口を設定します。それぞれの入力欄の用途に合わせて情報を分けてください。
以前の注文履歴から同じ内容で注文してよいですか?
商品選びの参考にはなりますが、旧住所、以前の社名・役職・氏名が残っていないかを確認します。納品先と名義は、今回の移転案内や確認済み原稿と照合してから注文しましょう。
予算は商品代金だけで承認を取ればよいですか?
注文時の税込総額で確認すると、承認額との食い違いを防ぎやすくなります。社内の規程に従い、贈る名義と費用負担部署も合わせて承認を取ってください。
注文後に担当者が不在になる場合は、何を引き継ぎますか?
注文番号、商品、納品予定、届け先、受取窓口、立札原稿、支払担当、確認メールの保存先を共有します。販売店へ連絡する窓口を決め、変更依頼を重複して行わないようにしましょう。
取引先の事務所移転祝いは、受取可否・社内承認・納品情報をそろえてから花を選ぶと、担当者間で確認しやすくなります。注文後の連絡と引き継ぎまで整え、先方の新しい拠点へお祝いの気持ちを届けましょう。



