お花をインテリアに取り入れよう！おしゃれな飾り方のポイントや注意点

公園や庭に咲き誇るお花は、見ているだけで私たちの心を癒してくれますよね。

そんなお花を部屋のインテリアに取り入れることで、普段の生活がより豊かで華やかなものになりますよ。

この記事では、お花をインテリアとして飾るときのおすすめの場所や、飾り方のポイントなどをご紹介します。

 

お花をインテリアに取り入れるメリット

生活するために絶対に必要なアイテムとは言い切れないお花ですが、部屋に飾ることで得られるメリットはたくさんあります。

インテリアのアクセントになるほか、自身に良い効果をもたらしてくれたり、風水効果を期待できたりもしますよ。

また、お客様へのおもてなしとしても、お花は最適なのです。

まずは、お花をインテリアに取り入れるメリットについてご紹介します。

 

お部屋のイメージが変わる

家具や家電だけが配置された部屋は、すっきりしているかもしれませんが、どこか寂しくて無機質なイメージになりがちです。

おしゃれな雑誌やお店などにある洗練されたインテリアコーディネートには、お花が飾られていることがほとんどではないでしょうか。

自然をモチーフとしたインテリアアイテムとして観葉植物も人気がありますが、お花の方が手に入れやすくカラーも豊富なので、気軽にインテリアに取り入れられます。

お花を部屋に飾ることで、色味がプラスされ、動きもでるので、インテリアの完成度が高くなるのです。

 

精神的な癒し効果がある

お花には、人の心をリラックスさせてくれる効果があるとされています。

まず、色から受けるイメージや刺激は、私たちの心と身体に大きな影響をもたらします。

例えば、元気を出したい時は鮮やかな色の花を、少し落ち着きたいときは淡い色の花を飾ることで、自分の調子に合わせたインテリアコーディネートが可能になるのです。

また、花の香りにも様々な効果があり、アロマテラピーといった自然療法としても活用されています。

さらに、好きなお花を好きなように飾って楽しむことによる癒し効果もあるのです。

お花が好きな人にとっては、お花と触れ合っている瞬間そのものが癒しの時間になるでしょう。

 

花風水を実践できる

「花風水」とは、風水に花や植物を取り入れて、運気を上げようという考え方のことです。

風水においては、部屋の中の環境をできるだけ自然な空間に近づけることが良いとされているため、豊かな大地と太陽のもとで育ったお花は、とても強いパワーをもっていると言えるのです。

部屋のどの位置にどのようなお花を飾るかで、その風水的効果は異なってきますが、お花を飾ることでインテリアとして楽しめるだけでなく、運気アップも目指せるのであれば、一石二鳥ですね。

 

おもてなしになる

お花をインテリアとして飾っておくことで、急な来客時にも、立派なおもてなしの1つになります。

自分がお客の立場だとして、訪ねた部屋に花が飾ってあると、歓迎されているようで嬉しい気持ちになりますよね。

また、家具にこだわるのも素敵ですが、花を取り入れたインテリアコーディネートを実践していることで、ワンランク上の上級者のようなイメージになるのです。

インテリアセンスが良いと印象付けたい場合は、お花を用いたインテリアが効果的ですよ。

 

お花のインテリアを飾る場所

お花をインテリアに取り入れたいけど、どこに飾ってよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

お花は基本的にどこに飾ってもよいのですが、おすすめなのは過ごす時間が長い場所や、目に付きやすい場所です。

せっかく飾ったお花も、生活の中であまり視界に入らないともったいないですよね。

ここからは、お花を飾るのにおすすめの場所をご紹介します。

 

リビング

家族が集まり、一日の中でも過ごす時間の多いリビングにお花を飾ってみましょう。

飾りやすい場所としては、テレビボードやローテーブル、棚やチェストの上などがおすすめです。

リビングには無機質なイメージをもつ電化製品も多いので、お花で自然を取り入れて全体を柔らかい空間に仕上げましょう。

広さもあるので、いくつかの種類のお花をあちこちに飾ってインテリアを楽しんでも良さそうですね。

 

玄関

帰宅したときにまず足を踏み入れるのが玄関です。

家族が仕事や学校などで疲れて帰ってきても、華やかなお花が一番最初に出迎えてくれることで、癒し効果を与えてくれるでしょう。

玄関にお花を飾るときは、香りが良いお花がおすすめです。

靴の匂いが広がりがちな玄関を爽やかな空間に演出してくれますよ。

 

キッチン・ダイニング

料理をしたり、食事をとったりするキッチンやダイニングには清潔感が欠かせません。

爽やかな印象を与えるグリーン系のお花を飾るのがおすすめです。

また、料理にもそのまま使えるハーブ系の植物を飾るのも良いかもしれません。

ダイニングテーブルには明るい色の花を飾ることで、食事の時間がより一層楽しくなり、家族の会話も弾むことでしょう。

キッチンカウンターにお花を飾れば、インテリアとして映えるだけでなく、水道に近いので毎日のお手入れも楽になりそうですね。

 

トイレ

空間が狭く、窓も小さいことが多いので、家の中でも暗くなりがちな場所です。

また、風水的にもトイレは悪い気が溜まりやすく、運気を下げてしまうスポットと言われているので、お花を飾ることで運気回復が期待できます。

もしも、お花を飾るためのスペースがあまりとれないのであれば、スリムな花瓶に一輪挿しするだけでも、ぱっと空間が華やかになりますよ。

トイレも玄関同様、匂いがこもりやすい場所なので、香りの良いお花を飾るのがおすすめです。

 

寝室

インテリアアイテムが少なく、暗くなりがちな寝室にお花を飾ることで、お休み前のひとときや起床時に華やかな空間に包まれます。

風水において、寝室は運気を回復させる場所と言われているので、明るい花を飾るのが効果的です。

ただし、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを寝室に飾ると、人の「生の気」を吸い取ってしまうと言われているので、生花を飾ると安心です。

 

インテリアに使う花の形状

インテリアに使えるお花は、生花だけではありません。

生命力のあるお花を飾りたいのであれば生花が一番ですが、こまめなお手入れが難しい方や、お花の扱いに慣れていない人は、プリザーブドフラワーやドライフラワーなどを用いてはいかがでしょうか。

最近では、まるで本物のような美しさをもつアーティシャルフラワーも人気となっています。

好みやライフスタイルに合わせて、飾りやすいものを選びましょう。

 

生花

生きているお花からは、自然の力や生命力を感じます。

うっとりするような香りを放って空間を彩ってくれるのも、生花の特徴の一つです。

また、つぼみの状態から飾っておけば、だんだんと開花していく楽しさを味わうこともできそうですね。

ただし、生きているものなので、日にちがたつといずれは萎れたり枯れたりしてしまいます。長期間楽しむことができないのは寂しいですが、限られた命だからこその美しさもあるでしょう。

 

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、生花の一番美しい時期に色素を抜き取り、特別な染料を用いて加工したものです。

加工後は、枯れたり萎れたりすることなく、長期間美しい状態を保ち続けるので、お手入れの手間もかかりません。

もともと生花で作られているので、完全な造花よりもリアルな見た目をしていますが、人工的な染料により、自然界ではあまり見られない配色も再現できるのが特徴です。

プリザーブドフラワーは特別な製法で加工されるので、自分で作るのは難しいですが、思い出のお花など残しておきたいものがあれば、専門店で依頼することもできますよ。

 

ドライフラワー

ドライフラワーとは、生花を乾燥させて作られたもので、もともとは17世紀頃のヨーロッパ北部で、冬の装飾品として作られていたものです。

生花とは違ったアンティークな風合いが特徴で、現在ではフラワーインテリアとしても高い人気を誇っています。

ドライフラワーは、花を束ねて日陰に干しておくだけで作れるので、自分でも挑戦しやすいフラワーインテリアです。

ドライフラワーに選ぶお花は、乾燥しても色合いが残るものや、水分が少なくて乾燥させやすいものがおすすめとなっています。

ドライフラワーであれば、水を必要としないので、花瓶以外にもカゴに入れて飾るのも素敵ですね。

 

アーティシャルフラワー（造花）

アーティシャルフラワーとは、生花のような美しさをリアルに再現した造花のことです。

最近では、コサージュなどのアクセサリーやバッグなどの装飾として使われることも多いですが、茎に針金が入っており自由に曲げられることから、インテリアフラワーとしても人気になっています。

生花とは違い、お手入れが不要で、枯れることもなく半永久的に飾れるので、花を長期間楽しみたい方や、こまめなお手入れが難しい方におすすめです。

 

初心者でも実践できるお花のインテリア

お花を初めてインテリアに取り入れる人は、どのように飾っていいか迷うこともあるかもしれません。

そこで、初心者の方でも実践しやすいお花のインテリアアイデアをご紹介します。

お花を飾りたいけど、なにから初めてよいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

花瓶がなくても大丈夫

切り花をいただいたり購入した場合には、お花を水に生けてあげなければなりません。

そこで必要になるのが、花瓶などの花器ですが、急にお花を頂いた場合は花器の用意ができていないこともあるでしょう。

花瓶は100円ショップなどでも購入できますが、家の中にある物で代用できることもあります。

例えば、使っていないグラスや空き瓶などはありませんか？画像のように、ジョウロに生けても素敵です。

最近ではナチュラルさを出すために、あえて花瓶に生けないという飾り方も人気なのです。

 

使うお花は1種類

お花を使ったインテリアを始めるときに、たくさんの種類の花を使って華やかに飾りたいと思う人も少なくないでしょう。

しかし、お花の種類を増やすと、バランスの良い組み合わせが難しくなり、インテリアとして部屋になじませるにはハードルが高くなってしまいます。

1つの花器に1種類の花を複数本挿すだけでも、十分華やかになります。

花の組み合わせに自信がないときは、1種類の花を飾ることから始めてみましょう。

 

本数に迷ったら3本

花の本数が多くなるほど豪華な印象になりますが、お花を買おうとしたらそれなりにお金がかかってしまうのも事実。

1輪挿しも凛として素敵ですが、複数本飾りたいのであれば3本がおすすめです。

2本では左右対称になりすぎて動きを出せませんが、3本を花の位置が3角形になるように並べることで、少ない本数でもバランスよく飾れるのです。

 

「枝もの」は長持ち

気温が上がる時期は、どうしても花もちが悪くなってしまいます。

お花がすぐに枯れてしまうのが寂しいという方は、枝ものを飾ってみるのはいかがでしょうか。

中でもおすすめなのが「ドウダンツツジ」で、透明感のある爽やかなグリーンの葉は、部屋の中に一気に自然を演出してくれます。

繊細な枝が細かく別れ、樹形も美しいので、お花のインテリアとしても優れたアイテムなのです。

 

お花のインテリアがおしゃれになるポイント

お花のインテリアに少しだけ慣れてきたら、よりおしゃれな飾り方を目指してみるのもいいかもしれません。

周りの家具やアイテムと組み合わせることで、全体的に統一感が出てしっくりまとまったインテリアコーディネートになることでしょう。

ここからは、お花を使ったインテリアをより楽しむためのコツをご紹介します。

 

花器にもこだわる

花器とお花のバランスとしてちょうどよいとされているのが1対1です。

そのため、お花と同じくらい花器は重要なアイテムであり、お花を際立たせるための相棒です。

花器はガラス製のものや木製のもの、陶器製のものなどさまざまなデザインのものがあります。お花に合う花器かどうかも大切ですが、花器自体が部屋に合うかどうかも注目してみてください。

部屋の雰囲気に合った花器を選んで飾ることが、お花のインテリアを美しく映えさせるポイントになるのです。

 

家具や小物と組み合わせる

お花を飾れるスペースは少ないけど、部屋全体を華やかにしたい時は、家具やパブリックなどに花のモチーフを取り入れてみるのもよいかもしれません。

例えば、カーテンやラグを花柄のものに替えたり、壁に花のアートを飾ってみるのもいいですね。

花柄のアイテムを使用するときは、その他の家具をシンプルなものにすることで、全体がすっきりまとまって見えます。

 

季節感を出す

現在では、温室栽培も盛んになり、季節を問わず様々な種類のお花が手に入りやすくなりました。

しかし、もともとお花には、一番美しく咲き誇る「旬」というものがあり、インテリアアイテムとしても珍しい「季節を感じられるもの」です。

季節感が合っているお花は、部屋の中に四季の美しさを演出してくれるだけでなく、気温や湿度が適しているので花もちが良いというメリットもあります。

また、その時期に多く流通しているお花であれば、比較的お手頃価格で購入できるでしょう。

お花のインテリアをプレゼントする

大切な人への贈り物として、お花のインテリアをプレゼントしたい人もいますよね。

人にお花を贈るときは、花の種類や花言葉だけでなく、飾りやすさといった点にも注目してみましょう。

お花は自分で買う機会が少ないので、きっと相手の方にも喜ばれることでしょう。

 

相手の好きな花や色を意識する

相手の方の好きなお花や色が分かっている場合は、それらを意識したお花を選ぶのが安心です。

もし分からないのであれば、相手の方の誕生花を贈ってみるのも素敵ですね。

また、自分が思う、相手の方のイメージカラーでまとめてみると、喜ばれることでしょう。

飾るスペースのことを考えて、コンパクトなサイズのものを選ぶのもポイントです。

 

花言葉に思いを込める

恋人に愛を伝えたり、家族や友人に感謝の気持ちを伝えたい場合は、花言葉を意識したお花のインテリアをプレゼントしてみましょう。

恋人やパートナーへは、愛にまつわる花言葉が多いバラがおすすめです。

バラは、花の色や本数によっても花言葉が変わってくるので、伝えたい気持ちに近いものを選びましょう。

「ありがとう」や「感謝」といった意味合いを持つ花としては、ガーベラやカスミソウ、カーネーションなどが定番です。

 

お花の扱いに慣れている人へは花束

お花のインテリアを贈りたいとき、お花が好きな人や、扱いに慣れている人へは、花束を贈ると喜ばれます。

普段からお花をインテリアとして取り入れている人は、こだわりの花器を持っていたり、生け方のコツを抑えていたりする人が多いので、切り花をプレゼントするのがおすすめです。

自分で好きなようにお花を生ける楽しみも味わってもらえるでしょう。

 

すぐに飾れるのはフラワーアレンジメント

お花の扱いに慣れていない人へは、そのまま飾れるフラワーアレンジメントがおすすめです。

フラワーアレンジメントとは、花器の底に敷いた吸水スポンジにお花を挿して飾り付けたものです。

花器と花の配置のデザインが完成されており、手を加えることなく、そのままクオリティの高いフラワーインテリアになります。

吸水スポンジを使用しているので、こまめな水替えなどのお手入れがないので、相手の負担にもなりにくいですね。

 

まとめ

お花をインテリアアイテムとして部屋に飾ることで、癒し効果があるだけでなく、空間をぱっと華やかに演出してくれます。

家具や電化製品が並んでいるよりも、自然の風景を取り入れることができるので、爽やかな気分になりそうですね。

お花をインテリアに取り入れるときは、花器にもこだわってみたり、旬の花を意識したりして、その日の気分や季節に合わせた楽しみ方をしてみましょう。