お花×風水で開運!花の選び方や色、おすすめの方角は?

お花を飾ることで運気を上昇させる「花風水」をご存知ですか?

草花や観葉植物をお部屋に飾ることで、植物の持つ生のエネルギーによる風水効果が期待できます。

風水について詳しく分からなくても、お花を部屋に飾ると、室内がぱっと華やいで、気分も明るくなれますよね。

今回は、お花を飾ることで運気を上昇させる「花風水」について、花の選び方や効果のある色や方角などをご紹介していきます。

「最近なんだか良くないことが続く……」「気分を一新させたい」とお悩みの方は、手軽に取り入れられる花風水にチャレンジしてみてくださいね。

 

「花風水」とは

そもそも風水とは、古代中国で誕生した歴史ある思想のことです。自然界は「木・火・土・金・水」の五行で成り立ち、風水によって、五行のバランスを整えるのが目的です。

根本的な考え方として、「人は環境により生かされている」「この世のすべては陰・陽に分けられる」という考え方が根底にあります。

近年では手軽に取り入れられるインテリア風水が主流になっていますが、気の流れを意識して、自分の周りの環境を整えていくことにより、運気を上昇させていくという環境学のひとつなのです。

環境学といっても特別難しいことはなく、部屋を清潔に保ち、方角に応じた色合いのインテリアを飾ることで、運気のアップを目指します。

その風水効果にお花を用いるのが、今回ご紹介していく「花風水」です。

 

生花の持つ風水パワー

生きている草花は、我々人間や動物と同じく、生気を発している生き物です。

風水的な観点では、生気は気の流れを良くして、邪気を払ったり浄化してくれたりする力があるものだと考えられています。

そして風水効果は、花の色や種類、置く場所や方角によって異なってきます。つまりは、得たい風水効果に応じて、適切な花と色を、正しい方角に飾る必要があるのです。

 

例えば、未婚の方が恋愛運や対人運などを上昇させて、結婚へと繋げていきたい場合には、鉢植えより切り花を飾ることがおすすめです。鉢植えは「根を張る」ものなので、「独身で家に根付く」という意味合いを持ってしまいます。

一方で家庭を安定させたい人や、家族間の絆を深めたい場合には、鉢植えを飾るのが効果的になります。

また、風水の基本的な考え方である「陰」「陽」を色で考えると、暖色系の花には「陽の気」が、寒色系の花には「陰の気」があると考えられます。

このように、上昇させたい運気に応じて、相性の良し悪しがありますので、適したものを飾りましょう。

 

花風水における色のもたらす効果

お部屋のインテリアに花風水を取り入れたいときには、いったいどのようにお花を選べば良いのでしょうか。

まずは「色」に注目してみましょう。風水の番組や記事などでは、「ラッキーカラー」という言葉がよく出てきますよね。花色によって得られる効果が違うため、上昇させたい運気に応じてお花を選びましょう。

 

白:浄化作用

白い花には、ユリやスズラン、マーガレットなどが挙げられます。

悪い気を浄化する作用を持っている白は、パートナーとの関係性や家族の関係を円滑にしてくれる効果が期待できます。中でも、陰の気を持っている方角の北、もしくは鬼門の北東に飾ることで、その効果がさらに期待できますよ。

白い花は、他の色の花と一緒に飾ることで、悪い気を浄化しながら、他の色が発揮してくれる風水効果を高めてくれる効果もあります。

 

黄:金運

黄色い花には、ヒマワリや菜の花、フリージアなどが挙げられます。

言わずもがな、イメージ通り黄色には金運上昇の効果があります。方角的には、西は金運に効果的な方角ですので、西に飾るのがおすすめです。

華やかなビタミンカラーである黄色は、目に飛び込むと明るい気分になれるカラーでもありますので、暗くなりがちな場所に飾るのも視覚効果としておすすめですよ。

 

赤:勝負運、積極性、恋愛運

赤い花には、バラやカーネーション、ダリアなどが挙げられます。

情熱的なカラーの赤色は、五行では「火」のシンボルです。やる気を刺激して、アクティブにさせてくれる色ですので、積極性を高められる効果があります。

また、勝負運も上昇する色ですので、仕事や勉強面で活かされそうですね。ただし、赤には強いエネルギーがありますから、あまりインテリアに取り入れすぎると気のバランスが崩れてしまい、落ち着かなかったり疲れすぎたり、苛ついてしまう場合もありますので、ほどほどの量を取り入れましょう。

火の気と太陽は相性が良いため、太陽が昇る東に飾ることで、より効果を高めることができますよ。

 

オレンジ:人間関係、良縁

オレンジ色の花には、ガーベラやマリーゴールドなどが挙げられます。

鮮やかなオレンジ色は、赤ほどエネルギーが強すぎませんし、黄色ほど明るすぎないちょうど良い塩梅を持っています。そのため、調和や協調などの人間関係を円滑にしてくれるパワーを持っている色です。

良縁ももたらしてくれるカラーですので、お付き合いしている相手とゆくゆくは結婚を考えている場合にも、オレンジの風水効果はおすすめですよ。

 

ピンク:恋愛運、結婚運、女性らしさ

ピンク色の花には、スイートピーやバラ、カーネーションなどが挙げられます。

女性を象徴するカラーでもあるピンク色は、女性にとって嬉しい風水効果をたくさんもたらしてくれる色です。思いやりや優しさを育めるカラーですので、ピンク色を風水に取り入れることで、女性としての魅力に磨きをかけていけるでしょう。

また、恋愛運や結婚運に関しても上昇しますので、素敵な相手との良縁を育み、より関係を深めていくにはぴったりの色です。

 

緑:健康運、成長、信頼

緑色の花には、ラナンキュラスやガーベラがありますが、グリーンの色合いのお花は少ないため、観葉植物や多肉植物などを取り入れるのもおすすめです。

自然を司る色の緑には、癒しのエネルギーがあり、気の流れを落ち着かせてくれます。人間関係の調和を図り、円滑なコミュニケーションを築きたい場合にも、緑色を取り入れるのがおすすめです。新生活がスタートしたときなどにはぴったりな色でしょう。

五行での「木」にあたる緑色は、成長を司る色でもありますので、小さなお子様がすくすくと育っていってほしいという願いや、家族全員の健康を願う場合には、緑色を東の方角に飾ると良い効果を得られるはずです。

 

青:落ち着き、集中、冷静

青色の花はもともと自然界には少ないですが、アジサイやアサガオ、デルフィニウムやネモフィラなどは比較的入手しやすいかもしれません。

青には気の流れを鎮める効果があり、落ち着きや集中を司る色です。感情のぶれや気持ちの乱れを感じている人は、青色のお花を取り入れて、気の流れを整えてみましょう。

 

紫:社会性、感性、気品

紫色の花には、ヒヤシンスやラベンダー、スミレなどが挙げられます。

赤と青の混じり合った紫色は、赤色のエネルギッシュさを持ちつつも、青色の落ち着きを持ち合わせており、その絶妙なバランスが魅力的な色です。

昔から高貴さや位を表す色でもあることから、気品を感じさせるカラーとなっています。そのため紫色は、風水的には社会的地位などの運気に影響するのです。

また、感性を刺激する色ですので、クリエイティブなお仕事をされている方や、芸術面での感性を磨いていきたい方にもおすすめの色となっています。

 

花風水における花を置く方角

花色による風水効果は、適した方角に飾っておくことでより効果を発揮してくれます。

続いては、それぞれの方角によって得られる風水効果を八方位を含めた各方角でまとめてみましたので、飾る場所を決める際の参考にしてみてくださいね。

方角 風水効果 おすすめの色
浄化作用、恋愛運 白、ピンク、オレンジ
北東 浄化作用、金運(鬼門) 白、黄
仕事運、恋愛運、成功運 白、赤、青
南東 結婚運、対人運 緑、ピンク、オレンジ
人気運、勝負運、知性 白、赤、紫
南西 家庭運、女性の運気(裏鬼門) 黄、紫
西 金運、恋愛運 白、黄、金
北西 社会性、地位 白、黄

 

花風水の効果が上がる置き場所

家に花風水を取り入れるうえでは、方角での置き場所以外に、部屋の役割によっても効果が異なります。

  • 玄関
  • キッチン
  • リビング
  • トイレ
  • 寝室

それぞれの置き場所について詳しく見ていきましょう。

 

玄関

玄関は運気が出入りする大切な場所ですので、靴箱の上などの目に留まりやすい場所にお花を飾るのが効果的です。

良い気も悪い気のどちらも入ってくる玄関に花風水を取り入れることで、良い気を呼び込みやすくする効果も期待できますね。

運気の入り口である玄関をきれいに保つことで良い運が入ってきてくれますので、玄関は特にこまめに掃除するよう心がけましょう。

 

キッチン

調理で火を使い、洗い物などで水を使うキッチンは、風水的に考えると五行の「火」と「水」がせめぎ合っている、気のバランスが崩れがちなエリアになります。

花風水を取り入れることで、乱れやすい気の流れを整える助けになりますので、少しの切り花などを飾っておくと良いでしょう。

 

リビング

リビングルームは、玄関から入ってきた気を、他の部屋へと渡していく経由地になりますので、良い気をリビングで滞らせてしまわないよう意識してお花を飾りましょう。

窓際やダイニングテーブルなど、目に留まりやすい位置に飾ることで、より効果を得られます。

 

トイレ

風水的には、トイレには悪い気が溜まりやすいと考えられています。

一方でトイレは金運や健康運を司る場所でもありますので、こまめな清掃で清潔な状態を保てれば、良い風水効果を期待できますよ。

花風水におすすめのお花は、良い香りを持っているお花です。ヒヤシンスやバラなど、芳香の良い切り花を飾っておきましょう。

 

寝室

1日の終わりを迎えて、新しい1日を迎える場所でもある寝室は、悪い気を整えてリセットできる重要な場所です。

起床してすぐに目に入るような場所にお花を飾ることで、良い風水効果を得られます。

また、枕の向きにも気を付けてみましょう。「火」を司る方角である南枕にしてしまうと、健康運や金運が下降気味になってしまいます。また、姿見鏡などは寝ている姿が映ってしまう位置に置いていると、せっかくの良い気を鏡に吸い取られてしまうと考えられていますので、置く場所を移動させたり、使用しないときには鏡にカバーを掛けたりしておくことをおすすめします。

 

花風水で花を飾るときの注意点

最後に、花風水をインテリアに取り入れるうえで、いくつか抑えておきたいポイントや注意したい点をご紹介していきましょう。

 

いちばんは生花がおすすめ

花風水とは、生きている草花が持つ生の気を利用して、周りの環境を整えることで運気を呼び込むという考え方ですので、基本的には生花がいちばん風水効果を得られます。

造花や、生花に特殊加工を施したプリザーブドフラワー、ドライフラワーなどを飾ってはいけないということはないのですが、生の気を持っていませんのでそこまでの効果は期待できません。

また、風水的な観点でドライフラワーを見ると、枯れている=死んでいる花として、良くない気を放ってしまうとも考えられています。

もともと無機物である造花は生気に左右されないアイテムですが、色の持つ力のみしか発揮されないことを頭に入れておきましょう。

花風水においては、生きているお花を取り入れることが基本です。

 

つぼみの多いお花を選ぶ

生きた花の持つ生気についてご紹介してきましたが、生花の中でも開花した状態より、つぼみの状態のほうがより多くの生気を持っていると考えられます。

生花店などで切り花を購入する際には、より高い風水効果を狙って、なるべくつぼみがたくさん付いているお花を選ぶように意識してみましょう。

 

毎日水替えをする

切り花のお手入れには、花瓶の水替えや水切りが必要不可欠です。花瓶の水が濁ってしまうと、せっかくの花風水も効果が薄まってしまいます。花瓶の水をこまめに交換して清潔に保てば、切り花も美しく長持ちしてくれますよ。

鉢植えの観葉植物などは、葉の表面にホコリや汚れが付着しやすいので、濡れた布やティッシュなどで表面を拭き取り、清潔に保ちましょう。葉の表面をきれいにしておくと、植物も光合成がしやすくなり、生き生きと育ってくれますよ。

 

枯れる前に花を片付ける

切り花は鉢植えではありませんから、毎日欠かさずにお手入れをしていても、時間が経過すれば枯れてしまうものです。

枯れたお花には、もう生気はありません。反対に良くない気を放つようになりますので、枯れてしまう一歩手前頃に、早めにお花を片付けられるとベストです。

 

棘を持つ花は避ける

風水的な観点で見ると、花の持つ棘には厄除けや魔除けの力があります。玄関などに飾ることで悪い気から家を守ってくれるのですが、悪い気と一緒に良い気も追いやってしまいますので、棘のあるお花は避けたほうが無難です。

ただし、棘を処理してしまえば問題ありませんので、バラなどの花は棘を取り除いてから飾るようにして、サボテンなどの棘を持つ植物は棘のない品種を選ぶように気を付ければ問題ありません。

 

鉢はプラスチック製を避ける

観葉植物や鉢植えを風水に取り入れる場合には、プラスチックでできた鉢を使うと、植物の良い気を台無しにしてしまいます。可能であれば、陶器素材などの鉢に植え替えるのが好ましいですが、難しい場合には鉢カバーなどでプラスチックを隠しておきましょう。

また、プラスチック製の花瓶を使用している場合には、下から良い気が逃げていってしまうので、花瓶の下にコースターや布などを敷いて、運気を逃さないように一工夫しておいてください。

ちなみに、ガラスの花瓶は風水的には問題ありません。

 

家をいつもきれいに保つ

風水の大前提として、いくらお花や植物を適した方角に飾っても、家が清潔に保たれていなければ効果は発揮されません。

物が散らからないよう都度片付けをして、ホコリやゴミが溜まらないようこまめに掃除をしましょう。

良い運気を呼び込むには、きれいなお部屋環境を整えることが第一歩です。必要以上に物を溜め込まず、使いやすく整理整頓をしておき、家の環境を良くすることから始めましょう。

 

まとめ

今回は、インテリアに取り入れたい花風水について、花の色が持つ力や方角による風水効果、花風水で気をつけておきたい注意点などをまとめてみました。

風水とは中国に古くから伝わる環境学で、環境を整えることにより気の流れを良くして、良い運気を呼び込むという考え方です。生気を持っているお花は、飾ることでその運を呼び込む手助けをしてくれます。

家や部屋を全体的にきれいに保ち、こまめな掃除や整理整頓を行い、時折切り花を買いに行く……これだけでも生活がとても整って、良い運を呼び込めそうな気がしますよね。

病は気からというように、忙しい毎日の中でも、良い気を呼び込めるよう少しだけでも心のゆとりを持っておきたいものです。

良い気を呼び込みやすいよう、花風水の力で素敵な毎日を送るサポートをしてもらいましょう。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?