インターネットでお花を販売するには?利用したいサービスや開業の準備

最近では、インターネットの普及や便利な販売サービスの普及により、実店舗を持たないでオンライン上のネットショップのみでお花を販売するお店も多いです。
「自分のお店をいつか持ちたい」という夢がある方も、実店舗の経営となるとなかなか難しいですよね。
そういったハードルが、実店舗を持たないオンラインショップになると急降下します。フラワーアレンジメントに関する資格を特別持っていない人でも、自分の作品を販売できるんです。
今回は、インターネットでお花の作品を販売してみたいと考えている方向けに、出品時に利用したいサービスや個人ネットショップを開設するメリットなどを解説していきます。
ネットショップの花屋で取り扱っている商品
そもそも、オンライン上のネットショップで取り扱われているお花の商品には、どんなものがあるのでしょうか。
メジャーなものでは、花束やブーケ、アレンジメントフラワーなどの生花を使ったアレンジメント作品があります。大手の花屋では、スタンドフラワーや鉢植えのお花、観葉植物なども手広く取り扱います。
他にも、生花を特殊加工したプリザーブドフラワーを使った雑貨品、ドライフラワーなどで作られたハンドメイド作品やアクセサリー類などさまざまです。
インターネット販売は副業にもなる
インターネットが普及した現在、1人1台スマートフォンを所持している今では、少し前には想像もできなかった便利なサービスが多数登場しています。
ひと昔前の販売市場では、無名の個人が作った作品というのは、限られたところでしか販売できず、なかなか収益にもつながりませんでした。雑誌やテレビなどで取り上げられるような有名な作家やアーティストでなければ、個人の作品が次々に売れることはなかったのです。
しかし現在は、インターネットを通して、世界中の人々が情報を共有し、同じ趣味や嗜好を持った人同士が繋がり、コミュニティを深めています。SNSサービスを利用することで、情報を発信すれば誰かの目に留まり、その人が同じ好みや趣味を持つ人たちへと情報を共有して拡散されていきます。
オンラインで展開されているサービスを利用すれば、ターゲットを絞ってより多くの人の目に留まるようになるのです。
作品を作ったら、商品を撮影して、説明書きを付けてアップロードする。これだけの手順で、自分の作った作品が、誰かの手に渡って利益を得ることができます。
また、発送作業などもかなり便利に利用できるようになったため、自宅にいながら出品から発送までの一連の作業を完結させることができます。
本業として会社員勤めをされている方が、休日などに趣味で作ったハンドメイド品を出品して、仕事の合間や帰宅してから販売対応を行えば、立派な副業としても成り立つのです。
インターネットサービスを利用しても販売では、実店舗のように費用もかからず、初期費用0円から利益を得ることもできます。
インターネットでお花を販売する方法
オンライン上のネット販売は、今では気軽に利用できるサービスであり、なくてはならないサービスとなりました。オンラインで中古品や自分のオリジナル作品を販売できるサービスは、多くの企業から提供されていますよね。
しかしお花の販売には、どのサービスを使ったほうが良いのでしょうか。
自分のペースやライフスタイルにも合ったサービスを探してみましょう。
フリマサイトに出品する
まずはフリマサイトを利用して出品する方法です。
近年登場したフリマサイトとは、主にまだ使える物や着られる服、使わなくなったので手放したい物などを、必要とするユーザーへ譲るためのアプリです。
譲ると言っても無償で譲渡するのではなく、自分で決めた価格設定で販売することが可能です。販売した売上のうちの何パーセントかが運営側に手数料として引かれるシステムになっています。
大手のフリマサイトでは、メルカリやラクマ、paypayフリマなどがあり、それぞれ独自のサービスを提供して、他社との差別化を図っています。家の整理や断捨離をしたついでに、不用品を出品した経験がある方も多いのではないでしょうか。
このフリマサイトでは、中古品だけではなく未開封や未使用の新品も出品されることがあり、さらにはハンドメイド作品も出品されています。手作りのアクセサリーや服、ソーイング系のハンドメイド作品以外にも、お花で作られたハンドメイド作品もたくさん出品されているのです。
利用ユーザーが多いサービスを利用すれば、その分売れ行きや売れるまでの速さもアップします。初めて自分の作品を販売する方は、手始めにフリマサイトからの出品で、一連の流れを体感してみてはいかがでしょうか。
注意点としては、きちんとしたネットショップなどで販売するよりも価格設定が低いことや、出品者側で送料を負担することが普通ですので、価格設定に送料分も含める必要があります。
また、フリマサイトの特徴として、値下げの相談をされる場合があります。時間と手間をかけて作ったオリジナル作品を値切られるのは、あまり良い気持ちにはなりませんよね。
そういったやり取りが嫌だと感じる方は、次にご紹介するハンドメイドマーケットでの出品を検討してみましょう。
ハンドメイドマーケットに出品する
続いてご紹介するのが、ハンドメイドマーケットを利用して出品する方法です。お花を使った作品などもハンドメイドの作品として位置付けられるため、問題なく出品できます。
提供しているサービス内容にもよりますが、ほとんどの場合、作品の出品自体は無料で行うことができます。作品が売れたときには、フリマアプリのように販売手数料が差し引かれるようになっています。
有名なハンドメイドマーケットでは、minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)やiichiなど、いくつか大手のサイトがありますので、自分に合ったマーケットに登録してみましょう。
中でもミンネは、登録している作家の数が50万人以上にも及ぶ最大のハンドメイドマーケットです。ただし、その分販売されている商品のクオリティも高く、購入する側もハイクオリティを求めていますので、出品には自信と勇気が必要かもしれません。
こうしたハンドメイドマーケットサイトでは、花材を使ったフラワー関連のハンドメイド作品をたくさん見かけますし、売れ筋のランキングや特集にも必ずといっていいほど紹介されています。
もし運営側の目に留まる作品を作ることができたら、特集で取り上げられて一気に売り上げが上がるチャンスもあるでしょう。
自分で集客活動を行わなくても、多数のユーザーが利用しているハンドメイドマーケットサイトですから、出品すれば多くの人に見てもらえることになり、かなり効率良く商品をアピールできるのです。
あわせてSNSなどでも情報発信をしていけば、より多く集客することができますよ。
購入者との取引もチャットメッセージで完了しますし、決済に関しても運営側で請け負うため、商品を発送したら入金されるのを待つだけと、出品者側の負担が少なく、個人間のやり取りも安全に行えるのがメリットです。
個人でネットショップを開く
最後にご紹介するのは、自分で個人のネットショップを作成する方法です。
BASEやSTORESといった名前を聞いたことや、CMを見かけたことはないでしょうか?
これらの企業は、とても簡単な手順だけで個人のネットショップを開くことができるサービスです。こうした個人向けのネットショップ開設サービスを利用することで、実店舗を持つよりもはるかにコストダウンして自分のお店を持つことができます。
また、契約の内容にもよりますが、ハンドメイドマーケットやフリマサイトなどに比べて、差し引かれる販売手数料を安く抑えることができるでしょう。
大手のフリマサイトでは、商品が売れると売り上げから約10パーセントほど手数料が差し引かれてしまいます。単純計算すれば、1,000円の売り上げからは100円を差し引かれて900円の利益、さらに送料も含んでいる場合だと、送料分も売り上げから引かれています。
これが塵も積もっていくと、かなりの手数料を支払っていることになりますよね。もし継続して一定量以上のハンドメイド作品を販売したいのでしたら、ネットショップの作成サービスを利用することをおすすめします。売上の中からなるべく利益を残すことができますよ。
ただし、集客力に優れているハンドメイドマーケットやフリマサイトとは違い、SNSなどを利用して自らお店のPRをしていく必要があります。
ハンドメイドマーケットでの販売に慣れたら個人のネットショップを開設して、ハンドメイドサイトでのファンを徐々に個人ショップへ誘導していくのも良いかもしれませんね。
個人でネットショップを開くメリット
個人で開業するメリットのひとつには、すべて自分で決められるという利点があります。
何を販売するのも自由、どんな作品を作るのかも自由、いつ出品するのかも自由です。
その分、すべて自分の責任としてふりかかるということもありますが、自分の経験や趣味を活かしてお金を稼ぐというのはとてもやり甲斐を感じられます。
多少大変なことでも、好きなことだからこそ辛抱強く、粘り強く向き合っていけるのです。
ブログを作る感覚で開設できる
個人向けのネットショップ開設サービスは、ほとんどブログを作成するような気軽な気持ちで作ることができます。実店舗だとなかなかこのようにはいきません。
店舗用の物件を探すことから始まり、内装の準備やディスプレイのレイアウト、工事費や家賃など時間とお金がたっぷりかかります。
ネットショップでは、パソコンとスマートフォンやカメラを持っていれば、誰でも自分のお店を持てるのです。
経費削減になる
実店舗での店舗運営には、とにかくお金がかかります。オーナーへ支払う店舗の賃貸料をはじめ、電気代や水道代などの光熱費や広告費、駐車スペースを設ける場合には駐車場費用などが、毎月発生するのです。
ネットショップではこういった経費がほとんどかからないのが最大のメリットです。自宅の別室に作業スペースを設けたり、商品を保管しておくスペースを用意したりすれば、住まいの家賃以上の賃貸料はかからず、自分1人で作業するのでしたら人件費も不要です。
花材を取り扱ったハンドメイド作品では、花を仕入れる必要がありますから、売り上げから花の仕入れ代を引いたものが手元に残ります。
お店の経営が軌道に乗るまでは、なるべく経費を抑えられれば嬉しいですね。
無駄な花材を買わずに済む
実店舗の生花店では、お花が少なすぎるととても寂しい雰囲気になってしまい、売上にも響きます。
そのため、アレンジメントや花束などで使う予定がないお花も、ディスプレイ用として仕入れているため、売れずに残って廃棄されてしまうお花も多いのです。
個人のネットショップでは、店頭にディスプレイをする必要はありませんから、注文分のお花を仕入れて、必要な分だけ買い求めれば良いのがメリットです。
時間を自由に使える
注文時のお客様とのやり取りは、ほとんどがメールで行われますので、ちょっとした隙間時間でも対応できますし、お客様から連絡がきたタイミングではなく、自分のタイミングで返信することができます。
また、出品やSNSへの投稿も、特に時間に縛られずに行えますので、スケジュール管理の自由度が高いことや、マイペースに店舗運営を続けていけます。営業時間や仕事をお休みする日も、自分の匙加減で決められるのは、会社勤めや実店舗での経営と大きく異なる点ですね。
フラワーアレンジ作品を売るためのコツ
手間と時間をかけて作った、思い入れのあるハンドメイド作品。できればひとりでも多くの方の元へ届けて、喜んでもらえたら作者冥利に尽きますよね。
いくら手元にある現物が素敵な作品でも、それが購入者側に伝わらなければ、売上には繋がりません。
オンライン上で自分のフラワーアレンジ作品を販売するには、いくつかのポイントに注意して出品することで購入率を上げることができますよ。
季節にあわせた花を使ってみよう
ハンドメイドマーケットなどでは、よく季節ごとの特集が組まれます。その際に、旬の花材を使った作品を出品していれば、特集に取り上げられる可能性が高まります。
春にはミモザの花材を使ったリースやアーティシャルフラワー、5月はネモフィラをモチーフにした作品、6月にはアジサイといったように、各月や季節に合わせた作品を取り入れることで、お客様のリピーター率も上がるでしょう。
また、旬のお花や季節感のある作品は、プレゼントなどの特別なシーンにも選ばれやすいですよ。
商品写真をきれいに撮影しよう
ネットショップでは、実際の作品を見たり、触れたりすることができません。
商品写真や説明文から得られる情報で、購入するかしないかを判断します。そのため、判断材料である商品写真は大変重要です。この写真がきれいに撮れているかどうかが売れ行きに直接的に関わるといっても大袈裟ではありません。
商品自体を美しく撮ることも大切ですが、おしゃれな小物などを上手に配置して、画面内に入れた写真だと好印象でしょう。明るさやコントラストなどの調節も重要になります。
ただし、美しく見せたいあまりに過度に画像を加工してしまうと、「イメージと違いすぎる」「写真と色が違う」といったクレームにも繋がりますので、ほどほどの加工にしておきましょう。
特別感を演出しよう
作品にあえて、希少価値や限定数を設定することによって、作品に特別感が生まれます。
購入者側がハンドメイドの作品に求めているのは、市販されているものにはない個性やオリジナルセンス、大量生産できないハンドメイドならではの手間や時間のかかった作品といったように、作品の付加価値として特別感を求めている方が多くいらっしゃいます。
ですから、そういったニーズを期待されているハンドメイド作品に、さらに特別感を持たせることによって、売上のアップへとつながるのです。
まとめ
今回は、お花をインターネットで販売するにはどんなサービスを利用すれば良いのか、個人のネットショップを開くメリットなどについてご紹介してきました。
インターネットの普及とネット販売の拡大によって、今や誰でも自分のお店をオンラインで開ける時代です。
手作りのフラワーハンドメイド品を販売するには、フリマサイトの利用やハンドメイドマーケットでの出品以外にも、自分でネットショップを開設する手段もあります。
自分であれこれと模索しながら趣味でもある作品作りができるのは、とてもやり甲斐の感じられる仕事だと言えるでしょう。
お花が大好きな方や、お花を使ったハンドメイド作品を作るのが趣味の方は、オンライン上でご自分の作品を販売してみてはいかがでしょうか。