花の色には意味がある?花の色で変わる花言葉について解説

花が好きという人は、花言葉にも興味があるのではないでしょうか。花言葉は、花の種類で決められているイメージがあるかもしれませんが、実は色によっても花言葉は異なります。

花言葉だけみて花をプレゼントすると、色によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。花言葉は、色ごとの意味も知っておきましょう。

この記事では、花の色による花言葉について詳しくご紹介します。

 

白色の花

白色の花は、純白のイメージから誠実さや清純さなどの雰囲気がありますが、花言葉では、ネガティブなものもあります。白色の花の意味をいくつかご紹介します。

 

白色のコスモス

コスモスはピンクや赤、オレンジなど色々な色がありますが、白の場合の花言葉は「少女の純潔」や「優美」です。

「少女の純潔」という花言葉は、「悲しい少女の伝説」が由来とされています。この伝説を簡単にご紹介しましょう。

ヨーロッパのある村に、病気の父親と2人で暮らす優しい少女がいました。

少女には仲の良いヨッシーニという木こりの少年がおり、2人は時おり野原に腰掛けて語り合うのが大切な時間でした。

少女の父親が亡くなると、ガストンという猟師がプロポーズに来ました。少女は傲慢なガストンから逃げるため、ヨッシーニの元へ向かいました。

2人は手を取り合って逃げましたが、追いかけてきたガストンが立ちはだかります。少女はピンク色のコスモスに姿を変え、ヨッシーニは白いコスモスに姿を変えました。

2人はコスモスに姿を変え、「少女の純潔」を守り抜いたのですね。

 

白色のスミレ

スミレの色といえば藤色が有名ですが、白もあります。白色の花言葉は「誠実」「控えめ」です。スミレが咲く様子から、このような花言葉がついたとされています。

道端にひっそりと咲いているスミレをみると、この花言葉はしっくりきますよね。

 

白色のチューリップ

チューリップは、赤や黄色、ピンク、紫などカラフルな色を咲かせます。

白色のチューリップには、「失われた愛」とネガティブなイメージがある花言葉です。ただし、「新しい愛」という意味もあるので、失われたけれど新たな愛があるというように捉えることもできますね。白の持つスタートのイメージと喪失のイメージから、両方の花言葉ができたのではといわれています。

 

白色の彼岸花

彼岸花といえば赤色や黄色など鮮やかな色のイメージがありますが、白色もあります。白色の花言葉は「また会う日を楽しみに」「思うのはあなた一人」などです。少し悲しげな意味の花言葉となっていますね。これは亡くなった人への思いが込められた花言葉となっています。

白色の彼岸花は、亡くなった方へのメッセージがあるので、存命の方に贈るのはタブーです。なお、赤色の彼岸花の花言葉も「悲しき思い出」「あきらめ」など、マイナスのイメージがあるため注意しましょう。

 

ピンクの花

ピンクはとても可愛らしく優しい印象がある色です。女性らしい色なので、ピンクが好きという女性も多いでしょう。

ピンクの花は、女性的な印象の花言葉が多くなっているのが特徴です。ここからは、ピンクの花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

ピンクのカーネーション

母の日の定番カーネーションは、赤色をプレゼントする人も多いですが、ピンクも人気です。ピンクのカーネーションの花言葉は「あたたかい心」や「気品」「感謝」などがあげられます。プレゼントに最適な花言葉といえますね。

 

ピンクの胡蝶蘭

贈り物の花として人気が高い胡蝶蘭は白が定番ですが、ピンクの胡蝶蘭も人気です。ピンクの胡蝶蘭の意味は「あなたを愛します」となっていて、愛のメッセージをダイレクトに伝えることができますよ。

プロポーズの花といえばバラが人気ですが、ピンクの胡蝶蘭を贈っても素敵かもしれませんね。

 

ピンクのチューリップ

春らしいピンクのチューリップには、「愛の芽生え」という花言葉があります。可愛いピンクのチューリップにぴったりの花言葉ではないでしょうか。

チューリップの花には、全般の花言葉として「愛」にまつわるものが多いですが、ピンクもやはり愛にまつわるものとなっていることが分かります。

 

黄色の花

黄色のイメージといえば、とても明るく元気が出る印象ではないでしょうか。また、黄色からお金を連想させ縁起の良さを感じる方もいるでしょう。

しかし、黄色の花の花言葉は、意外とマイナスな印象を与えるものが多いです。

ここからは、黄色の花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

オトギリソウの花言葉

黄色の花を咲かせるオトギリソウの花言葉は、「恨み」や「秘密」です。

野草なので花束にして贈るような機会はあまりないでしょうが、少し怖い花言葉を持っていることも知っておきましょう。

オトギリソウにこのような花言葉がついたのには、ある伝説が関係しているといわれています。その伝説とは、ある兄弟の弟が兄の秘密をばらしたことで、兄弟の関係が悪化し、兄が弟を殺したという「鷹匠春頼の伝説」。この伝説がオトギリソウという花の名前の由来にもなったそうです。

 

黄色いカーネーションの花言葉

カーネーションといえば、母の日の定番のギフトで赤色やピンク色が人気です。

黄色もありますが、黄色いカーネーションの花言葉は「嫉妬」や「軽蔑」となっています。そのため、プレゼントで黄色のカーネーションが選ばれることはほぼありません。

 

タンポポの花言葉

身近な花であるタンポポも黄色の花が咲きますよね。可愛らしいイメージのタンポポですが、花言葉は「別離」です。これは花ではなく綿毛が由来となっている花言葉で、タンポポの綿毛が飛んでいく様子からこの花言葉がついたといわれています。

「別離」の他にも、タンポポの綿毛で恋占いをしていたという由来から、「愛の神託」「神託」「真心の愛」などの花言葉もあります。

 

赤色の花

赤といえば、ポジティブで元気な印象、情熱的な印象があります。赤色の花の花言葉も、同じように情熱的なイメージのものが多いです。赤色の花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

赤色のカーネーションの花言葉

母の日の定番の贈り物カーネーションは、赤色の場合「母への愛」「情熱」「真実の愛」などの花言葉があります。母の日のプレゼントに最適な花言葉となっていますね。

また、「真実の愛」という花言葉から、恋人やパートナーに贈るギフトとしても選ばれます。

 

赤色のコスモスの花言葉

ピンクや白などカラフルなコスモスですが、赤色もあります。赤色の場合の花言葉は「愛情」です。赤のイメージそのままの花言葉になっていますね。家族や友人などへのプレゼントの花としても選ばれます。

 

赤色のチューリップの花言葉

チューリップの定番の色といえる赤は、プロポーズにも使われている花です。その理由は、花言葉が「愛の告白」だからです。見た目も可愛いチューリップはさまざまな色を組み合わせてプレゼントされることも多いので、色別の花言葉は知っておきたいですね。

 

赤色のバラの花言葉

プロポーズの定番といえばバラでしょう。バラの花もさまざまな色がありますが、赤色は定番です。そんな赤色のバラの花言葉は「愛情」「情熱」などがあります。プロポーズで使われるのも花言葉が関係しているといえるでしょう。バラの花は、本数でも花言葉が変わることで有名です。

バラの本数ごとの花言葉について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。https://prrr.jp/note/bouquet/1060/

 

青色の花

青色には、爽やかさや冷静さなどイメージがありますよね。

ここからは、青色の花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

青色のバラの花言葉

青色のバラは、自然に作られたものではありません。バイオ技術の発展で青色のバラを作ることができるようになりました。青色のバラは人気が高く、特別なプレゼントとして選ばれています。花言葉は「夢叶う」や「祝福」となっており、幸せなイメージのある花言葉です。

青いバラの魅力については、こちらの記事でもご紹介しています。

https://prrr.jp/note/tips/5904/

 

青色の朝顔の花言葉

朝顔といえば、紫や青が定番の色です。青色の朝顔には、「はかない恋」という意味があります。朝顔の花が午後以降はしおれてしまうことから、このような花言葉になったようです。また、朝顔のツタがしっかり巻き付く姿から、「固い絆」という花言葉もありますよ。

 

青色のアスターの花言葉

アスターは、白やピンク、赤などさまざまな色があり、青色の場合は「信頼」という意味があります。誠実なイメージがある青色からつけられたものです。

 

青色のカーネーションの花言葉

青色のカーネーションも、青いバラと同様に自然にできるものではありません。遺伝子組み換えで誕生したものになっています。

そんな青色のカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。特別感があり色も綺麗なので、プレゼントにも人気です。

カーネーションは色ごとに花言葉が異なり、素敵な花言葉が多いので、贈り物に定番のお花です。

 

紫色の花

紫色には、高貴なイメージがあるのではないでしょうか。花言葉は、高貴な印象からつけられたものもありますが、悲しいイメージもある色ということで、ネガティブなものもいくつかあります。

ここからは、紫色の花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

紫色のカーネーションの花言葉

紫色のカーネーションには「気品」や「誇り」といった意味があります。母の日のプレゼントでは、赤色のカーネーションやピンク色のカーネーションが人気ですが、紫色も選ばれています。派手な色は好きではないというお母さまであれば、紫色は上品さがあり喜んでくれる色ではないでしょうか。

 

紫色のキキョウの花言葉

キキョウの花言葉は「誠実」や「清楚」などがあります。これはキキョウの見た目からつけられたものとされています。上品さがある花なので、ぴったりの花言葉といえるでしょう。

 

紫色のチューリップの花言葉

紫色のチューリップの場合、赤やピンクのチューリップとは少し違った愛の花言葉を持ちます。紫の花の意味は「不滅の愛」です。

紫色には「永遠」という意味や「不滅」という意味があることから、このような花言葉になりました。ずっと続く愛という意味もあるので、プレゼントに選ぶのも素敵です。

 

紫色のバラの花言葉

紫色の高貴な印象から、バラの場合は「気品」や「上品」などの花言葉がついています。大人の女性への贈り物に適した花といえますね。目上の方への贈り物にもおすすめです。

 

黒色の花

黒色は、暗い印象、ネガティブなイメージを持たれる方も多いでしょう。特に花となると、黒い花は元々あまりありませんが、プレゼントするということはほぼないのではないでしょうか。

黒い花の花言葉は、その印象からネガティブなものが中心となっています。ここからは、黒い花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

黒色のバラの花言葉

黒いバラはあまり良いイメージがありません。花言葉は「憎しみ」や「恨み」です。黒のバラだけをプレゼントとして利用されることはほぼありません。

 

黒色のチューリップの花言葉

黒色のチューリップも、あまり良い花言葉ではありません。花言葉は「私を忘れてください」です。 黒が死を連想させることからこの花言葉が付けられたとされています。

おしゃれで人気もある黒色のチューリップですが、黒だけでプレゼントされることはほぼないようです。

 

オレンジの花

オレンジ色は、とても明るく陽気な印象、元気が出る印象がありますよね。そんな印象から、花言葉も前向きなものが多くなっています。

ここからは、オレンジの花の花言葉をいくつかご紹介しましょう。

 

オレンジ色のカーネーションの花言葉

オレンジ色のカーネーションは、明るい色なのでプレゼントでも人気です。見ていて元気が出る色ですね。花言葉は「純粋な愛」や「清らかな慕情」などです。

母の日のイメージが強いカーネーションですが、恋人への贈り物にはオレンジ色のカーネーションもおすすめですよ。

 

オレンジ色のガーベラの花言葉

ガーベラは、赤やピンクなどがありますが、オレンジもあります。オレンジの花言葉は「冒険心」や「我慢強さ」です。元気な印象があるオレンジ色と、華やかなガーベラの花の組み合わせで「冒険心」という花言葉はぴったりな感じがしますね。

 

キンモクセイの花言葉

キンモクセイはオレンジ色の小さな花が可愛いですよね。そんなキンモクセイの花言葉は、「謙虚」や「真実」「変わらない魅力」などです。花の香りから「陶酔」という花言葉もありますよ。

 

オレンジ色のチューリップの花言葉

オレンジ色のチューリップも、とても明るく元気な印象があります。元気で若々しい雰囲気があるので、プレゼントでも人気です。花言葉は「照れ屋」となっていますが、オレンジ色単体でプレゼントしてしまうと、ネガティブにとらえられてしまうこともあるので、色々な色のチューリップに組み合わせるのがおすすめです。

 

オレンジ色のバラの花言葉

オレンジ色のバラは「無邪気」や「愛嬌」などの花言葉があります。オレンジの元気なイメージ、明るいイメージからつけられた花言葉です。

バラ全般に愛に関する花言葉がつけられていますので、恋人以外にも贈りやすいポジティブな花言葉といえるでしょう。

 

緑色の花

緑色の花は少ないですが、緑のイメージとして癒しや自然があげられるので、花言葉もそれらを連想させるものが多くなっています。ここからは、緑の花の花言葉をいくつかご紹介します。

 

緑色のカーネーションの花言葉

緑色のカーネーションには「癒し」や「純粋な愛」という花言葉があります。これは緑の持つイメージからつけられたといわれています。

カーネーションといえば、赤やピンクが定番ですが、緑の花言葉も素敵なので、プレゼントに選んでみても良いのではないでしょうか。赤やピンクのカーネーションの中に緑のカーネーションを組み合わせるのも素敵ですよ。

 

緑色のチューリップの花言葉

あまり見たことはないかもしれませんが、チューリップにも緑色があります。緑色のチューリップの花言葉は、「美しい瞳」です。緑の癒しのイメージからつけられた花言葉といわれています。

目が綺麗といわれたら嬉しい人は多いのではないでしょうか。直接伝えるのは恥ずかしくても緑色のチューリップをプレゼントすることで、そのメッセージを届けることができますよ。

 

緑色のバラの花言葉

緑色のバラは、「やすらぎ」や「癒し」などの意味がこめられています。これも緑色のイメージからつけられたものといえるでしょう。緑色のバラも青色のバラと同じように珍しいものなので、贈り物におすすめです。

 

まとめ

今回は、さまざまな花の色別の花言葉をご紹介しました。色によりさまざまな意味があることが分かりましたね。色の持つ印象からつけられている花言葉もあれば、伝説や物語などが由来となりつけられた花言葉などもありました。

花言葉を知っていることで、より素敵な花選びができるでしょう。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?