新築祝いにはやっぱり花が1番!新築祝いに適した花の選び方と選ぶ時のポイントとは

 

新築祝いとして花を贈る意味

花は、咲いているだけで見る人の心を穏やかにし、幸せな気持ちにしれくれるものです。

そんなことから、お祝いのシーンではよく贈り物として贈る人の気持ちを現すことに、一役買ってきました。

お祝いに使われる花は花でも、開店祝いや誕生日祝い、還暦祝いや退職祝いなど、その場面や種類はたくさんあり、実に様々です。

そんな中でも、新築した人へのお祝いギフトとして花が選ばれることは多く、新しい住まいでの新しい船出に、文字通り「花を添え」てくれます。

花は、お祝いギフトとして定番の贈り物ですが、ではなぜ新築祝いに花を贈ると、人は喜ぶのでしょうか。

 

1.華やかになる

花にはいろいろな種類があると同時に、その色の種類も豊富です。

いろいろな種類の色の花が多数揃うことで、その場を華やかにしてくれる効果があります。

特に新築に花を飾ると、新しい家の雰囲気をさらに明るくし、豪華で絢爛なイメージを抱かせてくれるものです。

新築したばかりの家は、家具やインテリアが揃っていないことが多く、殺風景になりがちですが、花があるだけで明るい雰囲気となり、喜びを倍増させてくれます。

 

2.幸福感を感じられる

その場を華やかにするだけでなく、見る人の心を明るくし、気持ちを高揚させてくれるのが花です。

だからこそ、お祝いの気持ちを代弁するものとして、いろいろなシーンで花が選ばれます。

新築祝いに花を贈ることで、これから始まる新しい家での生活への希望と夢を抱き、気持ちを高めることができるものです。

 

3.縁起物を家の中に置く

花は花言葉があることからわかるように、いろいろな意味を持って存在しています。

そんな中から縁起がいいとされている花を贈ることにより、相手へのお祝いの気持ちを表現することができるのです。

新築祝いに鉢植えや観葉植物を贈るのは、そこに幸せが根付くという意味からきています。

新しい門出に縁起がいいものを贈るという意味も込めて、新築祝いに花が贈られるのです。

縁起物を家の中に置くことで、これから住む新しい家に幸せを呼びこんでくれることを期待します。

 

4.期間限定

新築祝いにギフトを贈る時は、どんなものを贈ればいいのか、悩む人も多いものです。

選んだギフトが、相手の好みでなかったり、用途違いだったりすると結局喜ばしくない物へと変わってしまいかねません。

新築祝いということで、インテリアに関するものを贈ることもありますが、実際新築されたインテリアと合わないものだったりすると、相手にがっかりされてしまう可能性すらでてきます。

その点花は、インテリアと合わない心配もなく、他の人の贈り物と重複してしまっても困るものではありません。

半永久的に存在できるドライフラワーもありますが、ほとんどの場合、新築祝いとして贈られる花は生花をもとにしたものばかりです。

期間限定で相手を喜ばすことができるのも、新築祝いに花を贈ると喜ばれる理由となっています。

 

新築祝いに適した花の種類

花には「花言葉」とういものがあるように、誰かに贈る際には、その趣旨や目的に合わせた花を選択する必要があります。

同じお祝いはお祝いでも、どんなお祝いなのかによって花を選択することで、自分の気持ちを正確に相手に伝えることができるからです。

特に新築祝いは、家という終の棲家を設けたことへのお祝いでもあり、より華やぐ気持ちを表現できる花を選びます。

新築祝いに贈られる花として、下記のような花が選ばれています。

 

1.胡蝶蘭

「幸福が飛んでくる」という花言葉を持つことからも、胡蝶蘭はお祝いの花の代表と言える花です。

どんなお祝い事にも適していることから、多くの人がお祝い事にこの花を選択しています。

花を咲かせる期間が1〜3ヶ月と長いことも、選ばれる理由の1つです。

香りが少ないことから、飲食店や医療機関といった場所への贈り花としても活用されることが多くなっています。

また、少しの水やりですむ点など、お手入れに手間暇がかからないことも、胡蝶蘭が選ばれる理由の1つです。

 

2.グロリオサ

グロリオサの特徴は、何と言ってもその花の形です。

花びらの縁がまるで波打つような形は、「フリル」をイメージさせ、見る人の目を引きます。

「栄光」や「勇敢」といった花言葉を持ち、花の色の種類が多いこともこの花の特徴です。

そのことから、いろいろな花を組み合わせて作られるアレジメントにもよく活用され、華やかなアレンジメントを作る際に一役買っています。

 

3.バラ

知る人ぞ知るバラの花は、愛情表現の場面で贈られることで有名な花です。

「愛情」や「情熱」「美」などの花言葉を持つことから、プロポーズや結婚祝いなどによく贈られていますが、どんなお祝い事にも活用できる花でもあります。

バラの花も色の種類が豊富で、色に合わせて花言葉にも違いがあり、その可憐さから女性に人気が高い花としても知られています。

 

4.シンビジウム

一見その見た目が胡蝶蘭と類似しているのがシンビジウムです。

見た目が似てることからわかるように、胡蝶蘭と同じラン科に分類されます。

「素朴」や「飾らない心」という花言葉を持つことからわかるように、胡蝶蘭ほどの華やかさではなくとも、シンプルで少し控えめな印象をもつ花です。

 

③人気が高い新築祝いの花ギフト

お祝い事に贈る花には、いろいろな種類がありますが、その「形」にもいろいろな種類があります。

オーソドックスな花束やアレンジメント、スタンドやプリザーブドフラワーなど、その形は様々です。

では、新築祝いにはどんなフラワーギフトを贈れば、相手の人に喜ばれるでしょうか。

 

1.花束

花を贈る時の、昔ながらの定番のスタイルです。

相手の手へ直接渡せる点や、すぐに花瓶に生けられる点がメリットとなっています。

その反面、もらった後花瓶を用意する必要性があるため、新築祝いとして贈るなら引っ越し直後は避けた方がベターです。

 

2.アレンジメント

「アレンジ」が語源となっていることからわかるように、選んだ花をスポンジに生け、1つの作品として完成させたものがフラワーアレンジメントです。

日本の生け花に対し、ヨーロッパで誕生したことから「西洋風の生け花」とも言われています。

見栄えを重視し、いろいろな花を組み合わせ、1つの作品として完成されています。

もらった後にそのまま飾れる点や、お手入れに手間が掛からない点が、新築祝いに贈られる理由です。

 

3.プリザーブドフラワー

近年よく耳にするようになったのが、このプリザーブドフラワーです。

新しいフラワーギフトのスタイルとして定着しつつあるプリザーブドフラワーは、新築祝いだけでなく、多くのお祝い事に選ばれています。

花を少しでも長持ちさせるために、生花に特殊な加工を施すことで、生花に負けないほど美しい状態をキープできるのです。

アレンジメント同様、そのまま飾れることがメリットとなっています。

 

4.観葉植物

観葉植物には、空気をきれいにしてくれる効果や、癒しの効果があるとされています。

また、インテリアとしても活躍することから、新築祝いにも活用されることが多いのが観葉植物です。

「幸福の木」として知られるドラセナや、育て方が簡単なパキラが人気の高い観葉植物となっています。

またパキラには、「快活」という花言葉があることから、新しい環境で新しい生活を始める新築祝いに最適な観葉植物として人気です。

 

新築祝いに贈るフラワーギフトの相場

お祝い事に贈る花は、金額が高ければいいというわけでもありません。

贈る相手との関係性や、お祝いの趣旨に合わせて、贈り物の金額を決める必要があります。

また、お祝いを頂いたら、後日お返しをするのが一般的なマナーです。

お花も例外ではなく、新築祝いとして花を受け取った側は当然お返しを考える必要があります。

その際、お返しに困るほどの花を贈ることも非常識とされるものです。

では、新築祝いとして花を贈る際の相場は、どのようになっているのでしょうか。

 

1.両親や親族

¥10,000〜¥30,000

2.友人や会社の同僚

¥5,000〜¥10,000

3.会社の取引先など

¥10,000〜¥30,000

 

相場はあくまでも目安とされるものです。

家族と一口で言っても、両親や兄弟ではもちろんのこと、親族ともその相場には多少の違いがあります。

友人や会社の同僚でも同じことが言え、相手との関係性をよく考えたうえで決めるようにしましょう。

 

新築祝いを贈る時の注意点

どんな贈り物をする時でも、相手のことを気遣う心が大事です。

新築祝いとして花を贈る際もそれは同じであり、相手のことを考えながら、一定の注意事項に気を付けなくてはいけません。

 

1.縁起のいい花

前項で触れてきたように、お祝い事で花を贈る際にはその目的に合わせた花を選ぶ必要があり、どんな花を贈ってもいいというわけではありません。

あくまでも「縁起がいい」といわれる花を選ぶ必要があり、わからない場合は、自分なりに調べたり店員さんに尋ねて確認しなくてはいけません。

花が持つ花言葉の意味や、花の色や形を調べることで、縁起がいいと言われる花がわかります。

そんな花の中から、相手と自分の関係性や相場を考えたうえで、贈る花を決定することが大事です。

 

2.手間が掛からない

新築祝いと聞けば、できるだけ派手にお祝いしたいと考える人も少なくないでしょう。

少しでも華やかで、そして大きな花を贈りたいと思うかもしれませんが、相手の状況を考えることを忘れてはいけません。

新築に住み始めるということは、引っ越しや荷物の整理が大変だということでもあります。

そう考えると、できるだけお手入れの必要が少ない、手間暇のかからない花を選ぶことが大事です。

頻繁な水やりが必要な花や、花粉が飛びやすい花は避けるようにしましょう。

また、引っ越してすぐは荷物の整理が終わっていない可能性も大です。

すぐに花瓶が必要となる花束よりは、もらったそのままの状態ですぐに飾ることができるアレンジメントや、プリザーブドフラワーがおススメです。

新居に住む際は、引っ越しや荷物の整理など何かとバタバタしてしまうため、お手入れに手間が掛からないことから、相手への配慮の気持ちとして胡蝶蘭がよく選ばれます。

 

3.置き場所も考える

当然ながら贈り物として活用される花は、飾る必要があります。

その美しい姿をじっくりと観賞するためにも、飾るためのスペースは必要不可欠です。

だからこそ、贈る花のスタイルに合わせて、飾る場所のことも考えなくてはいけません。

特に鉢植えの花や大きめの観葉植物を贈る際は、ある程度のスペースが必要です。

受け取った相手が、置き場所に困ってしまわないように贈る花を選びます。

また、アレンジメントやプリザーブドフラワーも飾るための壁やスペースが必要です。

新築の雰囲気に合っているかどうかも、考えることを忘れないようにしましょう。

 

4.赤い花は避ける

新築祝いは、とてもめでたいことです。

できるだけ華やかな花を贈りたいと考えるのは当然ですが、どんな色の花を選んでもいいというわけではありません。

特に「赤」い花は、新築祝いに贈る花としてタブーとされています。

赤は、「燃える」炎をイメージする色だからです。

火事を連想してしまうことから、新築祝いのお花としては好ましくない色とされています。

アレンジメントフラワーやプリザーブドフラワーの中に、数本混ざる程度なら問題ありませんが、赤色が目立つようなアレンジは避けるようにしましょう。

 

5.本数や立数

どんなお祝い事にも言えることですが、死や苦を連想させる4本9本といった花の本数は避けた方が無難です。

花束として贈る時や、胡蝶蘭を選ぶ際には本数や立数も気を付けることが、相手への気遣いにもなります。

 

6.花粉症やアレルギー

贈り物をするうえで相手のことを考えることは当たり前のことですが、花を贈る際には、相手の体質も気に掛ける必要があります。

特に花は、体質に影響を与える可能性があるものです。

花粉という特性から、アレルギー反応を示す人もいるため、花粉症やアレルギー体質の人には贈る花も慎重に選ばなくてはいけません。

花粉が多く飛ぶ花は避けることが必須です。

 

まとめ

新築祝いに花を贈ることは、お祝いの気持ちを表現する方法として、とても最適な方法です。

花の可憐さや華やかさは、家を新築し、そこから始まる新しい生活を祝うものとしてふさわしく、受け取る人の心まで華やかにしてくれます。

家を新築することは、その人にとって人生の中でも大事な大事な門出となることに間違いありません。

そんな大事なシーンをお祝いするからこそ、花を贈る際には、より最適な花を選ぶことが大事です。

マナーと目的を考え、適切な花を選ぶことで、お祝いの気持ちを最大限に表現することができるようになります。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?