シュガーバインの水栽培にチャレンジしてみよう。詳しい育て方の解説

シュガーバインは、普段あまり園芸をやらない人でも育てやすい初心者向きの植物です。

ュガーバインをお部屋の中で育てたいと思ってはいるものの、部屋の中に植木鉢や土を持ち込むのは汚れたり虫が湧いたりしないか不安な方は、水栽培で育ててみませんか？

丈夫で育てやすいシュガーバインは、水栽培でも育てやすくインテリア性の高いおしゃれな飾り方ができますよ。

しかし、水栽培で育てるには水を変える頻度や日照関係など、気を付けなければならない点がいくつかあります。この記事では、シュガーバインを水栽培で育てる際の注意点などを詳しくご紹介します。

 

シュガーバインとは

シュガーバインはつる性の観葉植物で、常緑の植物です。どちらかというとメジャーな植物なので聞いたことがある方も多いでしょう。

育て方がそこまで複雑ではない点も、お部屋のインテリアとして優れているポイントです。日陰でも問題ないので、お部屋の日当たりが悪いとお悩みの方も心配なく育てることができますよ。

まずは、シュガーバインの基本情報から見ていきましょう。

 

基本情報

シュガーバインは常緑性であり、茎を自由に伸ばしていくつる性の植物です。ブドウ科のツタ属で、原産地は本園芸品種の開発国オランダです。

耐寒性をそなえた多年草で、大きさは小さなものでは20cm前後、大きなものでは50cm程にまでにもなります。

開花期は3月から5月ほどです。シュガーバインは葉の形状が特徴的で、放射状にわかれて伸びていきます。ツタを伸ばしていきますが、絡まる場所がない場合は下の方に伸びていきます。

 

特徴

シュガーバインの特徴は、花のようにも見える5枚の葉でしょう。かわいらしい葉は青々としており、お部屋のインテリアグリーンに活躍します。

肥沃な土地で育てるとかなり大きくなる場合もあるのですが、水のみの栽培にすることで育ちすぎを防ぐ事もできます。

生命力がとても強いため、水の管理が適切であれば日の光で生命維持をしていきます。また、シュガーバインは水で育てるだけでなく発根させる事で増やすこともできるのです。

この繁殖力の強さも特徴のひとつでしょう。

 

シュガーバインの花言葉

シュガーバインの花言葉は「すこやか」です。上述した通り、極めて高い生命力を持った強い植物であるため、ふさわしい花言葉ですね。

シュガーバインのすこやかさは、葉・茎だけでなく花にも見受けられます。シュガーバインが咲かせる白い花はどこか優雅に感じられますが、柔らかくもシャープな姿がとても力強いです。

可憐な花を咲かせるシュガーバインは贈り物として適切。「すこやか」という花言葉から、すこやかに育ってほしいという思いを込めて、出産祝いに贈るのもおすすめです。

水栽培とは？

水栽培とは、土に植えて育てるのではなく水を張った容器を使って育てる方法です。

シュガーバインを水栽培で育てたい方は、まずは基本的な水栽培の方法について学んでいきましょう。

水栽培では土を使わないので虫がつきにくく、室内での園芸に適しています。透明なガラスの容器であれば、葉だけでなく伸びていく根の様子も楽しめるほか、発根作業もしやすいでしょう。

しかし、土で育てるよりも栄養が少なくなるため、日光には特に気を配る必要があります。

 

ハイドロカルチャーとは？

ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールと呼ばれる極めて高い保水性をもった特別な道具をもちいて植物を栽培する方法です。

カラフルなゼリー状のものもあり、インテリアとして楽しむこともできますよ。

こちらも土を使わないので水栽培と同じかと思う方もいるかもしれませんが、水栽培とは異なります。しかし、ハイドロボールは固形なので、もしこぼしてしまっても部屋を汚すことはなく、においもないので虫も寄りません。また、水やりの頻度が少なく済み、手間がかからず育てられます。

水栽培をやりたいとお考えの方は、ハイドロカルチャーで育てるのもおすすめですよ。

 

シュガーバインを水栽培で育てよう

とても簡単に始めることができるのが、水栽培の大きなメリットです。

ここからは、水栽培でシュガーバインを育てる際のポイントをご紹介します。

 

水栽培の方法

水栽培の方法はとても簡単です。水栽培は水に植物をつけておくだけで始められるので、お気に入りの入れ物を用意して、剪定したシュガーバインを挿しましょう。

入れ物は、水替えがしやすい、洗いやすいものがおすすめです。

 

水替えの頻度

水栽培では、水を変える頻度も重要となります。水を変える回数は、1日に1回を目安にしましょう。冬場は2日に1回で構いませんが、夏は温度の関係で雑菌の増殖が早いので、毎日の水替えが大切です。

基本的に容器に水をためて長時間そのままにする水栽培は、とても雑菌が繁殖しやすいので頻繁に水を変える必要があります。

水だけで育てられているため、シュガーバインもある程度抵抗力が下がり、土壌で育てる場合と比較してより衛生に気を使わなければいけないのです。

 

置き場所

置き場所は明るい日陰にしましょう。直射日光はシュガーバインにとって負担になるので避けてください。植物は日光にあたると元気になりそうですが、シュガーバインはそこまで日光に強くなく、真夏の直射日光などはかえって弱る原因になってしまいますし、透明なガラス容器で水栽培する場合、日光が直接根に当たることで根にもダメージを与えてしまいます。明るい日陰が適切なので、窓辺に置く際はカーテン越しにしましょう。ただし、真冬は窓際に近すぎると水が冷えすぎたり、最悪凍ってしまったりすることがあるので気をつけてください。

 

ここまで読んで、非常に強い生命力をもち、育てるのが簡単で水栽培が可能なシュガーバインは、インテリア向けの植物である事が分かると思います。

明るい日陰さえ確保する事ができれば、お部屋の中にやさしい癒しをもたらす事ができますよ。

 

水栽培のメリット

水栽培のやり方は管理方法についてわかったところで、次は水栽培のメリットについてご紹介します。

• インテリア性が高い
• 虫が発生しない
• 部屋が汚れない

3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

 

インテリア性が高い

鉢植えは陶器製のものが多く、ガラス製のものはあまりありません。透明で美しいガラスの器でも、土を入れてしまうとあまり見栄えが良くなくなってしまいますよね。

しかし、水栽培の場合は、自分の好きな器を自由に選べます。底穴のないお気に入りのコップなどを使用することもでき、インテリア性が高いのも魅力のひとつです。

根の成長も観察することができますし、窓辺に飾れば、きらきらと太陽の光を集めてお部屋を明るくしてくれるでしょう。

 

虫が発生しない

観葉植物を育てる際には、害虫が発生することもあります。害虫が発生する原因の大部分は、実は土が由来です。土を使わない水栽培であれば、虫の発生の機会は激減します。

虫がどうしても苦手という方は、水栽培なら観葉植物を取り入れやすいのではないでしょうか。

 

部屋が汚れない

観葉植物は見た目が魅力的で、尚且つ育てやすいという事が大切ですが、部屋を汚さずに栽培できるというのも非常に重要ですよね。

特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では観葉植物を飾るのはなかなか難しいこともあるでしょう。そんな時にも、水栽培なら手の届かない場所にも飾りやすく、土を誤飲してしまうなどの事故もなくなります。

 

水栽培のデメリット

さまざまなメリットがあることがわかりましたが、水栽培のデメリットについてもご紹介します。

• 枯れてしまう危険がある
• 根腐れがおきやすい
• 根が傷みやすい

以上3つのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

枯れてしまう危険がある

せっかく買った大切なシュガーバインが枯れてしまったら悲しいですよね。シュガーバインの水栽培で枯れてしまうのはどういう時でしょうか。

それは、元々土で育てられている状態の株を、水栽培に急に移した場合です。いくら丈夫でたくましい植物といえど、そのような急激な環境の変化はシュガーバインに大きな負担となり、枯れてしまう危険性が出てきます。

 

根腐れが起きやすい

根に問題を起こすケースは、真夏の直射日光だけではありません。

水栽培のデメリットとして、根腐れがおきやすいという問題もあります。土の中では、土の粒と粒の隙間に自然と空気が入り込み、植物の根にも空気が供給されています。

水栽培では根が完全に水に浸かっているため、空気の供給量は水に溶け込んだ分だけとなり、根腐れを起こしやすいのです。水に空気の供給量を増やすには、シュガーバインが成長するにつれ、器を大きくして水を増やしましょう。特に水が蒸発しやすい季節は水が減らないよう気を付けてください。

また、水の中に雑菌が増えると根腐れの原因になりやすいので、必ず毎日水替えしましょう。

 

根が傷みやすい

根は植物の生命線であり、根が傷むと植物自体が弱ってしまい、最悪枯れる原因になってしまいます。

透明の容器で水栽培する場合は、真夏の直射日光も厳禁です。根に直接日光が当たってしまうため、傷みやすくなるのです。また、水が夏の気温と厳しい日光により温められ、根が煮えてしまう危険があります。根が傷んでしまうと枯れる原因になるので、直射日光が当たる場所には置かないなど注意しましょう。

根腐れ以外にも根に悪影響を与えるのは、上述の真夏の直射日光の他にも、真冬の凍結もあります。

シュガーバインは0度までは耐えられるのですが、それ以下の気温になる場合は根にダメージを与えてしまうので、温度管理に注意してください。本来は土に守られているデリケートな根がむき出しになっている状態なので、水替えの時にもあまり根には触らないようにしましょう。

 

シュガーバインは水差しで増やそう！

シュガーバインは、水差しで増やすことも可能です。

シュガーバインを水差しで増やす方法や、ポイントをご紹介します。

 

親株から挿し穂をとる際のポイント

まず、鉢植えでシュガーバインを育てている方は、伸びすぎたシュガーバインの茎を切りましょう。これを挿し穂にして、増やすことができます。定期的に剪定する必要があるので、剪定した茎を再利用するのもおすすめですよ。

この茎は短すぎるといけないので、少し長めに切ります。6〜7cmほどの長さの茎を用意しましょう。

基本的には切り口を下にして水につけて置くだけですが、水が腐らないように毎日取り替えましょう。

あとは上記でご紹介した育て方と同じで、直射日光を避けて、適温の明るい日陰に置いておきます。

植物の根は切り口ではなく茎から出てくるので、水の量には少し注意が必要です。あまり浅いと発根が上手くいかないか、水が吸収できずに弱らせてしまいます。

 

茎の太い元気な物をカット

使う茎は太くて丈夫な物を選びます。発根作業における軸となる存在なので、重要なポイントです。茎が水を吸い上げるので、弱々しい茎を選べば水分が不足しがちになり、上手く発根しない上、発根したとしてもその細い茎を土台にして成長していくので枯れやすくなります。丈夫なシュガーバインを育てるためにも、なるべく太くて強い茎と葉で挑戦しましょう。

 

下葉をとりのぞいて成功確率アップ

水差しをする時は、茎の下の方にある葉を取り除いておきましょう。葉が水に浸かると腐る恐れがある為です。葉が腐れば水質にも悪影響を及ぼし、シュガーバインが傷む原因になってしまいます。

葉は光合成に必要で発根の助けにはなりますし、発根した後の安定にも関与しています。しかし、葉は栄養を吸うので、多すぎるとまだ根の生えていない状態では負担になってしまうのです。残すのは、上の方の葉を2枚程度にしてください。

シュガーバインに余計な体力を使わせないためにも、茎の下部にある余計な葉っぱは取り除いておきましょう。発根の成功確率があがりますよ。

 

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通販なので、お店に出向いて購入する時間がない場合にも便利です。いつどこからでも簡単に購入できるのは、通販の大きなメリットでしょう。

最後に、プレミアガーデンのメリットや特徴についてご紹介したいと思います。プレミアガーデンで、お気に入りの観葉植物を見つけてくださいね。

 

大きな観葉植物でも配送でとどけてもらえる

観葉植物は、自分1人で持って帰るのは大変な大きなものもあるでしょう。車で持って帰るとしても、土が溢れてしまったり、倒れてしまったりすることもあるかもしれません。数十キロもあるような巨大な観葉植物はとても持ち運べませんよね。

そんな時も、プレミアガーデンのような通販サイトを利用することにより、安全に購入できます。自宅まで安全に配送してもらうことができますし、贈り物としても便利です。

 

豪華なラッピングや立て札が無料で使える

プレミアガーデンでは、豪華なラッピングが無料で利用できます。父の日や枕花、敬老の日、プロポーズ、バレンタインデー、ホワイトデー、年末年始のご挨拶……、お花を贈る機会が意外と多いですが、多種多様な場面に対応したラッピングを頼むことができますよ。

また、胡蝶蘭やスタンド花を贈る際は立札をつけるのがマナーです。プレミアガーデンでは立札も無料でお付けできます。書き方がよくわからないという方は、プレミアガーデンにお任せでレイアウトしてもらうことも可能です。

 

たくさんの植物の中から選べる

プレミアガーデンでは、たくさんの種類から植物を選ぶことができます。

観葉植物だけでも、たとえばドラセナ グローカル、フィカス アルテシマ、ストレリチアレギネ、ドラセナソングオブインディア、ミルクブッシュ、モンステラ、シルクジャスミンなど、あなたの求める観葉植物がきっと見つかるのではないでしょうか。

観葉植物に限らずフラワーギフトも豊富なので、贈り物をお探しの方はぜひウェブサイトをご覧ください。

 

まとめ

この記事では、シュガーバインの水栽培の方法や管理方法についてご紹介しました。

シュガーバインは丈夫で生命力が強く、要点をおさえてしまえば非常に育てやすい、初心者向きの観葉植物です。

「すこやか」という花言葉もポジティブで前向きな言葉なので、贈り物にも適しています。お部屋のインテリアが欲しい方、園芸初心者の方は、ぜひシュガーバインを育ててみてはいかがでしょうか。