スカビオサ(松虫草)の魅力とは?花言葉や育て方のポイントをご紹介

大切な方に花を贈るなら、その花に関する知識を深めておきたいものですよね。

そこでこの記事では「スカビオサ」についてご紹介します。スカビオサの花言葉や育て方のほか、スカビオサのプレゼントが喜ばれるおすすめシーンや価格相場等も併せて解説します。フラワーギフトをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。

スカビオサの特徴

そもそもスカビオサは、どのような特徴を持っているお花なのでしょうか?

はじめに基本的な「スカビオサの特徴」を確認してみましょう。

 

植物名 スカビオサ
英名・和名 Scabiosa、Sweet scabious、Pincushion flower・松虫草(まつむしそう)、西洋松虫草(せいようまつむしそう)、輪宝菊(りんぼうぎく)
原産地 南ヨーロッパ・アフリカ・アジアなど
学名 Scabiosa
科名・属名 スイカズラ科・スカビオサ属(マツムシソウ属)
開花時期 4月~6月頃、9月~10月頃 ※品種によって異なる 
花色 青・水色・白・青紫・紫・ピンクなど
耐寒性・耐暑性 やや強い・弱い

 

雪の結晶を彷彿とさせるような花姿が魅力のスカビオサ。

風情のある花色と繊細な花姿が特徴のスカビオサは、女性だけでなく男性にも人気のあるフラワーギフトです。

もっともオーソドックスな花色は青色ですが、ほかにも水色や白、青紫、紫、ピンクなどのスカビオサも存在します。

”松虫草”の語源とは?

ここまでは、「スカビオサの特徴」をご覧いただきました。

ご紹介した通りスカビオサの和名は、「松虫草(まつむしそう)」と言います。

どうしてスカビオサは、”松虫草”と呼ばれているのでしょうか?

ここからは、「スカビオサの和名である”松虫草”の語源」に迫ってみることにしましょう。

“松虫草”の語源には、2つの説があると言われています。

1つ目は、「スカビオサの花がマツムシの鳴くころに咲くから」という説です。

マツムシとはコオロギ科の昆虫で、8月の終わりから11月頃にかけて鳴くのが特徴です。

スカビオサの開花時期も9月から10月頃であることから、スカビオサは”松虫草”と呼ばれているというのです。

2つ目は、「花が終わったあとのスカビオサが『松虫鉦(まつむしがね)』という僧侶の持ち物に似ているためだ」という説です。

花が終わったスカビオサは、針山のような形に変化します。

この針山のようなスカビオサの形が、僧侶が巡礼のときに持つ松虫鉦に似ているところからスカビオサが”松虫草”と呼ばれるようになったとも考えられています。

2つのうちのどちらの説が正しいのかはわかっていませんが、どちらも興味深い語源ですね。

スカビオサの花言葉

ここまでは、「スカビオサの和名である”松虫草”の語源について」をご紹介いたしました。

スカビオサが”松虫草”と呼ばれるようになったのには2つの説がありましたが、どちらも興味深いものでしたね。

ではここからご紹介するのは、「スカビオサの花言葉」についてです。

スカビオサの花言葉は、「魅力」と「風情」です。

スカビオサの繊細な花姿が、このような花言葉に由来していると考えられています。

一方でスカビオサには、「悲哀の心」・「朝の花嫁」「恵まれぬ恋」・「不幸な恋」・「不幸な愛情」・「私はすべてを失った」・「失恋の痛手」・「未亡人」・「喪失」・「哀しみの花嫁」という花言葉もつけられています。

スカビオサにこのようなネガティブな花言葉が託されているのには、スカビオサの花色が関係していると言われています。

西洋では紫色の花は哀しみの象徴とされ、スカビオサも未亡人へ贈る花として用いられていました。

そのため、スカビオサにはネガティブな花言葉がつけられているのです。

けれど、スカビオサ自体はとても美しくプレゼントとして大変人気のあるお花です。

花言葉を気にされる方へ贈る場合は注意が必要ですが、花言葉をそれほど気にしない方へのフラワーギフトには非常におすすめですよ。

また、気になる方はスカビオサのポジティブな花言葉をアピールできるようなメッセージカードを添えると安心ですね。

スカビオサの品種・種類

ここまでは「スカビオサの花言葉」をご紹介しました。

さまざまな花言葉が託されているスカビオサですが、ネガティブな花言葉はあまり気にしない方が良いかもしれませんね。

そんなスカビオサは、原種だけでも80程度の品種が存在します。

ここからは、その中でも特に代表的な「スカビオサの品種・種類」をご紹介します。

パーフェクタ・ブルー

はじめにご紹介するのが、「パーフェクタ・ブルー」という品種です。

「コーカサスマツムシソウ」という別名も持つスカビオサです。

パーフェクタ・ブルーは、スカビオサの定番品種のひとつです。

淡い青色をした大きめの花は、まるでフリルのように波打っています。

切り花や鉢植えにも人気のスカビオサです。

スノーメイデン

二番目にご紹介するのが、「スノーメイデン」という種類です。

スノーメイデンは、その名の通りまるで雪のように真っ白なスカビオサです。

そんなスノーメイデンは、切り花や寄せ植えにはもちろん、ウェディングシーンにも人気の定番品種ですよ。

バタフライブルー

最後にご紹介するのは、「バタフライブルー」というスカビオサです。

バタフライブルーは、紫がかった青色が美しい人気品種です。

草丈が低く、花数が多いため切り花やアレンジメントフラワーにも人気があります

スカビオサのプレゼントがおすすめのシーン

ここまでは、「スカビオサの品種・種類」をご紹介しました。

たくさんの品種が存在するスカビオサ。

そんなスカビオサは、フラワーギフトとしても非常に人気のあるお花です。

そこでここからは、スカビオサのフラワーギフトをお探しの方に向けて「スカビオサのプレゼントがおすすめのシーン」をご紹介します。

お誕生日祝い

はじめにおすすめしたいのが、「お誕生日祝い」です。

男女問わず人気のあるスカビオサは、お誕生日祝いにはぴったりなフラワーギフトです。

お誕生日祝いにスカビオサを贈るなら、華やかな花束や受け取った方がそのまま飾ることができるスカビオサのアレンジメントフラワーがおすすめです。

洋風のアレンジメントのほか、和風のアレンジメントも人気ですよ。

敬老の日

次におすすめしたいのが、「敬老の日」です。

上品さと和の雰囲気をあわせもつスカビオサは、ご年配の方にも親しまれているお花です。

おじいさんやおばあさんへの敬老の日のお祝いにも、スカビオサはとてもおすすめですよ。

敬老の日にスカビオサをプレゼントするなら、花瓶に活けなおす必要のないアレンジメントフラワーが一押しです。

開店祝い・開業祝い

最後におすすめしたいシーンは、「開店祝い・開業祝い」です。

上品な印象のスカビオサは、ビジネスシーンにもふさわしいフラワーギフトです。

特におしゃれなカフェや美容室などの開店祝いや開業祝いにスカビオサをプレゼントしてみてはいかがでしょう?

定番のバラやユリなどとはひとあじ違った個性を持つスカビオサは、こだわりのある方へのギフトにも喜ばれますよ。

スカビオサを開店祝いや開業祝いに贈るなら、スカビオサを使ったアレンジメントフラワーや花束のほか、小さめのスタンド花などもおすすめです。

スカビオサの育て方

ここまでは、「スカビオサのプレゼントがおすすめのシーン」をご紹介しました。

さまざまなシーンで喜ばれるスカビオサは、ご自身で育てることもできるんです。

お庭で育ったスカビオサを大切な方へのプレゼントするのもおすすめですよ。

そこでここからは、「スカビオサの育て方」をご紹介します。

「スカビオサを自分で育ててみたい」という方は、ぜひご参考になさってください。

置き場所

はじめにご紹介するのが、「スカビオサの置き場所」です。

スカビオサは、日当たり・風通し・水はけの良さを好む植物です。

スカビオサのプランターや鉢植えは水はけの良い土に植えつけ、日当たりと風通しの良い場所に設置します。

スカビオサの多くは比較的涼しい場所を好みます。

そんなスカビオサは夏場の高温や直射日光を嫌うため、プランターや鉢植えで育てる場合は涼しい日陰に移動させてください。

また、スカビオサは耐寒性が強く、大抵の品種が冬場も屋外で冬越しすることが可能です。

ただし、高温多湿な環境が苦手なため、長雨の続く梅雨時期は軒先で管理するのがおすすめです。

水やり

次にご紹介するのが、「スカビオサの水やり」に関してです。

スカビオサを地植えしている場合、基本的に水やりは必要ありません。

しかし、雨が連日降っていないなど乾燥が続く場合は、水やりをおこないます。

鉢植えやプランターに植えている場合は、土の表面がしっかりと乾いたタイミングで水をたっぷりと与えます。

スカビオサは乾燥気味の環境を好むため、水はけの良い土で育てるとともに水のやり過ぎには注意する必要があります。

肥料

次に見ていきたいのが、「スカビオサの肥料」についてです。

肥料はスカビオサを植え付ける際の土に腐葉土を混ぜる程度で問題ありません。

気温が低くなる春や秋には、緩効性の肥料を少々与えるとより健康な株になります。

害虫・病気対策

最後にご紹介するのが、「スカビオサにつきやすい害虫と病気対策」についてです。

スカビオサは、「灰色かび病」にかかることのある植物です。

「灰色かび病」の原因は、カビの一種です。

風通しの良い場所でスカビオサを育てることが、うどんこ病の予防に繋がります。

高温多湿な環境では、「灰色かび病」が発生しやすいので注意します。

スカビオサを健康に育てたい方には、新しい土の利用がおすすめです。

また、スカビオサは病害虫に強いという特徴を持っています。

おすすめのスカビオサのプレゼント方法

ここまでは「スカビオサの育て方」をご紹介しました。

さて、次にご紹介するのは「おすすめのスカビオサのプレゼント方法」です。

スカビオサを使った花束・アレンジメントフラワー・スタンド花の価格相場もまとめていますので、スカビオサをプレゼントする際のご参考になさってください。

花束

1つ目にご紹介するのが、スカビオサの「花束」です。

スカビオサの花束は、プライベートシーン・ビジネスシーン問わず大変人気のあるフラワーギフトです。

スカビオサの花束の価格相場はスカビオサの本数や組み合わせるお花の種類などによっても異なりますが、5,000円~15,000円程度が相場です。

小さめのカジュアルな花束であれば3,000円台から販売されていることもありますが、見栄えのするプレゼントには少なくとも5,000円以上の花束を選ぶのがおすすめです。

アレンジメントフラワー

2つ目にご紹介するのは、スカビオサの「アレンジメントフラワー」です。

受け取った方がそのまま飾ることができるスカビオサのアレンジメントフラワーは、さまざまなシーンで活躍してくれるフラワーギフトです。

スカビオサのアレンジメントフラワーもサイズや組み合わせる花の種類などによって価格が異なりますが、5,000円~15,000円程度が相場です。

ビジネスシーンには10,000円~20,000円程度のアレンジメントフラワーを選ぶと良いでしょう。

スタンド花

最後にご紹介するのが、スカビオサの「スタンド花」です。

スカビオサのスタンド花は、開店祝いや開業祝いといったビジネスシーンのほか、芸能人やアイドルなどの公演祝い・お誕生日祝いにも人気のあるフラワーギフトです。

スカビオサのスタンド花の価格相場は、15,000円~33,000円程度となっています。

特別なシーンには、40,000円以上のゴージャスなスタンド花も人気がございます。

スカビオサのプレゼントに通販サイトを利用するメリット

スカビオサを購入するには、大きく分けて「街中のお花屋さん」を利用する方法と「フラワーショップの通販サイト」を利用する方法の2つがございます。

街中にあるお花屋さんで店員さんの話を聞きながらスカビオサを選ぶのも楽しいものですよね。

しかし、「時間や手間を省きたい」・「誰にも邪魔されずじっくり吟味したい」・「できるだけコスパのいいスカビオサを購入したい」という方にはフラワーショップの通販サイトの利用がおすすめです。

大抵の通販サイトが24時間365日利用できるため、時間を効率よく使いたい方・ご自宅でゆっくりとスカビオサを選びたい方には特におすすめですよ。

また、信頼の置けるフラワーショップの通販サイトであれば、クオリティの高いスカビオサを適正価格で手に入れることもできます。

コストパフォーマンスにこだわりたい方にとっては、こちらもメリットになるかと思います。

スカビオサのプレゼントならプレミアガーデンをご利用ください

プレミアガーデンでは、高品質なスカビオサのフラワーギフトを多数取り揃えております。

定番の花束はもちろん、アレンジメントフラワーやスタンド花のお取り扱いもございます。

スカビオサのフラワーギフトをお探しの方は、ぜひプレミアガーデンのショッピングページもご参考になさってください。

スカビオサに関するよくある疑問

ここまでは、「おすすめのスカビオサのプレゼント方法」や「スカビオサのプレゼントに通販サイトを利用するメリット」などをご紹介しました。

最後にご紹介するのは、「スカビオサに関するよくある疑問」です。

スカビオサに関する知識を深めたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

スカビオサの増やし方は?

スカビオサの増やし方は品種によっても異なってきます。

スカビオサには、主に多年草の品種と1年草や2年草の品種が存在します。

多年草のスカビオサの場合は、挿し木か株分けで増やすのが一般的です。

スカビオサの挿し木は、3月~4月の間が最適です。

一方で、1年草や2年草のスカビオサは、種をまいて増やします。

スカビオサの種まきは、9月~10月頃におこないましょう。

スカビオサの切り花の長持ちする飾り方

スカビオサの切り花を長持ちさせるには、下記のようなポイントに気をつけて飾るようにします。

 

  • ・スカビオサを購入したら水切りをおこなう
  • ・水切りをする際はスカビオサの茎を斜めにカットする
  • ・スカビオサの茎が水に浸かる範囲をなるべく少なくする(花瓶の水をできるだけ少なくする)
  • ・不要な葉は飾る前にカットする(葉が水に浸かって傷んでしまうのを防ぐため)
  • ・できれば毎日水替えをおこなう
  • ・毎日の水替えが難しい場合は、切り花用の鮮度保持剤を利用する

 

以上がスカビオサの切り花を長持ちさせる飾り方です。

スカビオサを切り花を長く楽しみたい方は、ぜひ今回ご紹介したポイントに気を配ってみてくださいね。

まとめ

フラワーギフトに人気のスカビオサについてご紹介しました。

プライベートシーンにはもちろんのこと、ビジネスシーンにも人気のスカビオサ。

あなたもそんなスカビオサを大切な方にプレゼントされてみてはいかがでしょう?

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?