もらった花束を思い出に残したい!おすすめの保存方法

 

大切な場面で贈られることが多い花束ですが、どうやって保存すればいいのか分からないと困ってしまう方は多いのではないでしょうか。花の寿命は短いので、ただ飾っておくだけでは思い出として残すことはできません。

 

本記事では花束を残す方法について紹介していきます。大切な思い出をきれいに残したいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

結婚式やプロポーズで貰った花束を残したい!

結婚式やプロポーズで貰った花束には特別な思いがあり、少しでも長く残しておきたいものです。長年支えてくれた家族や友人へ感謝の気持ちを込めて贈られたり、結婚式の装飾に使われた花をブーケとして頂くこともあるでしょう。

 

しかし、普段から花に触れる機会がない人は保存方法が分からないかもしれません。特別な日に貰った花束をすぐに捨てたり、枯らしてしまうのはもったいないです。花瓶で飾っておくだけでもいいですが、加工して違う形で手元に残しておくのはいかがでしょうか。

花束をきれいに残す方法

ここからは花束を残す方法を5つ紹介します。自宅にあるものだけで気軽に出来る簡単な方法から専用の道具が必要な方法まで詳しく説明しますので、ご自身に合った保存方法が見つかるでしょう。

 

花の種類によっても向いている保存方法が異なります。花束に使われている花の特徴を知ることで、よりきれいな状態で保存できるでしょう。

花束を残す方法①押し花にする

まずはじめに紹介するのは押し花にして保存する方法です。押し花とは花を押して平らに乾燥させたもののことを言います。小さい頃に作った記憶がある方もいるのではないでしょうか。

 

この方法はカスミソウやコスモスなどの花びらが薄くて水分が少ない花におすすめです。

専用の道具を使わなくても、本に挟むだけで簡単に作ることができるため、とても手軽な方法です。咲いたばかりの新鮮な花だときれいに色が出るので、早めに加工しましょう。

押し花にするメリット

押し花を作るのに必要な材料は自宅にあるものがほとんどのため、材料費がかかりません。出来上がった押し花は、お部屋のインテリアとして額縁に入れて飾ったり、キーホルダーや栞などにアレンジすることも可能です。

 

加工している間も本に挟んでおくだけなので、スペースをとりません。数日しか持たない花も押し花にすることで長期間楽しむことができます。

押し花にするデメリット

花がしっかりと乾燥するまでには1週間程待たなければなりません。きれいな色を残すためには新聞紙を1〜2日置きに取り替える必要があるので、少し手間がかかります。この時、乾燥しきっていない花が破れたりおれたりすることがあるので注意が必要です。

 

早く乾燥させるためにアイロンや電子レンジを使う方法がありますが、温度や加熱時間を間違えると花が焦げたり色が悪くなったりします。

花束を残す方法②地植えする

次に紹介するのは地植えする方法です。地植えとは、花壇やプランターなどの地面に直接花を植えることを言います。

 

地植えをするには、まず挿し木を育てましょう。バラやアジサイは挿し木にして育てやすい花です。特にバラは結婚式やプロポーズで使われることも多いため、記念に残しておきたい方は多いのではないでしょうか。

 

挿し木に必要なのは花を切り取った枝の部分だけなので、花は他の方法で保存することができます。挿し木が成功すれば、再びきれいに咲いた花を楽しむことができるでしょう。

地植えするメリット

地面に直接植えることで、花が自然に成長する姿を楽しむことができます。土の量に制限がないので、根を深く広く張って大きく育てられます。

 

土から水分を吸収するので、毎日水やりする必要はありません。挿し木を育てるにはコツがいりますが、成長する過程にやりがいを感じられます。しっかりと根付いた後はきれいな花を楽しめるでしょう。

地植えするデメリット

地植えをするには、土を栄養がある状態に改良する必要があります。土はかなり重量があるので、入れ替えや廃棄を行うことはかなり重労働です。雑草も生えやすいので、定期的に草むしりもしなければなりません。

 

また、挿し木を育てることは難しく、手間がかかる上に失敗することもあります。うまく育って花をつけるようになっても、雨風にさらされて花が散ってしまうこともあるでしょう。

花束を残す方法③ドライフラワーにする

3つ目に紹介するのはドライフラワーにして保存する方法です。生花を乾燥させることでできるドライフラワーは時間の経過とともに色の変化を楽しむことができます。水やりも必要なく管理がしやすいため、インテリアや装飾としても人気です。

 

ドライフラワーの作り方は、自宅にある材料だけで作ることができる簡単な方法やグリセリンというアルコールの一種を使用する方法がありますが、どの方法もあまり手間がかかりません。初めてでも比較的簡単に作ることができるでしょう。

ドライフラワーにするメリット

ドライフラワーは花を乾燥させるだけで作ることができるので、手間も材料費もほとんどかかりません。乾燥させている間も部屋のインテリアの一部となり、部屋の雰囲気を変える役割にもなってくれます。

 

ドライフラワーとしては約1年ほど楽しむことができますが、ドライフラワーにしたものを加工して手元に残すこともできます。同じ花を2回楽しむことができるのも魅力のひとつです。

ドライフラワーにするデメリット

乾燥させることで花が脆くなってしまうので少しの衝撃で花が崩れてしまいます。色も褪せてしまうので花本来の鮮やかな色を楽しむことができません。ドライフラワーを作るには1〜2週間程度乾燥させる時間がかかります。

 

湿気を吸収しやすいので、湿度が高い場所ではカビが繁殖しやすいです。直射日光に当てると色が抜けてしまうため、飾る場所には注意しましょう。

花束を残す方法④ハーバリウムにする

4つ目に紹介するのはハーバリウムにして保存する方法です。ハーバリウムとはガラスの容器にオイルと花を入れたもので、手軽に花を楽しめるインテリアフラワーとしても人気があります。

 

花の組み合わせや配置を変えることで様々な種類のハーバリウムを作ることが可能です。花だけでなく、ドライフルーツやビー玉も入れることができるので、アレンジを加えて楽しめます。いろいろな種類の花が使われている花束を保存するときにおすすめの方法です。

ハーバリウムにするメリット

ハーバリウムでは花の色や風合いをそのまま残すことができます。長期保存にも向いており、面倒な手入れも必要ありません。直射日光を避ければ、1年以上もきれいなまま保存することが可能です。

 

生花にはないオイル特有の透明感や浮遊感を感じられるという魅力もあります。部屋の明かりを落としてハーバリウムに光を当てれば、幻想的な雰囲気を演出してくれるでしょう。

ハーバリウムにするデメリット

生花をハーバリウムにする場合は、一度ドライフラワーにする手間がかかります。水分があると腐敗しやすくなるので、封入物には水分が含まれていないものを選びましょう。長期保存するためにも、花を入れる時はドライフラワーやプリザーブドフラワーを使用します。

 

また、ハーバリウムを作るにはガラスの容器とハーバリウムオイルを用意しなければならないのでコストがかかります。

花束を残す方法⑤レジンでアクセサリーにする

最後はレジンを使って花びらや花をアクセサリーにする方法を紹介します。レジンとは樹脂のことです。樹脂は樹液から作られる天然樹脂と天然樹脂の化学構造を真似た合成樹脂がありますが、ハンドメイドでは合成樹脂を使用します。

 

レジンには独特のツヤ感があり、使用する素材やデザインで様々な作品を作ることも可能です。アクセサリーだけではなく、スマホケースのデコレーションをすることもできます。思い出の品を身に着けられるのも魅力の一つです。

レジンでアクセサリーにするメリット

レジンにはガラスのような透明感があるため、花本来の色を損なうことなく加工することができます。出来上がりも軽いので、ピアスやヘアアクセサリーに使用しても重さを感じることはないでしょう。

 

衝撃にも強いため、スマホケースやキーホルダーに使用しても簡単には壊れません。もし傷がついてしまってもコーティング剤を使って補強することができます。

レジンでアクセサリーにするデメリット

レジンアクセサリーを作るには、レジン液とレジン液を固めるためのLEDライトが必要です。レジン液に直接触れてしまうと、アレルギーを発症する可能性もあるため、取り扱いには注意しなければなりません。

 

また、レジンに入れるものは衛生上、乾燥しているもののみです。ハーバリウムと同様に、生花を使用する場合は、ドライフラワーにするという手間がかかります。

花束を押し花にして残す方法

押し花を作る時に大事なポイントは早くしっかり乾燥させることです。水分が多いと乾燥に時間がかかり、上手に押し花を作れません。押し花を作るときは水分が少なくて花びらが薄い花を選びましょう。

 

花びらの色味を残すためには花が新鮮なうちに加工することも大切です。時間がたつと花びらは変色していくので、押し花にする時はできるだけ早く加工しましょう。

キットを購入して押し花にする

一度にたくさん押し花を作りたいというときは押し花キットを使うのがおすすめです。キットに付属している乾燥シートは繰り返し使うことができるので、一つ持っていると思いがけずに花束を貰った時にも活躍するでしょう。

 

持ち運びに便利なハンディサイズのものを使えば、結婚式が遠方のときも安心です。長距離移動をしたり翌日に帰宅する場合は、帰宅するまでに花が弱って加工できなくなるかもしれません。キットが手元にあれば、きれいな状態で押し花にすることができます。

雑誌や新聞紙に挟んで押し花にする

キットを使わなくても自宅にあるものだけで押し花は簡単に作れます。ティッシュペーパーと新聞紙を用意してください。

 

新聞紙の上にティッシュを置いて花を並べます。この時、花びらが重なっているとうまく乾燥しないので、重なっている花びらは間引いてください。厚みのある花びらはカッターで薄くします。

 

花を並べたら、ティッシュ、新聞紙の順に上から重ねてください。最後に分厚い本や電話帳を重しとして乗せます。1〜2日ごとに新聞紙を取り換えながら1週間ほど乾燥させれば押し花の完成です。

花束を地植えして残す方法

花束に使われている花は切り花なので、直接地植えするのには向いていません。植木鉢などで、挿し木を発根させてから花壇やプランターに植え替えましょう。

 

挿し木は4号ポットで育てます。花と葉は切り落として、土に挿す部分は断面積が広くなるよう斜めにカットしましょう。土に植える前に1〜2時間ほど水につけて吸水させておきます。

 

植木鉢には土を入れて、水が底からあふれるくらいかけて湿らせてください。割りばしなどで穴を開けたら挿し木を入れて固定します。土が乾燥しないように育てれば1か月半ほどで発根するでしょう。しっかりと根付いたら地植えにして大きく育てます。

花束をドライフラワーにして残す方法

ドライフラワーは自然乾燥させるだけでも作ることができますが、それ以外にも乾燥させる方法はあります。ここでは自然乾燥を含めた4つの加工方法について詳しく説明するので、ドライフラワーを作りたい方は参考にしてみてください。

 

きれいに乾燥させるにもコツがいります。加工方法によって必要な材料や手間、花の色の持ちなどが変わりますので、花の種類や時期に合った方法で加工しましょう。

ハンギング法

ハンギング法は花を逆さにつるして乾燥させる加工方法です。日が当たらず、風通しが良くて湿度が少ない場所で自然乾燥させます。この時、花を密集させて乾燥させようとすると風通しが悪くなるため、花同士はある程度の間隔を開けるようにしましょう。

 

水分がしっかり抜けないとカビができてしまうので、水分量の少ない花をドライフラワーにする時におすすめの方法です。乾燥時間を早めるためにドライヤーを使う方法もありますが、強い風を当てると花の形が崩れる可能性があるので、弱い風を当てるようにしましょう。

ドライインウォーター法

ドライインウォーター法は花を花瓶に入れたまま乾燥させる方法です。花瓶に茎が3~5cmほど浸かる量の水を入れます。花を入れたら、自然と水が無くなり花の水分が蒸発するのを待ちます。そのまま花が乾燥すればドライフラワーの完成です。

 

この方法を気温が高い時期に行うとバクテリアが繫殖する可能性があります。バクテリアによって花がドライフラワーになる前に枯れることがあるため、涼しい時期や室温が低い場所で行うことが重要です。きれいなドライフラワーを作るためには花を元気なまま乾燥させましょう。

シリカゲル法

シリカゲル法は蓋つきの容器に花とシリカゲルを入れて乾燥させる方法です。花の形を崩さずに保存できるので、立体乾燥とも言われます。

 

まずは容器の3分の1程度にシリカゲルを敷き詰めてください。花を入れたら、シリカゲルを追加して花を埋めていきましょう。一度にたくさんのシリカゲルを入れると花の形が崩れることがあるので、慎重に行ってください。

 

シリカゲルで容器を埋めつくしたら、日当たりのいい場所で1〜2週間程度保管します。花が完全に乾燥したらドライフラワーの完成です。

グリセリン法

グリセリン法は、花にグリセリンを吸わせてドライフラワーを作る方法です。グリセリンが持つ吸湿性を利用して花を乾燥させます。茎がしっかりしていて水分量が多い花を加工する時におすすめの方法です。

 

グリセリンはお湯と1:3の割合で混ぜ合わせます。液体を冷ましたら茎が10〜15cm程浸るぐらいの量を花瓶に注ぎましょう。そのまま日が当たらない場所で1週間以上保管すればドライフラワーの完成です。

 

この方法は花の色が落ちにくく、ボリュームを残すことができるので、きれいな状態で花を残すことができます。

花束をハーバリウムにして残す方法

ハーバリウムを作るためには、蓋つきのボトル、ハーバリウム専用オイル、ピンセットが必要です。ホームセンターや手芸店、生花店などで取り扱っていますが、インターネット通販でも購入できます。

 

ボトルは消毒用エタノールで拭き取るか、煮沸消毒をしてきれいにしてください。花の配置を決めたら、ピンセットで花をボトルに詰めていきます。ドライフラワーやプリザーブドフラワーは壊れやすいため、ボトルの口などに当てないように注意が必要です。

 

花はオイルを入れると浮いてくるので、ぎっしり入れます。花を入れ終わったら、気泡が入らないようにオイルを注いでください。空気が抜けるのを待ち、蓋をすれば完成です。

 

花束をレジンでアクセサリーにする方法

レジンアクセサリーを作るのに必要な道具は、レジン液、LEDライト、モールド(型)、ピンセットです。

 

レジン液にはエポキシレジン、UVレジン、LEDレジンの3種類あり、種類によって硬化時間が異なります。LEDレジンが最も速く硬化でき、UVレジンの経年劣化や黄変などのデメリットを補ったものなので、LEDレジンの使用がおすすめです。

 

アクセサリーのデザインが決まったら、モールドにレジン液を1/3程入れます。気泡ができた場合はピンセットでつぶしましょう。花を置いたら、LEDライトで硬化させます。しっかり固まったら、レジン液を型が埋まるまで追加して再びLEDライトを当てて硬化させれば完成です。

花束を残すときの注意点

受け取った花束を加工するときにはいくつか注意する点があります。長く美しい状態をキープするためにも、なぜ注意が必要なのか正しく理解しましょう。

 

花はただ飾っておくだけでは1週間ほどしか持ちません。加工する前に花をよく観察して状態を確認してください。花の特徴をつかんで正しい加工をすれば少しでも長く花を楽しむことができます。

プリザーブドフラワーにするのは難しい

花をきれいな状態で保存する方法にプリザーブドフラワーを思い浮かべるかもしれません。しかし、プリザーブドフラワーに適しているのは6~7分咲きの花です。

 

ブライダルブーケや披露宴会場の装花に使われる花は最もきれいに見えるタイミングで作られているので、プリザーブドフラワーにするには花をきれいに残すことは難しいです。

 

挙式の後に花嫁からブーケを受け取ることがあるかもしれませんが、持ち帰ってからプリザーブドフラワーに加工するのはとても難しいため、他の方法を選んだ方が良いでしょう。

できるだけ早く加工する

花は時間が経つほど劣化していくため、花束を受け取ったらできるだけ早く加工してください。花の状態によっては加工できないこともあるので、希望の保存方法があるのならば事前に方法を調べておきましょう。あらかじめ必要な材料をそろえておくことで、すぐに作業を始められます。

 

花の状態にもよりますが、最初の処理はブーケを受け取った翌日までに行うのがおすすめです。早めに作業を始めることで、保存方法を自由に選ぶことができるでしょう。

難しい加工はプロに任せるのも一つの手

事前に花束を渡すと知らされていることはほとんどありません。加工方法を調べているうちに花が悪くなってしまい、うまく残せないこともあります。

 

しかし、人生の一大イベントである結婚式で使用したブーケは大切に残しておきたいものです。結婚式は日取りも決まっているので、事前に加工を専門店へ依頼することもできます。前撮りで使用したブーケを加工して、ウェルカムスペースに飾って置くのも素敵な演出です。

 

大切な花束の加工はプロに任せてきれいに残しましょう。

素敵な花束ならプレミアガーデンにお任せください

近年ではプロポーズと一緒に花束を贈ることが増えてきました。結婚式のサプライズで大きな花束を用意することもあります。大事な場面ではとびきりきれいな花束を用意したいことでしょう。

そんな時はぜひプレミアガーデンをご利用ください。プレミアガーデンでは様々な場面に合わせたサイズの花束を用意しているので、毎年の記念日やちょっとしたお祝いにもご利用いただけます。

配送も可能なので、持ち運びの最中に花束が崩れてしまう心配もありません。一部地域では当日のご注文にも対応しています。結婚式場への発送もできるので、サプライズにもぴったりです。

まとめ

花束を長く楽しむための方法を詳しく紹介しましたが、ご自身に合った方法は見つかったでしょうか。花があるだけでお部屋の雰囲気は華やかになります。自分ではあまり用意することがないという方も花束を貰うことをきっかけに花を飾ってみるのもいいかもしれません。

 

花を加工するのは手間がかかりますが、完成すれば生花より長く花を楽しむことができます。幸せな思い出を形として残すためにも、ぜひこの機会に花のアレンジに挑戦してみてください。

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?