花屋の閉店時間は何時ごろ?花屋の勤務時間やスケジュールについて

花のプレゼントは、何気ないタイミングでもとても喜ばれるアイテムの1つです。お花を貰ったら誰しもが笑顔になれますね。特に女性への贈り物としては、花は定番でしょう。ところが、思い立った時に限って、花屋が開いていないという事態に陥った経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
また、花に関わる仕事がしたいと考えている方は、「花屋ってどんなスケジュールで働くの?」「お休みはあるの?」「閉店時間後も働いているの?」などの疑問がある方も多いはずです。

この記事では、そんな方に向けて、花屋の閉店時間や、勤務時間、スケジュールなどを中心にご紹介していきます。

花屋の営業時間についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

花屋の閉店時間は何時ごろ?

花屋に用事があるけど、仕事終わりに近所の花屋に寄ろうと思って行ってみたら閉まっていたという事はよくあるパターンです。一般的に花屋が閉店する時間に決まりはあるのでしょうか?それとも、各店舗によって様々なのでしょうか?

花屋さんには、街中にも郊外にももちろん存在しますし、個人店で経営している所や、ショッピングモールの一角で開業しているところなど、さまざまな形態があります。

繁華街が近い花屋は閉店時間が遅い

近くに繁華街があったり、劇場があったりする花屋は、往々にして遅い時間まで営業していることが多いです。これは、バーやスナックに行くお客様が、花束を持ってお店に行ったり、近くに劇場がある場合は、講演の初日に華やかなアレンジメントの花や、大型スタンドタイプの花が飾られるため、遅い時間になるほど注文が多くなるからです。

それでは、具体的に花屋で働いている人の勤務体系はどのようなパターンが多いのでしょう?

花屋の勤務体系の種類

この記事をご覧の方の中には、花屋で働いてみたいと思っている方もおられるかもしれません。花屋で勤務するには「正社員」で働く方法と、「アルバイト」として従事する方法の2タイプがあります。

花屋の正社員の場合

働く企業や店舗により違いはありますが、一般的には1日に8時間程度の勤務時間で、定休日が決まっている店舗も多いですが、実際は店舗の営業時間に合わせてシフトが組まれます。

花屋のアルバイトの場合

一般的には、1日4~8時間の勤務で、週に2日~5日出勤するように組まれます。店舗により、固定のシフトだったり、前もって希望のシフトを提出して組まれたりするなど、いろいろなパターンがあるので、応募する前に確認しておくことをオススメします。

そんな花屋の仕事ですが、休日はどのような感じで取得できるのでしょう。

花屋の休日

店舗によって様々で、定休日が決まっている所や、年中無休の所も存在します。土曜日、日曜日、祝日も関係なく営業しているお店は、交代で休みを取りながら、シフト勤務をして働いています。イベント時の繁忙期は、普段定休日が決まっている店舗でも、休日出勤になりますし、注文量が多い場合は、たとえシフト上は休日になっていても、出勤を依頼されることもよくあります。中には、「アニバーサリー休暇」「産前産後休暇」など、働きやすいシステムを導入している企業もあるため、応募前に確認しておくことをオススメします。次に、実際の勤務時間はどのような感じなのかご紹介します。

花屋の勤務時間

花屋は、「仕入れ」のため、早朝5時~6時頃に市場に行き、夜遅くまで色々な作業をしているため、私たちが想像するよりも長時間勤務です。店舗や雇用形態により変わりますが、基本的には正社員の場合は、1日8時間程度が目安です。アルバイトとして働く場合は、シフトに準じますが、1日4時間程度の場合から、正社員と同じ8時間という場合まで様々です。早朝から出勤しないといけない場合や、昼からの出勤の場合など、早出と遅出を組み合わせたシフトになる場合が多いです。また、独立をして、一人でお店を経営する場合は、全ての仕事を一人でしないといけないため、場合によっては20時間もの長時間労働になることもあります。では、業務スケジュールはどうなっているのでしょう。

花屋の業務スケジュール

5時~6時頃に出勤し、市場に新鮮な生花を仕入れに行きます。その後、店舗に直接向かい、9時~10時頃のオープンに向け、仕入れたばかりの鮮度がよく美しい花を店頭に並べ、オープンの準備を行います。オープンの時間が来たら店を開け、接客や販売、花の水換えなどの手入れ、注文を受けている花束作りなどをしながら、営業時間を過ごします。夕方を過ぎると閉店の準備を少しづつ行いますが、この時点で開花のピークを過ぎてしまっている花は、翌日まで持ち越すと鮮度が保てないため、値下げして販売したり、時には商品として店頭に並べないなどの判断をする必要があります。お店を閉店したのちは、売上の集計や店内の清掃、翌日に持ち越して販売する予定の花の確認、鉢植えの花の世話をして、1日の業務が終了します。

立地・職種によってスケジュールは異なる

一口に花屋と言っても、様々な立地に店を構えている店舗が多いですが、立地や職種によってスケジュールは異なるのでしょうか。例えば、ショッピングモールにある花屋の場合は、モール内のイベントに合わせ、注文が多くなるのが一般的です。では、それ以外の店舗はどのようなスケジュールで業務を行っているのでしょう?

ホテルや結婚式場で働く花屋のスケジュール

ホテルや結婚式場で働く花屋は、全曜日共通の仕事と、曜日ごとの仕事があります。共通の仕事は、「館内のメンテナンス」「宴会用の花やギフトの花の制作」「打ち合わせやリハーサル」「下見用のセッティング」「全体ミーティングへの参加」などがあります。また、月曜日~木曜日の主な仕事内容は、切り花の入荷をしたり、水揚げの処理を行ったりすることや、披露宴会場の各テーブルのベースセッティングを行ったり、ブーケの制作を行ったりなど、1日で完成しない作業を何日もかけて行っています。金曜日は主に、ウェディングブーケの制作や小物制作、フラワーシャワー・ケーキなどの周りを飾る花、ナイフやトーチにつける花の制作など、こまごました飾り付けの準備を行うほか、結婚式が行われるチャペルや神殿、ルームのセッティングなど、多岐に渡った仕事があります。土曜日と日曜日は本番の日で、披露宴会場にアレンジしたものを運び、セッティングし、披露宴が終了したら撤収するという作業を1日に数回繰り返します。また、日曜日の最終の仕事として、月曜日の花の仕入れに備えた準備があり、その作業まで終了したら、無事1週間の業務が完了したことになります。

オフィス街で働く花屋のスケジュール

カレンダー通りの勤務の人が多く、会社の受付に飾る花の交換が月曜日の午前中に行われることが多いため、1週間のうちで一番忙しい時間帯となります。また、歓送迎会の時期にも花束や大型のアレンジなどの注文が増えるのもオフィス街ならではの特徴です。基本的に、会社の始業時刻の前から、夕方までの開店をしている店舗が多いです。

繁華街で働く花屋のスケジュール

バーやスナックに行くときにお客様が購入し、花束を持ってお店に行くことが多いため、夕方から夜になるほど注文が増え、深夜までオープンしている店舗が多いです。

EC中心の花屋のスケジュール

注文を管理するオフィスを持っていたり、実店舗を持ちながらEC販売も行っているというお店が多く、通常の花屋のスケジュールに、梱包や発送などの作業が加わるパターンです。オンライン注文と宅配をメインにした花屋が増えていることも現状としてあり、24時間いつでもWEBで注文が出来るため、とても気軽に注文することが出来ますし、何といっても実際のアレンジメントなどの仕上がりを前もってイメージ画像として確認できる点も、購入者側からしたら嬉しい仕組みです。

花屋の閉店時間までの仕事内容

では、早朝から深夜まで続く花屋の仕事内容には、どのようなものがあるのでしょう?順に見ていきたいと思います。

①花の仕入れ

一般的には「表日」と「裏日」と呼ばれる曜日わけがされており、「表日」とは、仕入れに行き、花を入荷する日のことで、「裏日」とは、入荷のない日のことです。花屋の入荷は、土日を除き、隔日で鮮度の高い花を仕入れることが多いですが、店舗の規模や経営状況に応じて、臨機応変に対応している所もあるようです。仕入れのある日は、早朝から業務が開始します。高品質で種類が豊富で人気も高い生産者の所へは、早めに行って買い付けるなど、優先順位を付けた臨機応変な対応が求められます。

②花の管理

管理の仕事の主な内容としては、「水揚げ」と「水替え」があります。水揚げは、仕入れたばかりの花が十分な水を吸い上げられるようにするための作業で、それぞれの花に適した方法で、茎を切ったり枝を叩いたりします。この水揚げ作業は、新鮮で元気な状態を保つために、毎日欠かさず行われます。また、水替えは、前日から店頭に並んでいる在庫の花の水を、新鮮なものに交換する作業で、重い水入りのバケツを運ぶため、とても重労働です。店舗によっては、切り花のみならず鉢植えの花や苗を扱っている場合もあり、水やりのみならず花がらを摘んで、見栄えをよくするのも大切な仕事の1つです。

③接客

花のお世話や入れ替えなどのオープン準備が全て整ったら、開店をしてお客様の対応や販売業務を行います。開店後もその都度、店頭に並んでいる花の状況を把握したり、お手入れを行ったりすることも大事な業務です。また、ブーケやアレンジメントの注文が入れば、用途や希望のイメージを聞き、アドバイスを行ったり、予算、受取日、配達日などの確認を行い、注文を受け付けるといった作業もあります。さらに、合間を見ながら、予約時間までにすでに注文が入っているアレンジメントの商品を作成し、完成させておくこともとても大切な業務です。

④事務作業

商品の仕入れ伝票をまとめたり、お客様からの注文の処理を行ったり、電話やmail、ネットショップを開いている場合のサイトの対応など、直接花を扱う仕事以外の事務的な内容も、花屋を運営する上ではとても大切な業務になります。大型の店舗では、事務専門の人材を募集している求人などをよく見かけるため、直接花や植物を扱う自信はないけれど、花屋の仕事に興味があるという方は、事務の仕事で応募してみることをオススメします。

⑤アレンジメント

華やかに見えるように、花束の周りにラッピングを行ったり、店頭に飾る用の花輪を作ったりするほか、お客様の注文に沿った花束をオリジナルで作ったりします。オリジナルの花束を制作する場合は、お客様の予算とイメージに合わせ、より良いものになるようにアドバイスを行ったりし、見栄えのする花束に仕上げます。また、装飾に使う小物を作るのも大事な仕事の一つです。

⑥ネットショップ管理

昨今では、実店舗のみならず、ネットショップで花を販売することも増えました。ネットショップの場合は、営業時間が決まっておらず、24時間注文を受け付けられるため、より広範囲での集客にとても役立ちます。オーダーが入ったらその都度確認し、梱包などをし、鮮度を保ったままでお客様の手元に届くように発送をすることも大切なポイントです。mた、ネットショップを充実させるためには、さまざまなアレンジを施した写真の見本や、実際の花の写真など、その都度アップし、お客様を飽きさせない試みもとても大切な業務になります。

⑦お店の掃除

花屋の掃除は、単に床を掃除するだけではありません。花が入っていたバケツを丁寧に洗う仕事や、陳列棚および壁の掃除、仕入れた時に花が入っていた段ボールを潰す作業、花の整理など、細かい作業がたくさんあります。奇麗な花を取り揃えていても、店が奇麗でなければ、お客様の購入意欲もそがれてしまいますし、せっかくの花の価値も下がってしまいます。「花屋の仕事の大半は掃除である」といっても過言ではないくらい、掃除はとても大切な作業であり、花屋の仕事の基本です。

花屋に向いている人の特徴は?

花屋の仕事をするには、「花が好きだから」という心構えだけで勤まるのでしょうか?ここからは、花屋に向いている人材について見ていきたいと思います。

体力がある方

花屋の仕事は、単に「花を扱う仕事」という単純な言葉では片づけられないほど、さまざまな労働があります。「掃除」「水替え」「段ボール潰し」など、どれをとっても、いっけん花屋の仕事とはとうてい思えないような作業ですが、これが花屋の仕事の中心です。特に水替えは、重労働のため、体力が必要です。また、早朝から深夜まで業務が続くため、なかなか座るという時間も取れず、一日立ち仕事なんていうこともよくあります。その点で、花屋の仕事をするには、体力がある方の方が向いているといえます。

接客が好きな方

お客様と接する機会も多く、要望や予算、目的、希望、要望などを上手に聞き出したうえ、打ち合わせたりすることも業務の一つですし、質問を受けた場合は、お客様目線での適切なアドバイスを盛り込みながら返答することも必要なため、コミュニケーションを取るのが得意な方が向いている仕事です。社会人としての接客マナーを身に着けていることは店舗側が採用を決める時点でもとても重視することの一つです。お客様に喜んで花を買ってもらうためには、明るく丁寧で、かつ親身な対応が必要になってくるため、相手の気持ちを汲んだ対応が出来る人材は、とても重宝されます。

花が好きな方

これは花屋で仕事をする上では、基本中の基本です。単に「花が好き」というだけはなく、個々の花についてより深く学べたり、知識を付けたり、デザインや色合わせを学んだりなど、常に前向きな姿勢を持って仕事に励める人が求められます。現在のスキルで留まらず、より発展させるための「学び」の姿勢を持てるかどうかが大切です。

花屋になりたい気持ちが強い方

花屋になりたいという気持ちが強い方は、自ずと上記でも記したように、「学び」の姿勢が強い方です。花に関する資格を取得することで、出来る業務内容も増えていきますし、さまざまな方面で活躍できる場も多くあります。更なるステップを目指して日々精進することは、フラワー業界のみならず、どの仕事でも重要なポイントです。

想像力が豊かな方

花屋の仕事は、単に「花を売る」だけではありません。デザイン性が求められたり、オリジナルの花束を作る時などは、センスもとても大切になります。そのため、どの花を組み合わせたら素敵になるかや、どの色合わせをしたらそれぞれの花が引き立つかなど、想像力を働かせることが必要な場面が多々あります。予測する力や立体的に考える力なども、アレンジやデザインをする上で磨いておくべきポイントです。

プレミアガーデンでは一緒に働いてくれる仲間を募集中です

プレミアガーデンでは、和気あいあいと楽しく働ける仲間を募集しています。花が好きな人はもちろんのこと、少しでも興味がある人や、これから花に関する資格を取りたい人も、是非プレミアガーデンで花に触れ合うお仕事を一緒にしませんか?

多数のご応募お待ちしています。

まとめ

この記事では、花屋の閉店時間や勤務スケジュール、勤務時間についてご紹介しました。花をプレゼントしたかったけれどいつも時間が遅くて、店舗のオープン時間に間に合わなかったという方も、繁華街や劇場近くの花屋に購入しに行ってみてください。

花を大切な人に贈りたいという心を相手に伝えるためにも、ぜひ目的の花屋が何時まで開いているかという情報は、先に調べてから足を運ぶようにしてくださいね。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?