秋の花束を贈ろう!おすすめの花と花言葉を一覧でご紹介

秋に花束を贈るなら、秋に旬を迎える花を選んでみませんか?

秋の花は温かみがあって落ち着きのある素敵な色味がたくさんあります。

しかし、秋にはどんな花が咲くの?という疑問をもつ方もきっと多いはず。

そこで今回は、秋に贈る花束に取り入れたいおすすめの花の種類やその花言葉などをたっぷりご紹介します。

秋に花束を贈るシチュエーションや花束以外のフラワーギフトも解説しているので、秋に大切な人にプレゼントを考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

秋の花束にぴったりな花をご紹介

秋の花束に用いられる花は、落ち着いた色合いでシックな印象のものがたくさんあります。

今回は、その中から9種類を厳選してご紹介します。

・アネモネ

・コスモス

・ダリア

・アスチルベ

・バラ

・カトレア

・リンドウ

・吾亦紅(ワレモコウ)

・ケイトウ

それぞれの花の特徴や花言葉なども紹介するので、お花選びの参考にしてみてください。

アネモネ

科・属 キンポウゲ科・イチリンソウ属
和名 牡丹一華(ボタンイチゲ)
英名 Anemone
原産地 ヨーロッパ南部、地中海東部沿岸地域
花言葉 「はかない恋」

 

目をひくような鮮やかな赤や青紫の花を咲かせるアネモネ。

ヨーロッパ南部が原産で、日本には明治の初期に伝わったとされています。

単色や2色が組み合わさったものなど、カラーバリエーションが豊富で、一重咲きや八重咲きなど花の咲き方もさまざまです。

アネモネの多くは、秋ごろから球根を植えて2〜5月くらいに開花期を迎えます。

しかし、夏から秋にかけて花を咲かせる品種もあるので、秋の花束にもおすすめですよ。

アネモネ全般の花言葉は「はかない恋」で、プレゼントには向いていないように感じますが、アネモネは花の色別にも花言葉がつけられています。

ピンクのアネモネは「希望」、白いアネモネは「期待」、紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」、青いアネモネは「固い誓い」などがあるので、花束を贈る際には色別の花言葉を意識してみると良いでしょう。

コスモス

科・属 キク科・コスモス属
和名 秋桜(アキザクラ)
英名 Cosmos
原産地 メキシコ
花言葉 「乙女の真心」「調和」「愛情」

秋になると道端でコスモスが花を咲かせている様子をよく見かけるようになりますよね。

日本では昔からなじみ深い花で、和名で「秋桜」と付けられていることもあり、秋の花といえばコスモスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

花の色は白や黄色、赤やオレンジなどさまざまで、一般的な一重咲き以外にもボリュームのある八重咲きの品種も存在します。

生命力が強く、育て方もそれほど難しくないのでガーデニングとしても人気の花です。

そんなコスモスの花言葉は「乙女の真心」や「愛情」。真心や愛情を込めて花束を贈りたいときにおすすめです。

ダリア

科・属 キク科・テンジクボタン属
和名 天竺牡丹(テンジクボタン)
英名 Dahlia
原産地 メキシコ、グアテマラ
花言葉 「優雅」「気品」「栄華」「気まぐれ」「裏切り」

ダリアは、細かい花びらをたくさんつけた大輪の花で、豪華な印象を与える花です。古くから親しまれてきた球根植物で、コスモスと並んで秋のイメージが強いのではないでしょうか。

品種が非常に多く、中輪や小ぶりの花、シンプルな一重咲きなどさまざまな表情を見せてくれます。キク科ということもあって和の雰囲気も持ち合わせているので、和装の結婚式にも大人気。花束では主役となって美しく彩ってくれることでしょう。

花言葉の中には「裏切り」という怖い意味もありますが、「優雅」や「気品」などの素敵な花言葉もあるので花束にも最適です。

アスチルベ

科・属 ユキノシタ科・アスチルベ属
和名 泡盛草(アワモリソウ)
英名 Astilbe
原産地 東アジア、北アメリカ
花言葉 「恋の訪れ」「自由」「落ち着いた明るさ」

アスチルベは、日本でも野山に多く自生している花で、5~9月の開花期になると花茎の先に粟粒のような小花をたくさん咲かせます。色は白やピンク、紫など秋らしい色合い。

梅雨頃から秋にかけて花が咲きますが、多湿に強いので雨が降っても花が落ちにくく、根腐れも起こしにくいタフな花です。

「恋の訪れ」という花言葉があるので、告白やプロポーズなどに贈るフラワーギフトとしておすすめ。花束にすると、ふんわりと優しい雰囲気を演出してくれますよ。

半日陰でもよく育ち、多湿にも強いので、ガーデニング初心者の方でも育てやすいでしょう。

バラ

科・属 バラ科・バラ属
和名 薔薇(バラ)
英名 Rose
原産地 アジア、ヨーロッパ
花言葉 「愛」「美」

花束に使われる花で定番ともいえるバラ。1年を通してお店に並んでいることが多い花ですが、品種によっては秋に開花期を迎えるものもあります。秋のバラは、1年の中でも香りが最も強く、色味も濃いものが多いのが特徴です。

1輪だけでも存在感を放ち、ほかの花との相性も抜群なので花束に取り入れやすいでしょう。また、バラだけの花束はゴージャスな印象になるので、ここぞというときの花束にいかがでしょうか。秋っぽさを出したいのなら、赤やオレンジなど温かみのある色のバラを選ぶのがおすすめです。

花言葉は「愛」や「美」などがあります。バラは花の色や本数別にも細かく花言葉が付けられているので、花束作りの参考にしてみてください。

本数や色ごとの花言葉については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

バラの花言葉は?本数・色・状態ごとの意味を徹底解説!

 

カトレア

科・属 ラン科・カトレア属
和名 カトレア
英名 Cattleya
原産地 ブラジル
花言葉 「魅惑的」「優美」「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」

別名「蘭の女王」とも呼ばれているカトレア。

10~2月頃に開花期を迎え、波打った花びらと鮮やかな色でゴージャスな印象を与えます。花色は、白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、紫、茶色とバリエーション豊かです。花のサイズも小ぶりなものから大輪のものまでさまざまな品種が存在します。

花言葉は、「魅惑的」や「優美な貴婦人」など、「蘭の女王」にふさわしい意味合いなので、年上や目上の女性への花束におすすめですよ。

リンドウ

科・属 リンドウ科・リンドウ属
和名 竜胆(リンドウ)
英名 Gentian
原産地 日本、中国
花言葉 「勝利」「正義感」「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」

リンドウは日本のほぼ全域に自生している多年草の花で、昔は薬草として用いられることもありました。

春頃に新芽を出し、どんどん成長しながら夏を乗り超え、9~11月に開花期を迎えます。一度植え付ければ、毎年秋になると美しい花を咲かせて庭を彩ってくれますよ。

花の形は小さなユリのようで、色は青、水色、紫、白、ピンクなどさまざま。光に反応して花を咲かせるので、日当たりの良い環境で育てるのがポイントです。

リンドウの花は紫が定番で、紫色が高貴な色であることから敬老の日のプレゼントとして人気です。花言葉も「正義感」や「勝利」などポジティブな意味合いがあるので、いつもお世話になっているおじちゃんやおばあちゃんへの花束にいかがでしょうか。

吾亦紅(ワレモコウ)

科・属 バラ科・ワレモコウ属
和名 吾亦紅(ワレモコウ)
英名 Great Burnet
原産地 日本、アジア、ヨーロッパ、北米
花言葉 「変化」「愛慕」「明日への期待」「あこがれ」

バラ科ではありますがバラとは似ても似つかない花姿をしている吾亦紅。細くて長い茎の先に、赤茶色の小さくてボールのような花を咲かせるのが特徴です。

これは一見1つの花のように見えますが、実はさらに小さな花が集まってそのように見えています。

花びらがないので色あせにくく、ドライフラワーに向いていますが、花束に取り入れてもおしゃれなアクセントになるでしょう。暑さにも寒さにも強く、手をかけなくてもよく育つことからガーデニングにもおすすめです。

吾亦紅の花が上から下へ順番に咲いていくことから、「変化」や「明日への期待」などの花言葉がつけられたといわれています。

ケイトウ

科・属 ヒユ科・ケイトウ属
和名 鶏頭(ケイトウ)
英名 cockscomb
原産地 アジア、アフリカ
花言葉 「おしゃれ」「風変わり」

まるで炎のようなシルエットの花が特徴的なケイトウ。その形が鶏のトサカにも見えることから「鶏頭」という名前が付けられました。

真夏の暑さにも強く、7〜11月の長い期間で開花を迎えますが、寒くなると枯れてしまうので日本では一年草として扱われています。

花の形や大きさ、茎の長さなども品種によってさまざまで、赤や黄色、オレンジなど秋らしい色の花を咲かせます。

切り花として花束やアレンジメントに用いられているほか、色が抜けにくいのでドライフラワーとしても人気がある花です。

モコモコとした質感が独特で、花束に用いると個性的な雰囲気を放ってくれます。花言葉にも「おしゃれ」という意味があるように、大人っぽくてセンスの良いフラワーギフトを贈りたい人におすすめです。

秋の花束の選び方

花束で秋らしさを演出するには、温かみのある色合いにするのが一番分かりやすいです。

ほかにも、「秋の七草」から選んでみても良いでしょう。

伝えたい気持ちに近い花言葉をもつ花を取り入れるのもおすすめです。

色で選ぶ

赤やオレンジ、黄色など暖色系の花を選ぶと、一気に秋っぽい花束になります。

明るい印象にしたいなら鮮やかな色味を、大人っぽくておしゃれな印象にしたいならくすみ系の色を取り入れるのがおすすめです。

薄いピンクや紫の秋の印象になるので、アクセントカラーとして混ぜてみてはいかがでしょうか。どんな色味にすれば秋らしくなるか迷ってしまう人は、お店の方に「秋らしい色合いで」とお願いすると、雰囲気に合う花束を作ってくれるでしょう。

花言葉で選ぶ

愛や感謝、お祝いの気持ちなどを花束で伝えたいなら、花言葉も意識してみましょう。

今回ご紹介した花の中でも、プレゼントにふさわしい花言葉はたくさんありましたね。

花言葉を分かりやすく伝えたい場合は、メッセージカードなどに書いて花束に添えても良いでしょう。特に、花の中にはネガティブな意味合いも含んでいることもあるので、誤解を招かないように良い意味の花言葉をしっかり伝えると安心です。

「秋の七草」から選ぶ

日本では古くから、毎年1月7日に七草がゆを食べて無病息災を願う風習があることから、春の七草は一般的に浸透しています。しかし、実は「秋の七草」も存在していることをご存じですか?

秋の七草には、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの7つがあります。ハギやクズの花は販売されることが少ないので手に入りにくいですが、それ以外のナデシコやキキョウなどは切り花として流通しているので、花束に取り入れるのもおすすめです。

秋の花束をプレゼントするシチュエーション

秋の花束は、その季節感を生かして秋生まれの方への誕生日プレゼントや、この時期にあるお祝いやイベントごとなどで贈るのがおすすめです。

ここからは、秋の花束をプレゼントするシチュエーションの例をご紹介します。

秋生まれの方への誕生日に

9〜11月頃に誕生日を迎える人には、ぜひ秋の花束を贈りましょう。

誕生花も取り入れることができればさらに素敵なプレゼントになります。

明るい印象の方には、黄色やオレンジなど元気なイメージの花束を、大人っぽい方や男性には深みのある赤や紫などシックなイメージの花束がおすすめです。

誕生日の贈り物であれば、プラスで雑貨などを添えても良いでしょう。

敬老の日やハロウィンの贈り物に

おじいちゃんやおばあちゃんに日頃の感謝を伝え、末永い健康を願うための敬老の日。

花束を贈るなら、リンドウや吾亦紅など秋に咲くものが定番になっています。ほかにも、華やかで和のテイストがあるダリアもおすすめです。

秋の楽しいイベントといえばハロウィンですが、このときにお子さんへ贈るお菓子に花束を添えても良いでしょう。子どもでも持ちやすいコンパクトな花束で、明るく元気な色味の花を選んでみてください。

発表会などの贈り物に

芸術の秋であるこの季節には、演劇やコンサートなどにお呼ばれすることもあるかもしれません。お子様のピアノの発表会などには、赤やオレンジ、黄色などの明るい色味の花束であれば、男女問わず贈りやすくなります。

大人の方や目上の方への贈り物なら、シックで落ち着いた色味の花束にしましょう。ステージ上など、大勢の人の前で渡すなら、ゴージャスで目立つ花束がおすすめです。

歓送迎会に

中途入社や突然の部署移動などで、秋に歓送迎会を開催することもあるでしょう。複数人の人の前で渡すことが想定されるので、明るくて華やかな花束がおすすめです。

秋の花を用いると、全体的に暗い印象になってしまうというときは、ラッピングペーパーの色を黄色などの明るいカラーにすると雰囲気が変わります。

花束以外のフラワーギフト

今回は、秋の花束というテーマでおすすめの花や選び方をご紹介してきましたが、花束以外にも花の美しさを演出できるフラワーギフトはあります。

それぞれの特徴やメリットなどを把握し、シチュエーションに適した花のスタイルで贈り物を意識してみましょう。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは、専用の花器に生花のように花を挿してアレンジしたものです。容器の底には吸水スポンジがあり、花びんのように毎日水を変える必要がありません。受け取ってそのまま飾れるので、花の扱いに慣れていない人や、忙しい方へのプレゼントにぴったりです。

容器の大きさやデザインのバリエーションも豊富なので、イメージに合うものを選んでみてください。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、生花から水分と色素を抜き、人工的に着色して美しさが長持ちするように加工された花材です。

花の種類や環境にもよりますが、数年ほど飾り続けることができ、水やりや水替えなどの手間もかかりません。落ち着いた風合いで、おしゃれなインテリアフラワーになります。生花のように花びんに挿したり、束ねて壁に飾ったりするのもおすすめです。

ブーケ

「ブーケ」はフランス語で「花束」という意味です。そのため、花束とブーケには違いはないのですが、日本では茎を長くして束ねたものを「花束」、茎を短めにしてコンパクトに束ねたものを「ブーケ」と呼ぶことが一般的です。

ちょっとしたプレゼントやお子様への贈り物なら、花束よりブーケがおすすめ。豪華になりすぎず、カジュアルに渡せるでしょう。

ボックスフラワー

サプライズ感のあるフラワーギフトを贈りたいならボックスフラワーがおすすめです。ボックスフラワーとは箱の中に生花やプリザーブドフラワーを敷き詰めたもので、ふたを開けるまで何が入っているか分からないドキドキ感を味わってもらえます。

花が露出していないので屋外でも渡しやすく、持ち帰りやすいのがメリットです。

また、ふたを開けた状態でそのまま立て掛けて飾れるので、花びんを持っていない方にもすぐに飾れるというメリットもあります。

鉢植え

ガーデニングが趣味の方には、育てる楽しみのある鉢植えがおすすめです。多年草であれば、翌年以降も花を楽しんでもらえますよ。

鉢植えは重さがあるので、直接ご自宅に出向いて贈るか宅配で送るのが理想です。

ただし、鉢植えは「根付く」という意味が「寝付く」を連想させるので、お見舞いで贈るのはタブーとされています。

秋の花束を贈るなら通販がおすすめ

秋の花束を贈るなら、通販を利用するのがおすすめです。

24時間いつでも注文ができるので、普段忙しくてゆっくり花屋さんを回れない方にもおすすめです。また、実店舗よりも商品の幅が広いので、自分のイメージに合う花束が見つかりやすいでしょう。

通販ショップによっては、実店舗よりも価格が安かったり、購入することでポイントがたまったりなどお得に利用できます。商品の販売だけでなく配達まで請け負ってくれるところであれば、デリケートな花束をしっかり相手のもとに届けてもらえますよ。

まとめ

今回は、秋の花束におすすめの花の種類や選び方、贈るシーンなどをご紹介しました。秋に開花を迎える花は温かみがあって落ち着いた印象のものが多いので、おしゃれな花束を作れます。

季節感のある贈りものや、この時期のイベントに合うプレゼントをしたいなら、秋の花を意識した花束やほかのフラワーギフトを選んでみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?