【多肉植物のインテリア】基本の管理方法や部屋別の実践集、おすすめの商品を紹介
多肉植物は乾燥気味に育てる植物であるため、初心者の方や留守にしがちな人でも無理なく育てることができます。その上、見た目がとってもユニークなため、インテリアグリーンとして取り入れれば、空間が一気におしゃれ映えしますよ。
今回は、多肉植物をインテリアグリーンに取り入れる魅力や、コーディネートの基本、飾り方のアイディアをご紹介します。おすすめの多肉植物3選や育て方も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
インテリアに最適!育てやすいおすすめ多肉植物3選
はじめに、インテリアに最適な、育てやすいおすすめ多肉植物を3選紹介します。
取り扱い先は、観葉植物を数多く取り揃えるプレミアガーデンです。「普通」では満足しない、おしゃれな植物を取り入れたい方必見です。
ミルクブッシュ
ミルクブッシュは、たくさん枝分かれして伸びていくユニークなフォルムが魅力の多肉植物です。他の観葉植物にはない独特なスタイルがおしゃれですね。インテリアグリーンにミルクブッシュを取り入れると、そこにスタイリッシュな空間が生まれます。
育成期に伸びる新しい茎のグリーンはとても鮮やかで涼しげな印象を楽しませてくれるほか、品種によっては黄色やオレンジ色、赤色、ピンク色に色づくものもありますよ。個性的な植物を取り入れて雰囲気をガラッと変えたい場合などにもおすすめの多肉植物となっています。
サンセベリア
サンセベリアは、トラの尾っぽをイメージさせるような模様と形の葉を伸ばす多肉植物です。根元から太い葉を成長させる姿は力強く、大型のものは圧倒的な存在感を放ちます。空間にインパクトのあるグリーンを置きたい時におすすめです。
サンスベリアはインテリア映えするだけでなく、その樹形から魔除けや厄除けの風水効果や空気清浄効果が期待できる植物としても注目されています。「永久」「不滅」という花言葉を持つことから、贈り物にも選ばれる人気の多肉植物です。
ユーフォルビア
紹介するユーフォルビアは「大雲閣」と呼ばれる品種で、絵に描いたようなサボテンをイメージさせるシルエットが特徴です。力強さと共にどこか可愛らしい雰囲気もあり、インテリア映えするグリーンとして活躍してくれること間違いありません。
ここではスタイリッシュな雰囲気が漂う白いラスターポットと組み合わせていますが、エスニック調の鉢カバーやポットに植え替えると、まったく違った雰囲気を楽しませてくれますよ。
多肉植物がインテリアグリーンとして人気の理由
多肉植物は、強い日差し、乾燥、昼夜の温度差など、厳しい環境の中で生き抜いてきた植物で、その過程で作り上げられたユニークな樹形が大きな特徴です。1株あるだけで存在感は抜群で、空間を一気におしゃれ映えさせてくれます。
ここでは、そんな多肉植物の「特徴」と「インテリアに取り入れるメリット」について詳しく解説していきます。
多肉植物の特徴
多肉植物とは、葉に水分を蓄える性質を持つ植物です。ぷっくりとした葉を持つ植物、そしてサボテンもこの種に含まれます。この基本的なことに加えて、もう二つ紹介しておきたい特徴があります。
- 種類が非常に豊富である
- 三つの育成タイプがある
多肉植物は非常に種類が豊富で、原種(品種改良されていない)だけでも、一万種類以上あるといわれています。華やかなバラのようなものや、お菓子のグミを思わせるもの、石のように見えるもの、そしてとげが無数に生えているものなど、観葉植物では見られない独特なフォルムを楽しませてくれます。
多肉植物は、春秋型・夏型・冬型の三つの育成タイプに分けられます。タイプごとに育成期となる季節が異なるため、水やりのタイミングなどの育て方を変える必要があります。ちなみに、多肉植物のサボテンについては、品種に関係なくすべて夏型です。
多肉植物をインテリアに取り入れるメリット
インテリアグリーンにはさまざまな植物から選ぶことができますが、多肉植物をおすすめするのは以下のようなメリットがあるためです。
- とにかくお世話が簡単
- 狭いスペースでも飾れる
- 独特なフォルムがインテリア性抜群
- 形や色のコントラストが美しくインテリア映えする
- 鉢の種類を含めインテリアコーディネートできる
- 寄せ植えアレンジも楽しめる
この中でも大きなメリットは、とにかくお世話が簡単なことです。多肉植物は葉に水分を蓄える植物であるため、一般的な観葉植物に比べて頻繁な水やりを必要としません。そのため、観葉植物を育てたことのない初心者や留守にしがちな人でも育てられること、そしてさらにプラスαのメリットも得られることから、インテリアグリーンに多肉植物を選ぶ人が多いのです。
多肉植物をインテリアに取り入れる際のポイント
多肉植物はおしゃれな空間づくりにおすすめしたいインテリアアイテムの一つですが、単に取り入れるだけでは多肉植物の魅力は引き立ちません。では、多肉植物がインテリアとして活躍するにはどのように取り入れたらよいのでしょうか。ここからは、多肉植物をインテリアに取り入れる際のポイントを解説していきます。
- 日当たりと風通しを考慮した置き場所を選ぼう
- 多肉植物に適した鉢と土選びをしよう
- 水はけの良い土を使おう
- 寄せ植えがおすすめ
それぞれ確認しておきましょう。
日当たりと風通しを考慮した置き場所を選ぼう
多肉植物をインテリアとして取り入れる際に基本となるのは、日当たりと風通しが良いという条件を満たしている場所を選ぶことです。原産地と同じような環境を整えてあげる必要があるため、程よく日光が差し込み、風が通り抜けてカラッとした環境となる場所に置いてあげましょう。
ただし、購入直後に関しては、すぐに日光に当てるのは好ましくありません。店内や倉庫で管理されていた状況を考慮して、まずは明るめの日陰に置き、徐々に日当たりに移動させることをおすすめします。
多肉植物に適した鉢と土選びをしよう
多肉植物は、さまざまなタイプの鉢で育てることができる植物です。ウッドボックスやガラス器、ブリキ缶などに植えられているのを目にしたことがある方も多いでしょう。このようなアレンジのしやすさが多肉植物を取り入れる魅力の一つですが、どの鉢を選んでも必ず元気に育つわけではありません。多肉植物は高温多湿の環境を苦手とするため、選んだ鉢に応じて穴をあけたり土を選び変えたりするなど、適した環境を整える必要がある点に注意してください。
水はけの良い土を使う
多肉植物を育てる場合の用土の選び方は、「水はけの良さ」が基本的なポイントとなってきます。
一般的には、「多肉植物用の土」と記載されているものを選びます。植物を育てるのに適した鉢(排水用の穴が空いているもの)を使って植えるのであれば、問題ありません。
注意が必要なのは、穴を空けられない鉢に植える場合です。この場合は、ゼオライトと呼ばれる用土を鉢底に敷き、その上にハドロボールやウォーターサンドを加えて多肉植物を植えると良いでしょう。これらの土は脱水や保湿など湿度調節作用に優れており、多肉植物に適した環境を整えてくれます。
寄せ植えがおすすめ
多肉植物をインテリアグリーンとしてコーディネートする方法は二つあります。一つは単体で飾る方法で、もう一つは寄せ植えです。多肉植物のメリットを最大限に活かしたコーディネートをするなら、後者の寄せ植えを選ぶのがおすすめです。さまざまな種類の多肉植物を組み合わせることでボリューム感が出て、見栄えが良くなりますよ。また、形や色のコントラストが美しく、おしゃれ映えする点も注目したい魅力です。
寄せ植えは、既製品を購入する方法もありますが、自分で好きな多肉植物を選んで寄せ植えを楽しむのもおすすめです。自分で寄せ植えをすると、愛着がわき、育てるのがより楽しくなることでしょう。
おしゃれな多肉植物の部屋別インテリア実例集
ここからは、広いリビング、キッチン、トイレの空間を取り上げて、おすすめなインテリアの実例集を紹介していきます。
リビング
リビングに多肉植物をコーディネートする場合は、その空間の広さからさまざまなパターンを検討しやすいです。いくつかのパターンを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- シンボルツリーとして配置する
シンボルツリーとして大型の多肉植物を取り入れると、空間が一気におしゃれ映えします。リビングに入ったときやソファーに腰かけたときに、視線が伸びる位置に置くとよいでしょう。もし中型サイズを選ぶ場合は、植物スタンドなどを使って高低差をつけるのがおすすめです。目線の高さに配置することで、グリーンが引き立ちます。また、立体感が出て、おしゃれ上級者のような空間づくりができますよ。
- ハンギングスタイルで取り入れる
リビングに多肉植物を取り入れるなら、ハンギングスタイルに挑戦するのもおすすめです。リビングの空間を立体的に演出できる飾り方であり、インテリアに深みが生まれます。床にスペースがない場合でも、気軽にお部屋にグリーンを取り入れることができますよ。
- テーブルや棚上に飾る
テーブルや棚の上に飾る方法は、最も気軽に挑戦できるコーディネートスタイルです。購入しやすい小さな多肉植物で、気軽にグリーンを取り入れてみませんか?植える鉢にこだわって、リビングの壁や家具の色と統一感を出して飾ってみましょう。
おしゃれな雰囲気を楽しみたい場合は、流木に穴をあけて多肉植物を寄せ植えするなど、大胆なアレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キッチン
多肉植物のコンパクトさは、スペースが限られているキッチンにもぴったりです。キッチン前のカウンターや窓辺などを使って、インテリアグリーンをコーディネートしましょう。
キッチンに飾る際に注意したいポイントは、サイズ感です。邪魔にならないよう、コンパクトな鉢を使って飾ります。おしゃれ映えを意識して、ガラス容器やグラス、海外製の缶詰の空き缶などを鉢代わりに使用してみてはいかがでしょうか。
また、小さな棚を壁に設けて、ハンギングスタイルに挑戦してみるのもおすすめです。垂れ下がるグリーンはインテリア映えしますし、キッチンに爽やかな雰囲気をプラスしてくれますよ。
トイレ
小窓があり、光が差し込むトイレであれば、多肉植物を育てることが可能です。トイレのタンク上や棚の上、窓辺などを使って、グリーンのある癒やし空間へと変えてみませんか?
トイレに多肉植物をコーディネートする場合は、トイレタンクなどの質感に合わせた白い陶器に植えて取り入れるのがおすすめです。全体に統一感が出て、スタイリッシュな雰囲気を楽しませてくれます。
ブリキ缶やガラス瓶、素焼き鉢などを使うのもおしゃれ映えします。多肉植物を置く空間をひとまとめにデザインするように、ちょっとしたオブジェも一緒に飾るのがおすすめです。
多肉植物を美しく保つインテリア管理術
多肉植物は育てやすさが大きな魅力の一つですが、ぷっくりとした多肉植物らしい美しさを保つにはある程度の管理は必要です。
しかし、管理といっても難しいことはありません。美しく保つ管理術は以下に取り上げる四つのみです。
- 日光不足の場合の対処法
- 水やりのコツと乾燥対策
- 美しい樹形を保つ剪定方法
- 害虫が発生した場合の駆除法
それぞれについて解説していきます。
日光不足の場合の対処法
多肉植物は、原産地の環境からもわかるように、日光を好む植物です。そのため、日光不足は多肉植物にとって大きなストレスとなり、特定の部分のみがヒョロヒョロと長く伸びる「徒長」を引き起こす場合があります。この徒長という現象は水分過多や肥料不足でも起こり得ますが、日光不足で起こってしまう点も覚えておくとよいでしょう。
対処法は、十分な光が当たる場所へ移動することです。人にとって明るいと思える場所でも、多肉植物にとっては不十分なことがあります。もし環境を整えられない場合は、植物用のライトの光を使って管理する方法を取り入れてみてください。元気に育てられるのはもちろん、ライトアップされた多肉植物の姿も印象が変わり素敵です。
水やりのコツと乾燥対策
多肉植物の水やりは、成長が活発になる生育期には基本的に一週間に一回、土全体が乾いたタイミングで行います。与える水の量は、鉢底から流れ出てくるまでたっぷりと注ぎましょう。土の中の空気も入れ替えるイメージでしっかり水を与得ることが重要です。
その後、土が乾いて乾燥気味になるまで水やりを控えることが大切なポイントとなります。成長が緩慢になる時期は月に一回あるいは断水し、過湿によって根腐れをしないように乾燥気味にしてあげるのがおすすめです。
ただし、この水やり方法は基本的なものであり、春秋型、夏型、冬型のタイプによって多少水やりのタイミングや頻度が異なります。そのため、選んだタイプに適した水やり方法をしっかり守るようにしてくださいね。
美しい樹形を保つ剪定方法
多肉植物は、日照不足や水分過多、栄養過多、風不足など、さまざまな理由が原因で葉姿が変わり形が崩れてしまうことがあります。この場合、見た目を整えるために剪定を行うことで、また美しい樹形になりますよ。
方法は大きく分けて、「切り戻し」と「胴切り」の二つがあります。
- 切り戻し
切り戻しとは、樹形を乱している部分を切り取って元の姿に戻すことです。
- 胴切り
胴切りは切り戻しでは整えられない場合の剪定方法で、樹形がきれいな頭の部分を切り取って発根させたり、もぎ取った葉や土に残した短い茎から発芽させたりして仕立て直します。
多肉植物は樹形が乱れやすいため、正しい管理術だけでなく、剪定方法も覚えておくと慌てることなく対応できるでしょう。
害虫が発生した場合の駆除法
多肉植物に害虫が発生した場合は、以下の方法で駆除を試みます。
- テープにくっつける
- ピンセットでつまみ取る
- ブラシではき落とす
- 水で洗い流す
独特な樹形で駆除しにくい場合は殺虫剤を使用しましょう。
植物の状態をよく観察し、葉や茎に害虫に食べられた跡が見られる部分や、害虫が密集して湧いていた部分を取り除いてしまうのもおすすめです。菌や卵も残さず除去できるため、再発生の予防につながります。
バリエーションが多く、管理もシンプルでわかりやすい多肉植物はプレゼントにも向いています。
お家時間が多くなってきた今の時代、記念日や誕生日にお洒落な多肉植物を贈ってみませんか?ここでは、ギフトにも喜ばれる多肉植物を紹介していきます。
多肉植物でおしゃれなインテリアを楽しもう
過酷な環境下で育った多肉植物は、どれをとってもユニークで個性的なフォルムが特徴です。多肉植物は、無機質なお部屋に温かさをプラスしたいときにも、おすすめのアイテムですよ。インテリア性が高くさまざまな飾り方ができる多肉植物は、お部屋に一つあるだけでも独特の味を出してくれるでしょう。
「多肉植物をインテリアグリーンとして取り入れてみたい!」そんな方は、ぜひプレミアガーデンをご利用ください。
ご自宅にはもちろん大切な方へのプレゼントに、ぴったりな多肉植物が見つかるはずです。