とてもレア!珍しい観葉植物の種類や魅力

近年、観葉植物がお部屋のインテリアグリーンとして人気ですが、その中でも流通の少ない品種があります。

珍しい観葉植物はその希少さや美しい姿から人気が高く、なかなか巡り会えないレアな存在です。

今回は、珍しい観葉植物の中でも、特に人気の高い品種をご紹介していきます。

もし巡り会えたら、かなり運が良いかもしれませんよ。

 

珍しい観葉植物の基準は?

さて、珍しい観葉植物と言えど、何を基準にして「珍しい」と言うのか疑問ですよね。

今回ご紹介していく珍しい観葉植物とは、下記の特徴を持つ品種を指しています。

 

①流通数が少ない

②生育環境が限定的

③栽培が困難、絶滅危惧種指定されている

 

それでは、ひとつずつ詳しくご説明していきましょう。

 

①流通数が少ない

まず初めに、市場への流通が少ない観葉植物は、必然的にお店へ出回る数が減るため、珍しい品種となります。

一般的には専門的な業者間での流通はあるものの、一般店にまでは出回らない観葉植物というのが、流通数の少ないものになります。

そのため、園芸店や生花店、ホームセンターなどに行き渡らず、入手が難しい品種となるのです。

 

②生育環境が限定的

観葉植物は、基本的に海外が原産地である植物ばかりになります。

生育環境が日本の気候にも合う観葉植物や、生命力や適応力が強い観葉植物であれば、初心者向けでもあり、育てやすく買い求めやすいですよね。

しかし、細かい温度・湿度調節が必要であったり、お手入れや管理が難しい観葉植物ですと、需要が限られてしまいます。

そのため、流通数も少なくなるというわけです。

また、ある特定の気候や地域だけに自生する植物や、特殊な環境下で育つ植物などは、なかなか日本へ出荷されません。

そもそも市場に出回る数が少ないため、希少価値が跳ね上がるのです。

 

③栽培が困難、絶滅危惧種指定されている

管理方法が難しくお世話しにくいもの=栽培が困難で増やしにくい観葉植物は、量産ができないため数が少なくなってしまうのです。

中でも珍しい品種には絶滅危惧種として指定されている植物も多く存在します。

絶滅危惧種に指定されていれば、価格も高騰するため流通も減ってしまいます。

 

あなたは何種類出会える?珍しい観葉植物たち

ここからは、普段なかなかお目にかかれない、大変貴重な観葉植物の品種をご紹介していきます。

もしこの中で育ててみたい観葉植物があれば、ぜひオンラインショップなどで探してみてください。

運が良ければ、お目当ての珍しい観葉植物に巡り会えるかもしれませんよ。

 

ミルキーウェイ

観葉植物に詳しくない方でも、パキラと聞けばピンと来るはず。

このミルキーウェイは、パキラの品種のひとつです。葉に白い斑模様が入っている姿が特徴的で、天の川のようであることからミルキーウェイと名付けられました。

パキラと言えば観葉植物初心者でも育てやすいことで評判の頼もしい品種ですが、ミルキーウェイもパキラと同じく丈夫に育ってくれる品種です。

極端な寒さや直射日光などに注意していれば、元気に生長してくれますよ。

珍しい観葉植物を育ててみたいけれど、お世話に慣れていないから枯らしてしまわないか不安……という方は、手始めにミルキーウェイから挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

ポトス・エンジョイ

ポトスも、観葉植物の中ではポピュラーな植物ですね。

こちらのポトス・エンジョイは、ポトスの品種の中でも珍しい種類になります。

葉には白い斑が入っており、マーブル模様のようで可愛らしい姿です。葉の緑色と白い斑のコントラストが華やかで美しく人気があります。

定番品種のポトスとはだいぶ雰囲気の変わる品種です。

ポトスの性質上、丈夫で育てやすい品種ですが、葉は強い日差しには弱いので、置き場所には充分注意して管理しましょう。

こちらも先ほどのミルキーウェイ同様に、初心者の方でも挑戦しやすい品種になります。

 

フィカス・シャングリラ

フィカス・シャングリラは、ガジュマルの仲間です。

比較的新しく登場した品種で、ツル性の品種になります。

葉は小ぶりで、艶のある美しい緑色です。生長していくと小さな実を付けて、実の中にさらに小さな花を咲かせます。

ガジュマルの代名詞でもある足のような樹形はありませんが、ツル性の特徴を活かしてハンギングなどにして飾り、室内で楽しむことができますよ。

 

ユッカ・アロイフォリア

ユッカ・アロイフォリアは、生命力の強い「青年の木」として有名なユッカの品種です。

ユッカの葉は尖っていますが、アロイフォリアはそれよりも尖った葉をたくさん伸ばすため、シャープでスタイリッシュな姿となっています。

この葉の形状がアロエの葉に似ていたため、アロイフォリアの名が付きました。

モダンなインテリアやシンプルなお部屋などにも馴染みますよ。

アロイフォリアにも、ユッカの持つ強い生命力が備わっているため、丈夫で育てやすい品種です。

珍しい品種であるアロイフォリアの中でも、「ユッカ・アロイフォリア・マジナータ」「ユッカ・アロイフォリア・トリコロール」という品種があり、こちらはもっと希少価値が高くなり、かなり高額で取り引きされる品種になります。

 

ユッカ・ロストラータ

続いても、ユッカの品種のひとつになります。

ユッカ・ロストラータの葉は、褪せたような控えめのブルーグレー色が美しく、北欧インテリアなどにもよく馴染んでくれます。

放射状に広がる葉は扇のようでボリュームがあり、存在感のある観葉植物です。

生長スピードがゆっくりなので、植え替えや剪定の手間が少ないのも、人気ポイントのひとつです。

マイナス10℃まで耐えられるほどの強い耐寒性を持ち、乾燥にも強いので、日本の環境下でも育てやすい観葉植物となっています。

 

サンセベリア・マッソニアーナ

サンセベリア・マッソニアーナは、観葉植物の中でも空気清浄効果が最も高いと言われている、サンセベリアの品種です。

定番のサンセベリアの品種は、葉を多く生やしていますが、マッソニアーナは1〜3枚ほどしか葉がない、シンプルな姿が最大の特徴となっています。

葉の枚数は少ないものの、1枚のサイズがとても大きく、幅広い葉には斑模様も入っているため、かなり存在感がありますよ。

マッソニアーナの葉は大きいので、こまめに霧吹きなどで葉水を行なったり、葉の表面を柔らかい布などで拭き取ってあげましょう。

シンプルかつスタイリッシュな姿は、インテリアプランツとしても高い人気を持っています。

 

ボトルツリー(ブラキキトン)

根の部分の膨らみと、ほっそり伸びる幹が特徴的な姿のボトルツリーは、近年人気が高まってきた観葉植物です。

ワインボトルのような見た目であることから、ボトルツリーと名付けられました。

オーストラリアを原産地とするボトルツリーは、鑑賞用の鉢植えでは大きくても2mほどですが、自生するものでは30mにまで育つこともあります。

ベル型の白い小花を咲かせるので、花を鑑賞する楽しみもありますよ。

白い小花の内側には、ピンク色の水玉模様が入っていて、覗き込むと大変可愛らしいです。

寒さには弱い植物ですので、冬場は必ず室内で管理するよう注意しましょう。

 

ビカクシダ

ビカクシダは、コウモリランとも呼ばれる着生植物です。

同じ着生植物の仲間に、贈答品などでお馴染みの胡蝶蘭も含まれます。

呼び名にランと付いていますが、ウラボシ科ビカクシダ属の着生シダであり、ランのように美しい花は咲かせません。

コウモリが羽を広げたような姿から、コウモリランと呼ばれています。

漢字では「麋角羊歯」と書き、「麋」とはトナカイのような立派な角を持つ、大鹿という意味を指しています。

ビカクシダの持つコウモリの羽にも見えるような特徴的な葉が、大鹿の角にも似ていることから名付けられました。

着生植物とは、樹木や岩肌などに根を張り、絡みつくように生息する植物のことです。

寄生植物とは異なり、着生したものから養分を奪うことはなく、独自に発達した葉や根から水分を調達して養分を作ります。

ビカクシダは、ヘゴ板などに着生させ、壁に掛けて楽しんだり、ハンギングで吊るして楽しんだりと、インテリアとしての自由度が高く近年人気が高まっている植物です。

 

モンキーパズルツリー

モンキーパズルツリーは、トゲトゲと尖っている枝や葉が特徴的です。

触れるととても痛そうなので、猿が登れずに困ってしまうような木であることから、「モンキーパズルツリー(猿が困る木)」というユニークな名前が付けられました。

絶滅危惧種に指定されているため、なかなかお目にかかれないレアな観葉植物です。

自生するものは30mほどにも生長しますが、生長スピードはとてもゆっくりですので室内向きの観葉植物と言えます。

生長していくと、マイナス15℃までは耐えられる耐寒性を持つ、寒さに強い品種です。

 

アルブカ・スピラリス・フリズルシズル

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルも、とても貴重な観葉植物です。

まるで呪文のように複雑でユニークな名前ですね。その不思議な木の形状から、「ナンジャコレ」という面白い別名もあります。

初めてアルブカ・スピラリス・フリズルシズルを見た人の、素直な気持ちが表れているようなネーミングですね。

アルブカ・スピラリス・フリズルシズルは球根植物で、春になると黄色い花を咲かせてくれます。花からは甘いバニラのような匂いが漂い、なんとも癒される香りですよ。

くるくると巻かれたバネのような葉が最大の特徴で、葉がくるくると巻かれているほど株が元気な証拠です。

日の光が不足すると、くるくるとした葉の巻き具合がゆるんで、だらりと伸びてしまいます。

湿度が高い環境が苦手なので、風通しの良さを意識して、適度に日光に当てて管理しましょう。

 

リトープス

多肉植物のリトープスは、緑や赤、ピンクや黄色、茶色など、豊富なカラーバリエーションを持っています。

「生きた宝石」とも呼ばれる美しい姿に高い人気があり、インテリアグリーンとしておすすめの品種です。

小さなリトープスを、鉢に何種類か寄せ植えをして、カラフルなお菓子のアソートのように楽しむのも素敵ですね。

多肉化した2枚の葉はそれぞれ半月状で、2枚を組み合わせて満月になるように向かい合っています。

石のようにころんとしたフォルムを持つリトープスの特徴として、ぷっくりとした葉が脱皮をするという、観葉植物にしては大変珍しい性質があります。

葉が脱皮しているときは、決して触らず、自然に剥がれていくまではそっとしておきましょう。

無理やり葉を剝がそうすると、根が土から出て株が弱ってしまいます。

脱皮の最中は、乾燥気味に育てるよう意識して、水やりの頻度を減らしてください。

とても珍しい観葉植物の脱皮の様子を、じっくりと観察しながら優しく見守ってあげましょう。

 

グラパラリーフ

グラパラリーフはサボテンの仲間で、多肉植物です。

和名では、「朧月(おぼろづき)」という風情のある名前が付けられています。

バラの花びらのように重なる葉が美しく、インテリアグリーンとして人気がありますが、「食べられる観葉植物」としても人気です。

さて、食べられると聞いて気になるのは食感と味ですよね。

多肉植物であるグラパラリーフは、葉はみずみずしく、皮が薄いため、かじってみるとシャキシャキとした食感です。

味は青りんごのような酸味を持ち、爽やかでフルーティーな味わいを楽しめますよ。

サボテンは厳しい環境下の中で生き抜かなければなりませんから、豊富に栄養を蓄えています。

グラパラリーフは、ミネラルが20種類以上、青汁の原材料であるケールと同等のマグネシウム、カルシウム量、豊富なビタミン・アミノ酸などの栄養素を保有しているのです。

「食べるサプリメント」とも呼ばれており、自宅で育てて増やしながら食べられる植物として、高い人気があります。

剪定などで切った枝を土に挿すだけで手軽に増やせるので、ぜひ自宅でグラパラリーフを栽培してみてはいかがでしょうか。

 

珍しい観葉植物を大切に育てよう

せっかくレアな観葉植物に巡り会えても、枯らしてしまっては悲しいですよね。

珍しい観葉植物だから…というわけではないですが、植物は生き物ですから大切に育てなければなりません。

観葉植物の育て方は品種によって異なりますが、元気に育てていくうえで共通している育て方のポイントをご紹介していきます。

 

植物の好む置き場所に

観葉植物は、それぞれの原産地やルーツによって、日当たりなどの好みが変わります。

原産地で自生する環境に少しでも近づけてあげるのが、植物にとっていちばん良い方法です。

まずは手元で育てる植物について学び、日光を好むのか、半日陰を好むのかなど、日当たりの好みを探りましょう。

ただし、強い日光や直射日光を当て続けると、葉が葉焼けを起こしてしまうので注意してくださいね。

また、風通しの良い場所に置いて管理することで、病気や害虫、カビの発生を防ぐことができます。

 

適した温度管理を

先ほどお伝えしたように、植物の育ってきた環境によって、暑さに強いのか、寒さに強いのかなど、好みの温度や弱点も変わるので注意しましょう。

だいたいの観葉植物は、寒さを苦手としています。

耐暑性についてはある程度備わっている種類が多いので、冬の寒さには充分注意してくださいね。

植物の品種によって、耐えられる温度なども異なりますので、植物に応じた温度管理を心がけましょう。

 

水やりの頻度は適切に

観葉植物は水が不足していても枯れてしまいますし、反対に水を与え過ぎても根が腐って枯れてしまいます。

水を多く好む植物もあれば、乾燥気味に育てる必要がある植物もあります。

それぞれの種類に合った適切な量の水を与えましょう。

だいたいの観葉植物は、鉢の土が乾いたタイミングで、鉢底から水が流れ出るほどにたっぷりと水やりをするものが多いです。

流れた水の溜まった受け皿はこまめに捨てて、清潔に保つように心がけてくださいね。

 

植え替えは定期的に

観葉植物は、育っていくと鉢の中で根が生長しすぎて、根詰まりを起こします。

そのまま放置してしまうと、根から上手く水分を吸収できないために、栄養が全体に行き渡らず、最悪の場合は株が枯れてしまいます。

鉢の底や、鉢土の表面から根が飛び出していたり、根に圧迫されて鉢にヒビが入っていたり、水やりの際に与えた水が流れ出にくくなってきたら、植え替えのサインです。

一回り大きな鉢を用意して、新しい土を使って植え替えを行ないましょう。

根詰まりを起こしていなくても、1〜2年ごとに大きな鉢に植え替えると、観葉植物がのびのびと育ってくれます。

 

珍しい観葉植物は通販サイトで購入しよう

流通が少ない観葉植物は、まず店頭で販売されていることはほとんどありません。

お目当ての品種を探して、いくつも店舗をハシゴするのは大変ですよね。珍しい品種の観葉植物をお求めでしたら、通販サイトで探してみましょう。

ネットショップであれば、実店舗を持たない分、在庫を多く確保できますし、珍しい花や観葉植物を取り扱うお店も多くあります。

実際に足を運ぶ必要もなく、隙間時間や自宅に居ながらでも探すことができますよ。

 

まとめ

今回は、珍しい観葉植物の種類や特徴についてご紹介してきました。

流通が少ない観葉植物は、なかなか出会えないレアな品種ばかりです。

希少性が高い品種であるがゆえに、特徴的な形や美しい葉を持っていたり、珍しい特性も持ち合わせていたりします。

今回ご紹介した中で気になる品種があれば、ぜひネットショップで探してみてください。タイミングによっては、運良くお出迎えできるかもしれませんよ。

珍しい品種であればあるほど、大切に育てたいという思いも強くなります。珍しい観葉植物を入手して、たっぷり愛情を込めながら生長を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?