ネモフィラの花言葉は怖い?花言葉の由来や育て方まで

青く可憐な花が愛らしい「ネモフィラ」。青い絨毯のように広がるネモフィラ畑の美しさは、SNSでも有名ですよね。

そんなネモフィラの花言葉をご存じでしょうか。

ネモフィラというと「青」のイメージが強いですが、実は青色以外にも白色や黒色・紫色の品種があり、花言葉は色ごとにつけられています。

可憐な姿にも関わらず、中には少し怖い花言葉もあるんですよ。

本記事では、ネモフィラの花言葉を色ごとにご紹介し、花言葉の由来や怖いと言われる理由を解説していきます。

育て方やおすすめの贈り方についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。

ネモフィラの色ごとの花言葉

 ネモフィラ全体の花言葉は、「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」です。

他に「常なる成功」「愛国心」「清々しい心」「荘厳」「初恋」という花言葉があります。

それでは、ネモフィラの色ごとの花言葉について見ていきましょう。

青色

ネモフィラの定番色である青の花言葉は、「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」「清々しい心」です。

ネモフィラはもともと北アメリカ原産でしたが、ヨーロッパに渡った際、その可憐さから現地の人々に愛された様子、またしっかりと根付いた丈夫さから「どこでも成功」とつけられました。

また、英語で「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれるこの花色は、「可憐」「清々しい心」はまさにぴったりな花言葉です。

白色

白いネモフィラの花言葉は「成功」です。どこにでも根付く丈夫さと、真っ白な花色が、成功へ向かう姿を連想させたのかもしれません。

新たにチャレンジしようとしている人や、新天地へ向かう人へ贈りたくなる花言葉ですね。

黒色・紫色

黒色・紫色のネモフィラは、両者ともに花言葉は「愛国心」「荘厳」です。黒色に紫が混ざったような色味のものから、ほぼ紫といえるものまで多様な色のネモフィラがありますが、どれも気品を感じさせる、美しく深い色合いとなっています。

 

ネモフィラの花言葉は怖い?

花言葉の中には、直接的に怖さを感じる花言葉はありません。

しかし、ネモフィラの「あなたを許す」という花言葉がつけられる由来となった、切ない恋のストーリーが、ネガティブなイメージを持たせてしまっているようです。

そのストーリーはギリシア神話の中に登場します。そのストーリーについて、詳しく見てみましょう。

花言葉の由来の切ないギリシア神話

その昔、ネモフィラという美しい女性に恋をした1人の男性が「彼女と結ばれることができるなら、この命を神に捧げます」と祈っていました。

神は男性の願いを聞き入れ、二人は結ばれます。しかし、男性の祈りのとおりに結婚しましたが、すぐに男性は亡くなってしまいました。ネモフィラは悲しみに暮れ泣き続けます。男性にもう一度会うため冥界の門を訪ねますが、会うことは叶いません。門の前で何日も何日も泣き続けるネモフィラを気の毒に思った神プルトンは、彼女を一輪の花の姿に変えました。

この花が、最初のネモフィラだといわれています。

「あなたを許す」という言葉は、神がネモフィラの深い愛に免じて門を通したのか、はたまた先に亡くなってしまった男性をネモフィラが許したのか、真相は定かではありません。

しかし、由来となったこの切ないストーリーから、ネモフィラの花言葉を少し「怖い」と感じる方がいらっしゃるのかもしれません。

ネモフィラの基本情報

科・属 ムラサキ科・ネモフィラ属
和名 瑠璃唐草(ルリカラクサ)
英名 Baby blue eyes(ベビーブルーアイズ)
学名 Nemophila menziesii(ネモフィラ メンジェシー)
原産地 北アメリカ
分類 一年草(秋まき)
性質 ほふく性
草丈 10〜20cm
花径 2〜3cm
耐暑性 弱い
耐寒性 普通
開花時期 4~5月
用途 グラウンドカバー、鉢植え、ハンギング

ネモフィラの特徴

ネモフィラは春に見ごろを迎える一年草で、和名では瑠璃唐草(ルリカラクサ)と呼ばれています。

「瑠璃唐草」を同じく別名としている植物に「オオイヌノフグリ」がありますが、ネモフィラがムラサキ科ネモフィラ属であるのに対し、オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属で、別の植物です。

また、花びらの数がネモフィラは5枚であるのに対してオオイヌノフグリは4枚であるため、簡単に見分ける事が可能です。

ネモフィラは横に広がって伸びていく性質があり、こぼれ種でよく増えるため、ガーデニング愛好家にはグランドカバーとして親しまれています。近年では国営ひたち海浜公園をはじめ、多くの公共施設で植えられるようになったため、認知度が高くなってきました。

一般に広く親しまれている青い品種は「インシグニスブルー」というもので、青い花びらの中心が白いその姿から、英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれています。

「ネモフィラ(Nemophila)」は、ギリシア語の「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」が語源となっており、これはネモフィラの原種が陽だまりのなか、小さな森のように群生していた様子からつけられたといわれています。

ネモフィラはいつの誕生花?

誕生花とは365日に当てはめられ、生年月日にちなんだ花のこと。

ネモフィラは、1月28日、2月21日、3月2日、4月7日、4月24日、4月30日、5月2日の誕生花です。

この誕生日の方への贈りものには、ぜひネモフィラを贈ってみませんか?

ネモフィラの種類

青色のネモフィラは広く知られていますが、白色・黒色・紫色、またスポットが入ったものなど、さまざまな種類があるんですよ。

ここからは、特に人気の品種をいくつかご紹介します。

定番の「ネモフィラ・メンジェシー」

「ネモフィラ・メンジェシー」は「インシグニス・ブルー」とも呼ばれ、ブルーのグラデーションが美しいネモフィラの代表品種です。

横に広がって成長しやすいネモフィラの中でも特に地を這うように広がりやすく、自然界では珍しい青色が広がる情景は圧巻です。最も流通している品種であり、国営ひたち海浜公園で植栽されている品種でもあります。

美しい黒花「ネモフィラ・ペニーブラック」

「ネモフィラ・ペニーブラック」は、ネモフィラの中でも最も小さい品種で、コンパクトにまとまる性質からガーデニングや寄せ植えで人気の品種です。

花色は黒色と紫色の中間で、周囲を白色が縁取る様子はどこか高級感を感じさせる、落ち着いた雰囲気の品種。その色味が花壇や寄せ植えの引き締め役として、ガーデニングでは重宝します。

紫色のスポットが特徴「ネモフィラ・マキュラータ」

「ネモフィラ・マキュラータ」は、白色の花びらに青紫のスポットが入る品種で、別名「ファイブスポット」とも呼ばれます。その特徴的な花模様は、寄せ植えではいいアクセントになってくれますよ。

白と紫のコントラストが涼しげな品種です。花の大きさは約3cmで、「ネモフィラ・メンジェシー」より少し大きいくらい。

通常のネモフィラと同じく丈夫なので、株が乱れてきたなと思ったら少し切り戻してあげると長く花を楽しむことができるでしょう。

純白が美しい「ネモフィラ・インシグニスホワイト」

スポット入りの白色の品種もありますが、こちらはまさしく光るように純白の花弁を楽しむことができる品種です。自然界では、青い品種の「インシグニスブルー」が色素を失い、まれにこの「インシグニスホワイト」が咲くようです。

流通しているものは白色の発現をコントロールされていますが完全に安定させるのは難しく、まれに青い絞りやスポットが入ることがあります。

小さなスポットが可愛らしい「ネモフィラ・スノーストーム」

「ネモフィラ・スノーストーム」は白色の花弁に細かな黒色のスポットが入るネモフィラで、メンジェシーの変種アトマリアの品種です。その花模様はまるで少女のそばかすのよう。とても愛らしくどんな花とも相性の良い品種です。

花径1cmほどの白い花がたくさん咲くので、英語で『スノーストーム(吹雪)』という別名でも親しまれています。

ブルーが綺麗な「ネモフィラ・ブルーベリーアイズ」

「ネモフィラ・ブルーベリーアイズ」は、白地の花弁の中心がブルーベリーのように濃紫に色づくネモフィラです。

似た名前に「ネモフィラ・ブルーアイズ」がありますが、こちらは通常の「ネモフィラ・メンジェシー(インシグニス・ブルー)」の「Baby blue eyes」から付けられた名称なので、花弁も青く品種は別物です。購入する際は間違わないように注意してください。

「ネモフィラ・メンジェシー」は園芸店などで比較的容易に手にすることができますが、「ネモフィラ・ブルーベリーアイズ」は国内流通量が少ないため、入手はしづらいといえます。

ネモフィラの育て方

ネモフィラは寒さに強く丈夫で、こぼれ種でも発芽するほど生命力が強い植物。そのためガーデニング初心者の方にも育てやすいおすすめの花です。

ここからは、ネモフィラの種まき方法、植え付け、置き場所、水やり、用土・肥料など、ネモフィラの育て方について詳しく解説します。

種まきの方法

ネモフィラは乾燥を好み多湿を嫌うので、日当たりが良く風通しが良い場所に植えましょう。半日ほど日が当たる環境であれば問題なく生育しますが、日当たりの良い場所に植えた方が花付きは良くなります。

土は水はけをよくし、肥料は少なめにすると良いでしょう。

ネモフィラの発芽適温は18〜20℃のため、種まきは9月〜10月の秋にします。気温が高すぎる時期では発芽しない場合があるため、気温には充分注意してください。

寒冷地の場合は、秋に種まきすると寒さで傷む場合があるので、春を待ってから種まきします。

また、ネモフィラは直根性(根がまっすぐに伸びる性質)なので、植え替えなどにより太い根が傷つくと一気に弱ってしまいます。根に負担がかかる植え替えには適していないので、種から植える際も直播にし、できるだけ植え替えが必要ないように育てましょう。

ネモフィラの種は、園芸店、ホームセンター、通販などで簡単に入手することができます。

ネモフィラの種は光がある環境下では発芽しない性質(嫌光性)なので、種をまいたら軽く土をかけて、光が種に当たらないようにしましょう。また発芽には水分も不可欠なので、多湿にならないよう気を付けながら水やりします。

 

植え付け

ネモフィラは植え替えには適していないのですが、苗がまだ小さいうちは植え付けをすることができます。植え付けや植え替えが必要な場合は土に腐葉土をしっかりすき込み、苦土石灰でpH調整をしたのち、根をほぐさずそのまま埋めるように慎重に行いましょう。鉢植えの場合も同様に、水はけのいい土を用意して行います。pH調整済みの培養土も市販されているのでより手軽に済ませたいなら検討してみるのもよいでしょう。

 

置き場所

ネモフィラを鉢植えで育てる場合は、日当たりがよく、風通しのいい場所に置くのが基本です。ただ、直射日光が強すぎる場所におくと日焼けして花や葉が焼けることがあるので、午後の日光や強風を緩和できる場所に置くのが望ましいです。

夏季は湿度が高くなりがちなので、病気予防のためにも風通しがよく涼しい場所に置きましょう。

地植えの場合も、日当たりがよく風通しのいい場所に植えるのが基本ですが、日焼け・強風防止の観点から木陰などに植え付けるのが望ましいです。土は酸性土壌を好む傾向があるのでpH5.5〜6.5の範囲内で調整します。

また、ネモフィラは耐寒性のある植物です。生育適温は5〜20℃なので、温暖な地域であれば地植えでも越冬できるかもしれません。寒冷地の場合は霜よけなどの対策をしても万全とはいえないので、春から育てる方が安心です。

水やり

ネモフィラは乾燥を好むため、水やりはそれほど必要ありません。土の表面が白く乾いてきたら軽く与える程度に留め、基本的には乾燥気味を維持します。地植えの場合は、日照りが続くとき以外は、水やりしなくても問題ありません。

水やりが必要な期間は種まき〜発芽して根がしっかりと根付くまで、もしくは植え替え後に根が安定するまでです。根が安定した後も頻回に水やりをすると多湿の状態になり、根腐れを起こしたり、かえって病気にかかりやすくなってしまいます。根付いた後は水やりは控えめにし、水をやる際も、水が葉にかかると病気にかかりやすくなるため根元の土を狙って注ぎましょう。

用土・肥料

ネモフィラは栄養過多になると極端に葉が生い茂り、風通しが悪くなるため、病気にかかりやすくなってしまいます。

また、徒長する原因にもなります。徒長すると茎や枝が間延びしてしまうため草丈が伸びすぎ、見た目が悪くなるだけでなく、病気への抵抗力も落ちてしまいます。

ネモフィラは「どこでも成功」という花言葉がつくようにとても丈夫なため、基本的には放っておいて問題ありません。肥料を与える際には株の状態を見ながら、年に1〜2回ほど液体肥料を与えるにとどめましょう。

 

ネモフィラを育てる際に注意すべき病害虫

ネモフィラはどこにでも根付く生命力の強い植物ではありますが、病害虫の被害を心配しなくていいという訳ではありません。

ここでは、ネモフィラを育てるにあたって注意したい病害虫について解説していきます。

病気

ネモフィラを育てるにあたって、特に注意したい病気が「灰色かび病」。他に「うどん粉病」もありますが、どちらもカビが原因となって起こる病気です。

灰色カビ病が発生すると、茎・葉がまるで溶けたかのように腐ってしまいます。湿度が高い環境下で発生しやすいため、日当たりのよい場所で栽培し、茎や葉を剪定して風通しをよくする、傷んだ葉があれば除去するなどの対策が必要です。

発生してしまった場合は、殺菌剤を使用するなどして早めに処置しましょう。うどん粉病にかかった際の処置も同様です。

害虫

春になり暖かくなってくると、アブラムシによる被害が出始めます。アブラムシは放置するとすぐに増殖し、葉の裏にびっしりとついて見た目を悪くするだけでなく、植物の汁を吸うことで植物の生育を阻害してしまいます。そればかりかウイルスを媒介してしまうため、大量のアブラムシに侵された植物は最終的に枯れてしまうのです。

そうならないためには、発生初期に適切に対応することが重要。暖かくなる前に殺虫剤を土に混ぜ込み、防除しておきましょう。

ネモフィラのおすすめの贈り方は?

ネモフィラは「どこでも成功」「清々しい心」などポジティブな花言葉が多く、お祝いや引越しの際の贈り物としておすすめです。

贈る際には鉢植えのタイプがよいでしょう。

鉢植えタイプのギフトは、以下のメリット・デメリットがあげられます。

 

メリット

  • インテリアとして活用できる
  • 育てる楽しみがある
  • 長く楽しめる

 

デメリット

  • 手入れを怠ると根腐れする
  • 引越しが伴う場合荷物になる
  • 土の処理に困る

 

鉢植えのギフトでは置くタイプのものから吊り下げるタイプのものまで、お洒落なインテリアとして取り入れやすくなっています。贈る相手が花の手入れに慣れている方ならば、育てる過程も含めた素敵なプレゼントになるのではないでしょうか。

明るく前向きな花言葉を持つネモフィラの花束なら、相手を応援・激励するあなたの想いをより伝えられるでしょう。

 

まとめ

青いグラデーションが美しい、小さく可憐な花「ネモフィラ」。本記事では、ネモフィラのもつ花言葉や品種、育て方などをご紹介してきました。

花言葉の由来となった、小さいながらどこにでも根付くそのたくましさは、これから新しい事にチャレンジしようとしている方への贈り物としてもぴったりです。

また、青い色にはイライラした感情を鎮める効果があるため、目に入る場所に飾っておくと心穏やかに過ごせるかもしれません。あなたの暮らしや、大切な人へのプレゼントとして、ぜひネモフィラを取り入れてみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?