コーヒーの木の育て方。特徴や風水効果も徹底解説

この記事では、「コーヒーの木」について解説しています。

コーヒーの木の特徴や基本的な育て方、コーヒーの木の中でも人気の品種のほか、お手入れのワンポイントアドバイスやおしゃれな飾り方、コーヒーの木に関するよくある質問などもまとめました。

コーヒーの木について詳しく知りたい方は、どうぞ最後までご覧ください。

 

コーヒーの木の特徴

 

植物名 コーヒーの木
英名・和名 ・Arabian Coffee・コーヒーの木(コーヒーノキ)
原産地 エチオピア
学名 Coffea arabica
科名・属名 アカネ科・コーヒーノキ属(コーヒー属、コフィア属)
園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~5m
耐寒性・耐暑性 弱い・強い

 

インテリアグリーンとして人気のコーヒーの木。

美しいツヤのある葉と、とても良い香りのする白い花が特徴の観葉植物です。

そんなコーヒーの木は、私たちがよく知っている「コーヒー」の原料となる植物でもあります。

上手に育てれば、コーヒー豆をお家で収穫することもできるんですよ。

コーヒーの木は管理方法も比較的簡単なことから、観葉植物初心者の方へのグリーンギフトにもおすすめです。

 

コーヒーの木の風水効果

うまく管理すれば自宅で豆を収穫することもできる、コーヒーの木。

そんなコーヒーの木には、どのような花言葉や風水効果があるのでしょうか?

はじめにコーヒーの木が持つ「花言葉」からご紹介します。

コーヒーの木の花言葉は、「一緒に休みましょう」。

コーヒーを飲みながらのリラックスタイムには、ぴったりの花言葉ですね。

素敵な花言葉を持つコーヒーの木は、風水的にも良い効果があると言われています。

特に期待できるのが、「リラックス効果」です。

陰の気を持つコーヒーの木には、心を落ち着かせる効果が期待できます。

リビングや寝室に置くと、周囲の空気を穏やかなものにしてくれますよ。

また、コーヒーの木の赤い実には「子宝を授かる効果」もあると言われています。

コーヒーの木を東北に置くと男の子を、南に置くと女の子を授かると考えられています。

 

コーヒーの木の種類

素敵な花言葉と風水効果を持つ、コーヒーの木。

そんなコーヒーの木には、どのような種類があるのでしょうか?

コーヒーの木の中でも人気のある品種をご紹介します。

 

①アラビカ・コーヒーノキ

はじめにご紹介するのが「アラビカ・コーヒーノキ」です。

観葉植物として流通しているコーヒーの木の多くが、このアラビカ・コーヒーノキです。

また、飲み物としてのコーヒーに使う大部分のコーヒー豆もこの品種から収穫されています。

 

②ロブスタ・コーヒーノキ

次にご紹介するのは、「ロブスタ・コーヒーノキ」です。

「カネフォラ・コーヒーノキ」とも呼ばれる品種で、生長すると約9mの樹丈となることもある大きな品種です。

 

③リベリカ・コーヒーノキ

最後にご紹介するのは、「リベリカ・コーヒーノキ」です。

リベリカ・コーヒーノキは、アラビカ・コーヒーノキやロブスタ・コーヒーノキと比べると大変流通量が少なく、珍しい品種となっています。

生長すると、17m程度になる大変大きな種類です。

 

コーヒーの木を枯らさない育て方の基本

コーヒーの木は初心者でも比較的育てやすい観葉植物です。

しかし、コーヒーの木を枯らさずに育てるためには基本的な育て方を知っておく必要があります。

そこで、ここからは「コーヒーの木を枯らさない育て方の基本」をご紹介します。

これからコーヒーの木を育てたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

 

置き場所

はじめに確認しておきたいのが、コーヒーの木の「置き場所」です。

コーヒーの木は幼い株とある程度生育した株とでは、耐陰性(日陰に耐える力)に関して違いがあります。

幼い株の場合は耐陰性がありますので、あまり日の当たらない室内でも育てることができます。

一方で、生長した株は耐陰性がやや下がるため、できる限り明るい場所で育てます。

どちらにしろ、コーヒーの木はもともとは明るい場所が好きな観葉植物です。

まったく日の当たらない場所で育てると元気がなくなってしまいますので、できるだけ日の光が入る明るい場所で育てるようにしましょう。

コーヒーの木の置き場所としてもっともおすすめなのは、レースのカーテン越しに柔らかい日の光が差し込むような場所です。

直射日光に長時間当てると葉焼け(日光によって葉が傷み弱ってしまうこと)を起こすので、注意してください。

また、コーヒーの木は耐寒性(寒さに耐える力)が弱く、5℃以下の環境で育てると弱ってしまいます。

暖かい環境を好む植物なので、冬場は室内で管理するのが基本です。

 

水やり方法

次にご紹介するのは、コーヒーの木の「水やり方法」です。

コーヒーの木の水やりに最適なタイミングは、「土の表面が乾いてから」です。

コーヒーの木の土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。

コーヒーの木を植えている植木鉢の底から水があふれ出てくる程度まで、しっかりと水を与えるようにします。

ただし、コーヒーの木が休眠期に入る冬場は、「土の表面が乾いたあと2~3日経ってから」水を与えるようにしてください。

観葉植物初心者の方はつい毎日のように水やりをしてしまいがちですが、コーヒーの木に毎日水を与えていると水分が過剰になり根腐れを起こす原因となります。

水やりは必ず「土の表面が乾いてから」おこなうようにしてください。

また、定期的に葉水(霧吹きなどで葉っぱに水を吹きかけ乾燥を防ぐこと)をおこなうことも大切です。

 

植え替えのタイミング

次に、コーヒーの木の「植え替えのタイミング」について確認していきましょう。

コーヒーの木を植え替えるタイミングとしては、主に下記のようなものがあります。

(下記は一例ですので、すべての場合において植え替えが必要なわけではありません)

  • コーヒーの木を購入してから2年~3年程経過している
  • コーヒーの木を植えている鉢に対して、明らかに木が大きくなりすぎている
  • コーヒーの木の下葉が枯れてきている
  • 水を与えても土に染み込んでいかなくなってきた
  • 鉢の底から根が出てきている
  • 植木鉢が割れている など

剪定のポイント

コーヒーの木の葉が生い茂ってきた場合は、剪定をおこないましょう。

葉の剪定をおこなうことで風通しが良くなり、病害虫の発生を防ぐことができます。

室内で育てている場合は通年剪定が可能ですが、室外で育てている場合はコーヒーの木の生育期である5月~9月の間におこなうのがおすすめです。

植え替えのポイント

コーヒーの木の植え替えは、5月~7月の間が最適です。

根を傷つけないように、優しく植え替えてあげましょう。

コーヒーの木を植え替える際は、下記の手順をご参考になさってください。

◆用意するもの

  • 元の植木鉢よりひと回り大きな植木鉢
  • 鉢底ネット
  • 移植ごて
  • 軍手
  • ゴロ土
  • 観葉植物の土

◆コーヒーの木の植え替え方法

  1. ひと回り大きな植木鉢に鉢底ネットを敷く
  2. ゴロ土を鉢底が見えなくなる程度まで入れる
  3. 観葉植物の土を鉢に対して3分の1程度入れる
  4. コーヒーの木を元の植木鉢からゆっくりと丁寧に引き抜く
  5. 根が張っている場合は、根鉢を少し崩す(張っていない場合はそのままでOK)
  6. 新しい鉢に植え付け、土を入れていく(移植ごてや指を使って隙間を埋めていくように)
  7. 水をたっぷり与える
  8. 一週間程度は強い風の当たらない明るい日陰で管理する

 

害虫や病気に注意!

最後にお伝えしたいのが、「コーヒーの木につきやすい害虫やかかりやすい病気」についてです。

コーヒーの木は、アブラムシやハダニ、カイガラムシの被害に遭うことがあります。

特にハダニやカイガラムシは乾燥した環境が大好きな害虫ですので、発生を防ぐためにはコーヒーの木を乾燥させすぎないことが重要です。

ハダニ・カイガラムシなどの害虫を防止するためにも、定期的に葉水をおこなうようにしましょう。

葉水で予防できないくらい害虫が発生してしまった際は、薬剤を使用します。

コーヒーの木がかかりやすい病気は特にありませんが、水の与えすぎによって根腐れを起こすことがあります。

葉が枯れてしまうなど様子がおかしい場合は、水やりの頻度を見直してみましょう。

 

コーヒーの木のお手入れのワンポイントアドバイス

ここまでは、「コーヒーの木を枯らさない育て方の基本」をご紹介しました。

コーヒーの木の基本の育て方を確認したら、次にチェックしたいのがコーヒーの木をお手入れする際のポイントです。

ここからは、「コーヒーの木のお手入れのワンポイントアドバイス」をご紹介します。

 

屋外・屋内によって注意する点が異なる!

はじめにご紹介するのは、コーヒーの木は「屋外・屋内によって注意する点が異なる」ということについてです。

コーヒーの木は冬場以外は屋外で育てることも可能ですが、基本的には暖かい環境を好む観葉植物です。

耐寒性は5℃程度となっていますが、外の気温が10℃を切ってきたくらいから屋内で管理することが望ましいでしょう。

また、コーヒーの木を屋内で育てる場合には、エアコンの風が直接当たらないように気をつけます。

エアコンの風が直接当たってしまうと、コーヒーの木が弱ってしまうためです。

また、若いコーヒーの木には耐陰性がありますが、日が当たらない場所で育てる場合は1週間に2度程度は日の当たる場所に移し、日光浴をさせるようにします。

日光浴をさせることで、より健康な株に育てることができますよ。

 

冬のお世話は特に注意!

次にご紹介するのは、コーヒーの木の「冬のお世話」についてです。

初心者でも比較的育てやすいことで知られているコーヒーの木ですが、耐寒性は5℃程度となっています。

冬場に外の気温が10℃を下回る場合は、屋内で管理するのが基本です。

また、空気が乾燥しやすい冬場は特に葉水を忘れずにおこなってください。

 

肥料のあげかたにも注意!

最後にご紹介するのは、コーヒーの木に与える「肥料」についてです。

コーヒーの木に肥料を与える場合は、生育期である5月~9月頃を選びましょう。

ゆっくりと作用する置き肥を2ヶ月に1回程度のペースで、もしくは希釈した液体肥料を10日に1回程度与えるのがおすすめです。

また、コーヒーの木の生育がゆっくりになる冬場には肥料を与えないようにしてください。

これは、冬場に肥料を与えるとコーヒーの木が肥料焼けを起こすことがあるためです。

 

コーヒーの木を増やすには?

ここまでは、「コーヒーの木のお手入れのワンポイントアドバイス」をご紹介しました。

初心者でも育てやすい、コーヒーの木。

基本の育て方とお手入れのポイントを押さえておけば、元気な株に育てることができますよ。

さて、そんなコーヒーの木ですが、実はご家庭で増やすこともできるんです。

コーヒーの木を増やしたいなら、「株分け(かぶわけ)」がおすすめです。

コーヒーの木の株分けは下記の手順でおこないます。

◆コーヒーの木の株分け方法

  1. 株分けをするコーヒーの木を植木鉢からやさしく引き抜く
  2. コーヒーの木の幹を2本ずつ程度に分ける
  3. 古い土を優しく落とす
  4. 小さめの鉢に植え付ける ※植え付け方法は前の項目の「コーヒーの木の植え替え方法」をご覧ください
  5. 水をたっぷり与える
  6. 一週間程度は強い風の当たらない明るい日陰で管理する

コーヒーの木をインテリアとしておしゃれに飾ろう

株分けで増やすこともできる、コーヒーの木。

インテリアグリーンとしてとても人気のある観葉植物ですが、せっかく室内で育てるならよりおしゃれに飾りたいものですよね。

そこで、ここからは「コーヒーの木をインテリアとしておしゃれに飾るアイデア」を3つご紹介します。

 

植木鉢カバーにこだわる

コーヒーの木をおしゃれに飾るための1つ目のアイデアは、「植木鉢カバーにこだわる」です。

植木鉢カバーとは、その名の通り植木鉢をカバーする(隠す)ための容器や布などのこと。

最近ではラタンや陶器、レザーや布などおしゃれな植木鉢カバーがたくさん販売されています。

コーヒーの木を置くお部屋のインテリアに合わせて植木鉢カバーを選んでみてはいかがでしょう?

お部屋の雰囲気に合わせた植木鉢カバーをつけることで、コーヒーの木が自然にインテリアに溶け込んでくれますよ。

また、季節や気分に合わせて植木鉢カバーを着せ替えて楽しむのもおすすめです。

植木鉢カバーは、大型の園芸ショップやホームセンター、インテリアショップのほか、インターネットの通販サイトなどで手に入れることができます。

 

土をココナッツファイバーで隠す

コーヒーの木をおしゃれに飾るための2つ目のアイデアは、「土をココナッツファイバーで隠す」です。

コーヒーの木の土の表面をココナッツファイバーやバークチップなどで隠すというアイデアです。

植木鉢の土を見えないようにするだけで一気に生活感が消え、おしゃれな雰囲気がアップしますよ。

簡単におしゃれな雰囲気を出せるアイデアなので、ぜひ試してみてください。

ココナッツファイバーやバークチップは大型園芸店や大型の100円ショップ、インターネット通販などで購入することができます。

 

ヴィンテージ家具の上に飾る

コーヒーの木をおしゃれに飾るための3つ目のアイデアは、「ヴィンテージ家具の上に飾る」です。

コーヒーの木をヴィンテージのスツールやイス、テーブルなどの上に飾るのもおすすめです。

コーヒーの木の葉の光沢とヴィンテージ家具のこなれた雰囲気はとても相性が良く、組み合わせるだけで空間をおしゃれに演出することができますよ。

 

コーヒーの木に関するよくある疑問

ここまでは、「コーヒーの木のおしゃれな飾り方」をご紹介しました。

ここからご紹介するのは、「コーヒーの木に関するよくある疑問とその回答」です。

コーヒーの木に関する疑問をお持ちの方は、ぜひご参考になさってください。

 

寿命は長いですか?

コーヒーの木の寿命は生育環境や管理方法によって異なります。

上手に育てれば数十年にわたって元気なこともありますし、場合によっては数か月で枯れてしまうこともあります。

 

実は収穫できますか?

上手に育てれば、ご自宅でもコーヒーの木の実を収穫することができます。

コーヒーの木が1m以上の高さになり数年経つと、白い花を咲かせた後に実をつけることがあります。

 

値段相場はいくらですか?

サイズにもよりますが、コーヒーの木は15,000円前後で販売されていることが多くなっています。

とても小さな卓上サイズのものですと2,000円台~販売されていることもありますが、背丈のあるものと比べてやや見劣りしてしまいますのでギフトには10,000円程度のものを選ぶのが一般的です。

背丈の大きなものは30,000円台で販売されていることもございます。

また、最近では観葉植物のレンタルという形でコーヒーの木を楽しまれるお客様も増えてきています。

 

コーヒーの木の商品紹介

コーヒーの木は、プレミアガーデンでも大変人気のある観葉植物です。

「コーヒーの木8号(ラスターポット付)」は、高さ約100cm前後のお品物。

特別価格9,000円(税抜)でご用意しております。

上手に育てれば白い花をつけるコーヒーの木は、プレゼントにもおすすめです。

商品ページはこちらコーヒーの木8号(ラスターポット付

まとめ

コーヒーの木についてご紹介しました。

インテリアグリーンとして人気が高い、コーヒーの木。

引っ越し祝いや新築祝いなどのプライベートシーンにはもちろん、開業祝いや開店祝いなどビジネスシーンのグリーンギフトとしてもぜひご活用ください。

 

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?