観葉植物トックリヤシモドキの魅力とは?特徴と育て方をご紹介

大きな観葉植物をオフィスや自宅に飾りたいときに、トックリヤシモドキはいかがでしょうか。

この植物は温暖地域の街路樹として植樹されているヤシ科の植物です。比較的に管理の手間が少なく、葉が個性的で見栄えが良いため、人気な観葉植物です。また、インテリアだけでなく風水でも効果のある植物として一時期話題になりました。

今回は、トックリヤシモドキの基本情報や育て方を解説します。

トックリヤシモドキの特徴

植物名 トックリヤシモドキ
英名 bottle palm、Mascarena verschaffeltii
和名 トックリヤシモドキ
原産地 インド、マスカリン諸島
学名 Mascarena verschaffeltii
科名・属名 ヤシ科・トックリヤシ属
園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~10m
耐寒性・耐暑性 弱・強

トックリヤシモドキは観葉植物の中でも7号~10号サイズと、比較的大きなタイプの観葉植物です。日本では南の地方の街路樹として植樹されており、最大で10mにも育つ植物になります。

トックリヤシモドキはヤシ科でありながらお部屋で育てることが可能です。年間で緑の葉を付ける期間が長く、羽のような葉っぱを放射状につけるため、インテリアとして非常に存在感のある観葉植物になってくれます。

大型な植物でありながら、価格は7号(110センチ程)でも7,000円前後から購入可能なため、比較的に個人的な購入でも手の出しやすい大型の観葉植物です。また、次の項目になりますが風水でもトックリヤシモドキは人気で、金銭面や経済面での問題を綺麗にしてくれる効果があるといわれており、インテリアとしても、風水のアイテムとしても効果を発揮してくれる観葉植物です。

 

トックリヤシモドキの風水効果

トックリヤシモドキは風水ではトックリヤシと同じ植物に分類されており、「ボトルパーム」という愛称で呼ばれています。

トックリヤシモドキは金運アップの効果があるのをご存知ですか?

 

ハワイの問題解決の習慣である「ホ・オポノポノ」では「人が思うように生きることができないのは潜在意識の中にある記憶が原因である」とされています。

その中の経済的問題や金銭的問題の解決法の一つとして「アイスブルー」といいながらトックリヤシ(トックリヤシモドキも含む)を両手で触れることで負の潜在意識を光に変え、クリーニングしてくれる効果があるといわれています。このことから日本の風水でも金銭・経済的問題に対して非常に効果が高いといい伝えられているようです。

 

トックリヤシとの違いは?

トックリヤシモドキと同じ分類としてトックリヤシがあります。原産地は主にトックリヤシモドキと同じインドのマスカリン諸島ですが、その外見に大きく差があるようです。

トックリヤシモドキは6メートルから大きいもので10メートルに育つのに対し、トックリヤシは最大で15メートルと非常に大きく育ちます。

成長するにつれて幹の根元が太くなってゆき、大きくなると1.5メートルの高さまでトックリ状に成長していきます。それに対して、トックリヤシモドキは成長しても幹の根元が太くはなりません。主に幹部分がトックリ状になるかがこの2種類の植物の違いになります。

 

トックリヤシモドキを枯れせない育て方の基本

ヤシ科で南国育ちの植物のトックリヤシモドキを個人で育成するのは大変ではないかと考える方もいらっしゃるかと思います。しかしトックリヤシモドキは観葉植物の中でも育てる手間が少ない植物です。ポイントさえ押さえれば個人でも手軽に育てられる観葉植物です。この項目ではトックリヤシモドキの基本的な育て方をご紹介します。

 

置き場所

トックリヤシモドキは耐暑性はありますが、耐寒性の低い植物となります。また、育てるのに適した気温は10℃以上のため、夏場は外に置いても大丈夫ですが、秋から冬の期間と春の寒い期間には、室内など10℃以上の気温を保てる環境で育てる必要があるでしょう。

また耐暑性があり耐陰性もありますが、強い日差しには弱いため夏場はちょうしゃ日光が当たらない場所に置いておく必要もあります。このようなことから、10℃以上の気温を保てる場所で夏場は日射を避けて育てる必要があります。夏場の日射が当たることで全ての葉に葉やけが起こり、幹ごと枯れる可能性があるので注意してください。

 

水やり方法

トックリヤシモドキは南国の植物のため、水はけの良い用土に植える必要があります。もし用土が水はけの悪いものの場合、根腐れをしてしまう恐れがあります。水やりについては、春から秋にかけてがトックリヤシモドキの成長する期間のため、土の表面が乾いたことを合図に、たっぷり水を上げましょう。

冬はトックリヤシモドキが成長を止めるため、水やりは控える必要があります。この時期に水を上げすぎてしまうと、行き場のない水が根腐れの原因となる恐れがあるので気を付けましょう。

 

植え替えと剪定

トックリヤシモドキは比較的大きい植物です。

室内では鉢に入れて育成するため、根や葉が成長したら剪定や植え替えが必要になります。

また、病気や枯れてしまった葉を剪定することで寝食を抑えることができるため、植え替えをすることにより、根が成長するスペースを確保し、土の老廃物や害のある微生物を取り除きいてミネラルを補給することができます。

 

トックリヤシモドキはどうやって剪定をしたら良いのでしょうか。ここでは剪定と植え替えのポイントを見ていきましょう。

 

剪定のポイント

トックリヤシモドキの葉は、通常3枚から4枚のときに幹の先端から新芽が伸びはじめて、古い葉から枯れていきます。

新芽の部分が今後の葉の役割を担うため、その部分を剪定すると枯れてしまうので注意しましょう。

新芽が十分に開いた後に、古い葉が枯れてしまった場合はを3~5cm程根元を残して剪定するようにします。葉の全体が枯れてしまった場合は、上記の方法で根元から剪定しますが、葉先のみ枯れている場合は、剪定はさみで整える方法で葉を残すことができます。根元の枯れた皮は、はさみやナイフで剪定してください。

葉が多くなって剪定する際も古い葉から剪定するように注意してください。

植え替えのポイント

トックリヤシモドキは成長することでと根が大きくなり、太い根が鉢に当たることで傷が付いてしまい根腐れの原因になります。

そのため、大体3年を目安に植え替えをしてください。

植え替えの時期は5月から8月がおすすめです。5月~8月の温暖な気候は、トックリヤシモドキの成長時期のため自身に養分や水分を蓄えています。そのため、植え替えをしても枯れることが少ないです。

また、鉢の下部から根が出てきたときは確実に根が鉢の中でいっぱいになって土が少ない状況になっているサインなので、なるべく暖かい時期に秋から冬の寒い時期に植え替えを行わなくてもいいように、温かい時期に見極めて早めの植え替えを行いましょう。

 

害虫や病気に注意!

トックリヤシモドキには、カイガラムシが発生することがあります。害虫の被害で葉が落ちると、新しい葉は生えてきづらくなるので、早めの駆除が必要になります。

カイガラムシは乾燥した植物の栄養を吸うので、その植物が枯れてしまいます。

もし発見した場合は、歯ブラシやピンセットで取り除いてください。

対策としては霧吹きなどで葉を湿らせる葉水という方法があります。農薬を使う方法もありますが、室内で育成する場合は使用することはおすすめできません。

 

トックリヤシモドキのお手入れのワンポイントアドバイス

植え替えの時期や水やりの回数を考えても、そこまで難しくなく、大型の観葉植物の中で、初心者でも比較的に手の出しやすい観葉植物ということが伝わったかと思います。ここからは実際に育てる際に気を付けるべきポイントを見ていきましょう。

 

屋外・屋内によって注意する点が異なる!

トックリヤシモドキは耐暑性はありますが、耐寒性がないので強い日射に弱い特徴があります。そのことから屋内・屋外で育てるにあったって注意する点が異なるので気を付けましょう。

屋内で育てる際には、乾燥対策としてエアコンなどの風が直接当たる場所を避け、夏の強い日射が直接当たらない場所に置く必要があります。また、湿度の高い雨季等の時期には換気を行い、湿度を一定に保ち根腐れを防ぐことが重要です。

屋外で育てる際には、害虫対策と耐寒対策が必要となります。害虫対策に関しては先に述べた農薬の使用で対策することが好ましいです。

外で育てる場合、最大の問題は耐寒対策となるでしょう。10℃を下回る際には屋内にいれて暖を取ってあげるのが好ましです。この場合、害虫対策で葉水をあげるようにしましょう。

 

冬のお世話は特に注意!

冬場のお世話には温暖な季節と違い、注意する点が多くあります。

まず、お世話をする環境として10℃以上の温度が保てる空間でなくてはなりません。害虫対策として葉水を行うことはもちろんですが、水のやり方にも注意が必要です。前の項目でもあったように冬季はトックリヤシモドキの成長が止まる季節でもあります。なので、あまり水分を必要とせず、水を与えすぎると、根腐れする恐れがあります。

また、暖房などの風による急激な乾燥にも弱いため、暖房の下などは育成に適していません。なので暖房の風の当たる場所は避け、強い日射の当たらない湿度の保てる場所に置く必要があります。湿度に関しては害虫対策の葉水などで避けることが可能です。以上の点を踏まえお世話をする環境を選ぶ必要があります。

 

肥料のあげかたにも注意!

肥料は植物が生成できず、不足した栄養を補い成長を促進するものです。なので必ず与えるものではありません。

特にトックリヤシモドキは高木の観葉植物で、大きくなると10メートルを超す植物です。そのため、肥料を与えると早く成長する可能性はありますが、大きくなりすぎて置き場に困る可能性があります。

基本的には肥料を与えるのは避けて、どうしても肥料を与えたい場合は成長期である5月から8月頃に暖効生の液体肥料を2か月に1度くらいのペースで与えてください。

また、葉が枯れたからといって肥料を与えるのは解決手段にならないことがあります。

一概に枯れることは栄養不足が理由とは限らず、害虫や古い葉の生え変わり時期、夏の日射が葉にダメージを与えているなど、理由はほかにある可能性が高いです。肥料を与える前に育成環境を一度振り返ることをおすすめします。

 

トックリヤシモドキを増やすには?

トックリヤシモドキの増やし方は、「挿し木(挿し芽)」か「種まき(実生)」の2種類があります。挿し木(挿し芽)は株の一部を切りとり、発根させて増やす方法のことをいいます。種まきは実を鉢に植え、育てる方式になります。

トックリヤシを挿し木で増やす場合は、トックリ状の幹を見ることができなくなるため、種まきでの増やし方がポピュラーです。

しかし、トックリヤシモドキの場合は幹がトックリ状にならないため、この2種類の方法で増やすことができます。実生の場合は植えてから10年近くすると大きく育つようです。挿し木(挿し芽)の場合は切った部分の幹からは葉が生えてこないので、葉の数と相談しながらの慎重な判断が必要となります。挿し木の時期は、植え替えや植え付けと同様5月から8月頃の成長時期に行うのがおすすめです。逆に冬に行ってしまうと成長する期間ではなくなるので成長しません。

 

トックリヤシモドキをインテリアとしておしゃれに飾ろう

ここまでご紹介しましたトックリヤシモドキですが、インテリアとしてお部屋やお庭に飾るのはもちろんのこと、風水のアイテムとして運気の上がる場所に配置するなど、一様に観葉植物といっても色々な飾り方があります。トックリヤシモドキは耐陰性がある植物のため、温度と湿度さえ気にしてあげれば屋内のどのような場所にも飾ることができます。

 

机や棚のインテリアに

トックリヤシモドキは最大で10メートルと非常に大く育つ観葉植物ですが、成長速度は遅いため、苗木の段階では小さな鉢で育てることができます。なので、小さいうちは机の上や棚の上などに置き、他の観葉植物などと並べて育ることができます。その後、大きくなったら段階に合わせて鉢を移し、リビングなど広い空間に移すように成長に合わせて飾る場所を変える育て方も可能です。苗木が小さいうちは小物などと並べてミニチュア感覚で飾るなど、おしゃれに飾ることができます。机などで育てる場合は水やりは霧吹きなどで土が湿る程度に与えれば大丈夫です。

 

プランターカバーを使ってコーディネート

購入時の植木鉢がお部屋のインテリアに合わないと思ったときに、プランターカバーを使ってみるのはいかがでしょうか。プランターカバーとは植木鉢を覆うカバーで、色々なデザインの種類があります。シーグラスを編み込んだデザインや、木箱のような木目のデザインなど陶器の鉢をぬくもりのあるデザインに変更することができる園芸グッズとなります。安いもので3,000円前後からあるので、手が出しやく、お部屋の雰囲気を崩さずに観葉植物を飾ることができます。注意することはカバーを使うことで通気性が悪くなるため、植物に水を上げすぎると、水が蒸発せず根腐れすることがあります。水のやりすぎには注意が必要です。

 

玄関や入口に飾り、運気アップ

風水を意識してトックリヤシモドキを置く場合、玄関はいかがでしょうか。玄関は気の通り道とされており、玄関の外側から見て右側に観葉植物を置くと気の循環がよくなるといわれております。そのため、金運アップのトックリヤシモドキを置くことで金運の通りを良くしてくれる効果が期待できます。また、ヤシ科の様な尖った葉を持つ観葉植物は悪い気を払う効果があるとされているため、気の通りである玄関に置くことで、悪い気を室内に入れず、金運を呼び込む効果が期待できます。また、来客を落ち着いた空間で出迎えることができます。

 

トックリヤシモドキに関するよくある疑問

トックリヤシモドキはインテリアとしても色々な飾り方があります。また、置く場所によって運気アップの意味合いも変わってくるので、色々な場所に飾ることが可能であることを解説しました。ここからはトックリヤシモドキを育てるにあたっての、よくある疑問について紹介します。

 

実は収穫できますか?

トックリヤシモドキは種子植物のため、大きくなると花が咲き実ができます。しかし、ココナッツのような大きな実は実らず、1.5センチから3センチくらいの小さな実が細い枝に複数できます。形状はアーモンド状で、最初は緑色をしています。熟すと黒い色に変化していき、大体7月から12月頃にかけてに熟すのが特徴です。

 

値段相場はいくらですか?

種子から育てる場合はネット通販などで600円前後で販売されています。大型サイズである7号(110センチ程度)から10号(180センチ~200センチ程度)の大きいサイズだと大体の相場で10,000円から30,000円前後の価格が目安になります。

ただ、トックリヤシモドキはトックリヤシに比べ知名度が低いため、ネットや取扱店が少ない傾向にあります。

基本は近くのホームセンターや園芸店等で取り寄せて購入するのがおすすめです。

 

トックリヤシモドキの商品紹介

プレミアガーデンではトックリヤシモドキを7号、8号、10号で取り揃えております。

現在、特別価格でご提供しており、6,500円(税抜)から16,000円(税抜)でお買い求めいただけます(送料は800円~1,200円程度です)。

また、プレゼント用にラッピングや木札、紙札のサービスも無料で行っており、引っ越し祝いや企業された方のオフィスにプレゼントとして送ることもできます。

 

商品ページはこちら

まとめ

今回はヤシ科のトックリヤシモドキについてご紹介してきました。

比較的に育てやすい植物で、初心者の方でも手が出しやすい高木の観葉植物です。また、お部屋のインテリアや、風水のアイテムとしても人気な植物となります。

お部屋だけでなく、オフィスや店舗などに飾り、おしゃれで落ち着きある空間を演出してみてはいかがでしょうか。ぜひプレミアガーデンまでお問い合わせください。

 

 

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