観音竹(カンノンチク)の育て方。風水効果や植え替え方法、花言葉も解説

家に植物を飾るとしたら、どのようなものを飾りたいと考えますか?
縁起が良くて見た目もおしゃれな植物を飾りたいですよね。
この記事では、そんな方におすすめの観葉植物である観音竹を紹介していきます。
観音竹はその名前から縁起がいいとされており、和風でオリエンタルな雰囲気がある美しい植物です。
今回は、インテリアとしても人気の観音竹について、育て方や購入方法などを詳しく解説していきます。
観音竹(カンノンチク)の特徴
植物名 | 観音竹(カンノンチク) |
英名・和名 | Broadleaf Lady Palm・観音竹(カンノンチク) |
原産地 | 中国・東南アジア |
学名 | Rhapis excels |
科名 | ヤシ科 |
園芸分類 | 常緑性木本 |
草丈・樹高 | 〜3m |
耐寒性・耐暑性 | やや強い・強い |
観音竹は中国・東南アジア発祥のオリエンタルな雰囲気がある美しい植物です。
ヤシの一種で、ごく稀に花を咲かせることがあります。
耐寒性、耐暑性ともに高く、育てやすい植物の一つです。家のインテリアとしても映えるでしょう。
観葉植物としてお馴染みのヤシの木と似たような雰囲気があり、室内に置けば、簡単に常夏風味の雰囲気を出すことができます。
アジア風の雰囲気がある美しい植物をお探しの方は、ぜひ観音竹を買って家に置いてみてください。
シュロチクとの違いは?
シュロチクと観音竹はどちらもヤシ科の植物で見た目が似ていますが、決定的な違いがあります。
観音竹は、シュロチクと比べると葉の横幅が広く、成長も早い傾向があります。
一方シュロチクは葉の横幅が狭く、成長が遅いですが、観音竹と比べて耐寒性や耐陰性があります。
室内で育てたいと考えている方には観音竹、寒いところで育てたいと考えている方にはシュロチクがおすすめです。
観音竹(カンノンチク)の花言葉
観音竹の花言葉は「日々の平安」や「スマートな淑女」です。
穏やかで揉め事やトラブルがない日々を過ごしたいと思っている方にはおすすめの観葉植物といえるでしょう。
観音竹(カンノンチク)の風水効果
観音竹には空気を浄化する効果があるとされ、風水的にも悪い気を払う効果があるといわれています。
また、金銭運を上げてくれる効果もあるといわれているので、家の玄関に飾ったり、お祝い事の際に大切な友人に送るのにぴったりの植物です。
また、将来財を成したい、なんらかの分野で成功を収めたいと考えている方にもおすすめです。
観音竹(カンノンチク)の育て方
観音竹は、暑さや寒さに強いですが、乾燥や湿気に弱い植物です。
乾燥しないよう、また湿度が上がりすぎないよう、うまく調節しながら育てることが大切です。
ここからは、観音竹を育てる際の基本事項を解説します。
置き場所
観音竹の置き場所は、直射日光が当たるところだと葉が焼けてしまうため、直射日光が当たりにくい日なたに置いておきましょう。
耐寒性や耐暑性のある植物で、比較的寒さや暑さには強いですが、湿度には敏感です。湿気があまりない、風通しが良い場所に置いておくと良いでしょう。
乾燥しないように、適度な水やりをするように心がけることも大切です。
室内だと、玄関や、窓際に置くのが最適です。
水やり方法
定期的に土を確認し、表面の土が乾いてきたら水をあげるようにしましょう。土が乾いた状態が続くと葉が枯れてしまうので、乾燥しないよう適度に水分を与えるのが重要です。
なかでも、夏の時期は他の季節と違い、特に乾燥しやすい季節です。そのため、1日1回の水やりを目安に、多めの水を与えるように心がけましょう。
冬の間は、休眠期に入ります。土が乾いて3~4日経ったら一度のペースで水やりすれば十分です。
土の乾燥に気をつけていれば、基本的に観音竹の葉が枯れることはありません。定期的に乾燥していないかチェックをしてマメに水やりをするように心がけることが大切です。ただ、水を上げすぎると逆に根腐れを起こしてしまうので、できるだけ水はけのいい土を使うことをおすすめします。
害虫や病気
観音竹には、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシは日当たりや風通しが悪い場所で発生しやすいため、明るい日陰で、風通しのいいところに観音竹カンノンチクを置くようにすると発生することを防ぐことができます。
カイガラムシ予防の薬剤を葉っぱに撒くようにするのも効果的です。毎日、発生していないか、観音竹カンノンチクの葉っぱの裏や茎の付け根をチェックし、発見した場合は、歯ブラシやピンセットなどを使って取り除きましょう。
そのままにしておくと葉が傷んでしまい、成長を阻害する原因にもなるので、見つけ次第素早く取り除くようにすることが大切です。
肥料
成長期の春から秋の時期に与えるのがいいでしょう。
二ヶ月に一回程度のペースで、肥料を土の上に置いて、成長を促進させましょう。固体の肥料を使うことが多いですが、液体肥料を使っても問題ありません。
液体肥料を使用する場合、2週間に一度のペースで観音竹に与えるようにしましょう。
冬場に肥料を与えると、過剰に栄養を与えることになってしまうので、肥料を与えるのは春から秋の時期だけにしましょう。
観音竹(カンノンチク)の植え替え方法
植木鉢に入っている観音竹は、2年に1回程度のペースを目安に植え替えが必要です。
また、定期的に根の部分を確認して、根がはみ出していたりするときは、早めに植え替えをしたほうがいいでしょう。
根っこが鉢からはみ出た状態を放置しておくと、根詰まりを起こしてしまうので、放っておかずに早めに対処するようにしましょう。
植え替えをするときは、根が傷つきやすいので根を傷つけないように注意をしながら植え替えをしましょう。
一度根を傷つけてしまうと、観音竹の葉っぱが再生しづらくなってしまうため注意して行います。
植え替えは、4月から6月の春から初夏の時期が最適です。この時期は気温が上がり始め、観音竹の成長が活発になるため、植え替え後のダメージからも早く回復できます。
以下の方法で植え替えを行ってください。
植え替えの手順
- 準備:観音竹を植え替える前に、鉢と新しい土、排水性の良い鉢底石を用意します。使用する土は、観葉植物用の培養土か、赤玉土を混ぜたものが適しています。
- 取り出し:鉢の縁を軽く叩いてから、観音竹をゆっくりと引き出します。根が鉢に詰まっている場合は、無理に引っ張らずに鉢を傾けて慎重に取り出しましょう。
- 根の整理:古い土を軽くほぐし、根の状態を確認します。黒ずんだり傷んだりしている根があれば、清潔なはさみで切り取ります。
- 新しい鉢に植える:新しい鉢の底に鉢底石を敷き、その上に少量の新しい土を入れます。観音竹を中央に置き、根が広がるように配置してから土を足し、根元がしっかり固定されるように軽く押さえます。
- 水やり:植え替え直後は、鉢の底から水が流れるまでたっぷりと水を与えます。これにより、土がしっかりと馴染み、空気が抜けて植物が安定します。
- 管理:直射日光を避け、風通しの良い明るい場所で数日間過ごさせて根を落ち着かせます。その後、通常の置き場所に戻して管理します。
植え替え後は根がダメージを受けているため、肥料は控えましょう。水やりも過度にならないようにし、土が乾いたら適量を与えるようにしてください。
観音竹(カンノンチク)の剪定方法
観音竹(カンノンチク)は、剪定を行うことで健康を保ち、美しい姿を維持できます。剪定は、枯れた葉や古くなった葉を取り除き、風通しを良くして病害虫の発生を防ぐために行います。また、不要な葉を除去することで、新しい葉の成長を促進できます。
観音竹の剪定は、成長が活発になる春から初夏(4月~6月)が適期です。この時期に剪定を行うことで、植物は剪定後のダメージからスムーズに回復しやすくなります。秋や冬は生育が鈍るため、剪定は控えましょう。
剪定の手順
実際の剪定手順は以下の通りです。
- 準備:剪定ばさみを清潔にし、消毒しておきます。これにより、植物への感染リスクを減らせます。
- 枯れ葉の除去:観音竹の株元や全体を観察し、枯れた葉や変色している葉を見つけて取り除きます。枯れ葉は、付け根からしっかりとカットします。
- 古い葉の整理:密集して風通しが悪くなっている箇所を中心に、不要な葉を剪定します。これにより、光が株全体に届きやすくなり、新しい葉の成長を促します。
- 形を整える:観音竹の全体のバランスを見ながら、過度に伸びている枝や葉もカットし、形を整えます。整えることで、見た目も美しく保てます。
剪定後は、直射日光を避けた明るい日陰に置き、数日間落ち着かせます。この期間は、水やりを控えめにして根への負担を減らし、植物が新たな成長を始めるのを待ちましょう。
観音竹(カンノンチク)の増やし方は株分けがおすすめ
観音竹を増やすには、子株を分ける株分けがおすすめです。
以下では、株分の方法について解説していきます。
観音竹は、根っこが非常に繊細で傷つきやすいです。そのため、株分けをするときは根っこを傷つけないように丁重に扱いましょう。
一回根を傷つけてしまうと、根を再生させることが非常に難しく株が成長しにくくなります。
そのあと、古い根っこや痛んだ根っこを慎重に切り落とします。
株を3つぐらいに分けて、一つずつ別の鉢に植え替えます。植え替えたら、土の中に根が張るように土を固め、水やりをしてちゃんと水がはけているか確認するようにしましょう。
また株分けは梅雨の時期にやるようにするといいでしょう。
観音竹(カンノンチク)をインテリアとしておしゃれに飾ろう
ここからは、観音竹をインテリアに取り入れる際の飾り方を紹介します。
和室に置いておくとよりおしゃれな雰囲気に
観音竹は、もともと中国原産でアジアン風の雰囲気がある植物で、和室に合う植物の一つです。
和室に置いておけば、魅力的な和風のインテリアとして機能します。
和室に何もないと味気がないし、何か一つ部屋のアクセントになるものが欲しい…何か和室をおしゃれに見せられるアイテムないかな…とお考えの方は、ぜひ一度部屋に観音竹を飾ってみてください。
和室に観音竹が置いてあるだけで一気にお洒落な雰囲気を演出することができます。
洋室にもぴったり
少しリゾート風や常夏風の雰囲気の部屋を作りたいと思っている方にも、観音竹はおすすめです。
どことなく南国風味のおしゃれな陶器に観音竹を植えて、室内に置いておき、他のインテリアも南国風のものを取り揃えるようにすれば、簡単にリゾート風の部屋を作ることができます。
もともと東南アジア発祥の植物なので、洋室に取り入れると一気にオリエンタルな雰囲気にできるでしょう。
風水効果もあるインテリア
観音竹には室内の空気を浄化する効果があり、風水的に悪い気を浄化するパワーも強いといわれています。
玄関などに飾っておくと、部屋から悪い気を追い払ってくれるので、悪い運気を浄化して部屋の雰囲気を明るくしたい時は観音竹を玄関のインテリアとして置いておくといいでしょう。
運気を上げたい方や金運を上げたいとお考えの方には、観音竹を室内に飾っておくことをおすすめします。
観音竹(カンノンチク)に関するよくある疑問
最後に観音竹に関するよくある疑問をまとめてみました。
ぜひ最後までご確認ください。
葉がカサカサしてしまった場合の復活方法はありますか?
葉がカサカサしてしまっているときは、観音竹の土もしくは葉っぱが乾燥している時です。
普段から適度な葉水をして、葉っぱが乾燥しないように心がけるようにしましょう。
葉がかさついてしまっていても、初期段階で水をやれば、葉が復活する可能性は高いです。
葉を枯らさないようにするには、定期的に葉にスプレーなどで水を吹き替えるようにすることと、土に十分は水分を与え続けるようにすることが大事です。
観音竹の値段相場はいくらですか?
観音竹の値段相場は、1500円から7000円程度です。ものによって値段に差があり、高いもので、1万円程度のものもあります。大きさや品種によっても変わってきます。10号ぐらいの大きさになると2万円近くなります。
テーブル上に置くような4号程度の大きさの観音竹は、大体1500~4000円程度の値段で買うことができるでしょう。
プレミアガーデンでは最高品質の観音竹(カンノンチク)を取り扱っています
商品ページ:プレミアガーデンの観音竹
観音竹をお探しの方は、ぜひプレミアガーデンをご利用ください。プレミアガーデンでは、フラワーアレンジメントや、胡蝶蘭の他に観葉植物も取り扱っています。
高さ150cm前後の10号の観音竹は、一つ飾るだけで部屋を一気にオリエンタルな雰囲気にするほどの存在感。ご自宅用にはもちろん、大切な方へのプレゼントにもいかがでしょうか。
まとめ・観音竹(カンノンチク)を育てよう
観音竹(カンノンチク)は、その優雅な見た目と育てやすさから、多くの人々に愛される観葉植物です。適切な環境を整え、置き場所や水やり、肥料の管理を徹底することで、美しい葉を長く楽しむことができます。また、剪定や植え替えを適期に行うことで、観音竹はさらに健康的に成長し、風水的にも良い効果をもたらすとされています。
観音竹を育てることで、部屋全体の雰囲気が落ち着き、リラックスした空間を作り出せます。ぜひ、日常生活に観音竹を取り入れて、緑豊かな空間を楽しんでみてください。
観音竹をお探しなら、品質と品揃えにこだわった「プレミアガーデン」をぜひご利用ください。お部屋にぴったりの一品を見つけ、緑豊かなライフスタイルを実現しましょう。