贈り物に最適なピンクの胡蝶蘭。花言葉やギフトシーンに合わせた種類まで詳しく解説

 

さまざまな、ギフトシーンで贈られる胡蝶蘭。豪華で華やかな印象が強いですが、胡蝶蘭にはどんな花言葉があり、適したギフトシーンはどんなときなのか気になる人も多いはずです。今回は、ピンクの胡蝶蘭にスポットを当てて、花言葉や長持ちさせる方法、具体的なギフトシーンに適した品種まで詳しく解説していきます。

胡蝶蘭ってどんな花?

胡蝶蘭は、華やかでお祝いの場面で贈られる高級な花というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。胡蝶蘭はラン科の花で、同じラン科の花として有名なものに、カトレアなどがあります。

原産地は熱帯地域であるため、暑さや乾燥に強く多湿を好むという特徴があります。花は1つの茎に数輪から数十輪つくため、その華やかな見た目からお祝い事にはちょうど良い花です。見た目と異なり匂いや花粉の飛散がほとんどない点も贈り物として好まれる理由につながっています。

室内の暖かい環境であれば、1年を通して美しい花を咲かせますが、寒さに弱いため、冬場は注意が必要です。

胡蝶蘭はなぜ高価なのか

胡蝶蘭は最低でも1万円前後の値段が付く高価な花です。では、なぜこんなに高価なのでしょうか。胡蝶蘭の原産地は熱帯地域であるため、日本で胡蝶蘭を育てるにはかなりの技術が必要とされます。栽培農家が温度などの環境をコントロールしながら長い時間をかけて栽培しています。

栽培期間は、種から育てると4~5年もかかるそうです。ここまで時間と手間がかかっていると、どうしても値段が高価になってしまいます。

「原産地である熱帯地域から輸入したほうが低コストではないか」と考える人もいると思いますが、胡蝶蘭は揺れに弱く、急激な温度変化に耐えらない繊細な花です。輸入時は激しい揺れが伴うことが予測され、熱低地域と日本は寒暖差が激しいため、胡蝶蘭を美しく元気な状態で輸入することが難しくなっています。

胡蝶蘭を長持ちさせるには?室内でのお手入れ方法についてご紹介

胡蝶蘭は、そもそも栽培することが難しいため、家で長持ちさせるのも難しいと思っている人は多いのではないでしょうか。せっかく胡蝶蘭をプレゼントされても、すぐに枯れてしまったら、残念な気持ちになってしまいますよね。

胡蝶蘭は、室内でお手入れ方法のコツを抑えることで、比較的長持ちさせることが可能です。寒い環境が苦手ですが、室内の暖かい環境であれば、1年を通して美しい花を見せてくれます。ここでは、胡蝶蘭を長持ちさせるための室内でのお手入れ方法を紹介します。

 

水やりの方法

胡蝶蘭の鉢植えには、毎日水を与える必要はありません。毎日水を与えることが逆に根を腐らせることにつながるため注意しましょう。

季節によって、水やりの頻度が異なり、春は10日に1度、夏は1週間に1度、秋・冬は三週間に1度くらいを目安に水やりすることがベストです。

胡蝶蘭は、乾燥に強いため、空気が乾燥しやすい冬に近づくほど、水やりの頻度が少なくなるようです。

また、水やりを行う際には、必ず土が乾燥していることを確認しましょう。乾燥していなければ、水やりを行う必要はありません。

 

置き場所

室内に胡蝶蘭を置く際には、まず包装や飾りなどの装飾品はすべて外しましょう。

つけたままにしておくことで、胡蝶蘭に傷をつける原因になってしまいます。

胡蝶蘭は、風通しの良い場所を好みます。できるだけ、風通しの良い場所に胡蝶蘭を設置するようにしましょう。

また、直射日光が直接当たることをさけ、窓際に設置したときにはレースのカーテンを閉めるなどの対策が必要です。

エアコンの風が直接当たるのもよくありません、なるべく風が直撃しない場所に置きましょう。

胡蝶蘭は寒さに弱い花です。暖かい季節は、問題ありませんが、冬のように寒い時期は室内の温度管理に注意が必要です。胡蝶蘭を長く持たせるためには、これらの点に気をつけることが大事です。

 

胡蝶蘭の花言葉

胡蝶蘭の花びらは、蝶のような形をしており、そこから蝶が舞っている様子をイメージすることができます。

これは、幸福が飛来するという意味につながり、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」など縁起の良い花言葉が存在します。

一般的に、胡蝶蘭は白い花びらをイメージしがちですが、ピンクや青など色鮮やかな胡蝶蘭も存在します。どれも愛情に関連した花言葉になっているため、特別な日や大切な人への贈り物として胡蝶蘭を選ぶ人が多いようです。

 

ピンクの胡蝶蘭の花言葉

胡蝶蘭全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」といった意味があり、蝶という字が使われていることが、この花言葉につながったと考えられています。

しかし、胡蝶蘭の正式な学名は「ファレノプシス・アフロディテ」といいます。

ファレノプシスとは「蛾のような」という意味ですが、日本人は花びらを蛾ではなく蝶と捉えました。

確かに蛾より蝶のほうが良い印象ですよね。アフロディテはギリシャ神話に登場する、愛と豊穣の女神アプロディーテからつけられました。胡蝶蘭の美しさと華やかさは女神と同等のものと考えられていたようです。

特にピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」という情熱的な意味があります。贈った相手に愛を伝える=愛を運ぶということで、ピンクの胡蝶蘭は祝福の場面に贈る花として最もふさわしい花でしょう。

ピンクの胡蝶蘭を贈るおすすめのギフトシーン

胡蝶蘭はお祝い事の場面で贈られる花です。特にピンクの胡蝶蘭は、大切な人へのプレゼントや出産祝い、お店の開店祝いとして贈られることが多々あります。花言葉からそういった場面に最適な花とされているようです。

プロポーズと共に贈る花として

「あなたを愛します」という言葉は、これから人生を一緒に過ごしたいと思う相手に贈るものです。プロポーズの際言葉で伝えるのが恥ずかしくても、花を贈ることで気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭は1つ贈るだけで、花束と同じくらいの華やかさがあります。自分で購入することはほとんどない花です。

プロポーズで、胡蝶蘭を贈った思い出は、男性にとっても女性にとっても忘れられないはずです。また、胡蝶蘭はお花を長く楽しむことができます。

新しい生活環境で、胡蝶蘭を眺めながら、パートナーと生活することは、いつまでも新鮮な気持ちを保つことにも、つながります。

インテリアとして部屋に置くだけでも部屋が明るく華やかになるでしょう。

 

結婚式を華やかにするお祝いの花として

幸せの象徴である、結婚式という場面でピンクの胡蝶蘭を贈るのも良いでしょう。

ピンクの色にも違いがあり、濃いめのピンクから、淡いピンクまでさまざまな、胡蝶蘭があります。白いドレスに淡いピンクの胡蝶蘭はとても相性が良く、最近では胡蝶蘭を使ったブーケを結婚式で使うこともあるそうです。

また、花嫁の髪飾りを生花で作ることが最近人気を集めています。

生花の髪飾りは、さまざまな花が使われますが、ピンクの胡蝶蘭を使った髪飾りはインパクトがあり、華やかな印象を与え、花嫁の美しさを引き立ててくれます。

お祝いとして贈る以外にも、ピンクの胡蝶蘭にはこういった用途もあります。

出産祝いに繁栄と安定の思いを込めて贈る

胡蝶蘭の花言葉は、愛を意味するものですが、茎にいくつも花が実ることから子孫繁栄と結びつけられることもあったようです。

また、先にも述べていますが、胡蝶蘭の学名は豊穣の女神アプロディーテにちなんだものであり、繁栄とつながりの深さを感じます。

胡蝶蘭は寒さに弱いですが、室内では特別難しいお世話は必要ありませんし、長持ちする丈夫な花です。こういった点が、胡蝶蘭が縁起物とされる由縁になっている理由といえます。

さらに、ピンクの胡蝶蘭は子を思う母親の愛情を表しているようにも見えますね。

お店の開店祝いなど縁起を担ぐ場面で贈る

ピンクの胡蝶蘭もさまざまで、中心部がピンクで周りが白のグランドリップという品種が存在します。ピンクと白は紅白を連想させ、縁起が良いとされています。

お店の開店祝いで、胡蝶蘭はよく目にしますが、特にグランドリップは、縁起物とされているようです。

また、開店したばかりの店内に美しい胡蝶蘭が飾られていると、華やかさを引き立てるでしょう。グランドリップ以外でも、胡蝶蘭は縁起を担ぐ場面に最適です。

贈る先のどこに飾るかによって色を考えても良いかもしれません。

場面別で贈るおすすめのピンクの胡蝶蘭4選!

胡蝶蘭には、さまざまな品種があり、色や茎に実る花の数、花びらの形などがそれぞれ異なっています。ギフトシーンに合わせて胡蝶蘭の品種を選ぶことが重要です。

今回は、プロポーズ、結婚式、出産祝い、開店祝いのそれぞれの場面に適した胡蝶蘭の品種を紹介します。

 

胡蝶蘭大輪ピンク

胡蝶蘭大輪ピンクの魅力は、茎に実る花の存在感が大きいことです。淡いピンクも可愛らしいことから人気を集めています。

胡蝶蘭は華やかで、派手な印象がありますが、控えめな淡いピンクは女性から支持を得ています。プロポーズのような特別な場面で、大切な女性に贈ってみてはいかがでしょうか。

 

胡蝶蘭中大輪キャンディーソレーラ

花びらの濃いピンク色が胡蝶蘭の華やかさをより引き立てる、胡蝶蘭中大輪キャンディーソレーラ。特に5本立ちは3本立ちに比べてより豪華な見た目をしていることから、結婚式のようなお祝いの場にぴったりです。

結婚式で、花嫁の生花の髪飾りとしてよく使われるのは、トロピックジュエリーやスーパーマーメイドのような淡いピンクの胡蝶蘭です。

こちらはキャンディーソレーラ程の華やかさはありませんが、小ぶりで控えめな花びらがとても、可愛らしいです。ブーケとして胡蝶蘭を贈るのであれば、こういった品種でも良いでしょう。

ミディ胡蝶蘭スーパーマーメイド

胡蝶蘭の中でも花の数が少ない品種です。花びらの色は淡いピンク色、優しい雰囲気が子供を思う母親を連想させ、胡蝶蘭の品種の中でも出産祝いに最適でしょう。

和鉢を使って2本立ちになっているものは、大きさも、やや控えめで家の中に飾っても邪魔になりません。鉢のデザインによっておしゃれなインテリアにもなるので、贈った相手に喜んでもらえるはずです。

 

胡蝶蘭中大輪サクラヒメ

中大輪サクラヒメは花びら全体が白く、中心部にかけて濃いピンクのグラデーションが広がっています。

白とピンクは、紅白を連想させ、縁起物として人気が高くなっています。

また、1つの茎に実る花の数も多く、花びら自体が大きいため豪華で華やか、金額も5本立ちは、ほかの胡蝶蘭より高価な傾向にあります。

開店祝いのような、縁起を担ぐ場面にぴったりの胡蝶蘭です。贈り先の商売繁盛を願ってサクラヒメを贈るのはいかがでしょうか。

胡蝶蘭を贈るときのマナー

ギフトシーンから、ビジネスシーンまで贈り物の定番となっている胡蝶蘭。

贈る際には、いくつかマナーが存在します。

プレゼントを貰ったら嬉しいものですが、マナーが守られていないと、少し残念な気持ちになってしまいますよね。

贈った相手にそういう思いをさせないためにも、事前に守るべきマナーを確認することが大切です。ここでは、贈るシーンに合わせた胡蝶蘭の相場や本数、立札についてのマナーを詳しく解説していきます。

胡蝶蘭の相場

胡蝶蘭は贈る場面や相手によって、大体の相場が決まっています。不安な場合は、ワンランク上の胡蝶蘭を贈ると安心でしょう。

会社関係の相場

 

贈り先 相場
一般的 3万円程度
大企業 3万円~5万円程度
昇進・就任祝い 3万円から5万円程度
上場祝い 3万円以上

 

会社関係では、贈り先の会社記念行事や上場祝い、個人であれば昇進・就任祝いとして胡蝶蘭を贈ります。ピンクの胡蝶蘭は華やかですが、会社に贈る際には白の胡蝶蘭のほうがおすすめです。白のほうがオフィスになじみやすく、社内に飾ると華やかになるでしょう。

個人の相場

贈り先 相場
友人や恋人へのプレゼント 3000円~15000円程度
知人へのお祝い 2万円~3万円程度
家族や親戚へのお祝い 2万円~5万円程度

 

個人へ胡蝶蘭を贈る場面には、特別な日や大切な相手へのプレゼント、結婚や出産のお祝いなどが想定されます。

渡す相手や場面によって相場は異なりますが、結婚や出産といった縁起を担ぐ場面では相場がやや高くなるでしょう。しかし、会社関係の相場よりは全体的に低価格な傾向にあるようです。

必ず奇数本数を贈る

奇数は縁起のいい数字だといわれています。日本では、胡蝶蘭に限らず現金でご祝儀を出す際にも奇数の金額を包みます。

奇数は割れない数字であるため、胡蝶蘭の本数も3本立ちや5本立ちの場合が多いようです。より豪華で華やかに見せたい場合は5本立ちを選び、個人宅などに贈る際にはスペースをとらない3本立ちを選ぶと良いでしょう。

贈り先のスペースを考える

胡蝶蘭はブーケとして贈ることも可能ですが、ほとんどの場合、鉢植えで贈ります。鉢植えはそれなりの大きさになってしまうため、あらかじめ贈り先に胡蝶蘭を置くスペースがあるか確認しておくと良いでしょう。

狭いスペースしかなかった場合は「小ぶりな品種を選ぶ」「3本立ちを選ぶ」など工夫して贈る必要があります。

また、胡蝶蘭はブーケとして贈ることもできます。「どうしてもスペースがない…」「でも胡蝶蘭を贈りたい」と思った際には、花屋さんと相談してブーケ上にして贈ると良いでしょう。

花びらが小ぶりで、胡蝶蘭の中でも淡い色を選んでブーケにすると、可愛いらしく、女性へのプレゼントにもおすすめです。

立札

個人へのプレゼントとして胡蝶蘭を贈る際には、立札は必要ありません。

会社関係で昇進・昇格祝い、開店・開業祝いで胡蝶蘭を贈る際には、立札をつけることはマナーになっています。立札があることで誰から貰ったか一目でわかるからです。

胡蝶蘭に限らず、花を贈るときには、それぞれのシーンに合わせた内容の立札やメッセージカードをつけて贈るのがマナーです。

ビジネスシーンで、より豪華な胡蝶蘭に自社の名前が入った立札をつけることは企業アピールにも、つながるため、忘れずにつけましょう。

ギフトシーンで胡蝶蘭をプレゼントするときはネット注文がおすすめ!

ギフトシーンで胡蝶蘭を贈る際には、店頭で注文するよりネットでの注文をおすすめします。胡蝶蘭を専門として扱っている店舗を構えている花屋もあり、さまざまな品種の胡蝶蘭が並んでいますが、ほとんどの花屋では、取り扱う胡蝶蘭の品種や色が決まっています。

できれば、贈るシーンに合わせて花言葉なども考慮しつつ、多数の品種から選びたいものです。

そんなときは、ネットショップでの胡蝶蘭の注文をおすすめします。

胡蝶蘭専門のネットショップには、店頭では取り扱わないような珍しい品種もあります。

色や大きさ鉢植えなども、豊富な種類の中から選ぶことができます。

もちろん、立札やメッセージもオプションでつけることが可能です。

胡蝶蘭の取り扱いが多くいネットショップはいくつかありますが、その中でも特に「プレミアガーデン」がおすすめです。

胡蝶蘭の注文は「プレミアガーデン」で

胡蝶蘭の注文は「プレミアガーデン」にお任せください。

「プレミアガーデン」では、厳選された高級胡蝶蘭を全国に発送し、上級生産者から状態が良く、見栄えがする胡蝶蘭のみを入荷しています。

胡蝶蘭の最低価格は、9200円から揃えており、高級胡蝶蘭の相場としては、リーズナブルな価格でお求めやすくなっています。

全国の胡蝶蘭農家に交渉し、本来では、もっと高額になるクオリティ・大きさの胡蝶蘭を直接大量に仕入れることで、コストを抑え、良質な胡蝶蘭を提供しています。

「プレミアガーデン」の胡蝶蘭は、ほかの業者と比較して約1.2倍~1.5倍見栄えが良く、大きな花びらはとても豪華です。

ギフトシーンに合わせて多数の品種の中から選ぶことができるため、全国から多くの注文が寄せられています。時期によっては、出荷に時間がかかることが想定されます。注文する際には配達希望日まで余裕を持った方が安心でしょう。

まとめ

胡蝶蘭、特にピンクの胡蝶蘭の花言葉や品種、適したギフトシーンまで詳しく解説してきました。「プレゼントを何にしようか迷っている」そんなときはぜひ胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭は華やかで美しく、贈った相手にも喜ばれるお花です。贈る際には何かメッセージを添えることで相手にとって素敵な思い出に残るはずです。

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?