胡蝶蘭の相場はどのくらい?種類別の相場と贈り物の相場も!
開店祝いや開業祝いなど、さまざまなお祝いの場面、また悲しみ溢れるお悔やみの場面でもよく選ばれるのが「胡蝶蘭」です。
特別なシーンで贈り物として選ばれる胡蝶蘭ですが、この胡蝶蘭の相場ってご存知ですか?
もちろん、胡蝶蘭の品種や本数、贈るシーンによっても相場は異なります。
そこで今回は、胡蝶蘭の相場、種類別、贈り物を解説します。
胡蝶蘭がどれくらいの相場なのか、気になっている方、またシーン別にどのくらいの相場なのか知りたい方はぜひ参考にしてください。
胡蝶蘭については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
『お祝いに胡蝶蘭が選ばれるのはなぜ?贈る際のマナーや相場も解説』
胡蝶蘭の大きさ・種類ごとの値段相場
胡蝶蘭の相場が変動するの理由には、まず胡蝶蘭の大きさが挙げられます。
胡蝶蘭のサイズは、「大輪系」「中輪系」「ミディ系」という3種類からなっています。また、胡蝶蘭は花の色もさまざまです。
それぞれ与える印象が変わり、相場も変わってきます。それぞれの値段相場を見ていきましょう。
大輪系の胡蝶蘭の相場
大輪系の胡蝶蘭は、花のサイズが10cm〜15cmの大きさのものを指します。花の大きさが10cm超えですから、かなりのサイズ感になることは想像できるでしょう。
この大輪系の胡蝶蘭の相場は、3本立ての胡蝶蘭であれば、15,000円〜40,000円となることが多いです。
花の大きさゆえに、とても豪華で華やかな印象を与えるため、開店祝いや、開業祝いなどパッとした華やかな花を求めるシーンでは特におすすめです。
中輪系の胡蝶蘭の相場
中輪系の胡蝶蘭は、花のサイズが6cm〜10cm前後の大きさのものを指します。
中輪系の胡蝶蘭の相場は、3本立てで10,000円〜25,000円ほどです。大輪系の相場よりも約半分の値段で購入することができるでしょう。
ミディ系の胡蝶蘭の相場
ミディ系の胡蝶蘭は、花のサイズが5cm前後のものを指します。とても小さいため、自宅用や卓上で飾りたい場合におすすめです。相場は、5,000円〜15,000円ほどで購入することができます。
本数・輪数別の相場
胡蝶蘭の相場は、花茎の本数や花の輪数でも変わってきます。胡蝶蘭の本数別の相場は以下の通りです。
大輪の場合
胡蝶蘭の本数別 | 相場 |
---|---|
1本立て | 6,000円前後 |
3本立て | 10,000円前後 |
5本立て | 30,000円〜 |
7本立て | 50,000円〜 |
10本立て | 70,000円〜 |
1本立ての場合、10,000円を切る価格になります。3本立てからは10,000円〜。5本立てになると50,000円〜。7本、10本立てになると、さらに価格は上がります。
一般的には本数が多くなればなるほど、そして輪数が多くなればなるほど高価になります。
お祝いなどのシーンでは、なるべく豪華な胡蝶蘭を選ぶのがおすすめです。一方で、自宅用やちょっとしたプレゼントであれば、そこまで豪華なものでなくても、ちょっとしたスペースに飾れる大きさのものを選ぶのが良いでしょう。
花の色別の相場
胡蝶蘭の相場は、花色でも変わってきます。一般的な白やピンク色の胡蝶蘭では、大輪系のサイズ25輪〜30輪でおおよそ25,000円前後です。
胡蝶蘭といえば、白やピンクの花色を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、そのほかの黄色や紫、赤色などもあります。このような珍しい色の胡蝶蘭は、メジャーな白ピンク系よりも相場が高い傾向にあります。
具体的には、珍しい胡蝶蘭の花色は、大輪系の25輪〜35輪で28,000円前後です。
珍しい品種のためお店ではあまり見かけることはありませんが、ネット通販などでは気軽に手に入るため、「人とは少し変わった胡蝶蘭を贈りたい」という方はぜひ珍しい色の胡蝶蘭を選んでみてください。
胡蝶蘭の切り花の相場
胡蝶蘭は鉢植えで贈ることがほとんどですが、切り花でも売っています。大ぶりで美しい胡蝶蘭は、花束に取り入れるととても華やかになりますよ。
胡蝶蘭の切り花の相場は、大輪で1輪2,000円前後、中輪やミディサイズで一輪1,000円前後です。こちらも花のサイズや色の珍しさで価格は上がっていく傾向にあります。
胡蝶蘭を贈るシーン別の相場
胡蝶蘭はお祝いごとやお悔やみのシーンで選ばれることが多いですが、このようなシーンで選ぶ際の相場はどの程度なのでしょうか?
ここでは、シーン別・関係性別によって胡蝶蘭の相場を解説します。
法人ギフトや、個人ギフトによっても変動しするので確認してみてください。
個人ギフトの相場
引っ越し祝いやお誕生日、また親戚のお祝いごとには、個人ギフトとしても胡蝶蘭を選ぶ方は多いのではないでしょうか。
個人ギフトとして胡蝶蘭を贈る際の相場は以下の通りです。
贈るシーン | 相場 |
開店祝い・開業祝い | 10,000円〜30,000円 |
新築祝い・引越し祝い | 5000円~10,000円 |
誕生祝い | 5,000円~30,000円 |
母の日や父の日 | 5,000円~30,000円 |
両親の長寿祝い | 20,000円~30,000円 |
祖父母の長寿祝い | 10,000円~20,000円 |
恋人や友人へのプレゼント | 3,000円~15,000円 |
お悔やみや法要 | 10,000円~30,000円 |
もちろん関係性によっては多少の前後はありますが、一般的な相場は以上のようになっています。
しかし、個人ギフトの場合、関係性が密なことも多いため、あまりにも豪華な贈り物は逆に気を遣わせてしまう可能性もあります。そのため、相場はあくまで目安と考えてください。
相手との関係性や、相手がプレゼントに対してどのような価値観を持っているかで、贈り物の値段は変動するでしょう。
また、贈り相手が両親や祖父母の場合には、あまり高価な贈り物を求めていない場合があります。お祝いの気持ちと、ちょっとしたお花のプレゼントでも問題ありません。個人ギフトの場合にはあまり相場にとらわれすぎないようにしましょう。
新築祝いや開店祝いを贈ろうとお考えの方は、以下の記事も参考にしてみてください。
『新築祝いにはやっぱり花が1番!新築祝いに適した花の選び方と選ぶ時のポイントとは 』
『開店祝いには胡蝶蘭を贈ろう!贈るときのマナーや相場を詳しく解説』
『開店祝いにはどんなお花を贈ると喜ばれるの?相場やマナーや注意点』
法人ギフトの相場(ビジネスシーン)
次に、ビジネスシーンでの贈り物の相場を紹介します。
ビジネスシーンでは、相手が大企業の場合や、重要な取引先相手の場合では、胡蝶蘭の相場はかなり高くなります。一般的な相場は以下の通りです。
贈るシーン | 相場 |
開店祝いや開業祝い | 20,000円~50,000円 |
就任祝い | 20,000円~50,000円 |
就任祝い・昇進祝い・栄転祝い | 10,000円~30,000円 |
お悔やみや法要 | 10,000円~30,000円 |
ビジネスシーンでの相場は先に説明した通り、相手が重要な取引相手や大企業である場合には相場よりも高価になることが一般的です。場合によっては100,000円を超えることもあります。
ビジネスシーンで胡蝶蘭を贈る際のマナー
胡蝶蘭を贈る際には相場を気にすることも大切ですが、マナーも大切です。
- 贈る相手に確認をとる
- 立て札をつける
- 配達日に気をつける
以上のマナーについて詳しくご紹介します。
贈る相手に確認をとる
胡蝶蘭は、大輪や本数によってはかなり大きな贈り物になります。とても豪華で見栄えがしますが、大きすぎると置く場所を確保できないなどのトラブルが発生することがあります。
贈る際には贈る相手に確認を取っておきましょう。
立て札をつける
胡蝶蘭をお祝いやお悔やみの際に贈るときには、必ず立て札をつけるようにしましょう。
立て札は、「どのような目的の贈り物なのか」「誰からの贈り物なのか」を明確にするためにとても重要な役割をしています。
特に法人ギフトの場合には、多くの方や会社からお祝いをもらっている可能性が高いです。立て札をつけていないと、誰からの贈り物かわからなく、相手も困ってしまいます。また、お礼をする際にも、誰からのものかわからないととても困るでしょう。したがって、ビジネスシーンでは、立て札をつけるのは最低限のマナーです。
立て札には、必ず、頭書き(祝 開店 など)と贈り主(会社名や部署名を記載)そして贈り先名(相手の会社や店舗名)を記載しましょう。
立札の書き方については以下の記事で詳しく解説しています。
『徹底解説!お祝い花・スタンド花につける立札の書き方とマナー』
配達日に気をつける
法人ギフトを贈る際には、配達日に気をつけましょう。せっかくのお祝いでも、相手が忙しい時間だったり、不在だったりした場合は相手の負担になるほか、手間をかけさせてしまうこともあります。
そのため、お花が届く日時や時間は、かなり相手に配慮する必要があります。
開店祝いや開業祝いの場合は、当日ではなく、前日までに届くようにしてください。当日に贈ってしまうと、開店準備などでかなりバタバタしている可能性があり、余計な負担を増やしてしまうことになるからです。
お悔やみの贈り物は、告別式などが終わり1週間ほどたった頃がベストです。
告別式や通夜に間に合うように届けてしまうと亡くなるのを待っていたかのような印象を与えてしまう場合があるので注意しましょう。また、ご遺族も悲しみがいっぱいですので、初七日が終わった頃に届くようにしてあげると、負担が少なくてすみます。
まとめ
今回は、胡蝶蘭の相場、そしてシーン別の相場について解説しました。
胡蝶蘭は、とても美しくさまざまなシーンで親しまれている植物ですが、高価なことも事実です。予算と相談しながら決めていくとよいでしょう。
お祝いやお悔やみの相場はありますが、特に個人ギフトの場合には、相場にとらわれずに相手との関係性によって最適な値段の胡蝶蘭を選ぶようにしましょう。