開店祝いには胡蝶蘭を贈ろう！贈るときのマナーや相場を詳しく解説
胡蝶蘭は開店祝いとして注文・購入されることが多い花です。しかし、「開店祝いには胡蝶蘭」といわれる理由を知らない人は多いのではないでしょうか。
今回は、胡蝶蘭が選ばれる理由や、開店祝いの相場・贈る際のマナーなど詳しく紹介していきます。
胡蝶蘭はなぜギフトシーンで選ばれているのか
胡蝶蘭は、個人的な購入よりも贈答品や、プレゼントとしての注文が多い花です。具体的には下記のような場面で胡蝶蘭が選ばれています。
・開店・就任祝い
・企業間の創設パーティーのような特別なイベント
・結婚式
・出産祝い
・母の日のプレゼント
・大切な女性へのプレゼント
胡蝶蘭には、幸せや繁栄を表す花言葉や、縁起が良いとされる紅白を連想させるような品種があることから、上記のようなビジネスシーンやギフトシーンに適しています。
また、見た目も華やかで豪華な印象です。
多様な品種は価格帯も広めに設定されていることから、贈る場面に合わせて適した品種を選ぶことができます。
そもそも胡蝶蘭とは？
胡蝶蘭は、お祝いの場面で贈られる華やかで高級な花というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
胡蝶蘭はラン科の花で、同じラン科の花として有名なものにカトレアなどがあります。原産地は熱帯地域であるため、暑さや乾燥に強く多湿を好むという特徴があります。
花は1つの茎に数輪から数十輪付くため、その華やかな見た目からお祝い事にはちょうど良い花です。
見た目と異なり、匂いや花粉の飛散がほとんどない点も贈り物として選ばれる理由につながっています。
室内の暖かい環境であれば、1年を通して美しい花を咲かせますが、寒さに弱いため冬場は注意が必要です。
胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭には「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」といった花言葉があります。色別の胡蝶蘭の花言葉は以下のようになっています。
・白い胡蝶蘭：「純粋」「清純」
・ピンクの胡蝶蘭：「あなたを愛します」
・青い胡蝶蘭：「尊敬」「誠実」
白、ピンク、青のほかにも、紫や黄色、ピンクと白のグラデージョンカラーのリップという品種が存在しますが、これらは品種改良によって、最近市場に流通し始めた新しい胡蝶蘭です。そのため、まだ明確な花言葉はありませんが、胡蝶蘭全体の花言葉と、色が持つイメージに合わせたギフトシーンで贈られるようです。
リップのグラデーションカラーは、紅白を連想させるため、縁起を担ぐ場面で贈るのが最適です。
開店祝いとして胡蝶蘭が選ばれる理由
開業祝いや就任祝い、企業間のパーティーなどで胡蝶蘭を見かけたことがある人は多いはずです。では、なぜ胡蝶蘭はこのようなビジネスシーンの贈り物として重宝されるのでしょうか。胡蝶蘭は見た目も華やかで、豪華な印象を受けます。
価格帯も1万円～10万円と、贈る場面に合わせて品種を選びやすいことが人気の理由につながっているようです。
ここでは、胡蝶蘭が選ばれる理由を詳しく解説していきます。
縁起が良い
胡蝶蘭の花言葉には、愛情を表現する意味がメインですが、「尊敬」「繁栄」といった意味も存在します。
特に繁栄という言葉は、縁起を担ぐ場面の贈り物としてぴったりの印象を受けます。また、品種によっては、ピンクと白のグラデーションカラーの胡蝶蘭も存在します。
ピンクと白は紅白を連想させます。このことからも、胡蝶蘭が縁起を担ぐ場面に適しているといえます。
人目を惹く
胡蝶蘭には、色や付ける花の数が異なる多様な品種が存在します。開店祝いのようなビジネスシーンでは、3本立ちや5本立ちといった鉢植えの胡蝶蘭が選ばれがちです。
このような胡蝶蘭は、最大で60輪もの花を付けるため、非常に豪華で見栄えが良いです。お店の玄関や、お客さんの目に留まる場所に置くことで、お店の印象を良くしてくれます。
また、店内の内装と合わせた色を贈ることでインテリアとしての役割も果たします。存在感と気品を感じる胡蝶蘭は店内を活気よく華やかにしてくれます。
どんなお店にも贈りやすい
ほとんどの花には香りが存在しますが、胡蝶蘭には香りがほとんど存在しません。
また、花粉の飛散も少ないことから、どんな場面でも受け入れられやすいという特徴があります。花の香りは、好き嫌いが分かれやすく、オフィスや店内に置くことを想定すると、できるだけ香りがないものを選ぶ傾向があります。
また、花粉に関しても、贈った先に花粉を苦手とする人がいるかもしれません。胡蝶蘭はそういった心配事を最小限に抑えることができます。
特に飲食店のように、香りある花を置くことに抵抗があるお店の開業祝いでも胡蝶蘭なら問題ありません。
適したお手入れで長く花を咲かせる
胡蝶蘭は、寒さに弱いですが、室内で育てる際には、直射日光を避けた風通しの良い場所に置き、土が乾いてから水やりを行えば良いので、難しい手入れがほとんど必要ありません。
「手入れや保存が難しい」「面倒だと感じる」このような花の贈り物では、贈られた相手の負担になってしまいます。
胡蝶蘭にはそういった心配がないので、ビジネスシーン以外での、さまざまなお祝いのギフトシーンで選ばれています。
通年で贈ることができる
自然栽培が難しい胡蝶蘭は、通年で栽培農家が育て出荷しています。そのため、季節を問わず注文することが可能です。
急に胡蝶蘭を必要なときにも、困ることがありません。早急に必要な場合以外は、品種が豊富なネットショップでの注文することがおすすめです。
ネットショップは、生花店の店先に比べて、種類も豊富に取り扱っているため、贈る場面や相手に最適な胡蝶蘭を選ぶことができます。
胡蝶蘭の注文が1年で最も多いのは、3月～4月にかけてです。この時期は年度末・年度始まりの時期に当たるため、人事異動に伴う栄転・就任やオフィスの移転・引っ越しのようなイベントが多く発生します。
この時期は、普段より胡蝶蘭が品薄になりやすいため、早急に注文しておくと安心でしょう。
胡蝶蘭の上手なお手入れの方法
熱帯地域が原産の胡蝶蘭は、自然栽培が難しいことから、自宅での管理やお手入れが難しいと思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、胡蝶蘭のお手入れ方法は意外と簡単で、水やりの頻度と置き場所の2点に注意するだけで、長く美しい花を見ることができます。
こういった手入れの手軽さも胡蝶蘭がギフトシーンで選ばれる理由につながっているのです。
水やり
胡蝶蘭に水を与える頻度は、季節や温度によって異なりますが、目安として1週間～10日に1度、株の根元にコップ1杯分の水を与えてください。
胡蝶蘭1株に対してコップ1杯分なので、3株が寄せ植えされている3本立ちはコップ3杯分、5株が寄せ植えされている5本立ちは、コップ5杯分の水を与えます。
胡蝶蘭も多湿を好むことから、適度に水を与えることは大切です。しかし水の与えすぎが逆に根を腐らせ、胡蝶蘭の寿命を縮めることにつながります。
1週間～10日に1度と前述しましたが、土が乾いた状態になったときに水を与えるのがベストなタイミングです。
正しい水やりで胡蝶蘭が長く花を付けられる状態を整えましょう。
胡蝶蘭が好む環境
原産国が熱帯地域である胡蝶蘭の設置環境は、生息地に近づけることがポイントです。しかし、直射日光は葉焼けを起こす原因になるのでNGです。
風通しと日当たりが良い場所で、レースのカーテン越しの、直射日光を避けた場所に置くようにしましょう。
また、胡蝶蘭は、エアコンや扇風機による冷たい風が直接当たることも苦手です。そういった場所へ置くのは避けるようにしてください。
また、果物の近くに置くとエチレンガスが花を萎れさせることにつながるため、胡蝶蘭の近くには果物を置かないようにしましょう。
室内であれば、比較的手入れが簡単な胡蝶蘭。適した環境を整えることで胡蝶蘭の花持ちを長くすることができます。
開店祝いに最適な胡蝶蘭の品種
開店祝いでは、3本立ちや5本立ちといった鉢植えの胡蝶蘭を選ぶことが一般的です。贈るお店のスペースや、店内の雰囲気に合わせたぴったりの胡蝶蘭を選びましょう。
同じ3本立ち・5本立ちでも付ける花の大きさや、数が異なるさまざまな種類があります。ここでは、開店祝いにおすすめな、胡蝶蘭の品種や相場まで詳しく解説していきます。
胡蝶蘭3本立ち
胡蝶蘭を取り扱う生花店などでもよく見かけるスタンダードなタイプで、鉢植えの中でも、花自体の大きさがやや小ぶりなのが胡蝶蘭3本立てです。
胡蝶蘭3株を寄せ植えしたもので、シンプルな印象を受けます。
5本立てより豪華さは劣りますが、置くスペースが狭い個人経営のお店の開店祝いなどに贈るのにぴったりの品種です。
大ぶりなのが胡蝶蘭大輪3本立ちです。大輪は花の大きさが10㎝～15㎝の大ぶりで、小ぶりな3本立ちの中でも豪華な印象を受けます。
大輪よりもやや小さめなのが胡蝶蘭中大輪3本立ち、それよりもさらに小さくかわいらしい印象が強いのがミディ胡蝶蘭3本立ちです。
この2種類は小ぶりなサイズ感なので店内がやや狭いお店でもスペースにおすすめです。
胡蝶蘭は、花の数によっても印象が大きく異なります。3本立ちの胡蝶蘭は最もリーズナブルなもので18輪の花を付けますが、多いものだと48輪、さらに多いものだと最高で60輪の花を付けます。
胡蝶蘭3本立ち相場
付ける花の数によって胡蝶蘭３本立ちの相場は異なります。多くの業者やネットショップでは花1輪当たりの値段を700円～800円と想定し花の数によって、以下のような値段を決めているようです。
・18輪の花が付く3本立ち：700円×18輪＝12600円
・48輪の花が付く3本立ち：700円×48輪＝33600円
3本立ちの相場は、1万円前後～４万円前後になります。珍しい品種や、より花の数が多いものは、さらに高額な3本立ちもあります。贈る場面に適したものを選ぶようにしましょう。
胡蝶蘭5本立ち
胡蝶蘭を贈る際には、3本立ちが一般的ですが、胡蝶蘭5本立ちは特に重要なビジネスシーン、パーティーシーンで贈られます。
普段、行わないようなビジネスシーンでは、より豪華で、目立つ胡蝶蘭を選ぶ傾向が強くなっています。
胡蝶蘭5本立ちは、胡蝶蘭5株を寄せ植えしたものであり、3本立ちより豪華な印象を受けます。その分、値段も高く、スタンダードな品種で作られた胡蝶蘭5本立ちでも、3万円～5万円、特別な品種で作られたものだと、10万円近くするものもあるようです。
会社の創業〇周年など、特別なイベントの際には、5本立ち胡蝶蘭を選ぶようにしましょう。
胡蝶蘭5本立ち相場
胡蝶蘭5本立ちの相場は、3万円前後となっています。5本立ちにも大輪・中大輪・ミディと品種が分かれており、それぞれ相場が異なります。
また、同じ品種でも3本立ちと同様に付ける花の数によって値段が異なります。5本立ちの場合、41輪～65輪の花を付ける品種が一般的です。
最も小さい品種のミディ胡蝶蘭5本立ちは、相場が15000円～2万円と大輪や中大輪と比べてやや安くなります。
品種や付ける花の数によって相場は異なりますが、5本立ちの胡蝶蘭はどれを選んでも華やかで見栄えが良いです。
特別なイベントなどに胡蝶蘭5本立ちを選ぶ際には、珍しい品種のものや、金額がやや高いものを選ぶことをおすすめします。
開店祝いに胡蝶蘭を贈る際の注意点
開店祝いに胡蝶蘭を贈る際には、基本的なマナーが存在します。マナー違反があると胡蝶蘭を貰っても不愉快な気持ちになってしまいます。
特に大切な場面や、友好関係を築いている相手へ贈る際には、失敗は避けたいものです。
ここでは、開店祝いに胡蝶蘭を贈る際の注意点を紹介します。
事前に確認することで贈る側も、贈られた側も気持ちの良いやり取りをすることができます。
贈るタイミング
開店祝いでお店に胡蝶蘭を贈るときは、届くタイミングが当日だと、お店に迷惑がかかる可能性があります。
開店当日は何かと忙しいため、できるだけイレギュラーな対応はしたくないはずです。
前日までに届くように注文し、届く日時を設定して、予めお店に伝えておくと良いでしょう。どうしても当日になってしまうときは、事前にその旨を伝えておくことで、トラブルを避けることができます。
相場
開店祝いの相場は贈り先との関係性で異なり、下記のように相場が設定されています。
| 贈り先 | 相場 |
| 取引先 | 3万円～10万円 |
| 友人 | 1万円～5万円 |
| 家族や親戚 | 3万円～5万円 |
取引先は相場の幅が広くなっていることがわかります。これは、会社同士の関係性が大きく絡んでいるためです。
さほど重要な間柄でなければ、3万円程度の胡蝶蘭で大丈夫ですが、友好的な関係を築いているなど、過去にお世話になった取引先の場合は、相場が高くなります。
また、取引先の創業パーティーのような特別なイベントが催された際には、さらに高額な胡蝶蘭の注文が予想されます。
ラッピング
開店祝いで胡蝶蘭を贈った場合、その胡蝶蘭は店先のような人目につく場所に設置されることが予想されます。
そのため、ラッピングにもこだわったほうが良いでしょう。
注文・購入するお店によってラッピングは異なりますが、追加料金を払うことでより、豪華なラッピングを施してくれる場合がほとんどです。
ラッピング用紙やリボンの大きさなど細かい注文ができる可能性もあるので相談してみましょう。
開店祝いに胡蝶蘭を贈る際の、ラッピングには1つ注意点があります。赤い包装紙や赤いリボンを使うことは避けましょう。
赤は縁起の良い印象を受けがちですが、「赤字」「火事」という言葉にもつながります。失礼に当たるため、ほかの色を使ったラッピングを選んでください。
立札
贈答品としての注文が多い胡蝶蘭。購入時には、立札の有無を問われることがあります。ビジネスシーンでは、贈り主・宛名・表書き(○○祝い)などを立札に書くことが一般的なマナーです。しかし、母の日や出産祝いのように個人的な贈り物として胡蝶蘭を贈る際には立札は必要ありません。場面や相手に合わせて立札を付けるようにしましょう。
開店祝いの胡蝶蘭を選ぶならプレミアガーデンにお任せください
プレミアガーデンでは、人気の3本立ての胡蝶蘭はもちろん、ピンクや珍しい青の胡蝶蘭など、開店祝いにピッタリの胡蝶蘭を数多く取り揃えております。
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