白だけじゃない!胡蝶蘭の珍しい品種をご紹介

白い胡蝶蘭が一般的ですが、胡蝶蘭にはさまざまな種類があります。白以外の胡蝶蘭をプレゼントすることで、サプライズ感を演出したり、個性をアピールすることができるでしょう。そこで今回は、珍しい品種の胡蝶蘭をご紹介していきます。

とっておきの贈り物になるように、ギフトシーンに合わせて珍しい品種の胡蝶蘭を探してみてくださいね。

 

珍しい品種の胡蝶蘭とは

胡蝶蘭には、約50種類の品種があります。

その中でも珍しい品種の胡蝶蘭とは、白・ピンク以外の色をした胡蝶蘭のことを言います。

 

色の種類としては、

  • 黄色
  • 青(ブルー)

などが挙げられます。

ただ色が違うというだけではなく、花弁と唇弁の色が異なっていたり、同じ色の中でも鮮やかさが異なっていたり……。品種ごとに素敵な特徴があるので、きっと贈り物にぴったりなものが見つかるはずです。

 

珍しい品種の胡蝶蘭の作られ方

珍しい品種の胡蝶蘭は、基本的には、白い胡蝶蘭を染色して作られています。

染色して作られる胡蝶蘭としては、青、紫などの寒色系の胡蝶蘭が多いです。

胡蝶蘭の染色は特許技術になるので、世界でも数社しか取扱えない貴重な技術となっています。

その一方で、品種改良による天然色の胡蝶蘭もあります。

天然色の胡蝶蘭は、ピンクや黄色などの暖色系の胡蝶蘭が多いです。

天然色の胡蝶蘭は、2度咲きの際に同じ色のお花が咲くのが魅力といえるでしょう。

 

胡蝶蘭の珍しい品種① 赤の胡蝶蘭

ここからは、色別に胡蝶蘭の珍しい品種をご紹介していきます。

まずは、赤の胡蝶蘭。

赤は、愛情を伝える色としての印象があります。そのため、愛を伝える場面に胡蝶蘭を贈るなら、赤の胡蝶蘭がおすすめです。恋人へのプレゼントや、母の日、お誕生日などに向いています。

しかし、開店祝いなどには赤は赤字などの意味を連想させてしまうので避けましょう。

それでは、赤の胡蝶蘭にはどのような品種があるのかを見ていきます。

 

タイダサルーアリサン

タイダサルーアリサンは、鮮やかな濃い赤色が特徴的な胡蝶蘭。

特に明るく光のある場所では、花色がより一層鮮やかに見えるので、華やかな印象があります。

サイズはそれほど大きくありませんが、花色がとてもはっきりしているため、カリスマのような存在感を出したい時におすすめの品種です。

 

タイダパール

タイダパールは、黒に近いワインレッドの花色の胡蝶蘭。

光の当たり具合によっては黒く見えることもあるので、別名「黒胡蝶蘭」とも呼ばれます。

胡蝶蘭は色が濃いものほど珍しいと言われているので、赤系の胡蝶蘭の中でも、タイダパールはより貴重な品種です。

同じ赤系の胡蝶蘭でも、タイダサルーアリサンよりも落ち着いた赤色をしているので、高級感や落ち着きを演出したい時におすすめです。

 

胡蝶蘭の珍しい品種② 黄色の胡蝶蘭

次にご紹介するのは、黄色の胡蝶蘭です。

黄色は、明るく前向きなイメージを連想させる色で、幸福・商売繁盛などの意味を持っています。

開店祝いによく贈られる胡蝶蘭としては、ぴったりな色ですね。

また、黄色は傘寿(80才)や米寿(88才)の色でもあるので、長寿祝いとして黄色の胡蝶蘭を贈るのもおすすめです。

それでは、黄色の胡蝶蘭の品種を見ていきましょう。

 

ピュアムーン

ピュアムーンは、レモンイエローのような柔らかい黄色をした胡蝶蘭。

そのふんわりとした雰囲気をもつ花色は、優しさや安心感を感じさせてくれます。

また、ピュアムーンの花色は、男女や年齢層を問わずにプレゼントしやすい色合いなので、幅広い方々へ喜ばれる品種です。

 

ゴールドトリス

ゴールドトリスは、黄色い花びらの中にピンクが混ざった胡蝶蘭。

黄色の胡蝶蘭の中でも、ゴールドトリスのように他の色が混ざった花色の胡蝶蘭は、とても珍しい品種と言われています。

また、ゴールドトリスは生産者が少ないため、入手するのも非常に困難です。

サイズはミニが主流のため、お花は小さいですが、テーブルや棚上など様々な場所に飾ることができるので、置き場所の幅が広がるのが嬉しいですね。

 

胡蝶蘭の珍しい品種③ 青(ブルー)の胡蝶蘭

次にご紹介するのは、青(ブルー)の胡蝶蘭。青は、誠実さや清潔感などのイメージがある色です。

男性に好まれやすい色でもあるので、父の日や誕生日のギフトに向いているでしょう。

また、青色に対するイメージから、企業カラーとしても人気の高い色となっています。

そのため、青を企業カラーとしている会社へのお祝いに、青い胡蝶蘭を贈ってみるのもおすすめです。

それでは、青い胡蝶蘭の品種をご紹介していきます。

 

ブルーエレガンス

青の胡蝶蘭は、非常に珍しく、新しい胡蝶蘭。

市場で買い求められる青の胡蝶蘭としては、染色液で染められた「ブルーエレガンス」という品種です。

白い胡蝶蘭を人工的に染色しているので、青色の加減は一概には言えません。

また、この染色技術についても、世界でも数社しか取扱えない特許技術が用いられているので、ブルーエレガンスはとても希少性の高い、珍しい品種の胡蝶蘭です。

 

そもそも青いお花というもの自体が少ないので、ブルーエレガンスはとても喜ばれるのではないでしょうか。

 

胡蝶蘭の珍しい品種④ 紫の胡蝶蘭

最後にご紹介するのは、紫の胡蝶蘭です。

紫は、上品で落ち着いたイメージがあるので、高貴な色として親しまれているのではないでしょうか。

そのため、落ち着いた雰囲気のある会社やお店へのギフトとして贈ると、飾っているときも雰囲気がマッチするのでおすすめです。

また、紫は古希(70才)や喜寿(77才)の色でもあるので、長寿祝いとしてプレゼントしても良いでしょう。

それでは、紫の胡蝶蘭の品種についてご紹介していきます。

 

カシスリボン

カシスリボンは、濃い紫色に少しピンクが混ざったような花色が特徴的な胡蝶蘭。

 

お花のサイズは小さめですが、濃い花色に存在感があるので、テーブルなどに置いても室内が華やかになります。

 

満天紅(マンテンコウ)

満天紅(マンテンコウ)は、鮮やかな紫が目を引く胡蝶蘭。

今回は胡蝶蘭の珍しい品種として、白以外の胡蝶蘭をご紹介していますが、その中でも比較的手に入りやすい品種の一つが、満天紅です。

サイズはミディの胡蝶蘭なので、4cm〜8cm程度の花びらをつけます。

大輪の胡蝶蘭に比べてサイズは少し小さいですが、大輪の胡蝶蘭よりも花持ちが良いのが嬉しいポイントです。

 

プレゼントする前に、胡蝶蘭の花言葉を確認しておきましょう!

ここまで、胡蝶蘭の珍しい品種について、色別にご紹介してきました。

白以外にも、赤・黄色・青などさまざまな色の胡蝶蘭があるので、どれを贈ろうか探すのも楽しめるのではないでしょうか。

 

また、どんなお花にも花言葉がありますが、胡蝶蘭の花言葉はご存知でしょうか。フラワーギフトは、花言葉に合わせてお花を選ぶことも、楽しみ方の1つです。

ここからは、胡蝶蘭の花言葉についてご紹介していきます。

 

胡蝶蘭の基本の花言葉

胡蝶蘭の基本的な花言葉は、「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。

胡蝶蘭の花の形は少し独特で、羽を広げた蝶のような形をしていますよね。そのような花の形が蝶がひらひらと舞う姿と重なり、「幸福が舞い降りてくる」というイメージを受けてつけられたのが、胡蝶蘭の花言葉の由来です。

 

そして、胡蝶蘭はフラワーギフトとして代表格でもあるお花ですが、今日のように胡蝶蘭がお祝い事への贈り物として浸透しているのも、この花言葉から来ているそうです。

また、今回は様々な色の胡蝶蘭についてご紹介してきましたが、色によっても花言葉が異なりますので、さっそくご紹介していきます。

 

白い胡蝶蘭の花言葉

白い胡蝶蘭の花言葉は、「清純」「純粋」。

白い胡蝶蘭は、他の色の胡蝶蘭よりも洗練された雰囲気をまとっていることから、このような花言葉となったと言われています。

この花言葉から、結婚式のブーケなどウェディング関係の場面にも最適ですね。

 

ピンクの胡蝶蘭の花言葉

ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」。

ピンクは、愛情を表す代表的な色のため、このような花言葉が与えられています。

まさにピンクの胡蝶蘭は、相手への愛を伝えたい時にぴったりのお花ですね。

プロポーズや夫婦の記念日など、特別なお祝いの時にはピンクの胡蝶蘭を贈ってみませんか?

 

青の胡蝶蘭の花言葉

青の胡蝶蘭の花言葉は、「誠実」「尊敬」。

青は企業カラーとして用いられることも多く、誠実なイメージのある色です。

そのようなイメージが、青い胡蝶蘭の花言葉の由来となっているそうです。

尊敬する相手へや、恋人への贈り物にしても素敵ですね。

 

上記以外の色の胡蝶蘭の花言葉

上記以外の、赤・黄色・紫などの胡蝶蘭には、明確な花言葉はありません。

流通量の少なさや、品種の新しさなどが理由として挙げられています。

 

そのため、赤・黄色・紫などの胡蝶蘭の花言葉は、胡蝶蘭の基本的な花言葉「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」として考えるとよいでしょう。

 

珍しい品種の胡蝶蘭の価格相場

ここまで、胡蝶蘭の珍しい品種やその花言葉についてご紹介してきました。

珍しい品種としては、白・ピンク以外の花色をした胡蝶蘭について様々ご紹介してきましたが、価格相場も気になりますよね。

 

胡蝶蘭の価格は、お花の大きさ・本数・品質などによって決まりますが、色によっても価格相場が変わります。色ごとの価格相場を詳しく見ていきましょう。

 

白やピンクの胡蝶蘭は安価

まず、胡蝶蘭の中でも代表的な白やピンクの胡蝶蘭については、流通量が多く、比較的入手しやすいため、安価と言えます。

価格相場は、安価なものだと5,000円から購入できますが、胡蝶蘭のサイズや本数などによっては100,000円以上する場合もあります。

 

白・ピンク以外の胡蝶蘭は高め

一方、白・ピンク以外の珍しい品種の胡蝶蘭は、流通量が少ないため、小さいサイズの胡蝶蘭でも高価なものが多いです。

あくまでも参考程度ではありますが、色別ですと以下のような価格相場になります。

 

  • 赤や黄色の胡蝶蘭...10,000円〜50,000円程度
  • 青や紫の胡蝶蘭...12,000円以上

 

贈る際は、ネットや花屋さんで詳しくチェックしてみましょう。

 

胡蝶蘭を贈るときのマナー

ここからは、実際に胡蝶蘭を贈ろうとしている方のために、胡蝶蘭を贈るときのマナーをご紹介します。

また、珍しい胡蝶蘭を贈りたい場合にも、色によってはふさわしくない場面もあるので注意点もあわせてお伝えしていきます。

 

本数は必ず奇数を贈る

まず、胡蝶蘭を贈る上で最も基本的なマナーは「本数は必ず奇数を贈る」こと。

奇数は「割れない数字」のため、日本では昔からお祝い事では奇数を使われてきました。

そのため、胡蝶蘭を贈るときにも、「3本立て」「5本立て」のように奇数で揃えることが基本的なマナーとなっています。

 

一般的に多く贈られているのは「3本立て」の胡蝶蘭ですが、ゴージャスにしたいときは奇数で本数を増やすと良いでしょう。

 

相手に合わせた価格相場

胡蝶蘭に限ったことではありませんが、贈り物をする際は、相手にあわせた価格相場でプレゼントを選びますよね。

胡蝶蘭を贈る際も同様で、相手やプレゼントシーンに合わせて、価格相場があります。

価格相場としては、以下のようなものが一般的です。

もし迷った場合は、ワンランク上の胡蝶蘭を選びましょう。

 

【会社関係の場合】

  • 一般的な相場...30,000円程度
  • 大企業の相場...30,000〜50,000円程度
  • 昇進、就任祝いの相場...30,000円〜50,000円程度
  • 上場祝いの相場...30,000円以上

 

【個人の場合】

  • 友達や恋人への相場...3,000〜15,000円程度
  • 知人への相場...20,000〜30,000円程度
  • 家族や親戚への相場...20,000〜50,000円程度

 

せっかくの贈り物なのに、シーンに合っていないものを選んでしまうと返って失礼になってしまうことも……。そんなことにならないように、贈る目的にあった価格のものを選んでくださいね。

 

立て札は必ずつける

胡蝶蘭を贈る際は、お花の贈り主の名前や企業名が記載されている「立て札」を必ずつけるのがマナーです。

胡蝶蘭を購入したお店に頼めば、立て札をつけてくれますよ。

お祝い花のときは「お祝い文言+贈り主名」または「お祝い文言+贈り主名+贈り先名」を記載しましょう。

 

一方、胡蝶蘭はお悔やみ花としても贈ることができるので、その際には「お悔やみ文言+贈り主名」を記載します。

 

供花の場合は色に注意

胡蝶蘭は供花(きょうか/くげ)としても贈ることができます。

供花とは、お通夜や告別式などの葬儀で、故人に供えるお花のことを言います。

 

供花で胡蝶蘭を贈りたい場合には、色に注意が必要で、四十九日前と四十九日以降で選ぶ色が変わってきます。

四十九日では、亡くなった方を弔う気持ちを表すために「白上がり」と呼ばれる白色のお花をお供えすることが基本です。

そのため、四十九日前までは、白色の胡蝶蘭を贈りましょう。

 

一方、四十九日以降は亡くなった方を偲ぶ気持ちを表すために、カラフルな色のお花をお供えできるようになります。

よって、四十九日以降の一周忌などでは、亡くなった方が好きだった色や、明るい色の胡蝶蘭であったり、大輪の胡蝶蘭を贈ることも可能です。

 

赤1色はNG

胡蝶蘭の珍しい品種の中には、赤色の胡蝶蘭がありました。

しかし、赤一色の胡蝶蘭を贈ると「赤字」「家事」などを連想させると言われているため、赤い色だけでアレンジされている胡蝶蘭を贈るのはNGです。

ただし、花びらの中に赤以外の色が入っていたり、赤以外の胡蝶蘭やお花と一緒にアレンジした胡蝶蘭であれば、特に問題ありません。

 

また、赤と白の胡蝶蘭でアレンジすれば「紅白」をイメージできるので、とてもおめでたい雰囲気でプレゼントすることもできますよ!

 

珍しい品種の胡蝶蘭は通販サイトで探すのがおすすめ!

胡蝶蘭の珍しい品種について様々なことをお伝えしてきましたが、白・ピンクの胡蝶蘭に対して、流通量が少ないことがわかったのではないでしょうか。

珍しい品種の胡蝶蘭をフラワーギフトに贈りたいと思ってお花屋さんへ行っても、取り扱っているお店はなかなかありません。

 

そこで、珍しい品種の胡蝶蘭を購入したいなら、通販サイトで探すのがおすすめです。

また、胡蝶蘭専門のネットショップもあるので、そのような専門店であれば希少性の高い珍しい品種の胡蝶蘭を取り扱っている可能性が高いです。

 

通販サイトであれば、24時間いつでも探して注文できるので、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

参照:プレミアガーデン

 

この記事では、胡蝶蘭の珍しい品種だけでなく、色別の花言葉や、胡蝶蘭を贈る際のマナーなどをお伝えしてきました。

赤・黄色・青・紫など、少し変わった色の胡蝶蘭は、贈られた方に嬉しいのはもちろん、飾られている空間も華やかになること間違いなしでしょう。

プレミアガーデンでは、胡蝶蘭を多数揃えているので、ぜひ一度、オンラインショップをご覧ください。この記事が、胡蝶蘭を贈りたいと考えている方の参考になれば幸いです。

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