胡蝶蘭の手入れ方法と胡蝶蘭の寿命を伸ばすためのコツと手順を解説

 

胡蝶蘭はその見た目の豪華さや、高級感からお祝いシーンでは欠かせないお花となっています。一般的にサイズにもよりますが、1万円から50万円ぐらいのものまであります。

胡蝶蘭といえば、白を思い浮かべると思いますが、実際はピンク色や黄色、赤色などさまざまな色があるため、お祝いに相応しいカラーラインナップとなっています。

胡蝶蘭のお手入れは難しい?

豪華で華やかな胡蝶蘭は、お部屋に置くだけでパッと明るくなりますよね。

しかし、せっかく胡蝶蘭を手に入れても、お手入れの仕方がわからず枯らしてしまうことがあります。実は、日当たりや水、湿度など一定条件を守るだけで、年に1

回しか花が咲かないといわれている胡蝶蘭も、2回花を咲かせてあげることできるのです。

一見、難しそうに見えますが、一度学べば簡単です。

初心者必見!胡蝶蘭の寿命を伸ばす手入れのコツ

胡蝶蘭の寿命を延ばすためには、いくつかのコツがあります。

その前に、胡蝶蘭の寿命がどれくらいあるのかお話ししていきたいと思います。

胡蝶蘭が枯れてしまう原因は、葉焼けや病気や寄生虫、根腐れなどがありますが、丁寧にお世話をすると、胡蝶蘭寿命は10年、20年、さらに50年以上ともわれています。これも胡蝶蘭が人気の秘密です。

ラッピングの外し方

胡蝶蘭は、お祝いごとのプレゼントでもらうことが多いと思います。胡蝶蘭についているラッピングはどう外したら良いか悩まれたことはありませんか?

胡蝶蘭をもらったらすぐにラッピングを外すようにしましょう。特に蒸れやすい夏は注意が必要です。ラッピングを外す際には、リボンからペーパーまですべてを取り除きます。外せない場合には、根の部分を切り水が抜けるようにしてください。

置き場所

いただいた、胡蝶蘭をどこに置くのか悩みますよね。玄関や、窓際、リビングや、廊下、テーブルなど置き場所はさまざまです。

胡蝶蘭は日当たりや、風通しなども重要になってくるので、どこに置くのかが寿命を延ばすカギともいえます。

せっかくいただいた胡蝶蘭を少しでも長くお家に置いておきたいですよね。そのためには、どこに置くのかがポイントになります。

風通しの良い場所に置く

主に胡蝶蘭は熱帯のジャングルの高い木で生育しているので原産地に近い環境にすることが大切です。室内に置く場合は、レースのカーテン越しの、風通しの良い場所に置いてあげましょう。そうすることで花持ちが良くなります。

直射日光を避ける

直射日光を避けることです。直射日光を浴びてしまうと葉っぱが焼けて枯れてしまうことがあります。室内なら、窓際がおすすめです。屋外は気候に左右されるため、あまりおすすめできません。直射日光や、エアコンの風が直接当たらないような場所に置いてください。

水やり

【頻度】水やりには、頻度も重要です。お水をあげる目安は、鉢植えの表面が押しても完全に乾いていたらあげましょう。季節や温度で変化しますが、一般的に1週間~10日に1回お水をあげましょう。気温によって乾くのが早い場合は、随時乾いたらお水を与えてください。

【量】次はお水の量です。一般的にお水は、常温のお水コップ1杯分を根元にかけてあげます。1株にコップ1杯あげますが、株数が多い場合は、その株数に合わせてお水をあげてください。水のあげすぎは根腐れの原因にもなるので気をつけましょう。

 

【時間】次に水をあげる時間です。根腐れの原因は水のあげすぎや、受皿に水が溜まったままになっていることです。午後は日が当たる時間が少なくなってしまい、水はけが悪いのでできるだけ朝に水やりは行いましょう。また受皿に水が溜まっていたら捨てるようにしてください。

 

霧吹きで葉水をするのもおすすめ!】胡蝶蘭は霧が多く発生する地域で育ったため、葉水も水やりの方法の一つです。葉水を行う場合は、常温の水であげましょう。

気温の高い時期は朝・夕二回。寒い時期は、朝・昼・夕の三回行います。葉水を行った後は、病気の発生を防ぐため、軽く布で水分を拭き取るのを忘れずに。

温度・湿度

 

温度 季節ごとのポイントを解説】胡蝶蘭は本来、高温多湿の場所で育っているため、季節や温度湿度が長持ちには欠かせないポイントになってきます。

春は、室内の温度を15度ぐらいに保ち、温かい場所に置きます。夏はエアコンや日光が直接当たらない場所に置くようにします。

秋は、風通しの良い、日光が当たる場所に置いてください。冬は、日中は日の当たる暖かい場所に置きます。

夜間冷え込む場合は、部屋の真ん中に移動させ、段ボールや新聞紙などで温度を一定に保ってあげることが大切です。

 

【湿度 ・湿度調整のポイントを解説】熱帯雨林が原産地の胡蝶蘭は、温かく湿気がある環境を好んでいます。

そのため、自宅やオフィスで、胡蝶蘭を育てるときは、部屋の温度を15度~25度に保つことが望ましいです。しかし、日中と夜間では、温度変化があるので20度から22度ぐらいにしておけば大丈夫でしょう。日本の四季でダメージを受ける場合もあるので、気温の変化には充分気をつけましょう。

胡蝶蘭の手入れ初級編〜寿命を伸ばす植え替えとは?

胡蝶蘭を長く楽しむには、寿命を延ばしてあげることが大切です。

植え替えは、初心者でもできるガーデニング入門レベルで、簡単にでき楽しめる作業です。

寿命を延ばす植え替えには、時期や方法、必要なものなどいくつかポイントがあります。ここでは寿命を伸ばす植え替えのポイントを紹介していきます。

胡蝶蘭の植え替えとは?

胡蝶蘭の寿命を延ばすために、必要な植え替えは、花が咲き終わったら行いましょう。

植え替えの時期は、4月がベストな時期です。

最低でも6月までには、植え替えを行うようにしましょう。病気になって、植え替えをすぐに行わなければいけない場合は、すぐに実行しますが、できるだけ夏や冬は避けて行うようにしてください。花が咲いている場合には、咲き終わるまで待ってから、植え替えをします。植え替える必要がないのに植え替えしてしまうと、逆に根っこを傷めてしまうので、二年に1回ぐらいの頻度で行うようにしましょう。

【植え替えの手順 】

まず、植え替えに必要な、咲き終わった花の株、植え込み資材、ハサミ、新しい鉢、を準備しましょう。ここでは、植え込みの手順を説明していきます。

 

①ウイルス対策のため、ハサミの刃先をあぶり消毒します。

②傷つけないように株を取り出します。

③根についているコケなどの植え込み資材を取り除きます。このときも根を傷つけないように気をつけましょう。

④古く腐ってしまった根は、付け根から切り取ります。葉の色が変わってしまっている場合は取り除きましょう。

⑤準備しておいた植え込み資材を湿らせて根の下から押し当てます。

⑥根の周りを水苔で覆い、根の付け根が隠れるくらい覆います。

⑦そのまま新しい鉢に入れます。そのときに底に押しつけないように気をつけましょう。

⑧植え込み資材を鉢の側面にくっつけ、株を持ち上げても外れなければ大丈夫です。植え替え直後に霧吹きをし、その後は15日~20日程度は水を与えないようにしましょう。その後、10日に1回程度の水やりをお願いします。

鉢の素材の選び方

鉢の種類はいくつかあり、プラスチックや、素焼き、発泡スチロールなどがあります。それぞれの特徴について見ていきます。

 

・プラスチック 

プラスチックは、成形がさまざまなため、多くの種類の鉢があります。

しかし、プラスチックは水を吸収しないため、水やりの回数を調整することが重要です。ほかの容器と比べると根腐れの要因になることがあります。

 

・素焼き 

素焼きは、主に屋外で育てるときに用いられます。鉢、そのものに穴が開いているので、水や空気を良く通します。根腐れがおきにくいというメリットがあります。

 

・発泡スチロール 

発泡スチロールには、保温性と断熱性を兼ねそろえているので、気温を一定に保つことができます。発泡スチロールを使う場合は、そこに穴をあけて水はけを良くします。発泡スチロールはもろいため、運ぶ際の破損や転倒には気をつけましょう。

 

 

~胡蝶蘭の手入れ中級編~終わった花を発芽させる手入れのポイント 

知人やお世話になっている方から胡蝶蘭のお花をいただいて、お家やオフィスに飾ることはありますよね。胡蝶蘭の花は香りも良く、また見ているだけでも、とても癒されますよね。しかし、しばらく時間が経つと「一輪、そしてまた一輪と散ってしまう…」なんてことはないでしょうか?

胡蝶蘭は、とても綺麗で艶やかなお花なので、できれば、綺麗な状態を保っておきたいものです。ここでは胡蝶蘭のお手入れのポイントを紹介していきます。

胡蝶蘭の2度咲きとは? 

胡蝶蘭の二度咲きとは、花が散ってしまったあとに、もう一度花が咲くことです。

胡蝶蘭の花は、一度散ってしまうと、二度と咲かないのではないかと思ってしまいがちですが、胡蝶蘭は生命力に長けているため、きちんと手入れしてあげることで、花芽(葉と葉の間から少し出てきた芽の状態のもの)が出てくるのです。

この花芽は、決まって上から数えて3枚目と4枚目の葉の間から出てくるので、注意してみて見てください。

2度咲きの手順 

胡蝶蘭の花を2度咲きさせるには、手順があります。ここでは2度咲きの手順を説明していきます。

①必要なものを準備します。花が落ちてしまったあとの胡蝶蘭とカッターです。

②花粉など、床に落ちてしまう可能性があるため、床に敷くものも用意します。

③胡蝶蘭と支柱を留めているテープをカッターで切ります。

④支柱を抜きますが、花が抜けないように注意して抜いてください。

⑤胡蝶蘭の茎をカッターで切ります。胡蝶蘭の茎は節があるので下から4〜5つ目の節の部分で斜めに切り落とします。

 

2度咲きするまでの期間のお手入れのポイント 

胡蝶蘭が、2度咲きするまでには、数ヶ月かかります。まずは、1~2ヶ月ほどすると、節から芽が出てきます。

一つの目安として、覚えておくと良いと思います。ポイントとして、胡蝶蘭の株が元気で、かつ温度が20℃前後に保てるかということが重要です。そのため、温度管理、水やり、植え替えなども必要な場合があります。また、胡蝶蘭は繊細であるため、環境に慣れてから成長することもあるので、長いと2~3年かかることもあります。

〜胡蝶蘭の手入れ上級編〜胡蝶蘭を増やす株分けとは? 

二度咲きをさせることができるなら、胡蝶蘭の株自体を増やすこともできるのでは?そんな風に考える方もいるのではないでしょうか。実は、胡蝶蘭は、株を増やすことも可能なのです。ここでは、胡蝶蘭の株を増やす株分けについて説明していきます。

株分けとは? 

胡蝶蘭の鉢植えで、新しい芽が出ていることがあります。これを「子株」といいます。

この「子株」があると株分けをすることができます。

胡蝶蘭の一部分である「子株」と根っこを一緒に切り離して、植え替えをすることで、株分けをすることができます。

他の植物であれば、挿木(切った茎や枝を土に挿して増やすこと)をすることで、子株を増やすことが可能なこともありますが、切り花になっている胡蝶蘭は、残念ながら挿木することはできません。

株分けの手順 

まずは、子株が株分けできる状態か見極めが必要です。子株ができても、決してすぐに切り離さないでください。

株分けが可能となるのは、子株の葉っぱが、2~3枚になったときです。次に必要なものですが、鉢、水苔、ハサミ、ピンセットが必要になります。ハサミは、菌が入らないように消毒液または煮沸しておいてください。

 

株分けの手順を説明していきます。

①親株ごと子株を鉢から取り出し、親株についている水苔をピンセットで取り除きます。黒くなってしまっている根っこはハサミで切り落とします。

②子株に繋がっている根に気をつけながら子株を切り離します。

③水を含ませた水苔で、それぞれを覆い、鉢に移します。隙間には水苔を入れてください。

株分け後の手入れのポイント 

株分け後は、胡蝶蘭が居心地が良い環境に整えてあげることが必要です。

株分け後、2週間は日当たりが良く、風通しの良いところに置きましょう。直射日光は葉が焼けてしまうので、直接日光が当たらない場所に置くようしてください。

胡蝶蘭の手入れに関するよくある疑問 

「胡蝶蘭はお家でも簡単に育てることができるのか?」と思っている方も多いと思います。

ここでは、胡蝶蘭を手入れに関するよくある質問に答えていきます。

オフィスで育てるのは難しい? 

オフィスで育てる際には2つ気をつけることがあります。

まず、優しい木漏れ日が当たるようなら場所においてあげることが大事です。レースのカーテン越しの風通しが良いところに置いてあげるのが良いでしょう。次にエアコンの風が直接当たらないところにおいてあげることです。エアコンの風が直接当たると胡蝶蘭は乾燥し枯れてしまうので、置き場所には注意してください。

 

冬のお手入れのコツは? 

冬場はなんといっても乾燥しやすいので、加湿をしてあげてください。

1日に何度か霧吹きで葉に水を与えてあげることや加湿器の近くで管理してあげるのが良いですが、加湿器のミストが直接胡蝶蘭に当たらないようにしてください。直接当たると花にしみのようなものができる原因になってしまいます。

病気と害虫の対策方法は? 

胡蝶蘭に害を与える虫には、コバエ、コナカイガラムシ、ハダニ、アザミウマ、アブラムシ、ナメクジ、アリがいます。この虫が、胡蝶蘭の汁を吸うことで胡蝶蘭を衰弱させてしまうのです。対策は、屋外に出すのを避けること、葉や花が落ちたら拾って清潔な環境にすること、水のあげすぎや乾燥に気をつけることで病気や害虫を予防することができます。

肥料は必要? 

胡蝶蘭はお手入れしだいで何年も楽しむことができます。

肥料を使うことでより長く楽しむことができるのです。液体肥料は効率的に成長を促す作用があり、胡蝶蘭の温度を保つための緩効性の化成肥料もありますので冬の胡蝶蘭にはおすすめの肥料です。肥料を使用する場合は、説明書などをしっかり読んで、必ず使用方法に従ってください。肥料のあげすぎは胡蝶蘭を痛めてしまいますので注意してください。

支柱は必要? 

胡蝶蘭の支柱は、つぼみや花が咲いたときに重心が偏り、重みで鉢が倒れてしまわないようにするためです。また、鉢が倒れてしまうだけでなく、せっかく育てた胡蝶蘭の茎が折れてしまうこともあります。胡蝶蘭が倒れたと同時に花茎がポキッと折れてしまっては、せっかく育ててきた胡蝶蘭が可哀想ですよね。

転倒を防ぐためには、支柱を立て、その支柱に胡蝶蘭の花茎を仮留めしておくと鉢の重心を安定させ花が咲いたときでも倒れないようにできます。

つぼみや花が咲き始める前には支柱を立てるようにしましょう

胡蝶蘭が枯れてしまった…復活させることはできる? 

復活させるためには、胡蝶蘭が本来、育っていた環境に近づけることが必要です。胡蝶蘭は、高温多湿の日陰で育っていたため、似たような環境作りをしてあげることが重要です。葉が白くなったり、黒くなったりするのは、葉焼けをおこしている状態です。

焼けた部分が少ない場合、直接日が当たらない場所に置き場所を変えてあげるだけで、元の元気な状態に戻ることがあります。レースのカーテン越しの風通しが良いところに置き、様子を見てみましょう。

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