花屋への転職|30代未経験でも雇ってもらえる?異業種の経験を活かせるポイントも伝授
花が好きな人ならば、一度は憧れたことのある職業が花屋。
30代は職場で責任が重くなっていく時期。自分はこのまま今の仕事を続けていいのだろうか、本当にやりたい仕事は何だろうかと悩む人もいるのではないでしょうか。
花屋は特別な資格や経験がなくても、比較的採用されやすい職業といわれています。しかし体力が必要な仕事のため、採用は年齢が若い方が好まれる傾向があるようです。
いつかやろうと先延ばしにしていたら、どんどん採用されにくくなってしまうもの。
しかし、30代は未経験でも充分採用してもらえる可能性はあります。勇気を出して好きなことを仕事にするチャンスを掴みましょう!
この記事では、
「今まで違う仕事をしてきたけど、ずっと憧れていた花屋さんで働きたい!」
「でも30代未経験で雇ってもらえるのか不安……。」
このように感じている方に向けて、花屋業界の求人の傾向・必要なスキル、転職のコツや仕事内容のメリット・デメリットなどをご紹介します。
今までの経験を武器に、採用面接でうまくアピールしましょう。
最後に、30代未経験でも安心して始められる花屋の求人も紹介しますので、ぜひご覧ください。
30代未経験OKの花屋の求人はある?
華やかで笑顔が多いイメージの花屋ですが、実際は体力がいるお仕事です。
「特別な資格や経験を持っていない30代の私でも雇ってくれるところはあるの……?」と新しい挑戦を前に不安に思う方も多いかもしれません。
花屋の求人は年齢制限がないものが多いですが、実際に未経験の30代を雇ってくれるお店はあるのでしょうか。花屋業界の求人の傾向について見ていきましょう。
未経験でも求人はある|年齢制限はお店によって異なる
花屋の求人は年齢制限がないものも多いです。
しかし、花屋は力仕事であるため、実際に採用されやすいのは体力がある20〜35歳といわれています。
求人に記載していなくても、お店によっては年齢の目安を設けている場合もありますが、35歳以上だからといって諦めなくても大丈夫です。応募はできるので怯まずどんどん連絡してみてください。花屋は人手不足の傾向があるので、意欲をかってくれる職場を探しましょう。
経験重視の傾向あり|資格より先に応募しよう!
花屋で働くのに必要な資格は特にありません。
実務経験がないため教室に通ってからと考える人もいますが、採用時に実務経験が重視される場合が多いため、資格より先に応募して経験を積むことをおすすめします。
最初にパートやアルバイトで実績を作ることで、のちに正社員に採用されやすくなるでしょう。
人柄やコミュニケーション力が大事|異業種の経験が生かせるかも
花屋はサービス業です。
お客様に購入してもらうには、商品の質のほかに、売る側の対応も重要です。
いくら良い商品でも店員の態度が悪いと購入したいと思ってもらえませんし、再びお店を訪れることはないでしょう。
人当たりのよさ、丁寧さ、相手の気持ちをくみとる力などの、ホスピタリティとコミュニケーション力も必要な仕事なのです。
未経験でもOKな求人を出しているお店は、人柄やコミュニケーション力を重視している場合があります。
接客経験は異業種でも花屋で活かしやすいスキルですので、面接でアピールしましょう。
30代から始めるにはどんな働き方がある?
30代の転職というと、収入や今後のビジョンが気になるところでしょう。
家族がいる方は、生活のために一定の収入が必要な場合があります。雇用状況が安定しているかや、福利厚生がしっかりしているかも注目したいところですね。
働き方の違いを学び、今の自分にあった選択は何か考えてみましょう。
アルバイト・パート
花屋で1番求人が多く、始めやすいのはアルバイト・パートです。
「30代で花屋を始めて、本当に仕事を続けていけるのだろうか」と不安に思う方もいるでしょう。
まずはパートから始めて実際に働きながら知識をつけていけば、自分の自信につながり、そのあとに正社員にチャレンジする道もあります。
土日のみ可の求人もありますので、副業可能な方は今の仕事を続けつつ、土日から始めてみるのもよいでしょう。
派遣
アルバイト・パートよりも高待遇で働きたい方におすすめです。
ショップでの店頭販売からブライダルの装花制作、店舗を持たず現場を回ってアレンジメントするお仕事まで、さまざまな働き方があります。
時給は1200円程度で固定給の場合もあり、パートやアルバイトよりも待遇が良いです。
ただし雇用が不安定で、契約更新されず打ち切りになる可能性もあります。
正社員
30代になると家族がいて、ある程度安定した収入が必要な方もいらっしゃるでしょう。
パート・アルバイトに比べると求人の数が少ないですが、未経験可で意欲や人柄を重視している場合も多くあります。
自宅から通える範囲の求人を探して、1つずつ当たってみましょう。
また、お店によって任される業務が大きく異なります。例えば、ある個人店では接客・アレンジメント・発注・運搬・SNS運用まですべて任されることもあれば、ネット販売の企業で部門ごとに業務が分かれており、アレンジメントに特化している場合もあります。
自分の希望に添っているのはどのスタイルか、求人内容を確認して応募しましょう。
会社の規模によって福利厚生など業務面以外のサポートも大きく違いますので、細かい部分も目を通すようにしてください。
花屋の休みはいつ?
花屋は年間休日が少なめだといわれています。
一般的に、土日など花業界で決まった休日があるわけではなく、繁忙期と閑散期によって働き方が異なる事が多いです。
繁忙期は、5月の母の日、8〜9月のお盆・お彼岸、年末が代表的です。ただ、お店のジャンル・仕入れ日・立地などによって忙しい日がそれぞれ変わります。
例えば、ビジネス街の花屋は会社がスタートする月曜日、フラワーコーディネーターはイベントの多い土日が忙しくなる傾向です。
企業や店舗によって固定日休み・シフト制など勤務形態が異なりますので、求人を確認しましょう。
このために働きたい!花屋のメリット
30代で未経験の職種に転職するのは勇気が入りますし、とても不安ですよね。
しかし、花屋でしか経験できないことがたくさんあります。
ここからは、花屋で働くメリットについて見ていきましょう。
花に囲まれて過ごせる
大好きな花に囲まれて1日を過ごせるのは、花好きな人にとって幸せなことです。
花には人を癒す力があるといわれており、季節ごとの色とりどりのお花にたくさん触れられるのは花屋の特権ですね。
職場の人もお客さんも花好きな人ばかりですので、花の話ができるのも嬉しいポイントでしょう。
花の勉強ができる
花屋で働いていると、自然と植物の知識やスキルが増えます。
花の特徴や、育て方、手入れの仕方が身に付くと、お客さんと交流しやすくなり喜んでもらえるはずです。自宅で花を育てている際にも役立つでしょう。
フラワーデザイナーとして活動したい人は、現場で働きながら資格の勉強をすると、効率よく知識が身につくのではないでしょうか。
お客さんを笑顔にできる
花屋にくるお客さんは、誰かにプレゼントしたい人や花が好きで自宅に飾りたい人が多いので、ポジティブな感情を持って来店することが多いです。
お客さんのイメージをヒアリングしながら作り上げ、お花を受け取るときのお客さんの笑顔を見られることは、大きなやりがいになるでしょう。
花屋には、誕生日・合格祝い・記念日・結婚式・プロポーズなど、大切な日に相手に想いを伝えたいお客さんが多く訪れます。
花を贈る人の想いにふれながら花を通してお手伝いできるので、自分も幸せな気持ちになるという方は多いです。
30代は大変?花屋のデメリット
「大好きな花に囲まれる仕事ができたら幸せ。」
そんな思いを持って入社する人が多いお花屋さん。
しかし、実際のお仕事のなかには、華やかな印象とは違うこともあります。仕事を始めてから、「こんなつもりじゃなかった……。」と後悔をしないように、応募の前に知っておいてほしいことをまとめました。
力仕事が多い
植木鉢を運んだり、水を扱ったりと重いものを持つ回数がとても多いです。
仕入れた花を店頭に並べる時も本数が多いと重量があります。
また、朝から晩まで立ちっぱなしの仕事ですので体力が必須です。
体力に自信がない方は、花に間接的に関われる電話受付や、SNSマーケティングの仕事を探すのも1つの方法です。
チェーン展開している花屋やネット販売が中心の会社は、事務職の募集もあります。今の仕事が生かせる職種なら、より採用されやすいでしょう。
覚えることが多い
お店によりますが、花を育てる・接客・アレンジメント・運搬などさまざまな業務があります。
花によって1つずつ扱い方が違うので覚えることがたくさんあります。間違った手入れをして花を枯らしまわないよう、注意しなければなりません。
また、フラワーアレンジメントがしたくて入社したとしても、最初は雑用を任されることがほとんどのようです。
最終的に自分がやりたい業務を任せてもらえるよう、雑用から1つずつ覚えていき職場での信頼を積み重ねていきましょう。わからないことは聞いてメモをとり、あとで復習すると着実に身につきますよ。
水仕事が多く手が荒れやすい・冬は寒い
花屋は水をたくさん使い、素手で触る場面も多いです。薬品を使ったり、棘があったりと手荒れを防ぐのはなかなか難しい職業でしょう。
また、お花が傷んでしまうため、冬でも暖房はつけません。そのなかで冷たい水を扱うので、冬は寒さにも耐え忍ぶ必要があります。
虫を駆除する必要がある
花には虫がよってくるため、虫が苦手な人は慣れないうちはつらいかもしれません。
葉っぱの裏に虫がついている場合があり、ギフトに入り込んでいないか確認する仕事があります。
素手で触る必要はないので、適切な対処を学んで冷静に対応しましょう。
虫が苦手で不安な方、仕事内容に不安がある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
花屋はどんな人が求められているの?
花屋では、実際にどんな人材が求められているのでしょうか。
面接の時に自分をどうアピールするかの手がかりになりますので、自分が得意なのはどの部分か考えながらみてくださいね。
体力がある
花屋は朝から晩まで立ちっぱなしの力仕事であるため、体力は必須です。
日頃から運動をしている、または現在立ち仕事をしていると、30代でも体力があると判断してもらえるでしょう。
向上心がある
力仕事で覚えることが多く多忙でも、向上心を持って積極的に仕事に取り組める人が求められています。
仕事を教える側は、やる気があって続ける意欲のある人とお仕事したいと思うはずです。
また、向上心がある人がいると職場の雰囲気が明るくなり、チームで助けあうことが増えて良い循環が生まれます。
自分の目標を持つと、自然と向上心がでてくるでしょう。
笑顔と気遣い
お客様に笑顔で接し、交流を深められる人はリピーターを獲得できるので重宝されます。
お店に訪れるお客様は、こんな花束がほしいとざっくりしたイメージでオーダーすることが多く、その場合は具体的な花の提案を店員がします。
お客様がほしいものを想像しながら、贈る相手や好み、イメージなど丁寧にヒアリングして花束を作り上げる力が必要です。
繁忙期はお客様が並んでいて、待ち時間が長くなってしまう場合があります。その際に忙しくても一声かけられる気遣いができる人がいれば、お店の好印象につながり、お客様にも信頼されるでしょう。
また、接客が苦手だけど、どうしても花に関わりたいと思う方もいるかもしれませんね。そんな方は、接客がないネット販売中心の大手花屋や、事務、花を運ぶドライバーなど他にも選択肢があります。
丁寧さとマメさ
花はデリケートな生き物なため、扱うときの丁寧さとマメな手入れが求められます。
お客様は、お花を丁寧に扱ってくれる人にお願いしたいと思うはずです。
また、気候の変化への対応やこまめな水の入れ替え、たくさんでる草花のゴミ掃除など、仕事場ではマルチタスクをこなしつつ、細やかな対応が必要です。
早起きができる
花屋の朝はとにかく早いです。
花の仕入れを任された場合は、早朝に市場に行く必要があります。
水揚げからスタートし、花のディスプレイを整えたりと、店頭販売のお店はお店を開けるまでの準備で大忙しです。花を売るだけでなく、花の綺麗な状態を維持する仕事もあります。
早起きができるというのも、大切なアピールポイントのひとつです。
車が運転できる
必須ではないものの、花屋での仕事は車の運転が必要な場面が多いです。
普通運転免許証を持っていれば優遇される場合もあるので、花屋の仕事がしたいなら車の免許をとっておいた方がよいでしょう。
未経験でもアピールできるポイント
30代は20代の就職と同じように、やる気を全面に押し出すだけではなかなか採用してもらえません。
今まで培った経験やスキルを具体的に話し、入社後の活躍がイメージできるようにアピールしましょう。
ここでは、花屋未経験のあなたでも面接時にアピールできるポイントを紹介します。
接客経験
お客様のニーズを引き出す声かけ、言葉選び、配慮など接客のノウハウは、すぐに身につくものではありません。
接客の経験がある人は、そのなかで自分がどんな意図をもって、具体的にお客様にどう接してきたか話すとよいでしょう。
向上心を持って取り組んだ経験
今までの仕事で向上心を持ってどんな行動をしてきたかを話しましょう。
また、これから花屋で働く際に、どんな意識をもって働くかを伝えると意欲が伝わります。
職場内でメンバーへの気遣いで心がけていたこと
接客経験がなくてもチームで動く際に心掛けていた事を話すのもよいでしょう。
臨機応変が求められる仕事のため、お客様だけでなく職場のメンバーにも気遣いできる人がいると助かります。
日ごろの運動歴や立ち仕事の経験
花屋は体力勝負です。
30代は体力面で不利と判断される可能性があるので、日頃から運動していることや、長時間の立ち仕事をこなしてきて体力があることをアピールしましょう。
特に運動などしていない人は、今からでも早起きや運動を始めて、花屋の生活リズムに慣れておくとスムーズにお仕事に入れます。
面接を受ける前に考えておくこと
あなたはどうしてお花屋さんで働きたいのか答えられますか?面接で言葉に詰まることがないように、出した答えに対して「それはなぜ?」を繰り返して深掘りしてみましょう。
自分が花屋さんで働きたい本当の理由が見えてくるはずです。
また、自分が将来的にどんな花屋になりたいか決めることで、どんなお店に応募するか選択も変わります。
今、何のために頑張りたいのか明確にしておくと、つらいことを乗り越える原動力になるでしょう。
花屋のデメリットを知った上で、それでも働きたい理由
花屋の仕事は楽しいことばかりではありません。それでも花屋で働きたい熱意を明確な言葉にしておきましょう。
デメリットをどんな工夫で乗り越えていくかも交えて話せば、説得力が増します。
どんな花屋になりたいかというビジョン
何もイメージせずに働いているのと、自分がなりたい理想を持って働くのでは、年数を重ねた時に大きな差が生まれます。
例えば、「独立して自分のお店を持ちたい」、「大手花屋会社のウエディング装花部門で人気No.1になりたい」、「リピート率が高くお客様に寄り添ったフラワーコーディネーターになりたい」など、道はさまざまです。
ビジョンを持つことによって、今の仕事で何を身につけたいのか、それを今後どう生かすかという意識が生まれ、仕事の仕方が変わります。
自分はどんな仕事がしたくて、どこを目指していきたいのか話せるようにしておくと、お店側も入社後のミスマッチを防げて安心して採用できるでしょう。
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水揚げ、アレンジメント・スタンド花・花束・ブーケ制作、配達、来店接客、ラッピング、花の手入れなど、花に関する業務は一通り経験することができます。
大好きな花に囲まれる仕事をするために、一歩踏み出してみませんか?
フラワーデザイナーになりたいと考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
今回は、「30代未経験でも花屋で働きたい人」に向けて、花屋のメリットデメリットや未経験でもできるアピールポイントなどをお伝えしました。
花屋は華やかな職業ですが、重労働で体力が必要な側面があり、年齢が上がるごとに採用が難しくなる傾向があります。
しかし、未経験の30代でも花屋で仕事をするのは今からでも遅くありません。続ける熱意がある人を採用したいお店はきっとあるはずです。
求人をお探しの方は、ぜひプレミアガーデンの選択肢のひとつに入れてみてください。
プレミアガーデン採用サイトでは、実際に働いている方のやりがいや1日のスケジュールなどもご紹介しています。働き方の参考にしてみてくださいね。