その花、贈って大丈夫?怖い花言葉を持つお花25選

花や観葉植物には、すてきな花言葉が託されているものですよね。しかし中には、背筋がゾッとしてしまうような怖い花言葉を持った花も存在します。ここでは、怖い花言葉を持つ植物を25種類ご紹介します。プレゼントで贈ってはいけない花についても触れていますので、花言葉にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

怖い花言葉25選!

では、さっそく怖い花言葉を持つ植物を一覧でご紹介します。

思わず後ろを振り返ってしまいそうな本当に怖い花言葉から、少しユニークな花言葉までまとめています。

どうぞじっくりご覧ください。

黄色いカーネーション「軽蔑」

はじめにご紹介するのは、黄色いカーネーションの花言葉です。

黄色いカーネーションの花言葉は、「軽蔑」。

誰かから贈られたら、怖い花言葉ですよね。

黄色いカーネーションの花言葉の由来は、謎に包まれています。

けれど、昔の西洋では黄色はいやしい色だと考えられていたことに由来しているという説もございます。

黄色いバラ「愛情の薄らぎ」

次にご紹介するのは、黄色いバラの花言葉です。

黄色いバラの花言葉は、「愛情の薄らぎ」。

恋人やパートナーからプレゼントされたら、怖いですよね。

この花言葉の由来も定かではありませんが、黄色いカーネーションと同様に黄色という色自体が、昔の西洋では忌み嫌われていたからだというのが有力な説です。

黒いバラ「憎しみ」

次にご紹介するのは、黒いバラの花言葉です。

黒いバラの花言葉は、「憎しみ」。

これは、とても怖い花言葉ですね。

黒いバラの花言葉の由来も謎ですが、黒という色が闇や悪魔を連想させるということが関係しているのでしょう。

ちなみに黒いバラには、「恨み」「あなたはあくまで私のもの」という怖い花言葉もつけられていますよ。

クレマチス「縛り付ける」

次は、クレマチスの花言葉のご紹介です。

クレマチスの花言葉は、「縛り付ける」です。

こちらも、なんとも恐ろしい花言葉です。

この花言葉は、クレマチスの細くて丈夫なツルにちなんでつけられました。

束縛が激しい恋人やパートナーからクレマチスをもらったら、要注意ですよ。

ただし、クレマチスには「甘い束縛」という花言葉もつけられています。

スノードロップ「あなたの死を望みます」

次にご紹介するのは、スノードロップの花言葉です。

スノードロップの花言葉は、「あなたの死を望みます」というもの。

この花言葉は、さすがに怖すぎますね。

ネガティブすぎて、ゾッとしてしまいます。

これは、スノードロップの白い花が死に装束を連想させること・ヨーロッパのある地方にスノードロップを家に持って入ると不幸が訪れると言われていたことに由来する花言葉です。

キンギョソウ「でしゃばり」

次にご紹介するのは、キンギョソウの花言葉です。

キンギョソウの花言葉は、「でしゃばり」です。

先ほどの花言葉がとても怖いものだったので、なんだかホッとしてしまいました。

これは、キンギョソウの花がまるで口を開けておしゃべりしているように見えることに由来する花言葉です。

皆が一斉に発言しているように見えるため、「でしゃばり」という花言葉がつけられました。

クロユリ「呪い」「復讐」

次は、クロユリの花言葉のご紹介です。

クロユリの花言葉は、「呪い」「復讐」というもの。

ただただ怖いですね。

この花言葉の由来は諸説ありますが、中でも有名なのが黒百合伝説です。

戦国武将の佐々成政が側室の早百合の密通を疑い、殺害してしまいます。

その際に早百合は、「立山にクロユリが咲いたら、佐々家は滅亡します」と言ったそうです。

この伝説がもとになり、クロユリには怖い花言葉がつけられているのです。

ロベリア「悪意」

次は、ロベリアの花言葉をご紹介します。

ロベリアの花言葉は、「悪意」。

じわーっと怖くなる花言葉です。

この花言葉は、ロベリアが毒を持つことに由来しています。

ロベリアは花だけでなく、茎や葉にも毒があるため、「悪意」という花言葉が託されたと考えられています。

黄色いユリ「憎悪」

次は、黄色いユリの花言葉を見てみましょう。

黄色いユリの花言葉は、「憎悪」です。

この花言葉も怖いですね。

黄色いユリの花言葉に関しては、その由来が不明です。

ただし、黄色は西洋において、忌み嫌われていた色だからという説が有力です。

ただし、黄色いユリには「陽気」「天にも昇る心地」という花言葉も託されていますよ。

アザミ「報復」

次は、アザミの花言葉をご紹介します。

アザミの花言葉は、「報復」です。

こちらも後味の悪い花言葉です。

この花言葉の由来は、諸説あります。

一説では、アザミを踏むとそのトゲが足に刺さることから「報復」という花言葉がつけられたと言われています。

アザミのトゲは鋭く、刺さるとケガをするので注意してくださいね。

マリーゴールド「嫉妬」

次にご紹介するのは、マリーゴールドの花言葉です。

マリーゴールドの花言葉は、「嫉妬」です。

この花言葉は、太陽神アポロンと水の精クリスティの伝説に由来しています。

アポロンに片思いしたクリスティは、アポロンの恋人である王女レウトコエに嫉妬します。

そこで、王女の父親に二人の恋路を告げ口したところ、怒った父親により王女は生き埋めにされてしまいます。

それを後悔したクリスティはアポロンを見つめ続け、9日後にマリーゴールドの花になったということです。

スイレン「滅亡」

次にご紹介するのは、スイレンの花言葉です。

スイレンの花言葉は、「滅亡」。

絶望的な気持ちになる花言葉ですね。

これは、ギリシャ神話が由来になって花言葉です。

ある日、ヘラクレスに捨てられたニンフが、川に身を投げました。

それからというもの、ニンフはスイレンに姿を変え、水辺に寄ってくる者を水の中に引きずり込んでいったといいます。

オトギリソウ「恨み」

次にご紹介するのは、オトギリソウの花言葉です。

オトギリソウの花言葉は、「恨み」です。

誰かに恨まれるのは、怖いものですよね。

これは、オトギリソウが魔力が強い植物だと考えられていたことに由来する花言葉です。

ちなみにオトギリソウには、「敵意」「迷信」「秘密」という花言葉もありますよ。

タンジー「あなたとの戦いを宣言する」

次は、タンジーの花言葉のご紹介です。

タンジーの花言葉は、「あなたとの戦いを宣言する」です。

戦いを宣言されてしまいました。

恐ろしいですね。

この花言葉は、タンジーに虫よけの効果があるためにつけられたと考えられています。

つまり、虫との戦いを宣言しているわけですね。

由来を聞くと、怖さが半減してしまいますね。

ゲッケイジュ「裏切り」

次にご紹介するのは、ゲッケイジュの花言葉です。

ゲッケイジュの花言葉は、「裏切り」。

信頼していた人に裏切られるのは、恐ろしいし、悲しいものですよね。

ゲッケイジュは、黄色い花を咲かせます。

キリスト教では、イエス・キリストを裏切ったユダが黄色い服を着ていたとされることから、ゲッケイジュには「裏切り」という花言葉がつけられています。

シレネ「恋の落とし穴にご注意」

次は、シレネの花言葉を見てみましょう。

シレネの花言葉は、「恋の落とし穴に注意」です。

ここまで本当に怖い花言葉が続いてきました。

けれど、シレネの花言葉は少しユニークで安心しますよね。

シレネはピンク色の美しい花を咲かせますが、その粘液で虫を捕らえてしまいます。

このシレネの性質が由来になり、このようなユニークな花言葉がつけられました。

ハナズオウ「裏切り」

次にご紹介するのは、ハナズオウの花言葉です。

ハナズオウの花言葉は、「裏切り」。

先ほどご紹介した、ゲッケイジュの花言葉も「裏切り」でしたよね。

この花言葉も、やはりキリストを裏切ったユダが関係しています。

ユダはキリストを裏切ったあと、セイヨウハナズオウの木(ユダの木)を使って命を絶ったと言われています。

このことからハナズオウには、「裏切り」という花言葉がつけられました。

トリカブト「敵意」「あなたは私に死を与えた」

次は、トリカブトの花言葉をご紹介します。

トリカブトの花言葉は、「敵意」「あなたは私に死を与えた」です。

「敵意」はともかく、「あなたは私に死を与えた」という花言葉の背景には、一体何があるのか気になりますよね。

トリカブトにこのような怖い花言葉がつけられているのは、トリカブトに人を死に至らしめるほどの毒があるためです。

トリカブトをプレゼントする際は、注意が必要ですね。

リンドウ「悲しむあなたを愛する」

次は、リンドウの花言葉をご紹介します。

リンドウの花言葉は、「悲しむあなたを愛する」です。

ややサイコパスな花言葉ともとれますし、悲しんでいる人のそばに寄り添うような優しい花言葉ともとれますよね。

これは、リンドウの花色に関連した花言葉です。

リンドウの花の色は、青。

西洋では、青い花は悲しみを表す色だと考えられていたため、リンドウにはこのような花言葉が託されています。

アジサイ「浮気」「あなたは冷たい」

次は、アジサイの花言葉をご紹介します。

アジサイの花言葉は、「浮気」「あなたは冷たい」です。

パートナーから贈られたら、ヒヤッとしてしまう怖い花言葉ですね。

この花言葉は、アジサイが花の色をころころ変えることに由来しています。

いろいろな花色があるところが、アジサイの魅力の1つなのでなんだか残念ですよね。

ただし、アジサイには「家族」「団らん」「和気あいあい」というポジティブな花言葉もあるので、安心してくださいね。

アネモネ「見捨てられた」

次にご紹介するのは、アネモネの花言葉です。

アネモネの花言葉は、「見捨てられた」。

なんだかストーカーを彷彿とさせるような花言葉ですね。

これは、西風の神ゼピュロスと、春の女神フローラの侍女アネモネの伝説にちなんだ花言葉です。

ゼピュロスはアネモネを愛していましたが、フローラはゼピュロスに片思いしていました。

ゼピュロスの気持ちを知ったフローラは、邪魔なアネモネを追放してしまいます。

ゼピュロスはフローラとの平和を保つため、愛するアネモネを見捨て、彼女を花の姿に変えたそうです。

アネモネ、かわいそうですよね。

スイセン「報われぬ恋」

次にご紹介するのは、スイセンの花言葉です。

スイセンの花言葉は、「報われぬ恋」です。

怖いというより、悲しい花言葉ですね。

これは、スイセンを摘んでいたペルセポネを、冥王ハーデスが無理やり冥界へ連れ去り、自分の妻にしたという伝説にちなんだ花言葉です。

結局、ペルセポネの愛を得られなかったハーデスにちなみ、スイセンには「報われぬ恋」という花言葉がつけられました。

なんだか切ない気もしますが、ペルセポネにとっては怖い経験でしたよね。

アイビー「死んでも離れない」

次にご紹介するのは、アイビーの花言葉です。

アイビーの花言葉は、「死んでも離れない」というもの。

背筋がゾッとするような、とても怖い花言葉です。

アイビーは壁や塀などに吸着根をはりつけて、どんどん成長していきます。

吸着根の威力はなかなか強く、引きはがすのに苦労します。

そんな姿にちなんで、アイビーには「死んでも離れない」という怖い花言葉がつけられています。

ワスレナグサ「私を忘れないで」

次は、ワスレナグサの花言葉をご紹介します。

ワスレナグサの花言葉は、「私を忘れないで」です。

これは、怖いというよりも、切ない花言葉ですね。

この花言葉の由来になっているのは、中世ドイツの伝説です。

若い騎士ルドルフが恋人ベルタのために、ドナウ川沿いに咲いていたワスレナグサを採ろうとしました。

しかし、足を滑らせたルドルフは川に落ちて流されてしまいます。

そのときに言った言葉が、「私を忘れないで」だったそうです。

ベルタはルドルフを忘れないように、生涯このワスレナグサの花を大切にしていたそうですよ。

ホウセンカ「私に触れないで」

最後にご紹介するのは、ホウセンカの花言葉です。

ホウセンカの花言葉は、「私に触れないで」。

好きな人から言われたら、傷ついてしまう言葉です。

ある意味、とても怖い花言葉ですよね。

ホウセンカの実は、熟すと触っただけではじけて、中に入っている種が飛んでしまいます。

この特徴がもとになり、ホウセンカには「私に触らないで」という花言葉が託されました。

プレゼントで贈ってはいけない花

怖い花言葉を持つ植物をご紹介しました。

なんだか背筋が寒くなってきましたね。

さて、ここからはプレゼントで贈ってはいけない花について触れたいと思います。

フラワーギフトを選ぶ際のマナーにあたるものなので、ぜひご参考になさってください。

菊など、供花に使われる花

はじめにご紹介するのは、菊など、供花に使われる花です。

種類にもよりますが、とくに和菊は供花を彷彿とさせるため、プレゼントにはあまりおすすめできません。

菊などをプレゼントする場合は、品種改良されが洋菊を選ぶと安心です。

また、供花をイメージさせるような白一色のフラワーギフトを選ぶのも控えたほうがよいでしょう。

ウェディングシーンなどで白い花を贈りたい場合は、ところどころに青やピンクなどの色花を入れたり、供花とはまったく違うイメージの花を選んだりするとよいでしょう。

毒性のある花

次にご紹介するのは、毒性のある花です。

こちらも種類にもよりますが、毒性のある花は嫌がられることもあります。

中でも、トリカブトやジギタリスは、摂取すると命を落としてしまうほどの強い毒があるため注意しましょう。

とくに、小さなお子さんやペットのいるご家庭には、誤飲を避けるためにも毒性のない花を贈るようにしてください。

椿やハイビスカスなど、花が落ちる花

椿やハイビスカスのような、花が落ちる花もプレゼントには不向きです。

椿やハイビスカスは、開花してしおれてくると、花ごと下に落ちてしまいます。

これは、斬首を想像させるとして、縁起が悪いと考える方もいらっしゃいます。

気にしないという方もいらっしゃいますが、とくにご年配の方には、椿やハイビスカスなどを贈るのは控えるようにしましょう。

お見舞いの花の場合、鉢植えはNG

お見舞いとして花を贈る場合、鉢植えをプレゼントするのはマナー違反です。

これは、鉢植えの花が「根がつく」として、「寝付く」を連想させるためです。

縁起が悪いものなので、お見舞いに鉢植えを贈るのはやめましょう。

ただし、最近では胡蝶蘭の鉢植えなどをお見舞いに贈る方もいらっしゃいます。

どうしてもお見舞いに鉢植えを贈りたい場合は、先方に贈ってもよいかどうかを確認しておくと安心ですね。

まとめ

怖い花言葉を中心に、プレゼントで贈ってはいけない花についてもご紹介しました。

本当に怖い花言葉からちょっと切ない花言葉まで、さまざまなものがありましたよね。

ただし、今回ご紹介した花には、それぞれポジティブな意味合いの花言葉がつけられていることもあります。

フラワーギフトを贈る際は、よい意味の花言葉も調べてみてくださいね。

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