卒業式の花束は予約が安心!予算や予約方法を知って早めの準備を 

3月は小中学校、高校の卒業式に加え、送別や異動の多いシーズン。年が明けて、あわただしく過ごす間にあっという間にこの時期を迎えたと感じる方も多いのではないでしょうか。友人やお子さんの卒業、先輩や先生、恋人に向けて、卒業をお祝いする気持ちを込めて花束を贈る機会が増える時期でもあります。

そんな時期に欠かせないのが花束やアレンジメント。この時期は花屋さんが特ににぎわう時期でもあります。

大切な方の卒業式に贈る花束はお祝いの気持ちを込めて、こだわった花束やアレンジメントを選びたいものです。しかし、いままでも花束をもらったことはあっても、なかなか自分で選ぶ機会がなかったり、いつもオーダーの仕方がわからないまま店頭に並んだ花束を選んだことしかなかったりする方も意外と多いかもしれません。

この記事では、そのような方に向けて、花束の予約方法や予算について解説します。

 

花束を予約しておくのはなぜ?メリットはある?

そもそも花束を予約しておく必要ってあるの?と疑問に思う人も多いでしょう。

店頭にはいつでも生花が並んでいて、作り置きの花束もあるので予約なしに行っても購入できそうな気がします。

しかし3月の卒業シーズンは花屋さんの繁忙期。欲しいと思ってお店に行っても希望の作り置きの花束が売り切れていることもありますし、オーダーにかなり待ち時間がかかることも予想されます。

 

花束の作製には少し時間がかかる

来店でオーダーを受けてから花束を作るまでは、いくつかの工程があります。

まずお客様から好みや雰囲気をヒアリングして、花を選びます。余分な葉やバラであれば棘などの処理をして、花を美しい形になるように組んでいきます。形ができたら根元に保水をほどこし、ラッピングペーパーとリボンでラッピングして完成です。

オーダーからお渡しまでは、3,000円くらいの花束であれば早くても15分~20分ほど。お店の混雑状況によっても時間は変わりますし、お会計の時間も考えると、もう少し時間が必要です。

せっかく贈ろうと花屋さんに行ったのに、卒業式の時間に間に合わなかったり、乗りたい電車に乗れなかったりする事態を避けるためにも、花束は予約しておきましょう。

 

予約方法はどんなものがある?お店に行かなきゃだめ?

 

花束の予約は電話か来店、お店によっては公式HPやSNSなどでWEB予約できる店舗もあります。

インターネット通販サイトを利用すれば、指定日に配送してもらうこともできますよ。

 

来店して予約する場合

花屋さんに「3000円のピンクの花束」とおなじオーダーをしても、お店の雰囲気によって仕上がりが全く異なります。花屋さんはお店ごとに仕入れる花の種類も、ラッピングで使う紙やリボンのテイストも違うのでこだわりの花束を贈りたい方は来店での予約がおすすめです。 

実際にお店の雰囲気や作り置きの花束を確認してからオーダーすれば、イメージと違ったと残念な思いをすることも少ないといえます。

来店の際には、予算と用途に加え、花束の色味や希望の雰囲気、受け取り日時と時間を伝えましょう。支払いは予約時でも、受け取り時でも可能なお店が多いです。

 

電話で予約する場合 

忙しくてお店に行く時間が取れないときや、自宅と学校が離れていて、学校の近くのお店で受け取りたいと思ったときには花束を電話で予約することも可能です。

電話でも来店時同様、予算や雰囲気、希望日時を伝えて予約します。電話予約の場合、支払いは受け取り時にすれば問題ありません。

卒業シーズンは忙しい花屋さんが多いので、要点をまとめてから電話をかけるとスマートです。中には1人で営業している花屋さんもあるので、来客中は電話に出られないことも。電話がつながらないときは、時間をおいてもう1度かけてみましょう。

 

インターネット通販サイトで配送する場合

写真つきで好みの花束を選ぶことができ、営業時間を気にせず自宅でゆっくり注文できるのがインターネット通販の花屋さんのメリットです。離れた方の卒業のお祝いに花を届けたいときにも活躍してくれますよ。 

自宅に配送するので、贈る場合はサプライズではなく、事前に相手に配送日時の相談をしておく方が良いでしょう。もちろん自分の自宅に届けてもらうこともできるので、花屋さんに寄る時間が取れない方にもおすすめです。

 

受け取りはいつ?前日にも受け取れる? 

花束を渡す当日、花屋さんに行くことができればベストですが、忙しくて当日寄る時間がない場合はどうしたらよいのでしょうか。

そんなときは、花束を前日に受け取ること可能です。前日に受け取る場合は、翌日渡す旨をかならず花屋さんに伝えておきましょう。

 

当日受け取る場合は予約時間に来店する 

予約した花束は、来店予定時間に合わせて花屋さんがラッピングして用意してくれています。その時間以降であれば遅れても受け取りができますが、予定時間よりも早まる場合はまだ花束の準備ができていないこともあるので、予定が早まることが分かった時点で早めに電話をいれましょう。

この時期の花屋さんは、予約が立て込んでいるケースも多いので、時間には余裕をもって予約するようにしてください。

 

渡す前日に受け取る場合はかならず花屋さんに相談を

花屋さんは、渡すときにいちばん花が綺麗な状態になるように考えて花束をつくっています。

例えばバラであれば、すぐ渡すなら花が開いているものを、渡すまで少し時間があるようであれば、もうすぐ開きそうな蕾を選ぶなど、渡すまでの時間も考えて作成します。

 花は生き物なので、当日と翌日では花の状態に変化が生まれることも多いです。

そのため、翌日に渡す場合は、なるべく持ちの良い花を使って、渡すときに綺麗な状態を保てるよう配慮して花束を作ります。

花束の根元には水やエコゼリーと呼ばれるゼリー状の水で保水してあるので、翌日渡す場合は保水を多めに用意してくれるはずですよ。

 

渡すまで保管方法はどうする?

受け取ってすぐ渡す場合はよいですが、一度持ち帰ったり、翌日まで自宅で置いておいたりする場合は保管方法にも配慮が必要です。

 花束は、風通しのよく涼しい場所に立てて保管します。倒してしまうと、根元に保水していた水分が漏れ出て、茎や花びらを痛めてしまう原因になるため注意してください。根元の水分が漏れ出て水分のない状態が長く続くと、花痛みが進む原因にもなるので気を付けましょう。

また、保管場所はなるべく涼しいところを選びます。夏場であればエアコンの効いた涼しい部屋を、冬場であれば逆にエアコンの届かない玄関での保管がおすすめです。

 

当日急に花束が必要になったら?

 朝になって急に今日花束が必要なことを思い出して、予約をしていないしそのままお店に行くしかないかな。そんな事態もあるかもしれません。

急に花束が必要になったときでも、分かった時点でお店に電話予約を入れると安心です。

当日の朝であれば十分間に合いますし、来店まで時間があまりなかったとしても、急に駆け込むよりは花屋さんも準備に時間をかけることができます。

 

花束を予約するときに気を付けることはある?

お店のようにメニューがあるわけではないので、花束をどうやって注文をしたらいいのかわからないという方もいるかもしれません。

花束は、希望の色味や好きな花を選んでオーダーすることができます。

相手の好きな色味や雰囲気に合わせて世界にひとつだけの花束を贈ることができるので、卒業祝いに贈る特別な花束であればぜひオーダーしてみましょう。

 

色味はどうする?卒業式におすすめの色はある?

卒業式に人気があるのは、明るい色の華やかな雰囲気の花束です。特にピンク系、オレンジ系の色味はどんな方にあげても喜ばれるのでよく選ばれます。

色を迷ってしまうという方は、その人の雰囲気を伝えてみるのも良いでしょう。かわいらしい雰囲気のピンク系の花束や、元気いっぱいのオレンジ系の花束など贈る人の雰囲気に似合うカラーを選べばきっと喜んでもらえるはずです。

 

優しいピンク色の花束はどんな人にも好まれるはず

卒業シーズンの1番人気は、ピンク系の優しい雰囲気の花束です。

卒業を祝福する明るい色味で、部屋に飾れば新しい生活に向けてわくわくした気持ちになれるカラーです。卒業のイメージによく使われる桜を思わせる色でもありますね。

卒業式では写真を撮る機会も多いので、写真写りも良く卒業の日を華やかに演出してくれるでしょう。

 

元気いっぱいビタミンカラーのオレンジ系

いつも笑顔で明るい雰囲気の方に贈るなら、ビタミンカラーの花束はいかがでしょうか。

もらうだけでも元気になりそうなオレンジ系の花束は、卒業式シーズンにも人気があります。

オレンジとイエローをミックスすると元気な印象に、グリーンの葉物を多めにオーダーすればおしゃれな雰囲気の花束に仕上げることができます。

 

先生や先輩に贈りたい大人っぽいパープルの花束

お世話になった先生や、先輩に贈りたいのは大人っぽいパープルの花束。パープルに赤をミックスするとシックでより大人っぽい印象の花束に仕上がります。

パープルは青系の花との相性も良いので、人とは違う個性的な花束を贈りたいという方は検討してみるのもよいでしょう。 

ただし、青系の花は流通量が少なく、入荷していないこともあるので、希望する場合はかならず予約の段階で伝えておきましょう。

 

花束の予算はどのくらい?価格とボリュームは?

注文するときに分かりづらいのは、花束の予算ではないでしょうか。いくらくらいの金額でどのくらいのボリュームになるのか、金額についてははっきりと花屋さんに聞きづらいという方も多いかもしれません。

花束は数本~数十本の花を束ねてラッピングしたものを言いますが、花屋さんでは花1本からラッピングをお願いすることができます。金額について、もう少し細かく見ていきましょう。

 

花1本+ラッピングなら500円程度

選ぶ花と花屋さん、ラッピングの方法によって金額は前後しますが、花1本にセロファンとリボンをつけたラッピングだと500円程度でオーダーすることができます。

子どもが1人ずつ先生へプレゼントする場合や、他のギフトに添えるときなど、お気に入りの1本をラッピングした花束もとても素敵です。

 

マグカップに飾れるくらいのミニブーケなら500円~600円

メインの花1種類と小花1~2種類に葉物、マグカップに飾れるくらいの小さな花束なら500円~600円でオーダーできます。

このくらいの価格だと卒業シーズンには作り置きして店頭に並んでいるケースも多いです。

花の組み合わせを変えたり、色味を選んだり小さいながらも花束の形をしているので手軽に贈るギフトに最適です。

 

花瓶に飾るサイズで一番小ぶりなのは1,000円~1,500円

メインのお花2~3種、小花と葉物で作るくらいの花束で、花束単体でも花をもらった感があるのはこのくらいの金額からになります。

ミニブーケに比べて長さもあり、ラッピングするとボリュームが出て華やかに見えるので単品であげるなら最低ラインの1,500円を目安にしてみましょう。

 

先生にあげてもいいきちんと感のあるサイズなら3,000円 

卒業式に先輩や先生に贈る花束でいちばんよくオーダーされる価格で、持ち運びもしやすく花の種類も増えるのでとても華やかなギフトになります。

よく発表会で見るサイズなので、花束と聞いて想像するのはこのくらいの価格のボリュームという方が多いです。

これより少しコンパクトになったのが2,000円の花束で、幼稚園や小学生の子どもの卒業式にちょうどいいサイズ感です。

このくらいの価格帯になると、持ち運びしやすくコンパクトに束ねるのか、長さを残してボリュームたっぷりに束ねるのかを選べるようになります。

 

ボリュームたっぷりの花束なら4,000円~5,000円

4,000円~5,000円の花束のイメージは、舞台上で渡した時にも見栄えがするくらいのサイズ感です。

クラス全員でお世話になった先生にあげる場合や、保護者から先生へボリュームたっぷりの花束を贈りたい場合、このくらいの予算があるととても華やかな花束をオーダーすることができます。

 

5,000円~10,000円

卒業シーンで5,000円を超える花束をオーダーすることはあまりないかもしれませんが、大切な恩師への贈り物や高級なバラでつくった花束であれば、5,000円ほどでオーダー可能です。

使う花にもよりますが、ボリューム良く作れば抱えるほどのボリュームに仕上げることができます。徒歩や電車であれば、持ち帰りが少し大変になるサイズなので、贈る相手の都合も考慮して贈るとスマートです。

 

卒業式の花束に関する疑問を解決しておきましょう

花屋さんには他にも、卒業式の花束に関する疑問が届きます。

たくさんある質問の中でも、このシーズンに特に多い疑問を解決しておきましょう。

 

卒業式に人気のあるお花の種類は?

3月は、花屋さんには一足早く春の花が到着しています。せっかくなら旬の花を取り入れた花束がおすすめです。

特にこの時期が旬であるスイートピーは「門出」「優しい思い出」という花言葉があるので、卒業式の贈り物に最適です。それ以外にもバラ、チューリップ、ガーベラなど、卒業式には優しい雰囲気の花が人気ですよ。

 

予算が限られているけれど、なるべくボリュームを出したいときは?

部活動の先輩への贈り物などは、みんなで金額を出し合って購入するので予算が限られているケースがほとんどです。なるべく大きく見せたいときは、花屋さんに「なるべくボリュームが欲しい」と伝えれば長さを残して仕上げてくれるので、相談してみてください。

 色味や好きな花を選ぶと、花の種類によってはどうしてもボリュームを出すのが難しくなることもあります。ボリューム重視の場合は、色味や花の種類もお任せでお願いすると、最適な花を花屋さんが選んで仕上げてくれるのでおすすめです。

 

予約はいつまでにしたらよい?

 受け取り日の1週間前までに予約をすると、仕入れの調整にも間に合うのでより希望に沿った花束を用意することが可能です。特に卒業シーズンは繁忙期で、市場に流通する花も限られます。

どうしても入れたい花や、こだわりがある場合はもっと早い時期に予約しておきましょう。花は生き物なので、タイミングによっては希望の花の入荷がない可能性があることも覚えておきましょう。

 

メッセージカードを添えたい場合は?

卒業シーズンに贈る花束にメッセージカードも添えれば、卒業をお祝いする気持ちがより相手に伝わります。花屋さんにカードを持ち込めば、ラッピングに添えてもらうこともできます。

バルーンや小さなぬいぐるみなど、ものによっては一緒にラッピングをお願いすることができる花屋さんもあるので相談してみましょう。

 

まとめ

今回は、花束の予約方法や予算についてご紹介しました。

贈った花束は、卒業を迎えた方の心にそっと寄り添って、卒業の寂しさやこれからの生活への不安も癒してくれるはずです。

大切な日の花束、4月から新しい生活を迎える方も多くあわただしい時期だからこそ、事前に予約して余裕をもって卒業の日を迎えられるといいですね。

卒業祝いのフラワーギフトを贈ろうとお考えの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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