【年数別】結婚記念日におすすめのプレゼントは?年数別の呼び方や違いも紹介
結婚記念日は、夫婦が結婚したことをお祝いする日です。
結婚1年目の「紙婚式」から、60年目の「ダイヤモンド婚式」まで、年数に応じて2人の絆を表すような名前が付けられています。
結婚記念日は、毎年訪れるお祝いなので、その年の名前にちなんだ贈り物を選んでお祝いするのがおすすめです。
今回の記事では、結婚記念日の年数ごとの一覧とその名前の由来、おすすめの贈り物や花のギフトについて紹介します。
そもそも結婚記念日とは?
結婚記念日は、結婚した年を0年とし、次の年の記念日を1年目としてお祝いします。
祝う日の決め方に明確な基準はないので、婚姻届けを提出した日や、結婚式を挙げた日を結婚記念日としている夫婦が多いです。
それ以外にも、2人が付き合った日や、プロポーズをした日など、2人の好きな記念日を結婚記念日としてお祝いすることができます。
中には2人で相談して、何でもない日を結婚記念日に選んだという夫婦もいます。
結婚式の日程は、ゲストの都合も考えて土日に設定したり、式場の都合があったりと、なかなか2人だけの意見で決めるのは難しいという背景もあります。
入籍した日でも結婚式を挙げた日でもない、2人だけの特別な日を作るのも、1年の中で新しい記念日が増えて楽しいかもしれませんね。
結婚記念日の祝い方
結婚記念日の呼び名は、15年目までは毎年、それ以降は5年ごとに異なる名前が付けられています。
結婚記念日の発祥と言われるイギリスでは、5年、15年、25年、50年、60年の5回を祝うのが本来の風習でした。
それがアメリカに伝わり、毎年のように記念日の名前が付けられたと言われています。
日本では、明治天皇が結婚25周年をお祝いしたことで「銀婚式」という風習が広く世間に知られるようになりました。今でも25周年の「銀婚式」や50周年の「金婚式」など、節目の年をお祝いする夫婦が多いです。
【年数別】結婚記念日の呼び方とおすすめのプレゼント【1〜15周年】
周年ごとのお祝いには、2人の関係を表す素材や宝石の名前が付けられています。
素材や宝石は結婚1年目の「紙」からはじまり、だんだんと貴重で高価なものになっていき、2人の絆が徐々に強くなっていくことを表しています。
結婚1周年「紙婚式」
2人の関係はまだ白い紙の状態です。
これからその紙に、2人で幸せな人生を描いていくという意味を込めて「紙婚式」と呼ばれます。
紙婚式では、日記帳やフォトアルバム、カレンダーなどの紙に関連した贈り物がおすすめです。また、紙婚式に花を贈る際には、「紙」にちなんで手紙を添えてみてはいかがでしょうか。手書きのメッセージカードに想いを綴れば、きっと思い出に残るはじめての結婚記念日の贈り物になるはずです。
結婚2周年「綿(めん)婚式・藁(わら)婚式」
2人の関係はまだ、ふわふわの綿や、しなやかな藁のような状態。まだまだ弱い関係性であるからこそ、お互いを大切にするようにとの意味で「綿婚式」や「藁婚式」と呼ばれます。
贈り物にはシャツやハンカチ、ネクタイなどのコットン製品が好まれます。
結婚2周年に花を贈るなら、綿にちなんでコットンフラワーと呼ばれる枝ものを使った花束はいかがでしょうか。
花屋さんに出回ることが多いのは秋から冬にかけてですが、ふわふわの綿が付いた、ナチュラルな雰囲気が魅力の枝ものです。春や夏の時期であれば、綿や藁を思わせる、白系の草花を集めたナチュラルな雰囲気の花束もふさわしいでしょう。
結婚3周年「革(皮)婚式」
3年目は、お互いの存在にも慣れて、マンネリ化する夫婦も出てくるころです。
そんな2人が再び、革のように強い絆で繋がり、味わいのある革を育てていけるようにという意味を込めて「革婚式」と名付けられました。
ベルトや財布、バッグなど、革製品の贈り物が選ばれることが多いです。重厚感のある雰囲気の革小物には、バラなどをメインにした、高級感のある花束がよく似合いますよ。
結婚4周年「花婚式」
結婚4年目は、2人が花のように大地に根を張るころ、という意味で「花婚式」と呼ばれます。また4年目は、子どもがいる夫婦も増えることから、2人の関係が「花が咲き、実を結ぶ」と言う由来もあります。
この年は、名前にちなんで、花の贈り物がおすすめです。
相手の雰囲気やいつも身に付けている服や小物などから、好みの色合いを選んで、花束やアレンジメントを選んでみてはいかがでしょうか。
改めて相手の好みや趣味を知る、きっかけにもなることでしょう。
結婚5周年「木婚式(もっこんしき)」
夫婦の関係が、大地に根を張る木のように強いものになったという意味で、「木婚式」と呼ばれます。
5年目は、木婚式にちなんで、2人で一緒に育てられる観葉植物を贈るのがおすすめ。
長く共に育てて生ける観葉植物は、2人の絆をより強いものにしてくれるはずです。
木婚式におすすめのプレゼントについては以下の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
『木婚式(結婚5年目)のプレゼントにピッタリ!人気の観葉植物ベスト10』
結婚6周年「鉄婚式」
2人の絆が鉄のように強いものになったという意味で、「鉄婚式」と呼ばれます。
贈り物にはフライパンなどの鉄製品が選ばれることが多いです。
鉄婚式の記念になる、シルバーのスタイリッシュな花瓶とともに、季節の花を贈ってみてはいかがでしょうか。
鉄製の存在感のある花瓶には、大ぶりの枝ものも良く合います。
枝ものは、長持ちするので管理もしやすく、飾るだけでお部屋をおしゃれに演出してくれる優れものです。
結婚7周年「銅婚式」
7年目を迎えた夫婦は、経済的にも安定してくるころです。
どっしりと安定した夫婦の様子を銅にたとえ、「銅婚式」と名付けられました。
熱伝導率に優れた銅製のタンブラーは、ビールなどお酒が好きなパートナーへの贈り物に最適です。
いつも一緒に晩酌するリビングに花を飾って、ゆったりした夫婦の時間を楽しんで見るのも良いでしょう。
結婚8周年「ゴム婚式・青銅婚式・電気器具婚式」
結婚8年目の夫婦は、伸びてもちぎれることのないゴムに例えられます。
2人の関係がしなやかで柔軟性に富み、ちぎれることのない弾力ある絆を結ぶように、との願いを込めて「ゴム婚式」と名付けられました。
また、青銅のように美しい関係になったという意味で「青銅婚式」、8年目となりそろそろ新婚当初に買いそろえた家電を変え替える時期に当たることから「電気器具婚式」とも呼ばれます。
お祝いには、名前にちなんで新しい電化製品の購入を検討する夫婦が多いです。
また、ゴム婚式にちなんで、お部屋のシンボルツリーになる「ゴムの木」を贈ってみてはいかがでしょうか。ゴムの木には「永久の幸せ」という花言葉があり、お祝いの贈り物にも最適です。
結婚9周年「陶器婚式」
陶器は、大切に扱わないと割れてしまいます。
夫婦の絆が陶器のように尊いものになると同時に、お互いを改めて大切にするようにとの想いを込めて、「陶器婚式」と呼ばれます。
贈り物には、おそろいの陶器の茶碗やマグカップが選ばれます。また、陶器の花瓶はやさしい質感で、色も形も豊富です。花瓶は繰り返し使うことができるので、使うたびに2人の絆を思い出すことができそうです。
結婚10周年「錫婚式・アルミ婚式」
節目となる結婚10周年は、2人の関係が錫のように美しく、柔軟性のある良い関係性になったという意味で「錫婚式」や「アルミ婚式」と呼ばれます。
錫は、中に入れた飲み物の味をまろやかにするので、酒器としても人気があります。
結婚10周年に酒器と共に贈るなら、食欲増進効果のあるオレンジ系の花束を贈ってみてはいかがでしょうか。
オレンジ色にはコミュニケーション能力を高める効果もあるので、夫婦の会話も弾むことでしょう。
錫婚式におすすめのフラワーギフトについては以下の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
『必ず喜ばれる!結婚10年目「錫婚式」のフラワーギフトの選び方』
結婚11周年「鋼鉄婚式」
夫婦の愛と絆が、鋼鉄のように強いものになりますようにという意味を込めて「鋼鉄婚式」と呼ばれます。
贈り物には、鋼鉄にちなんで、丈夫で長持ちするステンレス製のフライパンや食器が選ばれます。ゴルフ好きのパートナーであればゴルフ用品、DIYが趣味のパートナーなら日曜大工用品などを選ぶのも良いでしょう。
鋼鉄婚式には、愛や絆の強さを感じることができるバラの贈り物がおすすめです。
バラには「愛」という花言葉があるので、パートナーへの愛情がストレートに伝わる贈り物として喜ばれることでしょう。
バラを贈りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
『おしゃれなバラをプレゼントしよう!花言葉や贈る際のよくある質問を紹介』
結婚12周年「絹婚式・亜麻(あま)婚式」
12周年は、夫婦の絆が深くなるころです。
夫婦の強く美しい絆を絹や亜麻にたとえて、「絹婚式」や「亜麻婚式」と呼ばれます。
贈り物には、普段使いやすいハンカチやシルクのスカーフ、ネクタイなどが選ばれます。
結婚12周年にちなんで、12本のバラを贈るダズンローズをギフトに選んでみてはいかがでしょうか。
12本のバラには「愛情・感謝・尊敬・信頼・真実・誠実・情熱・努力・栄光・希望・幸福・永遠」という意味が込められていて、大切なパートナーへ愛情が届く特別な贈り物です。
結婚13周年「レース婚式」
結婚13周年は、2人が歩んできた年月を美しく織り込まれたレースにたとえ、「レース婚式」と呼ばれます。
プレゼントにはレースが織り込まれたハンカチやストール、日傘などが好まれます。
またレース婚式を機に、なかなか買い替えることのない部屋のレースカーテンやカーテンを新調するのも良いでしょう。
レース婚式に贈るなら、レースの繊細さが伝わるような草花を集めた可憐な花束がおすすめです。
結婚14周年「象牙婚式」
象牙は、象が歳を重ねるほどに大きく立派になります。
象牙が少しずつ大きくなっていくように、夫婦の絆も大きくなるようにとの願いを込めて「象牙婚式」と呼ばれます。
象牙はとても希少なもので、現在、輸出入にも規制があります。
そのため象牙婚式には、象牙のように少しずつ育っていく観葉植物を選んでみるのも良いでしょう。
春には新芽が出たり、茎が伸びたりと、成長する様子を家族一緒に見守ることができる素敵な贈り物です。
結婚15周年「水晶婚式」
夫婦の絆が、水晶のように曇りなく、美しい信頼関係で結ばれていることになぞらえて「水晶婚式」と呼ばれます。
プレゼントには水晶を使ったアクセサリーやインテリア雑貨が選ばれます。
水晶婚式に選びたいのは、「信頼」という花言葉を持つフリージアやリンドウ、フランネルフラワーなど。花言葉をメッセージカードに添えて贈れば、大切に想う気持ちが伝わる特別な贈り物になります。
【年数別】結婚記念日の呼び方とおすすめのプレゼント【20〜60周年】
ここからは、20〜60周年の年数ごとの結婚記念日の呼び方とおすすめのプレゼントを紹介します。
20年以上もの月日をともに過ごせていることをお互いに感謝し、相手を思い浮かべながらプレゼントを考えてみてくださいね。
結婚20周年「磁器婚式」
結婚20周年は「磁器婚式」です。
夫婦の関係を、歳を重ねるごとに価値が増していく磁器にたとえて名付けられました。
磁器婚式にちなんで、美濃焼や有田焼、九谷焼といった有名な磁器の花瓶と共に花を贈ってみてはいかがでしょうか。
まるでアートのような日本製の磁器の花瓶は、花の美しさをより一層引き立ててくれることでしょう。
結婚25周年「銀婚式」
夫婦の関係が、いぶし銀のような、味わい深さのある関係になったという意味を込めて「銀婚式」と呼ばれます。
贈り物には銀製品が選ばれますが、結婚25周年の節目の年なので、25本のバラの花束を贈るのもロマンチックです。
シルバーのアクセサリーやネクタイピンなどの贈り物とともに、日ごろの感謝や愛情を伝えましょう。
銀婚式におすすめのプレゼントについては以下の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
結婚30周年「真珠婚式」
真珠は、「富」「健康」「長寿」という意味を持ちます。
夫婦が30年かけて積み上げてきた富と、これまでの健康、そしてさらなる長寿への想いを込めて名付けられました。
名前にちなんだパールのアクセサリーと共に、30周年をお祝いするいつもより華やかな花束を贈って真珠婚式をお祝いしましょう。
「感謝」という花言葉を持つ、ピンクのバラやガーベラ、トルコキキョウなどを選んで、30年共に過ごしてきたことへの感謝を伝えたい記念日です。
結婚35周年「珊瑚(さんご)婚式・翡翠(ひすい)婚式」
まるで石のように見える珊瑚ですが、実は海の中で少しずつ成長し続けています。
長い年月をかけて、少しずつ変化する夫婦の姿を珊瑚にたとえて名付けられました。
また翡翠は、壊れにくく、不老不死の力を持つ石とされているため、これからも夫婦の絆が確固たるものであるようにという願いを込めて「翡翠婚式」とも呼ばれます。
珊瑚や翡翠を彷彿とさせる、ブルーやパープル系の花束がふさわしいお祝いです。
結婚40周年「ルビー婚式」
鉱物の中でダイヤモンドの次に硬いとされているルビーを、2人の絆にたとえて「ルビー婚式」と呼ばれます。
ルビーには「深い愛情」や「純愛」という石言葉があり、夫婦の愛を確かめ合う結婚記念日に贈るにもふさわしい宝石です。
普段は花を贈るのは気恥ずかしいという人も、節目のルビー婚に真っ赤なバラの花束を選んでみてはいかがでしょうか。
結婚45周年「サファイア婚式」
宝石のサファイアのように、深い慈悲と誠実さを持つ夫婦という意味で「サファイア婚式」と名付けられました。
サファイアは、深いブルーの色が美しい宝石です。
花束には、サファイアを彷彿とさせるような、青いデルフィニウムを入れた花束や、希少な青いバラを選んでみるのも良いでしょう。
結婚50周年「金婚式」
結婚して50年という節目の年なので、他の周年はお祝いしなくても金婚式は祝うという夫婦も多いです。
夫婦の絆が、金のように貴重で、豊かに輝くように、という意味を込めて名付けられました。
金婚式は、抱えるほどゴージャスな花束がふさわしいお祝いです。
普段花束を贈る習慣のない夫婦であればなおさら、忘れられない思い出として記憶に残ることでしょう。
結婚55周年「エメラルド婚式」
夫婦の関係が、深みのあるエメラルドのように輝くものになったという意味で名づけられました。
古代エジプトでは「若さ」を象徴する石とされていて、「夫婦愛」や「幸福」という花言葉があります。
エメラルド婚式には、2人のこれまでを象徴するような思い出の花を入れた花束を選んでみてはいかがでしょうか。これまで繋いできた深い絆を改めて感じられる日になることでしょう。
結婚60周年「ダイヤモンド婚式」
結婚60周年は、ダイヤモンド婚式です。
20歳で結婚した2人も、なんと80歳。人生のほとんどを共に歩んできたパートナーに、精一杯の愛情を届けたい記念日です。
ダイヤモンドのアクセサリーとともに、花束を贈って「これからもずっと一緒にいてください」と改めてプロポーズするのもロマンチックです。
結婚記念日は、花ともに愛を伝えよう
結婚記念日には、相手を大切に想う気持ちを、花とともに届けましょう。
一緒に過ごす時間が長くなると、ストレートに愛情を言葉にするのは恥ずかしいという人もいるかもしれません。
そんなときでも、花の贈り物はパートナーに大切な気持ちを伝える手助けをしてくれるはずです。
毎年訪れる結婚記念日だからこそ、改めてお互いの大切さを伝え合う、素敵な記念日にできると良いですね。