恋愛にまつわる素敵な花言葉で、想いを伝えよう。
直接伝えづらい気持ちでも、花言葉に込めることで素直に伝えることができます。
そんなシャイな方や、ロマンチックに想いを伝えたい方は、恋愛にまつわる素敵な花言葉を持っている花を、大切な方へ贈ってみるのはいかがでしょうか。
今回は、恋愛にまつわる花言葉について、花の特徴なども踏まえてご紹介していきます。
相手の方へ伝えたい気持ちにぴったりな花言葉が、きっと見つかりますよ。それでは見ていきましょう。
告白に関する花言葉
まずは、大切な人へ想いを伝えるシーンに適した、「告白」に関する花言葉からご紹介していきましょう。
定番のお花から、ちょっと珍しいお花まで、どれも素敵な花言葉とあわせて美しい花を咲かせるものばかりですよ。
赤いバラ「あなたを愛しています」
告白で渡すお花の定番といえば、赤いバラを思い浮かべる人が多いでしょう。
バラには、ストレートな告白の花言葉である「あなたを愛しています」があります。
他にも赤いバラには「情熱」「熱烈な恋」「美貌」「私を射止めて」など、多くの情熱的な花言葉があり、告白にぴったちのお花ですよ。
バラは本数によって花言葉の意味が変わるというのは有名ですが、中でも告白のお供におすすめするのは、3本の 「愛しています・告白」と、11本の「最愛」、12本の「私と付き合ってください」です。
赤いバラ以外にも、ピンクの胡蝶蘭、赤いキク、エキザカムにも、同じく「あなたを愛しています」の花言葉が添えられています。
赤いチューリップ「愛の告白」
チューリップ全般には「思いやり」という素敵な花言葉がありますが、赤いチューリップには、「愛の告白」「真実の愛」という色別の花言葉があります。
バラ同様に、告白の贈り物として人気のあるお花ですが、バラのようにチューリップも本数によって意味が変わることをご存知でしょうか。
中でもおすすめの本数は、1本の「あなたが私の運命の人」、3本の「あなたを愛しています」です。
シンプルかつ直球で伝わりやすい告白の花言葉を持つチューリップで、想いを伝えてみましょう。
他に、ベゴニアにも「愛の告白」という花言葉があります。
紫のスミレ「愛」
可憐な小花を咲かせるスミレには、紫色の花言葉に「愛」があります。
スミレ全般としては、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」という言葉が付けられていますよ。
西洋では、理想の女性を表すお花として、バラ、ユリに次いで、スミレが含まれています。
バラは「beauty(美しさ)」、ユリは「majesty(威厳)」、スミレは「modesty(謙虚)」「faithfulness(誠実)」を表している花です。
美しさ・威厳・謙虚さを兼ね備えた女性が、西洋では理想の女性と考えられています。
日本では美しい女性を、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」としてシャクヤク・ボタン・ユリに例えますが、西洋でも似たような例え方があるのですね。
赤いアネモネ「君を愛す」
ビビッドな赤色が美しいアネモネには、「君を愛す」という熱烈な花言葉があります。
日本では昭和の初期から親しまれているアネモネですが、和名では「紅花翁草(べにばなおきなぐさ)」「牡丹一華(ぼたんいちげ)」とも呼ばれています。
赤いアネモネの持つ美しい発色から呼ばれ出した名前なのでしょう。
カラーバリエーションが豊富なアネモネには、色別の花言葉が他にもたくさん存在します。
カラフルなアネモネを揃えて、花畑のようなブーケを贈るのも素敵ですね。
ハナミズキ「私の想いを受けてください」
ハナミズキには、「私の想いを受けてください」という誠実さを感じる花言葉があります。
薄紅色で趣のある花を咲かせるハナミズキは、アメリカを代表する北米原産の品種です。
別名では「アメリカヤマボウシ」と呼ばれることもあります。
街路樹や庭木としても見かける機会の多いハナミズキは、桜の花が咲き終わった4〜5月にかけてピンク色の花が咲きます。
その美しさと街路樹としての馴染み深さから、市区の指定花になっている地域も多い樹木です。
アガパンサス「ラブレター」
ヒガンバナ科のアガパンサスは、ヒガンバナのような形状で、初夏に青紫色の花を咲かせます。
南アフリカが原産地であるため、「African lily(アフリカン・リリー)」とも呼ばれます。
道端などで見かけるかわいらしい小花が集まって咲くアガパンサスには、「ラブレター」「恋の訪れ」「愛の訪れ」の花言葉があり、好意を伝えやすいお花です。
アガパンサスの名前はそもそも、愛と花の意味を持つギリシャ語が組み合わさった名前でもあります。
古くからヨーロッパでは、愛の花として親しまれているお花です。
ペチュニア「あなたと一緒なら心が和らぐ」
ペチュニアの花言葉は、「あなたと一緒なら心が和らぐ」「心の安らぎ」です。
一緒にいると幸せな気持ちになる、ずっと一緒にいたいと思える相手に対して贈りたい花言葉ですね。
明るい花色の多いペチュニアがお庭に咲き乱れているとカラフルで元気が出ますし、淡い香りも漂ってくるので、まさしく心が和らぎますよね。
実はこの花言葉は、ペチュニアの花がタバコの花に似ていることに由来しています。
タバコを吸っている間の、心の和らぎや安らぎが、そのまま花言葉になっているのです。
情熱的な恋愛の花言葉
続いては、ちょっと情熱的な意味合いを持つ、恋愛に関する花言葉をご紹介します。
面と向かっては恥ずかしくて伝えづらい情熱的な感情でも、花言葉に乗せることで届けやすくなるかもしれません。
あなたの愛情を伝えるメッセンジャーとして、これからご紹介するお花を取り入れてみてはいかがでしょうか。
紫のグラジオラス「情熱的な恋」
グラジオラスは剣のように尖った葉を持っているため、ラテン語の「gladius(剣)」が語源になっており、葉の形状から「Sword lily(剣のユリ)」と呼ばれることもあります。
和名では、グラジオラスがアヤメ科の植物であることから「オランダ菖蒲(あやめ)」とも呼ばれるお花です。
そんなグラジオラスには、紫色の花言葉に「情熱的な恋」という言葉があります。
「密会」の花言葉もあるグラジオラスですが、これは昔、人目を忍ばなければならない恋人たちが、人伝にグラジオラスを贈り、花の数で密会時間を知らせていたという話に基づきます。
グラジオラスは、周りに阻まれつつも強く想い合った恋人たちを繋ぐ、大切な花だったのですね。
赤いガーベラ「愛情」
ぱっと開いた大輪の花が明るい印象を受けるガーベラには、ポジティブな花言葉がたくさんあるのでご紹介します。
中でも赤色には「愛情」の花言葉があり、他にも「前向き」「限りなき挑戦」という明るい言葉があります。
ガーベラも贈る本数によって花言葉が変わるお花ですが、告白におすすめの本数は6本の「あなたに夢中」と9本の「いつまでも一緒にいてほしい」です。
大輪のガーベラを束ねたブーケは、受け取った人の表情が途端に華やぐパワーを持っています。
他の花材とも合わせやすいお花なので、ガーベラを使った素敵なフラワーギフトで、愛情を伝えてみてくださいね。
他にも、赤いコスモスも「愛情」の花言葉を持っています。
サボテン「枯れない愛」
近年の多肉植物ブームで人気が高まっているサボテンの花言葉は、「枯れない愛」「燃える心」「温かい心」です。
サボテンといえば棘があるため、贈り物にはなかなか選びにくい観葉植物ですが、中には棘がない品種や、棘がふわふわの毛のよう可愛らしい品種のものもあります。
また、頂点に可愛らしい花をちょこんと咲かせたミニサボテンも、ギフトにはおすすめです。
小さなサボテンをいくつも並べると、ミニチュアの置物のようでインテリアとしても可愛いですよ。
育て方も簡単ですので、初心者の方にも育てやすい観葉植物です。
ユキノシタ「深い愛情」
雪のように白く涼しげな花びらを持っているユキノシタには、「深い愛情」「切実な愛情」「好感」などの花言葉があります。
ユキノシタは、寒い冬でも雪の下で緑の葉をしっかりと広げているため、名付けられた名前です。
ユキノシタを絞った汁には、虫さされや中耳炎などに効果があるとされています。
白い花びらにはほんのりと紅色が差しているので、英名では「ストロベリー・ベゴニア」とも呼ばれます。
アンスリウム「恋にもだえる心」
サトイモ科特有の葉を持つ、ハート形の葉が可愛らしいアンスリウムは、南国ムード満点のトロピカルフラワーです。
和名では、赤いハート形を団扇に例えて「大紅団扇(おおべにうちわ)」と呼ばれます。
赤いアンスリウムの花言葉は、「恋にもだえる心」「情熱」「印象深い」です。
この情熱的な花の形から、ハワイではバレンタインデーに贈る花としても人気となっています。
イカリソウ「君を離さない」
イカリソウは、「君を離さない」という情熱的な花言葉を持っています。
面と向かって伝えられたらドキッとしてしまうこの花言葉ですが、その所以はイカリソウの花姿や名前に関係しているのです。
漢字では「錨草」と書き、花の形が船の錨に似ているために付けられた名前。錨には船を固定する役割があるため、「君を離さない」という花言葉が付けられました。
船にちなんで、「旅立ち」という花言葉も持っています。
フジ「決して離れない」
フジの花には、「決して離れない」という花言葉があります。他にも、「恋に酔う」「優しさ」「歓迎」という言葉も。
ちょうどゴールデンウィークの時期に見頃を迎えるので、美しい藤棚の観光名所はこの時期にはどこも賑わいます。
日本では古くから、藤を女性に、松を男性に例えて、藤と松の木を側に植えるという習慣がありました。その植えた藤が、男性を象徴する松の木に巻き付いていく姿から、「決して離れない」という一途な花言葉が付けられたようです。
捉え方によっては執念深さも感じられるため、人によっては怖さを感じる花言葉かもしれません。
ブーゲンビリア「あなたしか見えない」
ブーゲンビリアには、「あなたしか見えない」という花言葉があります。
他にも「あなたは魅力に満ちている」「秘められた思い」という贈られると嬉しい言葉ばかりです。
ブーゲンビリアは、花期が春から秋までと長いのが特徴です。
オシロイバナ科に入るブーゲンビリアは、オシロイバナを大きくしたような形の花で、濃いピンクや赤などのビビッドな色合いが魅力的。
花は華やかな色を咲かせますが、意外なことに香りがほとんどありません。
半つる性の植物なので、お家の壁に沿って育っていくこともあり、鮮やかなブーゲンビリアが開花すると、お家の雰囲気がとても可愛らしくなりますよ。
紫のパンジー「あなたのことで頭がいっぱい」
ガーデニングフラワーとして人気のパンジーは、紫色の花言葉に「あなたのことで頭がいっぱい」というチャーミングなメッセージがあります。
紫色には高貴でエレガントなイメージがあるため、このようなチャーミングな言葉があるのは珍しい気もします。
好きで好きで仕方がなくて、寝ても覚めても好きな人のことを考えてしまう、可愛らしい恋心を表しているようですね。
クルクマ「あなたの姿に酔いしれる」
ショウガ科ウコン属のクルクマは、薬用や食用としてお馴染みのウコンの観賞用品種です。
観賞価値の高いクルクマには、「あなたの姿に酔いしれる」「乙女の香り」の花言葉があります。
鮮やかな花びらに見える部分は、葉が変化した苞(ほう)です。
その苞に包まれて、ひっそりと花が咲いているので、「忍耐」の花言葉もあります。
一輪挿しでも充分に豪華で、ぷっくりとした苞のある花姿がとても可愛らしいですよ。
主な原産地がタイなので、英名では「ヒンドゥー・リリー」と呼ばれています。
誠実な恋愛の花言葉
続いては、誠実さが感じられるメッセージを持っている花言葉をご紹介します。
相手への変わらぬ愛を誓う言葉は、日常的には照れ臭くて伝えづらいものですが、ここぞという特別なシーンや大切な記念日こそストレートに伝えましょう。
あなたの偽りない愛情を表現できる花言葉ばかりですので、特別な日のフラワーギフトの主役として、気に入ったお花を使ってみてはいかがでしょうか。
ヒマワリ「私はあなただけを見つめる」
夏の代名詞でもあるヒマワリには、「私はあなただけを見つめる」「あなたを幸せにします」という花言葉があります。
これは、ヒマワリがいつでも太陽のほうを向いて咲いている姿に由来します。
ヒマワリは老若男女、性別や年代を問わずに贈りやすいお花です。大輪のヒマワリをふんだんに束ねた豪華なブーケは、まるで太陽が手元にあるような輝きがあり、受け取った人も感嘆の声を上げるでしょう。
他にも、「憧れ」「崇拝」「あなたは素晴らしい」という、贈る相手を称賛するような素敵な花言葉がありますよ。
青いヒヤシンス「変わらぬ愛」
さまざまなカラーバリエーションのあるヒヤシンスの中でも、代表的な色は青色です。
小さな花を集めて丸く咲く姿が愛らしく、良い匂いを楽しめます。そんな青いヒヤシンスには、「変わらぬ愛」の花言葉があります。
甘いほのかな匂いが魅力的なヒヤシンスは、切り花としても人気のあるお花です。
ヒヤシンスをブーケにすれば、その良い香りをもっと楽しむことができるでしょう。
センニチコウ「色褪せぬ愛」
センニチコウは、漢字では「千日紅」と書きます。
鮮やかな色合いが褪せないまま、花を長く楽しめるのが名前の由来です。
もともと水分が少なく乾燥気味なセンニチコウは、ドライフラワーにしても花色が鮮やかに残るので、「色褪せぬ愛」の花言葉が付きました。
ドライフラワーにしたセンニチコウは、スワッグやガーランドなどにして壁に飾ると、小さな木の実が下がっているようで可愛らしくおすすめですよ。
大切な人に贈るフラワーギフト選びのコツ
相手が喜んでくれるフラワーギフト選びには、素敵な花言葉にこだわって選ぶのも良いですが、相手の雰囲気や好きな色、好きな種類のお花を選ぶことも欠かせません。
いずれにせよ、受け取った相手のことを思い浮かべながら、楽しんで選べば、きっと喜んでくれるでしょう。
大切な人の驚く顔や、満面の笑顔を思い浮かべながら探すギフトは、選ぶ側も幸せな時間を過ごせますよね。
受け取る側としても、もらったお花の内容や豪華さよりも、「自分のことを思って選んでくれた」という、ギフト選びの過程が嬉しいものなのです。
まとめ
今回は、恋愛にまつわる花言葉について、贈り物に添えるメッセージとして選びたい花言葉をご紹介してきました。
あなたの大切な人に贈りたい花言葉は見つかりましたか?
花の誕生秘話や花言葉の由来には、神話が深く関係していることが多くあります。
恋多き神々の物語は、時には切なく笑ってしまうようなものまであるので、花言葉のルーツを調べてみるのも楽しいですよ。