大切な人の特別な日。誕生日に贈りたい花言葉

大切な人や家族、友人、パートナーへの誕生日には、お花をプレゼントして華やかにお祝いしましょう。誕生日プレゼントには相手が喜んでくれるものを贈るのがいちばんです。

事前に欲しいものを聞いておいたり、一緒に買い物に出かけたりするのも良いですが、自分の選んだお花のギフトで相手を喜ばせるのも良いですよね。

 誕生日に贈るお花には、素敵な花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。

誕生月によって誕生花も当てはめられていますので、年に一度の記念日のフラワーギフト選びの参考になさってみてくださいね。

相手の誕生月にちなんで贈ろう!1〜12月の誕生花と花言葉

12ヶ月ある各月には、誕生石と同じように「誕生花」が決められています。

国や地域によって誕生花は異なってきますが、その月や季節に旬となる花が選ばれており、誕生日プレゼント選びの参考にもなるでしょう。

ここでは、1年間の誕生花を月ごとにご紹介していきます。

1月の誕生花:スイートピー

スイートピーの花言葉は以下の通りです

  • 門出
  • 永遠の喜び
  • 優しい思い出

ひらひらとした形が蝶のような姿で愛らしいスイートピーは、早春に流通し始めるお花です。入学式や卒業式シーズンに多く贈られるスイートピーは、「門出」や「優しい思い出」など、出会いと別れの季節らしい花言葉があります。

 フリルのような繊細な花からは、春らしい甘くて良い香りが漂います。

香料にもよく使われている人気の香りなので、可愛らしい花姿だけではなく良い香りも楽しめるのがスイートピーをプレゼントする最大の魅力です。

特に女性向けの誕生日プレゼントをお考えでしたら、きっと喜ばれること間違いなしでしょう。

甘い香りのあるスイートピーにはリラックス効果があることから、ヨーロッパでは寝室に飾るお花とされているそうです。

風水的には良縁を連れてきてくれる花だと言われているので、恋愛運や対人運をアップさせたい場合に、お部屋に飾ると効果がありそうですね。

2月の誕生花:チューリップ

チューリップの花言葉は以下の通りです。

  • 思いやり
  • 永遠の愛 

いつの時代でも不動の人気があるチューリップは、バラと並んで愛の告白には欠かせないお花です。

童謡や小さな子の入学式のイメージなど、やや子どもっぽい印象もあるのですが、アレンジメントの雰囲気やラッピングの技により、大人っぽく豪華なイメージに様変わりするのでびっくりしますよ。

定番とも言える一重咲きから、大輪のボタンのような咲き方や、花びらがフリル状に波打っているもの、花びらの縁が丸みを帯びているものなど、品種によってさまざまな形があり、カラー展開もほとんどの単色が揃っていますし、パステル調のカラーもありますので、贈りたいギフトのイメージにあわせて選べるのが、チューリップを花材に使うメリットです。

鮮やかな葉色まで美しいチューリップは、葉もあわせた花束だとグリーンが入って爽やかなアレンジへと仕上がります。

「永遠の愛」の花言葉があるチューリップを、相手への誠実な想いと共に、愛を込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

3月の誕生花:ガーベラ

ガーベラの花言葉は以下の通りです。

  •  純潔
  • 希望
  • 常に前進

眺めるだけで気持ちが明るくなれるような、元気さを持つガーベラは、フラワーギフトにぜひおすすめしたいお花です。

ガーベラの花言葉には、ポジティブな意味合いのものしかないので、どなたへも贈りやすいお花ですね。

 一輪だけでも豪華な佇まいですし、かしこまりすぎずにカジュアルさがありつつ、華やかさもきちんとある、さらには単価も高すぎず、いろいろと「ちょうどいい」ガーベラは、年代問わず贈れるお花で間違いないでしょう。 

贈りたい花言葉でガーベラの色をオーダーしても良いですね。

通年流通しているガーベラですが、色を指定する場合には、念のため時間に余裕をもってオーダーしておきましょう。

3月番外編:ミモザとラナンキュラス

3月の誕生花にはなっていませんが、3月に旬を迎える「ミモザ」と「ラナンキュラス」もぜひおすすめしたいお花です。

 ミモザの花は、明るいイエローが眩しく、枝にたわわについたふわふわとしたお花が集まって咲いています。イタリアでは国際女性デーである3月8日を「ミモザの日」として、男性が愛する女性へ日頃の想いを込めて、ミモザの花を贈る風習があります。

日本ではまだ馴染みのない文化ですが、ハンドメイド品のリースやスワッグなど、ミモザの人気がだんだん高まってきているので、じきに定着するかもしれませんね。

この3月8日のミモザの日になぞらえて、日頃の気持ちを込めたミモザのフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

 もうひとつ、ラナンキュラスもフラワーギフトにはぴったりの華やかさを持っています。

薄紙を幾重にも重ねていったようなカップ状の花は、とても上品で清楚な雰囲気です。花言葉も、「とても魅力的」「華やかな魅力」といった素敵な花言葉で、魅力を感じている人や、魅力に溢れている人へ、相手の魅力を伝えるには最適なのではないでしょうか。

中でも赤色のラナンキュラスには、「あなたは魅力に満ちている」という色別の花言葉があります。

人間的な意味でも、恋愛的な意味でも、魅力を感じる相手の誕生日に、ぜひラナンキュラスを贈ってみてください。

4月の誕生花:カーネーション

カーネーションの花言葉は以下の通りです。

  • 女性の愛
  • 純粋
  • 無垢な愛

 

母の日のフラワーギフトとして定番のカーネーションは、赤色がポピュラーですが、他にもさまざまな色があります。

近年では、染色液による技術で誕生した、自然界ではあり得なかった青やレインボーなどの個性的な色に注目度が集まっている傾向です。

 お母様の誕生日に、「母への愛」の花言葉がある赤いカーネーションの花束を贈っても良いですし、「純粋な愛」の花言葉を持つ白いカーネーションを使ったアレンジメントで、嘘偽りのない愛情を伝えるのもおしゃれですね。

5月の誕生花:ピンクのバラ

ピンクのバラの花言葉は以下の通りです。

  • 上品
  • 可愛い
  • 愛の誓い

 

5月の誕生花は、ピンクのバラです。

バラには本数や色別に花言葉があることで有名ですが、ピンク色のバラには「上品」「可愛い」「愛の誓い」の花言葉があります。

バラの花束というと、受け取る側もなんだかかしこまってしまいがちですが、赤いバラの重厚さやクラシカルな雰囲気とは違い、ピンクのバラはカジュアルでやわらかい雰囲気があるため、同じバラでも赤よりピンクのほうが受け取りやすいのではないでしょうか。

 ピンクのバラをメインに、ホワイトやグリーンなど他に花材もミックスさせたアレンジメントなら、可愛くて甘すぎるという仕上がりにもなりにくく、落ち着いた女性へも贈りやすいアレンジです。

6月の誕生花:アジサイ

アジサイの花言葉は以下の通りです。

  • はにかみ
  • 乙女の愛
  • 辛抱強い愛
  • 家族の絆

 

日本の梅雨の代名詞でもあるアジサイは、フラワーギフトとして選ぶにはピンと来ないかもしれませんが、ブライダルシーンでのブーケなどでは大人気なお花です。

 小さな小花が集まって咲いている様子が家族のようにも見えることから、「家族の絆」や「一家団らん」という花言葉もあります。

また、ネガティブな花言葉として有名なものでは、土質によって花色が変化していく様から「心変わり」「移り気」というものがありますが、誤解を生まないよう配慮すれば問題ないでしょう。 

アジサイにも多様な品種があり、花の付き方や集まり方もそれぞれ違いがあります。

道端などでよく見かける定番の品種はホンアジサイですが、園芸用に改良された「てまりてまり」や「ブルースカイ」「コンペイトウ」「ラピスラズリ」「銀河」「紅てまり」など、品種名を聞いただけでも美しい姿を想像できるような品種が豊富です。

中でも、幾重にも重なった花びらが美しい「万華鏡」という園芸品種は、テレビでも紹介されていたほどで、万華鏡のようなきらびやかで細やかな花がたわわに咲く、観賞価値が大変高いお花となっています。

アジサイを贈る際は切り花でも良いですが、お花や植物を育てるのが好きな人には鉢植えの贈り物もおすすめですよ。

7月の誕生花:ユリ

ユリの花言葉は以下の通りです。

  • 純粋
  • 無垢
  • 威厳

大輪の花が豪華なユリは、その大きな花が風に揺れる姿から「揺すり」と呼ばれ出し、徐々に呼び方が変化していき、今のユリという呼び方になりました。

風に揺れると葉擦れならぬ花擦れの音が聞こえそうなほど、ユリの花は大きく華やかで、香り高いものです。中でも、ユリの女王と呼ばれるカサブランカは、まさしく圧巻の花姿。

見る者の目を釘付けにしてしまう美しさは、あらゆるものが色濃く見える鮮やかな夏の中でも引けを取らないお花です。

 ユリやカサブランカをメインに持ってきた花束やアレンジメントフラワーで、7月生まれの方を驚かせるような、ゴージャスなプレゼントを贈ってみましょう。

8月の誕生花:ヒマワリ

ヒマワリの花言葉は以下の通りです。

  • あなただけを見つめる
  • 栄光
  • 憧れ

 漢字では「向日葵」と書き、字のとおりにいつも太陽へと花を向けているお花です。

ぐったりとする夏の暑さの中でも、太い茎をしゃんと伸ばして太陽を見つめる姿は凛々しく、生命力の強さを感じます。

英語でも「Sunflower(サンフラワー)」と呼ばれているヒマワリの性質から、花言葉には「あなただけを見つめる」「栄光」「憧れ」といった情熱的な言葉が付けられていますよ。「あなただけを見つめる」は、太陽神アポロンに焦がれ続けたというギリシャ神話の話が由来です。

大輪のヒマワリは、どの年代の方へも贈りやすいお花で、鮮やかなビタミンカラーが目に飛び込めば、気持ちが自然と上向きになります。

8月生まれの方へ、旬の花であるヒマワリをふんだんに使った贅沢な花束を贈って、花にも負けない明るい笑顔を見られると良いですね。

9月の誕生花:リンドウ

リンドウの花言葉は以下通りです。

  • 正義
  • 勝利
  • 高貴

夏の暑さが鳴りを潜め、肌寒い日が増えてきた9月には、秋を告げるリンドウが誕生花になっています。

中国での呼び方の「竜胆(リュウタン)」が徐々に変化していき、いつしか「リンドウ」と呼ばれるようになりました。漢字で「竜胆」と書くのはこれが理由なのですね。

 宮沢賢治の物語「銀河鉄道の夜」にも、印象的な描写で登場するリンドウの花は、どこか幻想的な雰囲気も持ち合わせている佇まいです。 

落ち着いた印象のリンドウは、年配の方にも好まれやすく、敬老の日のフラワーギフトとしても人気があります。

リンドウと言えば深い青紫色ですが、淡い青や紫、他にも白いリンドウやピンクのリンドウなど、違った色もあるのです。ピンクのリンドウは、まただいぶ雰囲気が変わって、可愛らしい感じがします。どっしりとした茎にたくさん花を咲かせるリンドウは、一輪挿しにしても見応えがあります。「悲しんでるあなたを愛する」という花言葉もあるので、落ち込んでいる友人や辛いことがあった方の気持ちに寄り添って癒す贈り物としてもおすすめです。

10月の誕生花:トルコキキョウ

トルコキキョウの花言葉は以下の通りです。

  • 優美
  • すがすがしい美しさ
  • 希望
  • 思いやり

質素なイメージのあるトルコキキョウですが、近年では品種改良によってかなり豪華な花姿になったのが特徴です。

そのきらびやかさはバラにも劣らないほどで、バラの代用としてトルコキキョウがブライダルシーンに使われることも多くあります。

中でも豪華なボリューム感の八重咲きと、花びらがフリル状に咲くフリル咲きなどが人気の品種です。

価格もバラと比べると安価ですので、予算を抑えたままバラメインのフラワーギフトのボリュームをアップさせたい…という場合には、主役を邪魔することのないトルコキキョウを取り入れてみましょう。

トルコキキョウは暑さに強い花で、夏でも花もちが長いのが特徴です。そのため、盆花や仏花としても使われています。ちなみにこのトルコキキョウ、トルコが原産地というわけではなく、しかもキキョウの仲間ではありません。先ほどご紹介したリンドウの仲間なのです。

トルコ産でもなくキキョウの仲間でもないトルコキキョウがなぜこう呼ばれているのかは諸説ありますが、「花色がトルコ石のようでキキョウに似ていたから」という説が有力です。

花の形がトルコ人のターバンのようだったからという説もあります。

トルコキキョウは色別にも花言葉がありますので、ぜひしっくりくる花言葉を探してみてくださいね。

11月の誕生花:ダリア

ダリアの花言葉は以下の通りです。

  • エレガント
  • 栄華
  • 気品

 花言葉である、エレガント・栄華・気品を彷彿とさせる花姿のダリアは、11月の誕生花です。ダリアはアレンジメントには欠かせない存在で、一輪あるだけで雰囲気がだいぶ様変わりします。「移り気」や「不安定」の花言葉もありますが、アジサイ同様に誤解のないよう配慮して贈れば問題はありません。

華やかなダリアも、豊富に品種が展開されているお花で、一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど、咲き方によってお花の表情がかなり変わります。

中でもポンポン咲きのダリアは、ころんとした毬のようなフォルムで可愛らしいのでおすすめです。大輪のダリアを印象的に配置したアレンジメントや、ダリアをメインにしたシンプルな花束など、ダリアが一輪あるだけで豪華さがアップします。

11月生まれの方への誕生日ギフトに、ぜひおすすめしたいお花です。

12月の誕生花:赤いバラ

赤いバラの花言葉は以下の通りです。

  • あなたを愛しています
  • 情熱

 バラの価格は1本あたり400〜800円と季節や地域によって開きがありますが、価格に見合う豪華さがあります。

 愛する人への誕生日プレゼントなら、赤いバラをふんだんに使ったアレンジメントで愛情を表現してみても良いですね。

また、花言葉には愛にまつわるものが多いですが、この愛は恋愛的な意味だけではなく、家族や友人へ向けた愛としても構いません。

インパクトのある赤いバラを取り入れた華やかなアレンジメントで、忘れられない素敵な誕生日を彩ってみてはいかがでしょうか。 

愛の告白やプロポーズには欠かせない赤いバラですが、実はそのつぼみにまで花言葉があるのです。つぼみの花言葉は「純粋な愛に染まる」というもので、つぼみのうちから情熱に満ちた花言葉があるとは驚きですね。

まとめ

今回は、大切な人への誕生日プレゼントに贈りたい、誕生月にちなんだ誕生花や花言葉についてご紹介してきました。お気に入りのお花は見つかりましたか?

ここでピックアップしたお花はほんの一部で、まだまだ魅力的な花たちがあります。

伝えたいメッセージから花言葉を探してみたり、相手の好きな色から選んでみたり、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、プレゼント選びの時間を楽しんでくださいね。

 

プレゼントの内容や豪華さよりも、自分のことを考えて選んでくれたんだなという満足感が、贈り物にはいちばんのエッセンスです。

出会えた感謝の気持ちや愛情を込めた、素敵なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?