玄関先のお出迎えに!初心者におすすめの花や寄せ植えを季節ごとに紹介

玄関先に花があるだけで明るい雰囲気になりますね。

その季節ならではの花は、自然のパワーに溢れているので、飾るだけで良いエネルギーを生み出すのです。

今回は玄関先に花を飾るメリットを詳しく紹介します。

この記事を読むことで、初心者でも簡単に挑戦できる寄せ植えの楽しみ方や、季節ごとのおすすめの花を知ることができますよ。

また風水を用いて運気をアップするコツも紹介しますので、最後までチェックしてください。

玄関先に花を飾るメリット

ガーデニングが趣味の方に人気がある寄せ植えは、玄関先に置くことで素敵なインテリアになります。大切なお客様をお迎えした際にも、花があるだけでセンス良く見えるでしょう。

また家族が帰ってきたときの癒しの空間にもなるのではないでしょうか。ここでは、玄関先に花をデコレーションするメリットを紹介していきます。

華やかな雰囲気を演出できる

花のある暮らしは、心を豊かにしてくれます。

それだけではなく、花の持っているナチュラルな芳香は、ストレスも緩和してくれるでしょう。また出入り口に花があることで、華やかさを演出することもできます。

プランター栽培ならば、季節ごとに花を入れ替えられる点もメリットです。空間を美しく彩ってくれる花は、視覚的にも癒され、幸福感を与えてくれるでしょう。

明るい空間が生み出せる

玄関はその家の顔とも言われるほど、重要な場所です。

そんな大切なスペースに花や観葉植物が置いてあれば、明るい雰囲気を演出することができますね。

いつも花がきれいに飾ってあるお宅の前を通ると、丁寧な暮らしをされていることを感じて温かい気持ちになります。

方位別・風水効果を上げるコツ

風水は中国由来の古い伝統的な考え方ですが、玄関先に花や植物を飾ることで、良い運気が運ばれてくるとされています。これは自然が持つパワーを取り入れることで、幸運を呼び込むという風水の考え方です。風水を取り入れる場合は、玄関の向きと花の色がポイントになります。ただし通路に滞りがあると運気が下がる可能性があるので注意しましょう。

ただ花をたくさん飾ればいいと言うわけではなく、スペースとのバランスを考えることが大切。ここでは玄関の方角別に運気アップするカラーを紹介していきましょう。

玄関が北向きの場合

北向きの玄関は日が入りにくいため、暗い印象になってしまうのがデメリットです。

風水では陰の気が強すぎるとマイナスに作用してしまうので、明るい色を取り入れて玄関先をコーディネートしましょう。

相性のいいカラーは、やわらかい色調のベージュやピンク、ラベンダー色などです。

玄関が南向きの場合

南向きの玄関は吉方位だと言われています。

しかし「火」のエネルギーが強く、逆効果になることもあるので注意しましょう。

人気運や美容運を司るエリアでもありますので、植物を置くことで運をアップさせてください。相性のいいカラーは、ナチュラルカラーです。

例えばグリーンやオフホワイトなどが向いているでしょう。

同じ火の気を持つカラー(オレンジやピンク)を取り入れる場合は、ワンポイントに押さえておくといいですよ。

玄関が東向きの場合

東は朝の太陽の光が入る場所なので、風水的にはとても良い向きになります。

この場所を整えることで、やる気がアップして仕事運や勉強運が上昇していくでしょう。

木のエネルギーが強いので、水の気を持つ色がおすすめです。

したがって相性のいいカラーは、ブルーや水色になります。またエネルギッシュな赤色とも良い相性です。

玄関が西向きの場合

西のエリアに玄関がある場合は、金運アップするカラーを持つ花がおすすめです。

例えば黄色やゴールドとも相性がいいですが、恋愛運を上げたい時にはピンク色を取り入れてみましょう。

また飾るとマイナスになる色は黒です。さらに「火」のエネルギーが強い真っ赤もお金を燃やしてしまうカラーと言われているので避けましょう。

玄関先のガーデニングの成功を握る鍵とは

ガーデニングを始める前に、まず自宅の玄関先の様子をチェックすることが大切です。

例えば一戸建て・マンションによっても置けるスペースに違いがありますね。

玄関先の日当たり具合をチェック!

自宅の玄関先の日当たり具合はどうでしょうか。家の向きや隣の家との距離感によっても日当たりが良いか悪いかは異なります。

日当りが良好でも、軒が張り出していて日当たりに影響が出る場合があるので、チェックしておきましょう。花の中には日陰を好むもの、日照時間がある程度必要なものがあります。

したがって日当り具合を知ることで、自宅にピッタリの植物をセレクトすることができるのです。

雨風対策は?

植物の中には雨に弱い種類もあります。雨が降ったときに、玄関にどの程度雨が吹きつけてくるのかどうかをチェックしておくことも大切です。

また背の高いガーデンラックなどは、強い風雨で倒れてしまうことがあるので注意しましょう。

初心者にもおすすめの寄せ植えの楽しみ方

ここからは玄関先でガーデニング(寄せ植え)を楽しむコツを紹介していきます。

寄せ植えとは、ひとつのプランターに色々な種類の植物を彩りよく並べ楽しむことです。

最初は少し難しく感じることもあると思いますが、花の特質や開花期などを知ることで、段々と失敗が少なくなるでしょう。

寄せ植えのメリットは、庭が狭くてもガーデニングが楽しめることですね。

初心者の方にも簡単にできるアイデアばかりなので、是非挑戦してみてください。

ピックや小物を使って楽しむ

昨今は100円均一などにも数多くの種類があるガーデンピック。

これを完成した寄せ植えに添えるだけでオシャレ度がアップします。

たとえば玄関先を可愛くしたい場合は、キャラクターや、キュートな動物などのピックがおすすめです。

またナチュラル派には、木製で英字が描かれたピックなどはいかがでしょうか。

栽培する植物によって、アクセントになるようなカラーを選ぶことで、玄関先を華やかにアレンジできます。

ハンキングバスケットを使ってスペースを活かす

壁面やフェンスに取り付けることができるハンキングバスケットなら、狭いスペースでも飾ることができます。

また空中に吊り下げることで、通気性が上がり、害虫が付きにくくなることもメリットです。専用のスリットバスケットは、苗を上から下側にスライドさせることで、何種類かの植物を組み合わせて仕上げていきます。

バスケットのサイズも選べるので、最初はミニサイズから試してみましょう。

もっと手軽に楽しみたい場合は、ワイヤーとヤシマットがセットになったハンギングバスケットもあります。

アーチやフェンスにつる性の植物を絡ませて

今人気があるのは、つる性の植物を使ったガーデニングです。

例えばアーチに絡ませたり、フェンスや壁面に這わせるなど、アイデア次第ではスタイリッシュな雰囲気を演出できます。

ただし外壁に根の跡が残ってしまうなどのデメリットもあるので、注意しましょう。

立体的に見せたい場合は、巻きついて生長していく植物が適しています。

具体的には、モッコウバラやクレマチスがおすすめです。

またネットに絡ませてグリーンカーテンを作りたいときは、西洋朝顔やルコウソウが向いています。

玄関先の日当たりが悪い場合

玄関の向きや住宅事情によって日当たりが悪いときは、日陰でも丈夫に育つ花や観葉植物などを取り入れてみましょう。

日陰を好む植物も数多くあるので、それほど心配することはありません。

ここでは日陰でガーデニングを楽しむ秘訣を紹介します。

日陰なのか半日陰なのかをチェックしよう

ガーデニングを最大限に楽しむ秘訣は、環境に適している植物を選ぶことです。

日当たりが悪い場合でも、まったく日が入らないのか午前中の数時間は日が当たるのかなどによっても植物の選択肢が異なるので注意してください。

日陰でも丈夫に育つ花の種類

玄関にあまり日が当たらない場合は、日陰でも元気に育つ花を育てましょう。

ここからは、日陰でも丈夫に育つ花を3種類ご紹介します。

アジュガ

アジュガは、ヨーロッパが原産のシソ科の植物です。耐陰性があるだけではなく、寒さにも非常に強いので日が当たらない場所でもタフに育ちます。

常緑多年草なので、植え替えの必要もなく使い勝手の良い植物です。

春になると花茎をまっすぐ伸ばして、紫やピンクの小さな花を咲かせるところも魅力ですよ。

クリスマスローズ

クリスマスローズは、キンポウゲ科の多年草の植物です。くすみカラーが人気で、日陰でも丈夫に育ってくれます。また花が少ない真冬から春までの長い期間、鑑賞できるところもうれしいポイントです。

ただしクリスマスローズは、真夏の暑さには弱いので暑さ対策はしっかりと行ってください。高温多湿に気をつけて、株元に落ち葉やバークチップを敷くだけでも、うまく育ってくれますよ。

ラミウム

ヨーロッパ原産のシソ科の多年草のラミウムは、春から初夏にかけて、かわいいピンク色の花を咲かせます。日当たりがいい場所に置くと花はたくさん咲きますが、一年で枯れてしまうことが多いです。水はけの良い半日陰・日陰の場所で夏越しさせると丈夫に育成します。

寄せ植えで使用する際には、日陰を好む他の植物と組み合わせて楽しみましょう。

玄関先におすすめ!季節ごとの花の種類

玄関先に植える花は、手間がかからない多年草がおすすめ。

しかし、その季節にしか咲かない花をプラスすることで、季節感が出て魅力が増します。

寄せ植えを作る場合は、多年草のグループと一年草のグループを分けておくと、花を入れ替える際に便利です。

ここでは玄関先に飾るのにピッタリの花を、季節ごとにピックアップしていきましょう。

春は草花を育てやすく、ガーデニングが楽しい季節です。

初心者の方が始めるのなら、春の時季がおすすめ。

オステオスペルマム

オステオスペルマムは、熱帯アフリカ原産のキク科の多年草です。

原産地から付けられた「アフリカンデイジー」という名前でも知られています。

次々に咲く色とりどりの花が魅力的で、寄せ植えとしても使い勝手が良い花です。

しかし日本の高温多湿には弱いので、一年草として取り扱われることが多いです。

ペチュニア

南アメリカ中東部原産のナス科のペチュニアは、花壇などでもおなじみの花ではないでしょうか。「切り戻し」をすることで、開花を二回楽しむことができます。

また挿し芽をすれば翌年も、かわいい花を咲かせてくれますよ。

スイートアリッサム

地中海北岸原産のスイートアリッサムは、アブラナ科の一年草です。

枝が横に広がっていく性質を生かして、寄せ植えなどの縁取りや隙間を埋めるように植えると良いでしょう。白やピンク・オレンジ・紫色など、カラーも豊富で、小さな花を密集させて咲きます。

夏はカラフルな花が多いですね。テーマを決めて南国風のトロピカルな雰囲気を楽しんでみるのも素敵です。

またブルーと白の花を使って、玄関先を涼しげに彩るのもおすすめになります。

ジニア

ジニアは百日草とも呼ばれている、メキシコ原産のキク科の植物です。

昨今では品種改良により背が高いものや低いものも出回るようになり、好みに合わせて選ぶことができます。花びらが色褪せて来たら、二節目の葉の上で切ってあげると、脇芽が出て次々と花を咲かせますよ。

ポーチュラカ

熱帯地方から温帯地方に広く分布しているポーチュラカは、スベリヒユ科の一年草です。

小さくて色鮮やかな花を次々に咲かせるところが魅力ですが、日当りが悪いと花が咲きにくいという特徴があります。

ベゴニアや千日紅などと組み合わせて寄せ植えにしても素敵です。

オキシペタラム

ブラジル原産のオキシペタラムは、キョウチクトウ科の半耐寒性多年草です。日本では「ブルースター」という名前でも親しまれています。

この植物は小さいながらも存在感があり、爽やかなブルーの花色が涼しげで人気です。

爽やかな秋もガーデニングにピッタリの季節です。

玄関先を秋だからこそ楽しめる花で飾ってみましょう。

ナデシコ

ヨーロッパや北アメリカ原産のナデシコは、ナデシコ科の多年草です。

秋の七草の一つともなっており、花色やフォルムも様々なので、お好みでチョイスすることができますよ。

日本に自生している「カワラナデシコ」は、花弁に深い切り込みが入った優しげな印象の花です。

またヨーロッパ原産の「ヒメナデシコ」は、繊細な花姿で、寄せ植えにも人気があります。

アイビーゼラニウム

アイビーゼラニウムは、南アフリカ原産のフウロソウ科の多年草になります。

下向きに茎が伸びる性質を持っているので、ハンギングバスケットとして楽しむことも可能です。

寄せ植えに使う場合は、前面に植えることで茎が垂れてきたときの美しさを生かせます。

ペルネチア(ハッピーベリー)

ハッピーベリーという名前で知られているペルネチアは、南米原産のツツジ科の植物です。

秋になるとツヤのある可愛い実をつけます。5〜6月にはスズランのような小さな白い花を咲かせるのも魅力です。

シックなチョコレートコスモスや姫乙女(バラ)を使って、高低差をつけた寄せ植えを楽しんでみましょう。

冬の季節は花が少なくなります。

その一方でクリスマスやお正月などイベントが多くなりますね。

そんなことも意識しながら、玄関先を華やかに演出してみてください。

パンジー

パンジーはヨーロッパ原産のスミレ科の多年草です。しかし日本の高温多湿には向かないので一年草として扱われていることが多いでしょう。この花は初心者にも育てやすく、長い期間楽しめるのが魅力です。カラーも豊富で咲き方も八重咲き・フリル咲きとあるので、お好みでチョイスできます。

ベリス

北アフリカや西アジア原産のイベリスは、アブラナ科の耐寒性多年草になります。

真っ白い花が花束のように咲くのが魅力的で、玄関先を上品な雰囲気にしてくれるでしょう。一年草・多年草とあり、草丈も様々なので自宅の雰囲気や他の植物に合わせて選んでみてくださいね。

ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、地中海沿岸原産のサクラソウ科の多年草です。

屋外の寒さにも耐えられるように品種改良されているので、冬の間から春にかけて次々と開花してくれます。落ち着いたカラーのハボタンや、シルバーの葉がきれいなシロタエギクを合わせると、クリスマスにもピッタリな寄せ植えになりますよ。

玄関先を季節の花で飾ってみよう

玄関先に草花を飾るメリットや、方角ごとでのおすすめの花の色、飾る草花の季節ごとの種類を紹介しました。フラワーショップには、季節ごとにさまざまな種類の花が並べられます。春夏の花は生長も早く、色彩が豊かなものが多いのが特徴です。また秋冬は生長が遅い分だけ、お手入れがしやすいのがメリット。玄関先を美しい花で彩れば、華やかさや明るさを演出できます。

狭い空間や日陰でも工夫次第で楽しめるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?