7月に咲く花24選!誕生花や管理方法、花言葉も紹介

7月は夏の訪れを感じさせる花々が美しく咲き誇る季節です。鮮やかな色彩や涼しげな雰囲気を持つ花々は、庭や室内を華やかに彩り、心に安らぎを与えてくれます。

本記事では、7月に咲く代表的な花を24種類ご紹介します。それぞれの花言葉や育て方、管理のポイントも詳しく解説します。夏の花を通じて季節感を楽しみたい方や贈り物として選びたい方に、最適な情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

7月に咲く花24選

夏本番の7月は、強い日差しの中で鮮やかに咲き誇る花々が魅力です。それぞれの花の特徴、開花時期、管理方法、そして花言葉までまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ひまわり(向日葵)

ひまわりは7月に咲く花の代表ではないでしょうか。7月の誕生花でもあります。

ヒマワリはキク科ヒマワリ属の一年草で、夏を象徴する花です。7月〜8月にかけて大きな黄色い花を咲かせ、太陽に向かって咲く姿が印象的ですね。草丈は品種によって異なり、50cmほどの矮性種(わいせいしゅ)から3mを超える大型種まであります。

管理方法は、日当たりを好むため、太陽がよく当たる場所で育てましょう。土は水はけが良いものを選び、定期的な水やりを行ってください。過湿を避け、土が乾いてから水をたっぷりと与えるのがポイントです。また、成長が早いので倒れないように支柱を立てると良いでしょう。

ひまわりの花言葉は、「憧れ」「光輝」「情熱」「あなただけを見つめる」です。

朝顔(アサガオ)

アサガオも7月に咲く花で、同月の誕生花です。

アサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年草で、7月〜9月にかけて朝の時間に5枚の花でできたラッパのような形の花を咲かせます。紫、青、ピンク、白など多彩な色があり、ツルを伸ばして育つため、フェンスやアーチに仕立てて楽しめる夏の風物詩です。

管理方法は、日当たりと風通しの良い場所で育てます。土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、過湿は避けてください。ツルが伸びるため、支柱やネットを用意して誘引するのがポイントです。

アサガオの花言葉は、「愛情」「結束」「あなたに絡みつく」「明日もさわやかに」「淡い恋」です。

百合(ユリ)

ユリも7月の誕生花です。

ユリはユリ科ユリ属の多年草で、7月〜8月にかけて香り高い花を咲かせます。その種類は豊富で、白やオレンジ、ピンクなどの色があり、大輪で1本の茎にラッパのような花があるのが特徴です。開花するとその花びらが開き、香りを楽しめるのが特徴で、その香りもまた品種によって変わります。

管理方法としては、半日陰や明るい日陰を好むため、直射日光を避けた場所で育てます。土は水はけの良いものを使用し、球根を植える際には深植えにすることが重要です。また、花の後は葉を残して球根に栄養を蓄えさせます。

ユリの花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」です。

ポピー

ポピーも7月に咲く花で、誕生花です。

ポピーはケシ科ケシ属の一年草または多年草です。4月〜7月上旬にかけて、花も赤やオレンジ、ピンクと色鮮やかです。花びらが薄く軽やかで多くは4枚の花びらの一重咲きですが、八重咲きもあり種類豊富にあります。日本では主にオリエンタルポピー、シャーレーポピー(ひなげし)、アイスランドポピーの3種類が人気です。

管理方法は、日当たりと水はけの良い場所で育てます。乾燥気味を好み湿気に弱いので水やりは控えめです。種から育てる場合、春に蒔くと夏に花を楽しめます。

ポピーの全体の花言葉は、「慰め」「思いやり」「妄想」「夢想家」「いたわり」「恋の予感」「陽気で優しい」です。

クレオメ

クレオメも7月に咲く花で、誕生花です。

クレオメはフウチョウソウ科クレオメ属の一年草で、ピンクや白の小花を球状に咲かせます。開花時期は7月〜9月です。3〜4cmほどの4弁花で長いおしべを出し、茎の先の周りを囲むように付けるので花は大きく見えます。

クレオメは別名「西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)」「酔蝶花(スイチョウカ)」「spiderflower(スパイダーフラワー)」とも呼ばれています。

管理方法は、日当たりと風通しの良い場所で育て、乾燥を防ぐために適度な水やりを行うとよいでしょう。肥料を控えめにすると花が長く咲き続けます。

クレオメの花言葉は、「思ったほど悪くない」「小さな愛」「秘密のひととき」「あなたの容姿に酔う」「小さな愛」「舞姫」です。

蓮(ハス)

ハスはハス科ハス属の水生植物で、6月~8月に花を咲かせます。7月の誕生花でもあります。花の大きさは30cmほどです。蓮田から茎を1mほど長く伸ばし、葉よりも高い位置で八重咲きの白やピンクの花が咲きます。

管理方法は、水を絶やさないように管理します。日当たりが良い場所で育て、肥料は控えめに与えることで健康に育つでしょう。

ハスの花言葉は、「休養」「雄弁」「沈着」「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「救ってください」です。

水連(スイレン)

スイレンは、スイレン科スイレン属の水生植物で、6月〜8月にかけて花を咲かせます。水蓮も7月の誕生花になっています。

白やピンク、黄色などカラフルな花が水面に浮かぶように咲くのが特徴です。深い切り込みが入った丸い葉で、花も少しとがっているシャープな印象があります。

管理方法は、水鉢や池で育てる場合、日当たりの良い場所がよいでしょう。水の管理をしっかり行い、水が濁らないように注意してください。

スイレンの花言葉は、「信頼」「信仰」「優しさ」「清純な心」「甘美」「清純な心」です。

ラベンダー

ラベンダーはシソ科の多年草で、地中海沿岸が原産です。細長い花穂に紫色や淡紫色の小花をつける姿が特徴的で、芳香が高くアロマやハーブとして広く利用されています。葉は灰緑色で細長く、葉や茎の細かい毛から精油が出てこれが香りのもとです。

品種によって色や形が若干異なり、ピンクや白の花を咲かすものや「イングリッシュラベンダー」や「フレンチラベンダー」などのバリエーションがあります。

管理方法は、日光が一日中当たる場所で育て、湿気に弱いので風通しに気を付けてください。基本的なイングリッシュラベンダーは寒さに強いですが、種類によっては寒さに弱いので注意しましょう。

ラベンダーの花言葉は「期待」「沈黙」「清潔」「疑惑」「優美」「幸せが来る」「許し合う愛」「あなたを待っています」です。

ハイビスカス

ハイビスカスはアオイ科の常緑性低木で、熱帯や亜熱帯地域を中心に分布しています。開花時期は5月〜10月です。赤やピンク、黄色、オレンジ、白など、さまざまな色の花を咲かせ、花弁の中央には長い雄しべが突き出た独特の形をしています。1つの花の寿命は1日程度ですが、別の場所に次々と新しい花を咲かせるため、長い期間楽しむことできるでしょう。

管理方法は、日当たりが良い場所で育て、水分が好きなので水をたっぷりとあげるとよいでしょう。寒さには弱いので10℃以下にならないように注意してください。

ハイビスカスの花言葉は、「繊細な美しさ」「信頼」「新しい恋」「あなたを信じます」「信頼」「勇気ある行動」です。

サルビア

サルビアはシソ科の植物で、約900種以上が知られる多彩な花です。花は細長い筒状で、茎の上部に密集して咲きます。鮮やかな濃い赤色の花が特徴です。花は細長い筒状で、茎の上部に密集して咲きます。草丈は品種によって異なり、20cm程度の小型種から1m以上になる大型種まであります。香りのある葉を持つ種類もあり、ハーブとして使われるものもあります。開花時期は6月〜10月と長く楽しめますが、寒さに弱いので冬は越せません。

管理方法としては、夏の暑さに強く日光が良く当たる場所で育てます。過湿を嫌うため水やりも土が乾いたらあげ、頻度は少なめに行うとよいでしょう。

サルビアの花言葉は、「燃ゆる思い」「尊敬」「知恵」「家族愛」「良い家庭」です。

アガパンサス

アガパンサスは多年草で、和名で「紫君子蘭(ムラサキクンシラン)」といいます。

その特徴は、スラリと伸びた茎の先に放射線状に花火のように咲く花姿です。花の色は紫、青、白が一般的で、特に青い花が涼やかな印象を与えるため、夏の庭や公園で人気です。草丈は50cm〜1mほどに育ち、細長い葉が基部から伸びて広がるように茂ります。シンプルで上品な姿が特徴で、切り花としてもよく利用されます。

管理方法は、日が当たる場所で土が乾いたら水やりを行います。乾燥には強いですが、適度に水やりを行ってください。

アガパンサスの花言葉は、「恋の訪れ」「知的な装い」「優しい気持ち」「誠実な愛」「ラブレター」「恋の季節」です。

百日草

百日草(ヒャクニチソウ)はキク科の一年草で、 開花時期は6月〜10月です。「ジニア」という名前でも知られ、直立した茎の先に丸い形の花を咲かせます。花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫など豊富で、鮮やかな色彩が特徴です。また、花弁の形も一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなどバリエーションが多く、観賞用として幅広く栽培されています。百日という名前の通り、長い期間咲くお花です。

管理方法は、日当たりと風通しがよい場所で育て、過湿に弱いため水やりは控えめに行います。

百日草の花言葉は、「絆」「遠い友を思う」「いつまでも変わらぬ心」です。

百日紅(さるすべり)

百日紅(サルスベリ)は、ミソハギ科の落葉高木で、中国を原産地とする植物です。日本では庭木や公園木として多く見られ、夏を彩る風物詩として愛されています。その名前の由来は、7月から10月にかけて約100日間咲き続ける美しい花と、滑らかな幹の質感から来ています。幹がツルツルとしており、「猿も滑る」ように見えることが「サルスベリ」という名前の理由です。花は赤、ピンク、白、紫など多彩な色があり、波状の花弁が優雅な印象を与えます。

管理方法としては、日当たりが良く、風通しの良い環境で育てるのがポイントです。剪定は春に行うと花つきが良くなり、湿気を避けた環境を保つことで病害虫の予防にもなります。百日紅は手間が少なく美しい姿を楽しめるので、庭木として非常におすすめです。

ムクゲ

ムクゲはアオイ科の落葉低木で、中国やインドを原産地とする植物です。日本では夏を彩る花木として庭や公園に植えられ、広く親しまれています。7月から10月にかけて次々と花を咲かせるのが特徴で、花の寿命が短いものの、毎日新しい花を咲かせる姿は「一日花」の代表格といえます。花の色は白、ピンク、赤、紫など多彩で、品種によっては八重咲きのものもあります。

ムクゲの名前は、木槿(もくきん)という古名に由来するといわれています。その姿は清楚で可憐ながらも力強さを感じさせ、夏の暑さの中でも元気に咲き続ける様子が印象的です。

管理方法としては、日当たりと水はけの良い場所を選び、定期的に剪定を行うと健康に育ちます。剪定は冬から春にかけて行うのが適しています。耐寒性や耐暑性があるため、日本の気候に馴染みやすく、初心者でも育てやすい花木です。ムクゲは夏の景色を華やかに彩るだけでなく、その清楚な花姿で心を和ませてくれる存在です。

アマリリス

科・属 ヒガンバナ科・ヒッペアストルム属
和名 咬吧水仙(じゃがたらすいせん)、紅筋山慈姑(べにすじさんじこ)
英名 Amaryllis
学名 Hippeastrum
原産地 南アメリカ
花言葉 「誇り」「内気」

アマリリスは、南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物です。大きくて鮮やかな花を咲かせ、切り花や鉢植えとして人気があります。花色には、赤、ピンク、白、オレンジ、黄色などがあり、八重咲きやスパイダー咲きなど、咲き方もさまざまです。

アマリリスの花期は長く、約2週間もの間美しい姿を楽しめます。開花期は4月から7月にかけてですが、球根に温度処理を施した春咲きのアマリリスは、冬から春にかけて開花します。花の少ない寒い季節でも彩りを添えてくれる貴重な存在です。アマリリスは育てやすく、水やりや置き場所に気を付ければ、毎年花を咲かせてくれます。暑さや寒さには弱いので、栽培時には温度管理に注意しましょう。

インパチェンス

科・属 ツリフネソウ科・ツリフネソウ属
和名 アフリカ鳳仙花(ほうせんか)
英名 Impatiens
学名 Impatiens walleriana
原産地 熱帯アフリカ
花言葉 「鮮やかな人」「強い個性」

インパチェンスは、色鮮やかな花をたくさん咲かせる植物です。名前はラテン語で「我慢できない」という意味を指す「impatient」に由来しています。熟した莢に触れると、種が弾けて飛び散るため、名付けられました。

花言葉には「鮮やかな人」「強い個性」があり、目を惹くビビッドカラーの花の存在感を表しています。原産地はアフリカ東部の熱帯なので、和名では「アフリカ鳳仙花(ほうせんか)」とも呼ばれます。開花期は5月から11月までと長く、強い耐暑性を持ちます。半日陰でも育つため、庭やベランダの寄せ植えとしても人気です。

丈夫で育てやすい植物ですが冬の寒さには弱いので、冬越しには注意しましょう。上手に冬を越せれば、色鮮やかな花を咲かせて夏の庭を明るく彩ってくれますよ。

カサブランカ

科・属 ユリ科・ユリ属
和名 鹿子百合(かのこゆり)
英名 Lily, Oriental lily
学名 Lilium‘Casa Blanca’
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「純粋」「無垢」「高貴」「壮大な美しさ」「雄大な愛」「威厳」「甘美」

カサブランカは、ユリ科ユリ属の中の「オリエンタル・ハイブリッド」という栽培品種のひとつです。日本原産のユリを元にしてオランダで品種改良されました。真っ白な大輪の花と香りの強さから「ユリの女王」とも呼ばれます。一輪だけでも存在感がある大輪なので、ゴージャスなフラワーギフトにぴったりです。

開花時期は6月から8月頃で、ややうつむき加減に花を咲かせます。花の中心にあるオレンジ色の花粉は、花びらや手、衣類などにつくとなかなか落ちないので、開花後に花粉を取り除いておくと、周囲の汚れが気にならず花持ちも良くなるでしょう。

花言葉には「高貴」「壮大な美しさ」「雄大な愛」「威厳」「甘美」など、ユリの女王らしい存在感と香りから連想された言葉が並びます。定番は白色ですが、ピンクや赤、オレンジなどの花色もあるため、プレゼントとして贈るのもおすすめです。

カンナ

科・属 カンナ科・カンナ属
和名 曇華(かんな)、壇特(だんとく)
英名 Canna, Canna lily
学名 Canna spp.
原産地 熱帯アメリカ
花言葉 「情熱」「快活」「永遠」「妄想」

カンナは夏の花として人気のある球根植物です。赤やオレンジ、ピンクなどの鮮やかな花色が特徴で、夏らしいトロピカルな雰囲気を演出してくれます。花だけでなく、葉も観賞価値が高い植物です。緑色や銅色、白色、黄緑のストライプ模様など、美しい葉の種類がたくさんあります。

熱帯アメリカ原産のカンナは耐暑性や耐湿性に優れているため、日本の夏にも適応しやすいのが魅力です。地植えや鉢植え以外にも、切り花にしても長く楽しめます。

花言葉は「情熱」「快活」「永遠」「妄想」などがあり、インドに伝わる釈迦伝説に由来しています。釈迦の弟子が釈迦を殺そうとしたとき、釈迦の足に岩が当たって流れた血から、真赤なカンナの花が咲いたというものです。

グラジオラス

科・属 アヤメ科・グラジオラス属
和名
英名 Gladiolus, Sword lily
学名 Gladiolus
原産地 南アフリカ、南ヨーロッパ
花言葉 「密会」「用心」「勝利」「思い出」「忘却」

夏の暑さに強い華やかなグラジオラスは、白、ピンク、赤、オレンジ、黄色、紫などの多彩な花色が魅力の草花です。花の形は房状で、まっすぐに伸びた茎に整然と並んで咲いています。葉の形が剣に似ていることから、英語では「Sword lily」とも呼ばれ、学名はラテン語で「剣」を意味する「gladius」が由来となっています。

花言葉には「密会」「用心」「勝利」「思い出」「忘却」があります。古来のヨーロッパでは、恋人たちが密会する時間をグラジオラスの花の数で知らせ合っていたことから、「密会」「用心」の花言葉が付けられました。「勝利」の花言葉は、葉の形が剣状であることから戦いを連想して付けられました。

クレマチス

科・属 キンポウゲ科・クレマチス属
和名 風車(かざぐるま)、鉄線(てっせん)
英名 Clematis
学名 Clematis
原産地 ヨーロッパ、日本、中国、北アメリカ
花言葉 「精神の美」「旅人の喜び」「策略」

クレマチスは、キンポウゲ科のつる性植物で、春から初夏にかけて大輪の美しい花を咲かせます。花の色や形、咲く時期は多種多様です。実はクレマチスの花びらに見える部分は、葉が変化してできた萼(がく)なので、暑い夏でも美しい姿を長く楽しめるのです。つる性の性質を活かして、アーチ状に誘引したりグリーンカーテンを作ったりもできます。

花言葉には、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」があります。かつてのヨーロッパでは宿屋の玄関先にクレマチスが植えられ、疲れた旅人たちを温かく出迎えていたことから「旅人の喜び」の花言葉が付きました。「策略」の花言葉は、葉にある毒性を利用して、乞食が顔などの皮膚をわざとただれさせ、同情を誘っていたことが由来です。

シャクヤク

科・属 ボタン科・ボタン属
和名 芍薬(しゃくやく)
英名 Peony
学名 Paeonia lactiflora
原産地 東シベリア〜中国北部
花言葉 「恥じらい」「はにかみ」「つつましさ」「謙遜」

シャクヤクは、ボタン科・ボタン属の多年草です。5月から6月にかけて大きな花を咲かせます。花の色はピンク、赤、白などさまざまで、一重咲きや八重咲きなど咲き方も豊富です。

フローラルな香りを放つのが特徴で、香水の原料として使われるほど良い香りがします。日本には平安時代に薬草として伝わり、江戸時代からは茶花として観賞用で楽しまれるようになりました。

花言葉の「恥じらい」「はにかみ」「つつましさ」「謙遜」は、つぼみの段階ではほとんど目立たない姿であることが由来です。ボタンの花と見た目がよく似ていますが、シャクヤクの葉は丸みがあり、牡丹の葉はギザギザしているという違いがあります。

シュウカイドウ

科・属 シュウカイドウ科・シュウカイドウ属(ベゴニア属)
和名 秋海棠(しゅうかいどう)
英名 hardy begonia
学名 Begonia grandis
原産地 中国、マレーシア
花言葉 「恋の悩み」「片思い」

シュウカイドウは、秋に咲くベゴニアの仲間で、淡いピンク色の花を下向きに咲かせます。花の形が、春に咲くバラ科のカイドウ(海棠)に似ているため名付けられました。主に日本の山野に自生しており、湿り気のある半日陰を好む草木です。耐寒性が強いので、日本の冬の寒さにも耐えられます。日本には、江戸時代に中国から渡来しました。

シュウカイドウの葉は左右非対称で、ハート形に似ています。対象にならないハートの形を釣り合わない恋心になぞらえ、「恋の悩み」「片思い」の花言葉が付けられました。風情のある花と切ない恋心を重ねられる姿から、多くの文人に愛されてきました。

ニコチアナ

科・属 ナス科・タバコ属
和名 花煙草(はなたばこ)
英名 Flowering tobacco
学名 Nicotiana
原産地 ブラジル
花言葉 「あなたがいれば寂しくない」「孤独な愛」「秘密の恋」「保護」

ナス科・タバコ属のニコチアナは、カラフルで可愛らしい花姿と甘い香りが特徴の花です。白、紫、ピンク、緑など花色が豊富なので、寄せ植えや花壇にも映えます。花は星型で小さく、夕方になると香りを放ちます。ニコチアナには、タバコの原料になる品種から園芸種まで、約50種以上もの品種が存在しており、タバコの原料になるものは葉タバコ、観賞用の園芸品種は花タバコとして分けられます。初夏から秋にかけて星形の花を咲かせ、長期間咲き続けるので、夏から秋まで楽しめます。「あなたがいれば寂しくない」の花言葉は、次々に花が枯れていく中でも、ニコチアナの花が長く咲く様子に由来しています。

ノウゼンカズラ

科・属 ノウゼンカズラ科・ノウゼンカズラ属
和名 凌霄(りょうしょう)、凌霄花(りょうせんか)
英名 Trumpet vine, Trumpet creeper
学名 Campsis grandiflora
原産地 中国
花言葉 「名声」「名誉」「栄光」「豊富な愛情」「華のある人生」

夏にオレンジ色の花を咲かせるノウゼンカズラは、中国原産のつる性植物です。朱色にも近い鮮やかな花色は、見ているだけで元気をもらえるビタミンカラーで、夏らしさを感じられます。花はラッパに似た形をしているため、英名では「Trumpet vine」「Trumpet creeper」と呼ばれます。つる性の植物なので、グリーンカーテンやアーチ状にしてガーデニングでも楽しめます。ポピュラーなオレンジ色以外にも、赤、黄色、ピンクなど花色も豊富です。

トランペット状の花がファンファーレを連想させることから、花言葉には「名声」「名誉」「栄光」といった華々しい言葉が並んでいます。

7月に咲く花を贈るシーンとおすすめの花

7月は夏真っ盛りの季節で、鮮やかで力強い花々がたくさん咲き誇ります。誕生日や記念日など、大切なイベントにぴったりな花を選ぶことで、相手に喜んでもらえる素敵な贈り物になりますよ。この見出しでは、7月に咲く花がどのようなシーンに合うか、それぞれの魅力やおすすめポイントを交えてご紹介します。

誕生日に最適な7月に咲く花

誕生日に贈る花は、季節感を取り入れつつ、相手のイメージに合ったものを選ぶと喜ばれます。7月に咲く花の中から、誕生日にぴったりの花をご紹介します。

「百合(ゆり)」は、その華やかで上品な姿から特別感を演出するのに最適です。特に「カサブランカ」や「スカシユリ」は、感謝や尊敬の気持ちを込めることができます。また、花言葉が「明るい未来」を意味する「向日葵(ひまわり)」も人気の選択肢です。元気で明るい印象が誕生日を盛り上げます。

さらに、「ブルースター」も誕生日におすすめの花です。爽やかな青色と「幸福な愛」という花言葉が、贈る相手の幸せを願う気持ちを伝えられます。

これらの花を贈れば、7月らしい季節感とともに、心のこもったお祝いの気持ちを届けることができるでしょう。

結婚祝いに最適な7月に咲く花

結婚祝いに贈る花は、二人の新しい門出を祝福し、末永い幸せを願うものが喜ばれます。7月に咲く花の中では、華やかで上品なユリや、純白のカラーが特におすすめです。ユリは「純粋」や「威厳」、カラーは「清浄」や「乙女のしとやかさ」といった花言葉があり、結婚という特別な日にふさわしい花です。

また、夏らしい鮮やかなひまわりも人気です。「あなただけを見つめる」という前向きな花言葉があり、新郎新婦の未来を明るく照らす花として最適です。花束だけでなく、アレンジメントやリースにしてもおしゃれで心に残る贈り物となるでしょう。

プロポーズに最適な7月に咲く花

プロポーズには、特別な想いを伝えるにふさわしい花を選びたいものです。7月に咲く花の中でおすすめなのは、優雅な「百日紅(さるすべり)」や清楚な「ムクゲ」です。百日紅は「雄弁」や「愛らしさ」という花言葉を持ち、その長く咲き続ける姿は永遠の愛を象徴します。ムクゲは「繊細な美」や「信念」という意味を持ち、真摯な愛を伝えるのにぴったりです。

また、「カサブランカ」も高貴で気品あふれる花として人気があります。「威厳」や「祝福」といった花言葉があり、大切な瞬間をさらに引き立てます。華やかで特別感のあるこれらの花々を束ねれば、プロポーズをより印象深いものにしてくれるでしょう。

七夕に最適な7月に咲く花

七夕の季節には、ロマンチックな雰囲気を演出する花がぴったりです。

「カサブランカ」は、そのエレガントで気品あふれる姿が七夕の夜に華を添えます。白い花は織姫と彦星の純粋な愛を象徴し、願いごとを叶えるような神秘的な雰囲気を演出します。

「桔梗(ききょう)」も七夕におすすめの花です。星形の花を咲かせる桔梗は、七夕の星空を連想させます。また、「永遠の愛」という花言葉を持つため、大切な人への想いを込めて贈るのにぴったりです。

「紫陽花(あじさい)」も七夕の飾りに使うと良いでしょう。淡い色合いの紫陽花は、七夕の涼やかな夜に調和し、彩りを加えます。

プレミアガーデン厳選の7月に贈るフラワーギフトの紹介

夏真っ盛りの7月は、季節の花々が最も美しく咲き誇る時期です。特にこの時期にしか楽しめない鮮やかな花々は、贈り物としても特別感があります。ここでは、プレミアガーデンが厳選した7月にぴったりのフラワーギフトを紹介します。贈る相手の笑顔を引き出す一品を見つけてくださいね。

元気の出る色合いの豪華アレンジメント花

商品ページ:黄色のお花をメインに使用した元気の出る色合いの豪華アレンジメント花

プレミアガーデンが厳選する「元気の出る色合いの豪華アレンジメント花」は、7月にぴったりのフラワーギフトです。ひまわりやバラなどを中心に、明るいオレンジやイエローの花々が詰まったアレンジメントは、見る人に元気と活力を与えてくれます。

夏らしい爽やかな色合いが特徴で、お誕生日やお中元、感謝の気持ちを込めた贈り物として最適です。ボリューム感のあるアレンジメントなので、目上の方や大切な人への贈り物にもぴったりですよ。

プレミアガーデンでは、新鮮な状態でお届け可能です。この夏、大切な方へ特別なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?

お盆などのお供え用にもご注文を頂くフラワーアレンジメント

商品ページ:お祝いはもちろんお供え用にも最適なフラワーアレンジメント

プレミアガーデンでは、故人を偲ぶ心を丁寧に表現したアレンジメントもご用意しています。

例えば、上記のフラワーアレンジメントは、白や淡い色合いの花々を中心にまとめられた優美なデザインで清らかな印象を与え、法事やお盆の場にも最適です。お供え用として心を込めて選ばれることが多く、贈る側の思いを繊細に伝えます。

高品質な花材を使用しているため、美しさが長持ちし、お供え先にも喜ばれるアイテムです。お盆の準備やお供えの際に、ぜひプレミアガーデンのフラワーアレンジメントをご利用ください。

まとめ・初夏を彩る7月に咲く花を贈ろう

7月は、夏本番を迎える季節ならではの鮮やかで多彩な花々が咲き誇ります。百日紅やムクゲなど、庭や公園を彩る花々から、プレゼントとして喜ばれるフラワーアレンジメントまで、贈るシーンや目的に応じた選び方が楽しめます。

また、ひまわりのように元気を与える花や、涼しげな観葉植物など、この時期ならではのアイテムを活用すれば、大切な人に癒しと感動を届けられるでしょう。

お中元や記念日など、さまざまなシーンに合わせて花を贈ることで、特別な夏の思い出を作りませんか?7月にぴったりの花やギフトは、ぜひプレミアガーデンでお探しください。

お中元・お歳暮に花や胡蝶蘭を贈られたい方へ

 

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