片想いにまつわる切ない花言葉とは

片想いや告白にまつわる愛の花言葉。ちょっぴり切ないものから情熱的なものまで、さまざまな花言葉を集めてみました。

片想いしている人に想いを告げたいときや、自分を励ましたいときなどに花言葉の力を借りてみませんか?

誰もが知っているような定番の花から、少し珍しい花まで25種類に厳選してご紹介します。片想いにまつわる花を贈るおすすめのシーンも解説しているので、最後までチェックしてみてください!

片想い・恋に関する花言葉25選

さっそく片想いや恋に関する花言葉をご紹介していきます。

フラワーギフトによく使われるメジャーな花から、少し珍しい花までさまざまなので、あなたの想いやシチュエーションに近い花言葉をじっくり探してみてください。

ベゴニア

赤やピンク、白などの可愛らしい花を咲かせるベゴニアの花言葉は「愛の告白」「片想い」です。

ベゴニアの葉が左右非対称のハート型に見えることから由来しているという説があります。ずっと片想いしている人に、ついに告白する。そんなときに背中を押してくれるような花言葉です。

ちなみにベゴニアには、花の色別にも花言葉があり、赤いベゴニアは「公平」、白いベゴニアは「真実」「親切」、ピンクのベゴニアは「丁寧」などの意味合いになっています。

ナデシコ

細く切れ目の入った花びらが特徴的なナデシコ。小ぶりな花でありながら、花付きが良くて育てやすいので、ガーデニングとして楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

そんなナデシコの花言葉は「純愛」。ピュアな想いをあらわす花としてふさわしいです。

色別で見ると、赤のナデシコには「燃えるような愛」、ピンクのナデシコには「純粋な愛」などの花言葉もあり、こちらも愛にまつわる意味合いになっています。

紫色のヒヤシンス

小花を密集させて咲かせる姿が存在感抜群のヒヤシンス。白・赤・ピンク・青・黄色などさまざまな色の花を咲かせることでも有名です。

その中でも、紫のヒヤシンスの花言葉は「初恋のひたむきさ」。切ない初恋の真っすぐな想いを象徴するような意味合いです。

しかし、紫のヒヤシンスには「悲しみ」「悲哀」「ごめんなさい」といった、ネガティブな意味合いもあるので、使いどころに注意しましょう。

紫のグラジオラス

1本の花茎にたくさんの花を咲かせるグラジオラス。切り花として多く流通し、花束などを華やかに演出します。

グラジオラスは、赤やピンク、黄色などカラーバリエーションが豊富ですが、その中でも紫のグラジオラスの花言葉は「情熱的な恋」

相手の方に大きな愛を伝えたいときに贈ってみてはいかがでしょうか。

紫色のライラック

ライラックはモクセイ科の落葉小高木で、その花の甘い香りは化粧品などにも用いられています。寒い気候を好むので、日本では東北地方や北海道でよく見かける植物です。

ライラック全般の花言葉は「思い出」「初恋の香り」ですが、色別にも意味合いが異なり、紫のライラックには「初恋」「恋の芽生え」といった花言葉があります。紫色はライラックの中でも定番色のため、全般の意味合いに近いものになっているのです。

アガパンサス

1本の花茎の先に、放射線状にたくさんの花を付けるアガパンサス。青い花が定番色で、初夏になると庭先を涼しげに彩ってくれます。

アガパンサスの学名は、ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が合わさったもの。そのため、花言葉も学名に由来して「恋の訪れ」という愛にまつわるものになっています。

胡蝶蘭

まるで蝶が舞っているような花姿からこの名が付けられた胡蝶蘭。豪華で花もちも良いことから、ビジネスシーンでの贈り物としても有名です。

胡蝶蘭の花言葉で定番になっているのは「幸福が飛んでくる」ですが、ほかにも「純粋な愛」という意味合いがあることをご存じでしょうか。また、色別では、白い胡蝶蘭には「純粋」、ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛しています」という花言葉があります。

カーネーション

母の日に贈る花といえばカーネーション。なぜなら、赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉があるからです。しかし、カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」

全体的な意味合いとしては、母親に限らず恋愛的な要素も含めることができます。

また、赤以外の色だと、白いカーネーションには「私の愛情は生きている」、オレンジのカーネーションには「熱烈な愛」という花言葉があり、片想いのシーンにも適しています。

赤いバラ

愛の告白やプロポーズに贈る花といえば、赤いバラの花束を想像する人が多いのではないでしょうか。繊細でフリルのような花びらを付けて咲くバラは、その豪華さと上品さからフラワーギフトの定番となっています。

バラの定番色ともいえる赤いバラには、「あなたを愛す」 というロマンチックな花言葉があるので、まさに告白やプロポーズにぴったりです。

ピンクのチューリップ

童謡の題材にもなっているチューリップは、幼い子どもから高齢の方まで、幅広い世代から人気を集める花です。春の球根植物の中でもメジャーで、この時期になると住宅地や公園で多く見かけます。

チューリップ全般の花言葉は「思いやり」ですが、ピンクのチューリップには「愛の芽生え」「誠実な愛」という意味合いがあり、片想いの始まりを思わせる可愛い花言葉です。

赤いブーゲンビリア

南国が原産地のブーゲンビリアは、思わず見とれてしまうような色鮮やかな色の花を咲かせることから、「熱心」「あなたは素敵」といった花言葉が付けられています。

白やピンク、黄色などカラーバリエーションが豊富ですが、その中でも赤いブーゲンビリアには「あなたしか見えない」という花言葉があり、情熱的な片想いをイメージさせる花としてぴったりです。ちなみに、オレンジのブーゲンビリアには「秘められた思い」という花言葉もありますよ。

ソリダスター

ソリダスターは、20世紀初頭のフランスで、異なる属性である「ソリダゴ」と「アスター」の花を交配して作られた花です。園芸品種のため自然界には存在しておらず、日本での流通もそれほど多くありません。

異なる属で交配することは難しく、技術や知識が必要なことから「豊富な知識」という花言葉が付けられていますが、海外版の花言葉は「私に振り向いて」という意味合いになっています。このように、花言葉の中には、日本版と海外版で違う意味をもつものも珍しくありません。

リナリア

リナリアの花は小さめなのですが、密集させて咲くので程よいボリュームがあります。丈夫で花の色も豊富なので、開花時期である春から初夏にかけて多く流通する花です。

そんなリナリアの花言葉は「この恋に気づいて」「乱れる乙女心」。相手の方になかなか気持ちを伝えられないような、切ない片想いをイメージさせる花言葉ですね。

カラーバリエーションは多いですが、花の色別には特に決まった花言葉はないようです。

ハナミズキ

楽曲や映画の題材としても有名なハナミズキ。細い枝に可愛らしい花を咲かせ、住宅地や街路樹などでも多く見かけます。

そんなハナミズキの花言葉は「私の思いを受け取ってください」。思い切って告白したいときに、相手の方に贈りたい花ですね。樹木であるハナミズキは、アレンジメントなどに用いられることがあります。

ハナミズキには、白や赤、ピンクなどの花色がありますが、色ごとの花言葉は特にありません。

スノードロップ

まだ雪の残る時期に花を咲かせ、いち早く春を告げるスノードロップ。雪のような純白の小花が幻想的な花です。夜間は花びらを閉じて雫のような形になることから、この名が付けられたと言われています。

そんなスノードロップの花言葉は「恋の最初のまなざし」。片想いの始まる瞬間を切り取っているようなロマンチックな意味合いです。スノードロップは、切り花としても多く流通しているので、花束やアレンジメントなどに取り入れて贈ってみましょう。

オシロイバナ

ロート状の花を咲かせるオシロイバナは、夕方頃から翌朝の間に開花し、午前中のうちにはしぼんでしまう一日花です。その、人知れずこっそり咲く姿から、「あなたを想う」「内気」などの花言葉があります。密かな片想いというシチュエーションにぴったりですね。

ほかにも、「恋を疑う」というマイナスイメージの花言葉もありますが、これはオシロイバナが1株の中に違う色の花を咲かせることがあることから由来しています。

パンジー

花が少なくなって寂しくなりがちな冬場に庭先を明るく彩ってくれるパンジー。花の中央からじわっとにじむような色合いのコントラストが美しい花です。少しうつむきがちに咲く姿が恋に悩む乙女の姿を連想させることから、「私を思って」という花言葉が付けられました。切ない片想いや告白のシーンに贈ってみてはいかがでしょうか。

パンジーは花色のバリエーションも豊富で、紫は「思慮深い」「誠実」、青は「純愛」、黄色は「つつましい幸せ」などの花言葉もあります。

シロツメクサ(クローバー)

子どもの頃、四葉のクローバーを夢中で探したことがありませんか。その言い伝えの通り、四葉のクローバーを見つけると幸せになれると言われていることから、花言葉は「私を思って」「幸運」になっています。

ちなみにシロツメクサは、葉の数によって花言葉が異なり、一つ葉は「初恋」、二つ葉は「素敵な出会い」、三つ葉は「愛」、四つ葉は「私のものになって」となっています。どれも愛にまつわるロマンチックな意味合いですね。

ひまわり

夏に咲く花といえば?と言われると、ひまわりをイメージする人も多いのではないでしょうか。ひまわりは、太陽の方を向いて咲く性質があり、そこから由来して「私はあなただけを見つめる」「愛慕」といった花言葉になっています。

ひまわりは品種によって花の大きさが異なり、大輪のひまわりには「偽りの愛」、小輪のひまわりには「高貴」という意味合いもあります。

さらに、ひまわりは本数によっても花言葉が変わってくるので、プレゼントの際に意識してみるのもおすすめです。例えば、1本だと「一目ぼれ」、3本だと「愛の告白」、7本は「密かな愛」、11本は「最愛」です。ただし、15本は「ごめんなさい」、17本は「絶望の愛」というネガティブ意味合いもあるので注意しましょう。

マーガレット

細長い花びらをたくさん付けて、ぱっと咲く姿が明るい印象のマーガレット。映画や漫画で、花びらを1枚ずつちぎって「好き、きらい、好き、きらい…」と占うシーンを見たことはありませんか。このことから、マーガレットには「恋占い」という花言葉が付けられています。

ほかにも「真実の愛」という意味合いもあり、誠実な想いを届けたい時におすすめの花です。

ミモザ(アカシア)

綿のようなふわふわした小花をたくさん咲かせるミモザは、程よいボリュームと鮮やかな色で、花束やドライフラワーに多く用いられています。ミモザは、アメリカの先住民の男性が女性に想いを告げるときに贈った花だとされており、「秘密の恋」「真実の愛」という花言葉になったようです。

ただし、白いミモザの果実や樹皮には毒があるため、恋愛要素と合わさって「死に勝る愛情」という少し怖い花言葉もあります。

エリンジウム

ギザギザの花びらや葉が個性的なエリンジウム。そのギザギザが大切なものを守っているように見えることから、「秘めた愛」「秘密の恋」という花言葉になっています。ほかにも、エリンジウムの花びらや葉に艶があることから「光を求める」という花言葉も存在します。

ミステリアスで大人っぽい印象のエリンジウムは、花束やドライフラワーなどにおすすめです。

イキシア

すらりと伸びた花茎の先に、神秘的で鮮やかな花を咲かせるイキシア。丈夫で育てやすく、花の色数の多いので、ガーデニングなどでも親しまれています。そのミステリアスなイメージから付けられた花言葉は「秘めた恋」。自分の心のうちでひっそり想いを募らせる切ない片想いにぴったりの花です。

ほかにも、地面から真っすぐ伸びている様子から「誇り高い」という花言葉が、1本の花茎にたくさんの花を咲かせることから「団結」という花言葉も持っています。

チョコレートコスモス

チョコレートコスモスとは、赤みのある茶色い花びらと、チョコレートのような甘い香りが特徴的なコスモスの品種の1つです。育てるのが通常のコスモスよりも難しく、店頭でもあまり見られない珍しい花です。

そんなチョコレートコスモスの花言葉は「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」「恋の終わり」など。大人っぽい雰囲気を放つチョコレートコスモスですが、贈り物としては少しマイナスなイメージになるので避けた方が良いかもしれません。

アイレン

上品で控えめな印象のアイレンは、蝶のような花びらが美しいラン科の植物。蝶が飛び去るイメージがあることから「幸せになって下さい」という花言葉があります。また、残された気持ちを象徴して、「私も貴方が好きでした」「今でも貴方を愛しています」という、失恋を思わせる花言葉。

愛を伝えるためのプレゼントとしては、あまりふさわしくない意味合いなので、贈る際は意味を勘違いされないように配慮しましょう。

恋愛にまつわる花言葉を持つ花を贈ろう

恋愛にまつわる花言葉を持つ花は、ここぞというシーンでのプレゼントにぴったりです。自分の背中を押してくれるだけでなく、相手の方にロマンチックに気持ちを届けることができますよ。花言葉を意識した贈り物をしたいときには、きちんと伝わるように花言葉を記したメッセージカードなどを添えるのがおすすめです。

片想いしている相手におすすめの花言葉

上記で紹介したものは少し切ない雰囲気の花言葉もありますが、告白ならハナミズキやバラ、ひまわりなどがおすすめです。

気持ちを言葉にして伝えるのが恥ずかしい方でも、花言葉の力を借りればナチュラルかつロマンチックに想いを届けられます。

また、片想いしている相手にさりげなく気付いてほしいときには、あえてきちんとした言葉を伝えずに花を贈るのも、意味深でこちらを意識してもらうきっかけになるでしょう。

プロポーズにおすすめの花言葉

人生が変わる大勝負であるプロポーズ。相手の方にインパクトと感動を与えたいなら、定番のバラや赤いチューリップなどの花束で想いを伝えましょう。

サプライズ感を出すために、ぎりぎりまで相手の方にバレない渡し方が効果的です。自宅や車に隠しておいたり、お店の方に協力してもらったりして、ロマンチックなプロポーズにしましょう。

お花を贈って片想いの気持ちを伝えよう!

切ない片想いや、愛を伝える花言葉を持つ花はたくさんあります。

あまりお目にかかれないような珍しい種類もありますが、1年中手に入りやすい定番の花も多いので、大切な人に想いを伝えたいときに、一緒に贈ってみましょう。

中には、マイナスなイメージの花言葉もあわせもっているものもあるので、メッセージカードに書いたりして、誤解のないようにしたいですね。

 

大切なあの人にお花を送ってみませんか?