初心者向け「ポトス」育て方まとめ。おすすめ品種や詳しい育て方をご紹介!

おしゃれな観葉植物が欲しいけれど、ちゃんと育てられるか不安…。

そんな方には、丈夫で育てやすい「ポトス」がおすすめです。

この記事でお伝えするのは、園芸初心者の方に向けたポトスの育て方。

おすすめの品種から育て方のポイントまで、詳しくご紹介していきます。

ポトスの特徴・基本データ

育てる前に、まずはポトスの基本データを知っておきましょう。

ポトスの基本データ

植物名 ポトス
英名/和名 Pothos / 黄金葛(おうごんかずら)
学名 Epipremnum pinnatum
原産地 ソロモン諸島
科名/属名 サトイモ科 / ハブカズラ属
生育適温 20℃〜30℃(最低8℃以上)
特性 つる性 / 初心者でも育てやすい

 

初心者でも育てやすく、基本的に1年中楽しめるポトス。

育て始める時期は、春から秋の間がおすすめです。

ポトスは原産地がソロモン諸島などの東南アジアなので、比較的暖かい気候と湿気を好みます。

日光も好みますが、直射日光を当てすぎると葉焼けしてしまうので、適度に日光が当たる半日陰の場所があるとよいですね。

また、つる性でぐんぐん成長していくので、支柱などで上に伸ばしたり、ハンギングで下に垂らしたりするなど、飾りたいイメージに合わせて育てていきましょう。

飾り方はこちらの記事でご紹介しています

ポトスの種類と品種

ポトスを初めて育てる場合には、育てやすい品種も知っておきましょう。

ポトスの種類は20品種以上。
たくさんあるので、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、比較的手に入りやすく、丈夫なポトス3品種をご紹介します。
飾る場所やご自身の好みに重ねながら、ぜひ参考にしてみてください。

斑ありの定番品種【ゴールデンポトス】

ポトスの中でも最もメジャーな品種「ゴールデンポトス」。
和名の「黄金葛(おうごんかずら)」と呼ばれるのがこの品種です。

ゴールデンという名の通り、真緑の葉に黄色い斑があり、葉色のコントラストがおしゃれな雰囲気を演出します。

ゴールデンポトスのおすすめポイントは、丈夫で成長スピードが早い点。
初心者の方でも「ちゃんと育てられた!」と実感しやすい品種です。

斑なしで日陰に強い【ポトス・パーフェクトグリーン】

斑が入らないシンプルな品種「ポトス・パーフェクトグリーン」。
ゴールデンポトスの斑をなくしたような、深い緑だけ葉が特徴的です。

斑がない分スッキリとした印象があるので、どんなお部屋にも合うグリーンインテリアとして人気があります。

ポトス・パーフェクトグリーンのおすすめポイントは、他のポトスより暗い環境に強い点。
もし飾りたい場所にあまり光が入らないのであれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

斑なしで明るい葉色【ポトス・ライム】

ポトス・パーフェクトグリーンよりも明るい葉色の「ポトス・ライム」。
ゴールデンポトス同様に、定番のポトスとして流通の多い品種です。

観葉植物の中でもめずらしい、ライムグリーンの葉色が特徴的。
お部屋の雰囲気を明るい印象にしてくれます。

ポトス・ライムのおすすめポイントは、明るい葉色と丈夫な点。
ただ、日照が不足すると明るさが落ちるので、レースカーテン越しに日光が当たる場所があるとよいでしょう。

ポトスを育てるまでの準備

育てたいポトスの品種が見つかったら、ポトスを育てる準備を整えましょう。

・ポトスの苗
・鉢 または プランター
・観葉植物用の培養土
・鉢底ネット
・鉢底石
・鉢受け皿
・土入れ または スコップ
・ジョウロ
・霧吹き
・園芸用ハサミ

ポトスは鉢植えで育てるので、基本的に必要なものは上記の通りです。

しかしポトスの魅力は、上に伸ばしたり下に垂らしたり、飾り方をアレンジできることではないでしょうか。

つまり、上に伸ばしたい方は「床置き」、下に垂らしたい方は「ハンギング」で育てることになります。

ここからはご希望の飾り方に合わせて、他に準備するものをご紹介します。

床置きで育てたい方の準備

・苗よりも1〜2まわりほど大きい鉢 または プランター
・肥料
・ヘゴ棒 または 支柱

ポトスを床置きで育てて上に伸ばしたいということは、ポトスを大きく成長させることにつながります。

そのため、用意する鉢はポトスの苗よりも1〜2まわりほど大きな鉢を用意しましょう。
少し大きめの鉢を用意してあげることで、根詰まりや根腐れがしづらくなります。

そしてポトスを上に這わせるためには、ヘゴ棒や支柱を準備。
ポトスの茎が自然とヘゴ棒や支柱に巻きついてくれますが、もし伸ばしたい方向があれば、ワイヤーや紐なども準備しておくと安心です。

ハンギングで育てたい方の準備

・小さめの鉢
・ハンギングプランター
・S字フック

ポトスをハンギングして下に垂らしたい場合は、ハンギングする場所がポトスの重さに耐えられるよう調整する必要があります。

そのため、用意する鉢はハンギングする場所を考えて小さめをおすすめします。
根詰まりや根腐れを防ぐため、苗は鉢より1〜2まわりほど小さめのものを選んでくださいね。

またハンギングする際には、鉢や受け皿ごと入れられるハンギングプランターが便利です。
鉢ごと紐で吊るす方法もありますが、ハンギングプランターの方が安定して吊るせるので、初心者の方にはおすすめです。

ポトスの育て方の基本情報

さて、ポトスを育てる準備はできましたか?

ここからは、ポトスの育て方における基本的な作業やポイントをご紹介していきます。

植え付けの仕方

植え付けの順番は、鉢の底から順番に以下の通りです。
1.鉢底ネット
2.鉢底石
3.培養土(またはブレンドした土)
4.ポトスの苗

ポトスの植え付けのポイントは「土の水はけ」。

基本的には、観葉植物用の培養土を使います。
ご自身で土をブレンドしたい場合は、「赤玉土:腐葉土:川砂=6:3:1 」の割合ブレンドしてみましょう。

ポトスの苗は、根を傷つけないように、少し土を落としてから植え付けてみてくださいね。

水やりの仕方

ポトスの水やりは、以下の順番で行います。
1.土が乾いているか確認
2.鉢底から流れるくらいたっぷり水をあげる
3.鉢受け皿に溜まった水を捨てる

水やりのポイントは「水やりのタイミング」。
季節ごとに水やりのタイミングを調整してみてくださいね。

水やりのタイミング
土が乾いていたら
土が乾いていたら(ほぼ毎日)
土が乾いていたら
土が乾いてから2〜3日後

また、季節を問わず、室内が乾燥していたら、霧吹きを使って葉っぱに水をあげましょう。

肥料のあげ方

ポトスの肥料は、春から秋の生育期に「緩効性化成肥料」を2ヶ月に1回あげましょう。
液体肥料の場合は2週間に1回程度あげます。

ただし、肥料をあげすぎると根腐れの原因になります。

成長スピードが鈍くなる冬や、ポトスを小さく育てたい場合には、肥料を控えてあげるのがポイントです。

剪定の仕方

ポトスの剪定は「切り戻し」と「摘心」が必要です。
それぞれの方法やポイントを詳しく説明していきます。

■切り戻しの方法とポイント
切り戻しは、伸びたツタを整えるために行います。
春から秋の間に、不要なツタを切りたい位置までたどり、園芸用ハサミで切りましょう。

ポイントは「ツタ選び」。
伸び過ぎたツタや、葉が混み合っている部分のツタを選んでくださいね。
また、不要なツタを取り除くことで、ポトスをすっきり整えるだけでなく、風通しが良くなって「炭疽病」を防ぐことができます。

■摘心の方法とポイント
摘心は、ポトスの枝数のバランスを整えるために行います。
植え付けまたは植え替え後にしっかり根付いたら、ツタの先端を園芸用ハサミで切りましょう。

摘心のポイントは「ツタを切るバランス」。
長短をつけてツタの先端を切り取ると、ポトスがバランス良く成長してくれますよ。

冬越しさせる方法

ポトスは冬が苦手です。
できれば10℃以上の室内かつ風通しのよい場所で、冬越しさせましょう。

冬越しのポイントは「温度管理」。
どのくらいの温度でどんな状態になるのか、表にまとめてみました。

温度 ポトスの状態
15℃以下 生育が鈍くなりはじめる
8℃以下 元気がなくなってくる
5℃以下 枯れる(またはダメージが大きい)

この表を参考に、冬のポトスの置き場所を変えてみましょう。
また、霜にあたると確実に枯れてしまうのでご注意ください。

冬の水やりについては「水やりの仕方」をご覧ください。

挿し木での増やし方

挿し木での増やし方は、「土挿し」と「水挿し」の2種類。

それぞれの詳細やポイントはこちらです。

土挿し 水挿し
挿し木する時期 5月〜8月 5月〜8月
方法 葉が2〜3枚ついた茎を挿し木用土に1/2程度まで挿す 葉が2〜3枚ついた茎を水に挿し、水は毎日取り替える
発根までの期間 約1ヶ月 2週間〜1ヶ月
ポイント 雑菌の少ない土を使う 塩素の入った水道水を使う

 

初心者には水につけるだけの水挿しがおすすめです。

ポトスの挿し木のポイントは「雑菌の少ない土や水」。
土挿しでは雑菌の少ない挿し木用土、水挿しでは適度に塩素の入った水道水を使用しましょう。

ポトスの育て方のポイント

ポトスの基本的な育て方がわかったところで、特に注意していただきたいポイントを3つご紹介いたします。

こちらもぜひご確認いただき、ポトスを正しく育てていきましょう。

置き場所

春から秋の間は室内・屋外どちらでも育てることが可能です。

室内に置くなら、カーテン越しでエアコンが当たらない場所がおすすめ。
カーテン越しに日光を当てることで、日光による葉焼けを防ぎながら健康なポトスが育てられます。
またエアコンの風は、ポトスの葉が乾燥して傷んでしまう原因になります。
エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。

屋外に置くなら、遮光ネットを使用して置くのがおすすめ。
ポトスは高温には強いですが、直射日光だと葉焼けしまうので、遮光ネットで適度に日光をカットしてあげましょう。
また、最高気温が15℃以下になったら、室内に移動してください。

初心者の方は室内で育てることをおすすめします。

苗の選び方

ポトスの苗は、こちらの4点を確認して選びましょう。
・ツルが太くしっかりしているもの
・葉っぱの色が鮮やかなグリーン
・枯れている葉が少ないもの
・葉っぱの裏に虫がいないこと

品種によって葉っぱの色や斑の状態が異なるので、色や枯れているかの判断は難しいかもしれません。

葉っぱの判断が難しい場合は、斑のない「ポトス・パーフェクトグリーン」や「ポトス・ライム」の苗で、元気な苗を探してみましょう。

植え替え時期と方法

根詰まりを防ぐために、植え替えをしてあげましょう。
方法は以下の通りです。

植え替えの方法
1.古い土を3分の1ほど落とす。
2.古い根は切り落とし、からまっている根はやさしくほぐす。
3.新しい用土に植え替える。
4.植え替え後2週間程度は、日当たりの良い場所を避ける。

鉢の底から根が伸びていたり、正しく育てているのに下の方の葉っぱが黄色くなって落ちてきたら、植え替えのサインです。

鉢の大きさによって植え替える間隔は異なりますが、だいたい2年に1度の間隔で、一回り大きな鉢に植え替えます。

また植え替えの時期は、5月から8月の温暖な時期に行いましょう。

ポトスにつく害虫・病気とその対処法

ここまで、ポトスの育て方やポイントについてご紹介してきました。

ポトスは基本的に丈夫な植物ではありますが、時には元気がなくなってしまうこともあります。

そんな時にポトスを守ってあげられるよう、代表的な害虫・病気と対処法を知っておきましょう。

カイガラムシ

年間を通して発生するカイガラムシ。

カイガラムシは薬剤が効きにくいため、歯ブラシなどでこすり落として駆除しましょう。

ハダニ

空気が乾燥すると、ハダニが発生します。

見つけ次第、殺ダニ剤で駆除しましょう。

ハダニの発生原因は「空気の乾燥」なので、葉っぱの表と裏に霧吹きで水をあげると予防できます。

アブラムシ

葉っぱや茎の汁を吸う、アブラムシ。

繁殖スピードの早い虫なので、見つけたらすぐに植物用の殺虫剤で駆除しましょう。

葉が密集しているとアブラムシが発生しやすいので、適度に剪定して風通しをよくすることで予防できます。

うどんこ病

白い粉のようなものが葉に付着していたら、うどんこ病の可能性が高いです。

被害が少ない場合には、重曹や酢を溶かした水を散布して駆除しましょう。
(重曹:水=1g:500ml または 酢:水=1ml:350ml)

被害の範囲がひどい場合には、殺菌剤や薬剤を散布してください。

うどんこ病の原因は、日光不足・水はけの悪さ・風通しの悪さなど様々考えられるので、日々の観察が大切です。

炭疽病(たんそびょう)

炭疽病はカビの一種で、葉っぱに灰褐色〜褐色の斑点が現れます。

炭疽病になってしまっている葉っぱは、全て切り取って駆除します。
他の元気な葉っぱに感染させないよう、必ず手袋をつけて作業しましょう。

カビが原因の病気なので、剪定や水やりの量に気をつけることで予防できます。

しかし、炭疽病は株全体に広がってしまうと回復できない病気なので、毎日しっかり観察してあげましょう。

まとめ

今回の記事では、初心者でも育てやすい観葉植物「ポトス」の育て方についてご紹介いたしました。

育て方のポイントや病気など気をつけるべき点は様々ありますが、基本的には丈夫で病害の少ない植物です。

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