育てやすい観葉植物10選|初心者向けに選び方のポイントも解説

ビジネスシーンや新店舗オープンなどの御祝いといったさまざまな用途で活用される観葉植物。

室内に飾ることでインテリアとして活用できることから、プリザーブドフラワーやフラワーアレンジメントなどのギフトと並んで高い人気があります。

そんな観葉植物ですが、初心者におすすめの種類としてどういったものがあるのか気になるという方は多いでしょう。

今回は、初心者にもおすすめの観葉植物や選ぶ際のポイントと注意点など、幅広く紹介するのでぜひ参考にしてみてください。 

室内に置く観葉植物のおすすめ12選

室内に置く観葉植物の種類は豊富です。

そのため、インテリアとして室内の雰囲気に合うか、お世話ができるかどうかなどで決めることが大切になります。

といっても迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、室内に置く観葉植物で人気なものを10個紹介していきます。

パキラ

中南米が原産のパキラは、おしゃれなお店などでよく見かける人気の観葉植物です。

幹が伸びて葉がつくので横よりも縦の高さにバリエーションがあり、小ぶりのものから背丈が高いものまで豊富です。

葉が5枚に広がり大振りで目立角が特徴で幹も編み込むようにアレンジできるため、室内のおしゃれ度もグッと上げてくれるでしょう。

パキラは耐陰性が優れているので日陰でも育てやすく、生命力も比較的強くて害虫もつきにくいため、初心者でも育てやすい観葉植物の一つです。

 

フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータはハート型の葉っぱが特徴的であり、ゴムの木の仲間の観葉植物です。

葉が幅広くて葉脈がくっきりしており、一鉢置くだけでナチュラルでおしゃれな雰囲気があるので高い人気を誇っています。

再生力が高い植物で耐熱性には強みがありますが、寒さには弱いので冬場の管理には注意してください。

また、冬場に室内に入れる際は暖房の風が直接当たってしまうと乾燥してしまうため、暖房の風が直接当たらず窓から少し離れたところに置くのがポイントです。

 

フィカス・ベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシスは葉の色や光沢感、樹形など個性的であり、どんな部屋に置いてもマッチしやすいゴムの木の仲間の環境植物です。

小鉢や中鉢などのさまざまなサイズがあり、幹がまっすぐ伸びているタイプや緩くカーブしているタイプなどがあるので好みに合わせて選べます。

生命力が強く丈夫な観葉植物なので初心者の方でも育てやすく、ギフトとしてプレゼントしても喜ばれるでしょう。

 

ウンベラータ

ウンベラータは熱帯気候のアフリカが原産であり、自然下では10mに達するほど成長する観葉植物でパワーが詰まっています。

葉の形は1枚1枚が大きくてハート形をしていますが、葉脈も見えてワイルド感も感じられるため、高い人気を誇っている観葉植物です。

ただし、寒さには弱く5℃を下回ると成長しなくなって葉が落ちてしまう可能性があります。

気温の差にも敏感なので、育てる場所には注意しましょう。

 

モンステラ

モンステラはアフリカ原産のサトイモ科の観葉植物です。

サトイモで分かるようにツル植物で葉に大きな特徴があります。

モンステラの葉には排出器官がついているため、葉っぱに水がついていることが多々ありますが、この状態は元気な証拠なので心配はいりません。

葉の形もユニークであり、成長するにつれて切れ込みが入ったり穴が開いたりします。

日当たりは必要ですが乾燥には強いため、水やりは土が乾燥したらあげれば充分です。

ただし、葉に水を拭きかけるケアは必要なので意識して行いましょう。

 

ドラセナ

ドラセナは熱帯アフリカや熱帯アジアに分布する観葉植物です。

種類も多くて葉の形や姿も異なるので、ドラセナの中でも比較して好みを選ぶのも楽しいでしょう。

葉は尖った長細い形状で上向きに成長し、自然では20mに達するものも多いです。

また、葉は緑の真ん中に白い筋が通っているタイプや赤味のある種類があります。

ドラセナは乾燥を好むので、土が完全に乾ききってから水やりを行いましょう。

一方で寒さに弱いので、10度以下の環境を避けて日当たりが良い場所か半日陰で育てるのがおすすめです。

 

サンスベリア

空気清浄のパワーがある不思議な観葉植物がサンスベリアです。

種類によっては、葉が剣のようなものや細長く鋭いものなどのさまざまな種類があり、好みに合わせて選べます。

葉も成長すると縦に伸びていくのでスペースはそれほど確保する必要がなく、室内でも安心して育てられます。

亜熱帯の自生植物なので寒さに弱く、15度を下回ると成長を停止してしまいますが、適度に光が届く場所であれば問題ありません。

 

アレカヤシ

アレカヤシはカフェやレストラン、ホテルなどのエントランスに飾られていることが多く、日本ではポピュラーな観葉植物です。

ヤシ科の植物なので高さがあり、開放的な雰囲気を演出してくれます。

ただし、寒さには弱いので室内でも温度管理は重要です。

一方で直射日光だと傷んでしまう可能性があるため、光が届く場所が適している観葉植物です。

 

クワズイモ

クワズイモは中国や日本などのアジアを中心に自生しており、根が大きく膨らむのが特徴的な観葉植物です。

葉も1枚1枚がとても大きく、60センチになる場合もあるので存在感があります。

また、寒さにも比較的強いので日本の冬も越冬できますが、室内で室温管理するとより安心して育てられます。

クワズイモは湿気が多い状態や水のやりすぎで根腐れを起こしやすいので、風通しの良い場所に置くことが大切です。

日光は必ずしも必要ということはありませんが、明るい日が差し込むような場所か半日陰に置くのがおすすめです。

 

ポトス

日本における室内の観葉植物で、高い認知度を誇っているのがポトスです。

熱帯原産の植物なので暑さには強いですが、寒さには比較的弱いので5℃以上の環境を心がけてください。

直射日光が強いと葉が焼けてしまう場合があるので、半日陰などに置いて育てるのがおすすめです。

 

ゴムの木

ゴムの木は熱帯原産で葉が大きくてハリがあるのが特徴的です。

白い樹液はゴムの原料として利用されていることが名前の由来といわれています。

この白い樹液は皮膚や洋服についたまま放置していると落ちにくくなるため、育てる際は注意してください。

ゴムの木は葉がクルクル巻く種類やハート形の斑が入っている種類など、幅広くあります。

日当たりを好みますが、いきなり強い日差しに当たると弱ってしまうので、徐々に慣れさせていくようにしましょう。

 

サボテン

誰もが知っているサボテンは手ごろなサイズの種類があるので、室内でも飾りやすい観葉植物です。

南米・中米が原産地であるため、上手に育てるには温かく乾いた環境が欠かせません。

サボテンは日当たりを好む植物なので、風通しの良い明るい環境に置くと良いでしょう。

サボテンには100種類以上あるといわれており、その中には寒さに強い種類もありますが、基本は寒さには注意が必要です。

乾燥地域の植物なので土が乾いてから水をたっぷり与え、乾燥と潤いのメリハリをつけるように意識してください。

 

ガジュマル

ガジュマルは太い幹が独特であり、可愛らしいフォルムから高い人気を得ている観葉植物です。

原産地は沖縄地方であり、種類によっては20mにまで成長するため、神が宿る木ともいわれています。

生命力が強く耐陰性も兼ね備えているため、初心者の方でも安心して育てられるでしょう。

また、リラックス効果をはじめとした風水効果が期待できることやガジュマルが持つ花言葉「たくさんの幸せ」などがあるため、ギフトとしても喜ばれる観葉植物です。

 

室内でも育てやすい観葉植物の選び方

室内で手軽に飾れるのにメリットが多い観葉植物ですが、せっかくなら元気な状態を長く楽しみたいと考える日方h多いのではないでしょうか。

そのためには、室内に適した種類を選ぶことが大切であり、ポイントを押さえておくことで室内向けの観葉植物で快適な空間がつくれます。

ここでは、室内でも育てやすい観葉植物の選び方を3つ紹介します。

 

日陰でも育ちやすいものを選ぶ

多くの植物は光合成をするので、日当たりの良さは重要です。

しかし、家によっては日当たりが悪く、室内に光を取り込めない場合も少なくありません。

そういった場合には、日当たりが少なくても育つ「ポトス」や「モンステラ」など、耐陰性がある観葉植物を選びましょう。

耐陰性がある観葉植物であれば、弱ってしまうことや枯れてしまうことの心配も最小限に済みます。

また、置き場所を限定せずに自由に選べる利点もあります。

 

水やりの頻度が少ないものを選ぶ

水やりの頻度が少ない観葉植物は室内環境も衛生的に保てるだけでなく、水やりの手間も軽減できます。

水やりをそれほど気にしなくて良いとなれば、忙しい人でも安心して観葉植物を飾れるでしょう。

ただし、放置していても良いということではないので、水やりの目安を覚えて適度に与えることが肝心です。

水やりの頻度が少ない観葉植物としては、「サンスベリア」や「パキラ」などが挙げられます。

 

小さめのサイズのものを買う

観葉植物は種類が豊富で形や大きさはさまざまですが、室内に飾るならコンパクトサイズがおすすめです。

横に広がるような種類だとスペースをとることになり、「置く場所がない」や「邪魔になる」などのトラブルが起こってしまうかもしれません。

また、最初は小ぶりでも成長力が高い種類だと時間が経つとどんどん大きくなる観葉植物も存在します。

そのため、小さめのサイズの観葉植物を選ぶなら、「ガジュマル」や「テーブルヤシ」などが良いでしょう。

 

室内に観葉植物を置くメリット

観葉植物を飾るメリットは気分的なものだけではありません。海外ではその効果が実証されているほどです。

健康的な気持ちで過ごすためにも、観葉植物のパワーを取り入れてみましょう。

ここでは、室内に観葉植物を置くメリットをいくつか紹介します。

インテリアになる

観葉植物は、室内に置くだけでおしゃれ度がワンランクアップするので、インテリアとして活躍します。葉やツルの豊富さはもちろんのこと、鉢や形もバリエーションに富んでいるので、どんな部屋でもインテリアとして使用することが可能です。

可愛らしい雰囲気にしたい場合は、小さな葉っぱや丸い鉢のものを選ぶのがおすすめ。逆にキリッとした雰囲気を出したい場合は、葉が尖っている観葉植物を選ぶと良いでしょう。

目隠しになる

窓ならカーテンをすると中が見えなくなりますが、カーテンをするほどではないスペースや、ちょっとだけ見えてしまうスペースも出てきますよね。また、室内で気持ち的な区切りが欲しい場合もあります。観葉植物を置くことで視界をそらしつつ、完全にシャットアウトするわけではないので閉塞感はありません。目隠しになりつつ、光や空気の流れも確保できるので、小窓に置いたり隙間を埋めたりして、自然の視線そらしが可能です。

リラックス効果がある

観葉植物にはリラックス効果があることが、海外の実験で証明されています。植物からわずかではありますが、香りが発生しています。観葉植物のある空間だと、自然と脳にα波が増えます。α波は脳をリラックスさる効果があり、脳がゆったりすれば筋肉の緊張もほぐれるでしょう。観葉植物には脳と身体の両方に働きかけるリラックス効果が期待できるのです。

また、観葉植物から水分が蒸発しているので、空間が適度な湿度に整います。乾燥すると身体にも負担が増え、心理的にもマイナスですが、天然の加湿器になってくれる観葉植物は、精神的と身体に潤いを与えてくれる存在です。

風水の効果がある

風水で家の運を整えることで、幸運が舞い込んだり邪気を払ってくれます。観葉植物は

幸運を招くアイテムとして、強力なパワーを持っているためです。

特に玄関は、風水では多くの気が入る場所として重要なので、ここに悪い気が入るのをブロックする観葉植物を置くのがおすすめです。背が高く葉が尖った植物なら、邪気を払って良い運だけを家に取り込みます。リビングに置けば家庭運がアップしますし、インテリアにもなるので運気も上がり一石二鳥です。

 

観葉植物を室内で育てるときの基本

日当たり

日当たりが悪いと、観葉植物が元気がなくなったり萎れてしまったりしてしまう可能性があります。

室内では置く場所によって日当たりは大きく変わってくるため、観葉植物の種類とその置き場所をあらかじめ考えておかなければなりません。

たとえば、日当たりが良い窓際などには日光を求める観葉植物を置き、日当たりが悪い玄関やトイレなどには耐陰性のある種類を選ぶと育てやすいです。

ただし、耐陰性に優れていても光が全くない状況では弱ってしまうので、定期的に明るい場所に置くようにしてください。

 

風通し

日差し以外にも、注意したいのが通気性の良さです。

風通りが悪いと湿気だけが溜まってしまい、根腐れや虫が発生しやすい原因になってしまいます。

また、観葉植物は風を浴びることで気孔が開きやすくなり、光合成と不要な水分の蒸発が活発になります。

最適な方法としては、窓を開けて外の空気や風を室内に取り入れることが挙げられます。

その他にも、扇風機やサーキュレーターを活用して空気の流れを人為的につくることもおすすめです。

ただし、風が植物に直接当たると葉を痛めてしまうこともあるので注意してください。

風通しを良くするために工夫を施すことで通気性アップし、エネルギッシュな観葉植物に育ちます。

 

気温

植物には、それぞれ適した温度があります。

その中でも観葉植物は暖かい気候の地域の植物が多いので、耐暑性を持っている傾向にあります。

日本の冬場は室内でも冷えることが多いため、室温を調節しないと元気がなくなってしまう観葉植物が多いです。

基本的には15℃程度が適温なので、それ以下になる冬場は室温管理に注意を払ってください。

ただし、寒さに強い種類も一定数存在するため、観葉植物の特徴や住んでいる地域、飾る場所などを考慮して選ぶようにしましょう。

 

水やり

水やりは重要ですが、ただ単に水やりをすれば良いというわけではありません。

水やりには、土にあげる方法と観葉植物に直接あげる方法の2つが挙げられます。

また、土は水がたっぷり必要な種類と乾燥してからあげるのが好ましい種類もあります。

乾燥に強い種類の場合、水やりのし過ぎはかえって植物を弱らせてしまうので注意が必要です。

 

観葉植物を室内で育てるときの注意点

観葉植物は選ぶ種類によってお世話の仕方が異なります。しかし、初心者でも扱いやすいものもあるため、過剰に心配することはありません。ただ、室内ならではの注意点があるので、細かく紹介します。

虫がつかないように注意する

植物には虫はつきものですが、室内に置く観葉植物に虫が湧いてしまうと困ってしまいますよね。でも、衛生的にお世話していれば、害虫はほとんど湧きません。

そもそも観葉植物の虫は、受け皿に溜まった水が原因であることがほとんどです。しみ出た水がずっと残っていると虫が好む環境になり、どんどん繁殖してしまいます。水が溜まっていたらこまめに捨てることを心がけましょう。

また、虫が発生すると観葉植物の栄養を横取りして、植物自体にダメージを与えてしまうこともあります。観葉植物のエネルギーを、無駄にしてしまわないようにケアしてあげることが大切です。

 

置き場所ごとのサイズの確認

観葉植物は、購入した姿よりも遥かに成長することがよくあります。そのため、置く場所は成長した後のことも考えて確保しましょう。置き場所がなくなっては室内が狭くなります。また、観葉植物も成長を阻害されることは、弱ったり腐る原因にもなりかねません。

観葉植物がどのくらいに成長するのかを確認してから、選んで置き場所を考えると、安心して育てることができますね。生命力が強くて育つ種類も多いので、事前の調べは必須です。

 

 

置き場所に合った特徴をもった観葉植物を選ぶ

観葉植物にも様々な特徴があります。日光が弱いところでも大丈夫だったり、寒さに強かったり形も横に広がって成長するものから、縦に伸びるのでスペースをとらないものまであります。

環境に合っていないのに無理に置いてしまうと、結局は育ちが悪くなり邪魔なったり、風水的にも良くない可能性が出てくるので、置き場所に適したものを選びましょう。

 

害のない観葉植物を選ぶ

害のない観葉植物を選ぶことも、室内で育てる際の注意点の一つです。

家庭によっては小さい子どもやペットがいる場合がありますが、観葉植物を食べてしまったり誤飲してしまったりする原因になりかねません。

その中でも「ディフェンバキア」や「クワズイモ」などには毒が含まれているため、万が一口に入ったり触ったりしてしまうと危険です。

小さい子どもやペットがいる場合は、毒性のない観葉植物や尖った葉ではない観葉植物を選ぶようにしましょう。

 

お世話が難しいならレンタルもおすすめ

人にとってさまざまなメリットをもたらしてくれる観葉植物ですが、置く人の重荷になってしまっては本末転倒です。

お世話するのが負担になるなどの心配がある方は、レンタルの観葉植物がおすすめです。

ある程度育った観葉植物をレンタルできるので、室内の環境や置き場所からスタッフに適切な観葉植物を提案してもらえます。

また、業者によってはプロが定期的に観葉植物のケアをしてくれたり弱った際の交換にも対応してくれたりするので、初心者の方や忙しい方でも安心して観葉植物を置けるでしょう。

まとめ

今回は育てやすい観葉植物についてご紹介しました。

観葉植物は、小さなものであれば100円ショップや街の花屋などで気軽に購入できます。

今回ご紹介した育て方のポイントをおさえれば、室内でも元気に育てることができるので、ぜひ生活に観葉植物を取り入れてみてください。

プレミアガーデン」では、育てやすく贈りものにもぴったりな観葉植物を豊富に取り揃えております。お部屋のインテリアに観葉植物を取り入れたい方は、ぜひご利用ください。

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