ミモザの花言葉とは?ミモザを贈って感謝を伝えよう!

ミモザといえば春に咲く花で、色鮮やかでかわいらしい見た目が人気の花です。

国際女性デーの3月8日はミモザの日でもあり、ミモザを贈ることが広まりつつあり、ガーデニングやリースなどさまざまな形で親しまれています。

ミモザは香りも良くサイズもほどよく小さいため、贈り物としても人気が高い花の1つ。

今回は、そんなミモザの花言葉や贈るために必要な知識、さらにはミモザのアレンジ方法などを詳しく紹介していきます。

 

ミモザとは

ミモザは春に咲く、小さくて黄色いお花が可愛らしい人気の花です。

まずは、ミモザがどういった花なのかを学ぶことから始めましょう。

 

基本情報

ミモザは、一般的にフサアカシア・ギンヨウアカシアといったマメ科アカシア属の植物を指します。

俗称なので本来はアカシアと呼ぶのが正しいのですが、現在はミモザといえばほぼ通じるため、問題となることはあまりないでしょう。

オーストラリア南東部が原産の植物で、日本でも温暖な地域で生産されています。

冬に霜が降りるような地域には適していません。

12月〜3月ごろが旬の花で、扱いにもよりますが5日程度は日持ちします。

 

特徴

ミモザで一般的にイメージされるのは、黄色い小さな花を付けるタイプのものかと思います。花の色が違うミモザも存在しますが、少なくとも普段見かけるのは黄色のはずです。

ミモザは植物としては成長がとても早く、高さ10mを超えることもあります。そのため、シンボルツリーとしてお庭に植えるのもおすすめですよ。

色鮮やかな花なので、インテリアとして活用されることも多くなっています。

花はとても乾燥しやすいため、飾る場合は霧吹きなどを用意すると良いでしょう。また、乾燥させてドライフラワーにするのもおすすめです。

 

ミモザとオジギソウの違いとは?

ミモザとオジギソウはよく混同されますが、実際には別の植物です。

そもそもミモザはオジギソウの学名なので、ミモザといえば、本来であればオジギソウの事を指します。

しかし、一般的にミモザといえばアカシアをイメージすることが多いため、同じ植物だと勘違いするといったケースがあるようです。

このようにややこしい呼び名になっているのには理由があり、オジギソウ(ミモザ)に似ているアカシアの事をミモザアカシアと呼ぶようになったのが原因です。

もとはミモザのようなアカシアだったのですが、アカシアの部分が省略されてしまい単にミモザと呼ばれるように変化してしまいました。

ミモザとオジギソウの違いは、葉を触ってみておじぎするかどうかですぐ見分けることができます。また、アカシアは黄色い花、オジギソウ(ミモザ)はピンク色が咲きます。

 

ミモザの花言葉とは?

ミモザの花言葉には、「優雅」「友情」「感謝」という意味があります。

基本的にポジティブな意味の花言葉なので、贈り物としても適していますね。

しかし、これはミモザという花全体の花言葉なので、この他に花の色によって意味が違ってくることも把握しておかなくてはなりません。

ミモザに限りませんが、花言葉の意味を知らずに贈ってしまうと、意図していない意味にとられてしまう可能性もあります。

花の見た目だけで決めず、ミモザにどのような花言葉があるのかを知ったうえで贈ってみてください。

黄色いミモザ

一般的によく見かける黄色いミモザには、「秘密の恋」という意味があります。その他に、「密かな愛」や「真実の愛」といった意味も持っています。

この花言葉は、男性が女性に思いを伝える際にミモザを贈るという習慣が由来といわれています。どの花言葉にしても恋や愛を伝える意味合いなので、恋人へのプレゼントにぴったりですね。

恋愛的な意味合いを持たせたくない場合は、黄色のミモザは避けた方が良いかもしれません。

 

オレンジ色のミモザ

オレンジ色のミモザが持つ花言葉は「上品」や「エレガンス」です。

一般的には黄色でかわいらしいミモザですが、オレンジになると花言葉の通りエレガントさを感じます。

見た目も花言葉もポジティブで、贈り物として適している花といえます。

 

白いミモザ

あまり出回ることがありませんが、ミモザは白い花を咲かせる品種もあります。

白いミモザの花言葉は、「頼られる人」や「死に勝る愛情」です。これらの花言葉は、ミモザが丈夫で腐りにくいという性質をもとに、それを表現した言葉になっています。

 

ミモザの花言葉に怖い意味はある?

ここまでミモザの花言葉を紹介してきましたが、ミモザは花の色によって花言葉が違ってきています。

意味は変化するものの、花言葉にマイナスイメージはありません。

恋愛要素が強いものこそ存在していますが、怖い意味の花言葉は一切ないため、どのミモザも贈り物に適している花といえるでしょう。

 

3月8日「ミモザの日」とは?

実は、3月8日はミモザの日とされているのはご存じでしょうか。

3月8日といえば国際女性デーとして国連によって制定された世界的に注目されている日なのですが、この日はイタリアにおいては男性が女性へミモザを贈る日となっています。

日本を含めて他の国ではそういった習慣はありませんが、徐々に国際女性デーのシンボルとしてミモザが広まりつつあるようです。

それに伴って男性から女性へミモザを贈る日としての認知も高まっているため、3月8日は国際女性デーでありミモザの日と呼ばれるようになった経緯があります。

そもそもイタリアでミモザが選ばれた理由は、女性組合のシンボルがミモザということや、誰でも入手しやすい花といった背景があります。

 

【ミモザ】人気の品種

ミモザと言ってもその品種はさまざまで、見た目もそれぞれ少しずつ違います。

ミモザ(アカシア)の品種自体は、1,000を超えるほど存在していますが、人気の品種となればある程度限られてきます。

今回は、贈り物に適したミモザの人気の品種を紹介していきます。それぞれの特徴を把握して贈り物を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)

日本でミモザといえば、最もポピュラーなのが銀葉アカシアです。

ミモザといえば多くの人が頭に浮かべる品種ですし、入手もしやすいため贈り物として適しています。

銀葉アカシアは手入れも非常に簡単な品種なので、庭に植えている家庭も多いです。

花が咲くのは3月頃なので、贈り物とするにも時期が丁度良い品種といえるでしょう。

花は黄色で色が非常にくっきりとでて鮮やかです。

葉の色は、名前の通り少し銀がかって見え、小さい羽がたくさん付いているような見た目になっています。

 

パールアカシア(丸葉アカシア)

パールアカシアは、ミモザの中でも特にかわいらしい見た目をしていることで人気です。

花の部分はミモザらしいのですが、葉の部分が特徴的で丸い形をしています。

葉には小さな白い毛が無数に生えており、その影響で葉の質感がなめらかになっています。

上に向かって育っていくタイプですが、サイズが小さいのが特徴で、大きく育ったとしても3m程度、通常は2mほどの大きさで成長が止まります。

贈り物としての人気だけでなく、そのサイズ感や育てやすさから育てて楽しむのにも向いている品種です。

 

フサアカシア(房アカシア)

フサアカシアはイタリアなどでポピュラーなミモザです。このミモザは日本ではあまり見かけない品種になります。というのも、フサアカシアは成長すると数十メートル級の特大サイズになるため、日本で植えることが難しいというのが主な理由です。

日本でよく見かけるギンヨウアカシアはサイズが小さめなのでよく見かけるという事ですね。

見た目としては、葉が長くふさふさしており、葉の数もかなり多くついています。

花が咲く時期は少し早めで2月ごろになるため、まだ少し寒い時期に見ることができます。

 

サンカクバアカシア(三角葉アカシア)

サンカクバアカシアは、少し変わったミモザの1種です。

三角葉という名前からも予想しやすいのですが、葉の部分がそのまま三角形になっています。

花の見た目は一般的なミモザとそれほど違いはありませんが、葉の形がユニークなので贈り物としても非常に人気があります。

ここまで葉が三角形と紹介しましたが実は三角なのは実は葉ではなく、本来は葉を支えている葉柄の部分が葉に見えていています。

育てる場合もサイズが小さめで大きくならないため、邪魔になりにくく育てやすいです。

 

アカシア・ブルーブッシュ

アカシア・ブルーブッシュはその名の通りブッシュのような葉の生え方をしているミモザです。

花もきれいですが、シルバーブルーの葉の見た目もよく人気の品種です。花が咲くのは4月頃となっていて、他のミモザと比較すると少し遅めで寒さに少し弱いという特徴があります。

育てた場合のサイズは5mほどになることもあるため、少しサイズ感が大きいかもしれませんが、育てられないほど大きくなることはありません。

花と葉の両方を楽しみたいならアカシア・ブルーブッシュはおすすめです。

 

ミモザの贈り方

贈り物として人気のミモザですが、どのようにして贈るのが良いでしょうか。

花束として贈るのも良いですし、ドライフラワーにしてスワッグとして贈るのもおしゃれです。

普段はあまり花を贈らないという方は花の贈り方に迷うことも多いと思いますので、今回はミモザの贈り方を何パターンかご紹介します。

花によって適した贈り方が異なることもあるので、事前に調べておくと良いでしょう。

 

花束

花を贈るといえば代表的なのが花束にする方法です。ミモザは花屋でも取り扱っているので、簡単に購入して花束として贈ることができます。

ミモザ単体でも十分ボリュームがあって見栄えのする花束になってくれますよ。

ただし、花束は受け取る側が持ち帰ることができるかどうか、といった点に注意して選択する必要があります。外出先で渡して、相手が満員電車で帰らなければならない……なんて場合、ボリュームのある花束を持って帰るのは大変です。

何も考えずに花束を贈ってしまった結果、相手に迷惑をかけてしまっては意味がありません。

 

ドライスワッグ

ミモザは、ドライフラワーとの相性が非常に良い植物です。

ドライフラワーにしても鮮やかな花の黄色を維持してくれるため、非常に見栄えが良いですよ。

ドライフラワーにしてスワッグにすることで、長く楽しむこともできます。ミモザをドライフラワーにした場合は、保存状況にもよりますが1年近くもちます。

また、ドライフラワーのスワッグであれば管理も難しくないため、受け取った側の負担が小さいという点も贈り物に向いているといえます。

 

鉢植え

ミモザは切り枝ではなく鉢植えで贈るという選択もできます。

もちろん大きくなりすぎない品種を選ぶ必要はありますが、育てられる環境がある相手であれば鉢植えで贈るのもおすすめです。

小さいサイズの品種であれば問題なく育てられますし、成長が早いため比較的早い段階で楽しむことができます。

育て方も比較的簡単で初心者向けという点でも贈り物にぴったりです。

ただし、育てるためのスペースが確保できないような相手に贈るのは避けましょう。

 

春のインテリアに!ミモザのアレンジ方法

ミモザを受け取った場合や、贈った相手への飾り方のアドバイスとして、インテリアにアレンジする方法をご紹介します。

花瓶に生けるのは想像しやすいと思いますが、ミモザにはいくつか代表的なアレンジ方法があります。

アレンジ方法を複数把握しておけば、部屋の雰囲気などに合わせてアレンジを選ぶことができるので、是非参考にしてみてください。

 

シンプルに花瓶に生ける

まず最もシンプルな方法が、ミモザを花瓶に生けて飾るという方法です。

ミモザに限らず、多くの花は花瓶に生けることでインテリアにすることができます。

ミモザを贈り物として貰う場合だけでなく、育てている場合でも剪定で出た部分を花瓶に生けるといった飾り方ができます。

小さいものなら狭いスペースに飾ることもできますが、ミモザは少し高めの花瓶を活用して花が垂れるように生けると見栄えが良くなるのでおすすめです。

 

ミモザのリース

ミモザはリースにしてもインテリアとして飾りやすいです。

リース作りにはリースの土台やワイヤー、麻ひも、リボンなどを用意する必要があります。

作る過程自体は簡単とまではいえませんが、手順通りに行えば誰にでも可能です。

リースの土台に麻ひもを巻いて適度なサイズにカットしたミモザを巻きつけていきましょう。最後にワイヤーを通して壁掛けできるようにすればリースの完成です。

好みでリボンをあしらえば見た目にアクセントを加えることができますし、他の植物を組み合わせても良いでしょう。

 

ハーバリウム

ハーバリウムはインテリアとして人気ではありますが、まだまだ知らない人も多いかと思います。

具体的には小瓶の中で花をオイル漬けにしたものがハーバリウムです。瓶のサイズや中に入れる花によって印象は大きく変わりますが、ミモザのハーバリウムもオシャレなインテリアになるのでおすすめです。

元々は植物を研究用に長期保存するための手法だったため、長期間きれいな状態で飾ることができるのもメリットといえます。ボトルを消毒して花とオイルを入れるだけで完成する手軽さもあります。

 

ボトルフラワー

ボトルフラワーはその名の通りボトルの中に花を飾るインテリアです。

もちろんミモザで作ることも可能です。ボトルフラワーの場合、花をドライフラワーにすることで長く楽しむことができます。

ボトルの中にシリカゲルと花を入れてから蓋をして2週間ほど待つことで、きれいにドライフラワーにすることができます。乾燥が終わったら一度取り出して、別の瓶に玉状のシリカゲルを入れてドライフラワーを入れたら完成です。

ドライフラワーにするため、長期的に飾ることができるのもメリットでしょう。

 

【ミモザ】よくある質問

ミモザは見た目も花言葉も良いので、贈り物としては最適です。しかし、実際にミモザを受け取ったとしても、その扱いについて詳しくない人がほとんどです。

そこで、最後にミモザについてよくある質問をまとめました。

 

ミモザの切り花の寿命は?長持ちさせるには?

通常だとミモザの切り花はおよそ4〜5日程度日持ちします。きちんと処理することで、およそ1週間程度に長持ちするようになりますよ。

ミモザは乾燥しやすい植物なので、霧吹きなどで乾燥を防ぐことが重要になります。

また、そのまま花瓶に生けても水の吸い上げが悪いので、品質保持剤を活用すると長持ちさせることができるでしょう。

このほか、蕾の状態のミモザを購入すれば日持ちしやすいですが、贈り物としては選択しにくいかもしれません。

 

ミモザのドライフラワーを長持ちさせるには?

ミモザをドライフラワーにした場合は、何もしなくてもそれなりに長期間もたせることができます。

より長くもたせるためには飾る場所を選ぶ必要があり、湿気や直射日光を避ける事が重要です。

更に、ドライフラワーは崩れやすいので、ポロポロと崩れてしまうことを避けるため、ドライフラワーを硬化させるスプレーを使うと長持ちさせやすくなります。ハンドメイド系の材料を扱っているお店で買うことができるのでおすすめですよ。

 

ミモザのドライフラワーはいつまで飾れる?

リースやスワッグとして部屋に飾った場合は、およそ1年ほど状態を維持して飾ることが可能です。

ただし環境が悪いと半年程度で寿命になってしまう場合もあるため、飾る場所をしっかりと選びましょう。湿気があるとドライフラワーがカビてしまう恐れがありますし、直射日光が当たっていれば色あせるまでの期間が早まります。

崩れないようにスプレーで固めていても1年も経てば色あせてしまうので、寿命は1年程度と考えておきましょう。

 

まとめ

ミモザは見た目がとても可愛く、花言葉の意味もポジティブなものばかりなので贈り物に向いている花の1つです。

育てるのも比較的簡単ですし、インテリアとして飾るのにもおすすめです。しかし普段花を贈る習慣がない人は、花屋に行くことや注文することに抵抗がある人も少なくありません。

そんな時はプレミアガーデンなどのインターネットで気軽にフラワーギフトを注文することもできますよ。

この記事を参考に、大切な相手に可愛らしいミモザを贈ってみてくださいね。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?