【ラベンダーの花言葉】怖い意味はある?恋愛に使える?

【ラベンダーの花言葉】怖い意味はある?恋愛に使える?

鮮やかな紫色の花と、すっきりとした香りが魅力のラベンダー。ハーブを代表する植物で「ハーブの女王」とも呼ばれており、その香りにはリラックス効果などが認められています。そんなラベンダーには「あなたを待っています」や「優美」などの花言葉があるのでギフトにも最適です。ほかにも、育て方や贈るシーンなども参考にしてみてください。

ラベンダーの花言葉

ラベンダーの花言葉は、その魅力的な香りやもたらす効果、逸話などが由来となっているようです。代表的な「あなたを待っています」という花言葉を含め、6つの意味合いとその由来を解説します。

あなたを待っています

この花言葉は、ヨーロッパのある逸話に由来しています。「ラベンダー」という名前の少女が、ある青年に恋をしましたが、なかなか想いを告げられずに待ち続けた結果、1輪の花になってしまいました。

上記の伝説から、ラベンダーに「あなたを待っています」という花言葉がついたようです。この花言葉に関連して、「私に答えてください」や「期待」という意味合いもあります。

幸せがくる

心安らぐような香りを放つラベンダーには、「幸せがくる」という花言葉もあります。イギリスでは「愛のハーブ」とも呼ばれており、結婚祝いや花嫁さんのブーケに多く用いられてきました。

大切な人の幸せを願ってラベンダーを贈ってみませんか。

疑惑

ラベンダーは、その小さな花からは想像できないほどの豊かな香りを放ちます。なぜこのような強い香りを放つのだろうと疑問に思うことから「疑惑」という花言葉がつけられました。

しかし、実はラベンダーの香りは花からではなく、その多くは葉から出ています。「疑惑」という花言葉は、香りを放っているのは花ではなく葉であるという事実も象徴しているようですね。

沈黙

ラベンダーの香りには、心を穏やかにするリラックス効果があるとされています。心が静かに鎮まり、平穏が訪れるという意味の「沈黙」という花言葉になりました。落ち込んだり、失望したりといったマイナスイメージの意味ではないため、安心してください。

ラベンダーは、古代エジプトやギリシャ時代から芳香植物として用いられており、私たちの歴史に深く根差していることが分かります。

清潔

ラベンダーには抗菌・殺菌作用があることから「清潔」という花言葉がつけられました。そのラベンダーの効能は古くから知られており、古代エジプト・ギリシャ人は、ラベンダーを入れた水で洗濯をしたり、入浴していたようです。また、ラベンダーを室内に吊るして、虫よけとして使っていたという説もあります。

優美

ラベンダーの思わず深呼吸したくなるような爽やかな香りに由来しているのは「優美」という花言葉です。ラベンダーは「ハーブの女王」と呼ばれるほど、ハーブとしても親しまれており、化粧品やアロマ、芳香剤など幅広く用いられています。

ラベンダーは、ミントやゼラニウムのようなすっきりした香りだけでなく、心地よいフローラルの香りも楽しめるのが特徴です。

 

ラベンダーの種類、色別の花言葉は?

ラベンダーの種類、色別の花言葉は?

ラベンダーには、イングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーなどさまざまな種類があります。花によっては品種や種類によって花言葉が異なるものがありますが、ラベンダーは特にありません。

また、ラベンダーといえば紫色のイメージが強いですが、実は白やピンク、青などもあります。しかし、色別でも花言葉は変わらないので、色は好みで選んで構いません。

 

ラベンダーの花言葉に怖い意味はある?

一見ポジティブな花言葉をもっていても、実は怖い意味を持っている花もあり、プレゼントして良いか迷うこともあるでしょう。しかし、ラベンダーの花言葉は前述した意味合いのみで特に怖い花言葉はありません。

「疑惑」や「沈黙」はネガティブなフレーズに感じますが、由来を見るとラベンダーの性質や魅力によるものです。

 

ラベンダーの基本情報

ラベンダーは子どもから大人まで認知度の高い花ですが、改めてどのような植物なのかを見てみましょう。あまり知られていない名前の由来や、ギフトに生かせる誕生花についても解説します。

特徴

 

科属 シソ科ラバンドゥラ属
学名 Lavandula
英名 Lavende
和名 ラベンダー
原産地 地中海沿岸
開花時期 5~7月

ラベンダーはシソ科ラヴァンドラ属の植物で、現在では世界各国で栽培されている人気の花です。寒さには強いものの、高温多湿の環境には適さないため、日本での主な生産地は東北や北海道になっています。特に富良野のラベンダー畑が有名です。

鮮やかな紫色の花と豊かな香りが特徴ですが、ドライフラワーにしやすい花でもあるので、幅広い楽しみ方ができます。

名前の由来

ラベンダーの花の名前は、ラテン語で「洗う」という意味の「lavare」や「青みがかった」という意味の「livere」に由来しているといわれています。古くから人々の生活に根付いていたことが分かる由来ですね。

誕生花

ラベンダーを誕生日プレゼントとして贈るなら、誕生花を意識してみましょう。誕生花とは、生年月日にちなんだ花のことで、365日すべてにそれぞれの花があてられています。

ラベンダーが誕生花となる日は、7月5日と10日です。ラベンダーの開花期が5〜7月なので、旬を迎えた美しいラベンダーを贈ることができます。

 

ラベンダーがもたらす効果

ラベンダーがもたらす効果

化粧品やスキンケア用品、ソープ類など幅広く活躍しているラベンダーですが、香りが良いだけでなく、ほかにも良い効果をもたらしてくれます。

ここからは、ラベンダーの効果・効能などについて解説します。

リラックス効果

ラベンダーの香りには、交感神経と副交感神経のバランスを整え、心を落ち着かせてくれる効果が期待できます。そのため、1日の終わりにアロマオイルを湯船に垂らしたり、ディフューザーを使って香りを楽しみましょう。気持ちがリラックスして安眠へとつながるはずです。

鎮静効果

ラベンダーの香りに含まれる「酢酸リナリル」には、鎮痛・鎮静効果があるとされています。頭痛や生理痛、筋肉痛などを和らげてくれる効果が期待できるので、痛みが気になる方は活用してみましょう。

薬が手元にないときや、薬ばかりに頼りたくないときなどにおすすめです。

殺菌・消毒効果

ラベンダーオイル(精油)には、抗炎症・殺菌・消毒の効果があるとされています。一般的なアロマオイルは傷口に塗布することが推奨されていませんが、ラベンダーオイルは刺激が弱いため、塗っても問題ありません。

防虫効果

衣類の虫よけにも、ラベンダーが活用できます。ドライフラワーのラベンダーを細かくほぐして、通気性の良い袋に入れてタンスやクローゼットに入れておきましょう。

防虫効果があるだけでなく、ラベンダーの爽やかで豊かな香りが衣類にまとい、次に着るときにふわっと優しく香ります。

 

ラベンダーの種類

ラベンダーにはたくさんの種類がありますが、主に以下の5つに分類されます。それぞれの系統で性質が異なるので、好みや環境、目的に合うものを探してみてください。

アングスティフォリア系(イングリッシュラベンダー)

アングスティフォリア系は別名「イングリッシュラベンダー」とも呼ばれており、耐寒性はあるものの、暑さには弱い性質があるので、日本では北海道をメインに栽培されています。

ラベンダーといえば、アングスティフォリア系を指すことが多い、定番の品種です。

ラバンジン系(ラヴァンディン系)

ラバンジン系のラベンダーは、暑さにも寒さにも強いので初心者でも育てやすい種類です。草丈も花丈も大きくなるので、開花期を迎えると見ごたえがあります。

開花期は6〜7月で、関東より南の暖かい地域でラベンダーを育てたい方におすすめです。

デンタータ系

デンタータ系のラベンダーは、葉に細かい切り込みがあるのが特徴で、香りは一般的なラベンダーに比べて控えめです。耐暑性に優れているため、温暖な地域で栽培できます。

四季咲きの品種なので、暖かい地域だと冬に開花させることも可能です。

ストエカス系(フレンチラベンダー)

開花期が4〜6月と少し早いストエカス系は、うさぎの長い耳のような可愛らしい苞葉があるのが特徴です。暑さには比較的強いので寒冷地以外でも育てやすく、花期が長いのでガーデニングでも人気を集めています。

プロテストエカス系(レースラベンダーなど)

プロテストエカス系は、葉にレースのような繊細な切り込みがあることから、別名「レースラベンダー」とも呼ばれています。暑さにも寒さにもそれほど強くないので、育てやすいというわけではないのですが、四季咲き性なので1年に何度か花を楽しめるのが魅力です。

ラベンダーの育て方

ラベンダーは基本的に寒さに強く、高温多湿に気をつければ初心者の方でも育てやすい花です。プランターや花壇に植えて育て、豊かに広がる香りを楽しみましょう。

ここからは、ラベンダーの育て方について解説します。

用土

ラベンダーは水はけと水もちのバランスが良く、養分の多い土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土に赤玉土を3割、バーミキュライトを1割ほど、さらに苦土石灰を少し混ぜて水はけを良くしておきましょう。

ラベンダーを地植えするときには、植え付ける場所の土を掘り起こして堆肥と腐葉土合わせて2割程度、パーライトを1割程度、さらに苦土石灰を少々混ぜ込んでおきます。

置き場所

ラベンダーは日当たりと風通しの良い場所を好みます。半日以上日陰になっている場所だとうまく育たず枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

ただし、夏に強い直射日光や西日に当たりすぎるのも良くないので、夏場は置き場所を変えるか、明るい日陰で育てるなどの対策が必要になります。

水やり

ラベンダーを鉢植えで育てている場合、土の表面が乾いたタイミングでたっぷり水をやりましょう。鉢底から水があふれてくるくらいが目安です。土が乾いていない段階で水を足してしまうと、根腐れする可能性があるのでやりすぎには注意が必要です。

ラベンダーを地植えで育てている場合、植え付けから1週間ほどは水切れしないように気をつけて管理します。そのあとは、降雨のみで水やりは特に必要ありませんが、気温が高くて乾燥する日が続く際には、適度に水やりをしましょう。

肥料

ラベンダーを植える際に、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みます。そのあとは、生長期である3〜4月と花が終わったあとの9月頃に追肥として緩効性肥料を与えましょう。

ラベンダーは肥料を与えすぎると弱ってしまうため、適量を与えることが大切です。

植え付け・植え替え

ラベンダーの植え付けに適した時期は、3〜4月か9〜10月です。アングスティフォリア系とラバンジン系の種類は暑さに弱く、春に植え付けると夏を乗り切れない可能性があるので、初秋に植えましょう。また、ラベンダーは多湿を嫌うため、晴れた日が続いているタイミングで植え付けます。

購入したラベンダーのポットを植え替えるときは、5〜6号程度の大きさの鉢を使うのがおすすめです。鉢が大きすぎると過湿の原因になるので注意しましょう。

剪定

ラベンダーを育てるなら、剪定は欠かせない作業です。花が咲き終わったらばっさりと半分ほどに剪定して風通しを良くしておくことで、梅雨時期の蒸れを軽減できます。また、花を切り落とすことで種子が作られなくなるため、株の負担も減らすことができるでしょう。

ラベンダーを剪定する際には、茎についた新芽の少し上をカットします。ほかにも、込み合っている箇所や土につきそうな茎葉なども切り落としましょう。

夏の管理

高温多湿はラベンダーの大敵です。特に梅雨時期は多湿にならないように注意しましょう。鉢植えで育てているなら、雨が当たらない場所に鉢を移動させて管理します。ただし、水切れしないように、土の表面が乾いたら水をたっぷりとやりましょう。

冬の管理

比較的寒さには強いラベンダーですが、霜には注意が必要です。ラベンダーが枯れる原因にもなるので、霜が降りるほど寒い地域では対策を施しましょう。市販のマルチング剤や敷き藁で土を覆うだけでも構いません。

品種によっては屋外での冬越しが難しいものがあるので、室内に移動させて管理しましょう。

ラベンダーの増やし方

ラベンダーの増やし方

ラベンダーは3年以上たつと新芽がつきにくくなり、枯れやすくもなってくるので、挿し木(挿し芽)で株を更新しましょう。挿し木に適している時期は3〜4月頃です。

枝の先端を10cmほどカットして、切り口を1時間ほど水につけておきます。その後、赤玉土または日向土に挿して1ヶ月ほど日陰で管理してください。発根したら鉢や花壇へ植えこみましょう。

ラベンダーの注意すべき病害虫

ハーブであるラベンダーは害虫がつきにくい花ではありますが、春になるとアブラムシやハダニが発生することがあります。アブラムシは短期間で増えてしまうため、見つけ次第駆除しましょう。植物専用の薬剤を用いると効果的です。

ハダニは乾燥によって発生するので、定期的に葉水を与えながら予防してみてください。

また、過湿の状態が続くとラベンダーの葉が灰褐色になって落ちてしまいます。風通しの良い場所を意識したり、適度な剪定をして蒸れを防ぎましょう。

 

ラベンダーは贈り物にもおすすめ

色鮮やかで香り高いラベンダーは、大切な人へのフラワーギフトにも最適です。最後に、ラベンダーを贈るおすすめのシーンをご紹介します。

結婚祝い

ラベンダーの「幸せがくる」という花言葉は結婚祝いにぴったりです。イギリスではラベンダーを「愛のハーブ」と呼んでいることからも、結婚を迎える人の幸せを願う素敵な贈り物になることでしょう。

母の日

ラベンダーの開花期は4~6月が一般的なので、母の日がある時期にちょうど旬を向かえます。カーネーションも素敵ですが、たまには代わりにラベンダーを贈ってみてはいかがでしょうか。生花もよいですが、長持ちするドライフラワーもおすすめです。

誕生日

ラベンダーの「幸せがくる」と「優美」という花言葉を生かして、誕生日プレゼントに贈ってみてはいかがでしょうか。紫色には「高貴」というイメージがあるので、年上の方へのギフトにおすすめです。「優美」という意味合いがあるので、特に女性への誕生日プレゼントに適しています。

ラベンダーの花言葉をギフトに生かそう!

ラベンダーには恋愛にまつわるものやその特性、効能などを象徴する花言葉があります。ドライフラワーやアロマ、ポプリなど生花以外の楽しみ方も多いので、幅広いプレゼントシーンにおすすめです。

ラベンダーの花言葉を生かして、大切な人に素敵なフラワーギフトを贈りましょう。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?